kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県スポ終わる2

2024-11-05 | 陸上競技

まったく時間がありません。本当にこのような生活でよいのかどうか。もうわかりません。

 

県スポが終わってすでに1週間以上経過しています。自分自身の自由な時間というものが一切ない。この中で同生活するのか。

 

4継。大会記録が47秒91でした。これは昨年中国総体の準決勝で出したチームベストと同じ記録。できればこの記録を更新したい。1週間前に48秒3を出していました。今回は400mとの兼ね合いもありメンバー変更で出場。本来子のメンバーで4継でIHを目指していました。今シーズン最後のレース。「忘れ物を取り戻す」というイメージでした。前の記事にも書いたような気がしますが日程が全く合わないのでバトン練習に関しては一切実施していません。見ることもできていない状態です。その中でどうやってバトンをするのか。下関の競技場は屋内練習場しかない。それもタータンが削れてコンクリの上を走るような状況。ほとんどそこで走れないと思っていましたからバトンに関してはぶっつけ本番のような感じになりました。

 

レース自体は「少し遠いかな」という感じでしたがバトンがスムーズにわたりました。記録的には48秒10のシーズンベスト。目標であった大会記録には届きませんでした。本人たちはかなり悔しがっていました。もう1本走りたい、別の大会はないのかと。ここは最後のレースだったからここまで走れたというのもあると思います。本来であれば春先にこれくらいの記録を出して中国総体で47秒前半を狙いたかった。うちのように層の薄いチームであれば故障者が出た時点で厳しくなります。この子たちに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

バトンに関しては「これまでやってきたことの積み重ね」だと本人たちは言っていました。かなり危うい状態だったと思います。なんせ本当にバトン練習をやっていないのですから。その中で「バトンがきちんとわたる」というのはこれまでの取り組みが間違っていなかったことの証明だと思っています。リレーを中心にチームを作るといっていましたが最後の最後まできちんとしたレースができた。あと一歩が届かなかったのは非常に残念ですが3年生が走ってここできちんとした記録が出せたのは意味があると思っています。

 

翌日には400mHもありました。2人出場。400を走りきるための練習は一切できていません。その中でどうするのか。無難なレース展開になりましたが国スポの300mHに出場した選手が1分4秒台で勝ちました。県総体、中国総体とケガで走りきることさえ微妙だったことから考えると「やっと走れるようになってきた」という感じです。本来の力を出し切れなかったシーズン。昨年の時点で「戦える」と思っていたのに力を出し切れずにIHに行くことができませんでした。故障するとすべての歯車が狂ってくる。ここに関して要因をしっかりと探ってきたつもりです。最後の最後にきちんとしたレースができたということに意味があると思っています。

 

跳躍系。2年次に大きな怪我をしてしまった選手が出場。本当に出れるのか?という状況でした。心配だったので競技前から数週間、声掛けを繰り返していました。手術をしてから半年足らず。その中で本当に競技会に出場できるのか。わからない部分があります。1本だけでもピットに立ってくれれば・・・と思っていました。幅跳も三段跳も決勝に残ることができました。この姿を周りの人に見てもらえること。わからない人のほうが多いと思います。それでも「走る」ことさえままならない状況下で跳躍に出て6本ずつ試技をする。奇跡的なことだと思います。この姿を見れたこと、本当にありがたいなと思います。

 

マイル。IHに進んでいます。しかし、長距離から1人借りて出場する形でした。本来狙いたかったメンバーで走る機会がありませんでした。昨年はこの大会で大逆転をされて負けています。勝ち負けではなく「きちんとした形で走りたい」と1日目が終わったときに考えました。リレーの中心においている選手に「走る」と伝えました。夏以来一切マイルを走るための練習をしていません。その中で走れるかどうかは未知数。それでも最後にこの子がマイルを走ってくれる姿を見たいなと。中国総体も突然の走順変更で1走を任せました。きちんと流れを作ってくれたおかげで故障者を2名抱えた中でIHに届いた。この流れは変えられないなと。

 

万全の状態だったとは思いません。それでも1走でトップに立ってそれ以後、ずっと先頭を走ってレースを作りました。2走も動かない中で最後に2位を引き離す。同じような流れで3走も。アンカーは調子が悪かったですがそれでも最後の直線で引き離してレースができました。タイム的には十分だとは言えません。しかし、本来「走りたい」と思っていたメンバーで最後のレースを終えました。勝ち切れたことは大きいかなと。

 

総合優勝。これは狙っているわけではありません。それでもこうやって力を出し切ってくれたのは大きかったなと思っています。3年生が最後の最後まで力を出し切ってくれる。前から言っていますが「全員が笑顔で終わる」ということはありえないと思っています。そんなドラマのような話はない。それでも最後にきちんと「やり切った」といえるだけのことができるかどうかは大きな意味があります。

 

感動しました。ありがたいなと強く感じています。本当はもっと書きたいのですが。

コメント
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