幕山の梅林から山頂に登って、一旦駅に戻り、駅前のホテルで、湯河原温泉に入る。湯河原はもちろん日本百名湯で、江戸時代の温泉番付でも小結に入る。その昔、横綱はいなかったから、大関の次だ。大関は東は草津、西は有馬で不動だから、その次だ。駅前の旗は、天然温泉とラドン温泉となってる。どんなだろ。
脱衣所の温泉分析書をチェックする。ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)だ。まずまずじゃね。泉温は源泉で61・7℃、温泉成分総計1.588g/ℓ、陽イオンが、ナトリウムとカルシウム、陰イオンが塩化物、硫酸だ。メタケイ酸も101mg入ってる。そしてPHが8.2。ラジウムは記述なし、別に入れてるんだろうか。
湧出量は記載なし。加水、循環、消毒ありだ。おそらく湧出量が少ないので、加水して水量を加え、加水だから消毒されている。そして量をキープするため循環する、と言ったところか。
それにラドンのことは、ここはラドン泉ですよとは書かれているが、何がラドンなのはさっぱりわからない。ロビーや脱衣所に何も書かれていない。どうなってるんだろう。
そしてもう一つ、洗い場で髪を洗おうとしたが、お湯が出ない、ぬるめにはなるんだが、かけ湯するほどの温度じゃない。最後はしょうがない、浴槽そばに行って、浴槽からお湯を汲んで被って済ました。湯河原駅前の一流ホテルのようだが、これじゃあ、日本百名湯の名が泣くよね・・
気を取り直して、駅前で一枚、普通電車のグリーンを取り、お茶菓子で東京まで寛ぐ。湯河原、来年どうしようかねえ。