kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

求められているのは何か?

2008-06-30 | 陸上競技
テストが始まりました。変則的な時間割で1年生女子は4時間目まで平常授業。練習はその時間に合わせました。特に追い込む時期ではありませんし、短時間で終わらせるようにしました。

短い時間でパッと終わらせたかったのレストを短くしてガーッと走る練習にしようと。久々にドレミファ走を実施しました。蒸し暑いのもありましたし、睡眠時間が足りないので。最近、意識している「雰囲気作り」のためにも意味があると思いました。ネーミングセンスが無いと言われていましたが、今考えると結構的を得た名前ではないかと思っています。本気で。

2つのグループに分けて実施しました。声を出すという習慣を身につけさせようという意図です。単純に声を出すだけでなく、みんなの気持ちを鼓舞するような声掛けができなければいけません。苦しくなって負けそうな時に自分達で「絶対にやるんだ」という気持ちを出していかなければ、練習の効果は上がりません。それを引き出すのは顧問ではなく選手自身でなければいけません。これまでは私が前面に出ていた部分がありますが、本当に強くなろうと思うなら選手がやらなければいけません。

以前と比べかなり男子が声を出すようになりました。変わりつつあります。男子がムードを作っていかなければ何も変わりません。それに女子は付いていくだけで良いのか?人任せでは意味はありません。目標としてきたチームには貧血でフラフラになりながらも声を出し続ける選手がいました。倒れそうになりながらも前半行けるところまで行って「態度」で示していました。あの娘に比べるとまだまだ「強さ」がたりません。競技力だけではない「心」の「強さ」です。口だけではなく「姿勢」と「意識」で示していく必要があります。

テスト週間ですが「今」が転換期だと思っています。意識すべき点はきちんとやっていきたいと思います。男子が成長すると女子がおとなしく見えますね。互いに意識しながら成長していくべきです。人任せでやってきた今までの自分達から変わっていかなければいけません。大変だと思いますが、しっかりとやっていきます!
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取り組む方向は…

2008-06-30 | 陸上競技
今日練習前に少し話をしました。これからの方向性についてです。

今日の朝、無断で休んだ者がいました。別に休む事にどうこういうつもりはありません。体調不良かもしれませんし、家でやらないといけないことがあるかもしれませんから(朝はね)。どちらにしても無断で休むのは許される事ではありません。甘すぎます。当たり前の事をやらないというのはチームの取り組みとしてよくありません。何度も言って来ている事を今更できないというのは…。全体の責任です。1年生だから許される訳ではありません。2年生が早い段階で「朝いない」ことはわかっていたはずです。それを注意したり連絡を取らない2年生の責任ですね。1年生、あと少しの所まで来ています。この子の成長がチームの鍵になると思っています。少しずつ変化してきています。あと少し。

あとは1週間前の出来事について。中国大会から戻って来て、新キャプテンが「これからの取り組み方」について自分の「想い」を全員の前で話をさせました。「うちは甘い」「覚悟が足りない」というのを自分で話しました。私は特に何も言っていません。私もその「想い」を受けてこれからどうしていくつもりかを話しました。
翌日に1人が「昨日の話を聞いて自分は覚悟が持てないので部活を辞める」と言いに来ました。正直かなりショックでした。これまで随分取り組み方について話もしてきましたし、それに応えようとする姿勢も見られました。が、「他の人のように遊びたい」と言われました。今後のキーパーソンになると思っていただけに大きなショックを受けました。かなり厳しい事をやっているので仕方ないかなというのもあります。考えてみるようにと話はしましたが、「辞めたい」と言ったのは2度目なので無理だろうなと考えていました。

今日放課後選手が集まって話をしていました。何とか戻って来て欲しいという気持ちがあるのでしょう。しかし、もう遅い。キツイ言い方かもしれませんが他の選手は置いていかれているのです。数年前にも同じ状態でしたが(昨日書いた内容)、このときも「戻って来て欲しい」という雰囲気がありました。みんな甘すぎます。

現実に目を向けなければいけません。「辞めるんじゃないか」といつも気を使いながら練習をするのは全体に取ってプラスにはなりません。「置いていかれた」という現実をきちんと把握して、別の道を進んでいかなければいけません。戻ったとしても「信頼」できるかどうかな問題も出てきます。気を使いながらやっていく関係はお互いのためにはなりません。

厳し過ぎると批判を受けるかもしれませんし、このblogを見てうちの選手も考えさせられるかもしれません。でも「結果」を見た時に今の状態が現実なのです。どこに合わせるかです。

「覚悟」とは生半可なモノではないはずです。「馴れ合い」ではありません。「覚悟」を持てる者と一緒にやりたいと話して、「持てない」と言われたらそれ以上は難しいと思います。本当に「強くなる」とは全員が「本気」になって一生懸命になる事です。口だけで言うのは意味がありません。

私自身、厳しい態度で臨みたいと思います。別に選手と話をしないとか馬鹿をやったりしないという訳ではありません。しかし、取り組み方については今までで反省を踏まえて妥協はしません。部員が1人になったとしても、「強くなりたい」「成長したい」と願って行動できる者のために力を使いたいと思います。

目指すチーム作りのために選手と力を合わせて取り組んでいこうと思います。チームとしての力を上げていきます。
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10秒の壁

2008-06-30 | 陸上競技
久々に本屋で本を買いました。単純にタイトルに惹かれて「10秒の壁」という本を。明らかに陸上関係の本ですよね?!パラッとみたらやはり100mの話だったので購入して読んでみることに。

読んで見てびっくり。本当に100m10秒を切るまでが書いてありました。それも時系列的に誰が最初に10秒台を出したというのから始まり、アンツーカトラックの移り変わりとオールウエザートラックへの変化も。風の影響や高地での記録についてかなり詳しく書いてありました。いやーマニアック過ぎます(笑)競技や技術、トレーニングとは全く関係ない「10秒を切る」という事だけが延々と書いてある。すごい話です。おかげで昔の記録測定の方法を知る事ができました。内容はほとんど無いので2時間弱で読み終えました(笑)。

しかし、こんな内容で売れるのか??興味持つ人は少なそうです。もしも本屋で見かけたら私のようにすぐに買わずに、「陸上の歴史」に興味が持てるかどうかをよく考えて見てくださいね(笑)
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やるべき事は…

2008-06-29 | 陸上競技
これまでの数年間を振り返って、「今」を見つめ直した時に様々なモノが見えてきました。

今の2年生が入って来た時からひたすら「繰り返す」事を重視してきました。周りからは「力のある選手がたくさん入ってくる」と言われていますが、入って来た時のタイムだけを見たらそんなに高いレベルではありません。中学時代3年間やってきていますが、他の部活をやっていてパッと走った選手の方が速かったりします。男子で1番速くなった選手は中学時代12秒後半で今は11秒47。女子で1番速い選手は中学時代は14秒5で400は69秒(笑)。今は13秒2~3、マイルのラップは60秒台です。今年入ってきた女子は中学時代67秒台。他の女子について走っているうちに力がついてきて総体で62秒。きちんと練習をするようになっただけかもしれませんが、びっくりするくらい伸びました(笑)。2年になった時に63秒位で走ってくれたらと思っていたくらいですから予想外です。多分誰もそんなに速くなるとは思っていなかったはずです。

この2年間を見直してみるとやはり「基本的な事の繰り返し」が一番力が付くというのが分かります。強豪校がやっている練習とかトップ選手がやっている練習、技術なんかは「普通の高校生」には難しすぎますし、感覚が無い選手には「取りあえずやっておくか」という話になります。何をやっているか分からない状態では効果は上がらない気がします。「特別な選手」は何をやっても伸びます。そんな選手と巡り会う事はめったにないのでやはり「基本的な事」を繰り返す中で感覚を作っていくしかないのではと感じています。

あとは地味な「基礎練習」をどれだけ本気で取り組ませる事ができるかです。うちの選手、「力がある」と評価を受けるならこの部分ですね。多くの選手が手を抜かず地味なトレーニングをこなします。数年前は「見ていない時は手を抜こう」という雰囲気がありましたが最近はありません。ここの「力」はかなりレベルが上がって来ていると思います。

1年生が走れるようになってきた理由、これは「基礎練習の繰り返し」と「地味な練習に耐えられる『心』の強さ」ではないかと思います。全員が目指すレベルに届くなら本当の意味で戦える時が来ると思います。

「普通のチーム」です。だから基本的な事をやるしかありません。「無理だ」「馬鹿じゃないのか」と言われるかもしれませんが、女子のマイル県のトップと中国の決勝で戦うレベルを目指します。今までblogには書きませんでしたが、きちんと「目指すもの」を示したいと思います。批判を受けるかもしれませんが、「普通のチーム」でも出来る事を示したい。そう思っています。

過去を振り返り、「今」出来ること、やるべき事を見直す。大切だと思います。また、様々な方々の力を借りて力を付けたいと思います。自分だけの力でそこまでレベルを引き上げるのは難しい。「信じられる人」の力を借りながら進むべき道を進みたい。選手達の成長を身近に感じながら取り組んでいきたいと思います。

やるべき事…。それは「当たり前の事を当たり前にやる」こと。「自分達の取り組みを信じて一生懸命やる」こと。「自分が正しいと自信過剰にならず謙虚に生きる」こと。これしかありません。きちんとやるべき事をやっていき、応援してもらえるチームになりたいですね。
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ふと思い出す

2008-06-29 | 陸上競技
今のチーム事情を考えていて、ふと2年前の冬期を思い出しました。チームの気持ちを盛り上げる事ができなかった悲惨な冬期を…。

2年前、11月末に当時の2年生女子が「先生に怒られるのが嫌だ」と言って部活を辞めました。周りの友人は遊んでいるのに部活を真面目にやるのがバカらしかったのでしょう。夏休み位から完全に別の所に目が向いていて、修学旅行から帰ってあまりにも酷いので「もう練習を見ない」といって決別していました。結局それが秋のシーズンに全て出て何も得るものなく終わり。当時もきちんと話をしていたつもりですが全く響くモノがありませんでした。それが1年生(現3年生)に波及して、「本気になる」事を妨げていました。本当に悲惨な状況でした。「上級生」がしっかりしていないので「下級生」はそれなりにしか頑張れません。頑張り方の手本がないのですから…。

その上の学年、女子1人が経験者(100m16秒)で男子6人は素人。1から教える(考え方、取り組み方)状態でしたが3年生になった時にはかなりまともでした。この学年んきちんと見て2年生が育てば良かったのですが、男子の下級生は0でした。総体の1ヵ月前に他の部を辞めて入ってきましたが、甘さが目立ちきちんと「つながり」を作ることができませんでした。「上級生を見て育つ」部分が高校生は大きいですが、それが全くできませんでした。金曜日に近くの中学の先生にも言われて「確かに」と感じるものがありました。

話は戻り、2年前の冬期練習参加者が3~4人。これからどうやって練習に取り組むのか考えなさいと話したら、上級生の男子が「楽しくやりたい」と答える。落胆しましたね。様々な話をしてもこのレベルかと…。その男子はかなり手を抜くタイプでした(周囲も気付く位の)。諦めました。投げ掛けはしましたし、話も個別にしましたが伝えたいことの「本質」が伝わりませんでした。チーム状態は最悪でした。もちろん、最大の問題は「顧問の指導力不足」でしょう。批判もかなり受けました。外から見るのと内からやるのでは全く違いますからね。どんな状態だったか分かる人間は少ないと思います。

なんだかんだでその時の1年生が3年生になり引退。少しずつ成長してくれてチームの基盤を作ってくれました。大きな事です。不安定なチームでしたが、そこから「どうするべきか」を下級生は学んできたと思います。だから前の日記に書いた1年生の「基礎筋力のアップ」がしっかりとできてきているのだと。3年生2人しかいませんでしたが様々な意味で貢献してくれました。もっと早い段階から「本気になる」事を身につけさせれればもっと違った結果になっていたかもしれません。が、巡り会わせです。なかなか難しい部分でした。確かなのはこの3年間で「チームとしての基盤ができた」ということです。意識レベルもかなり上がってきています。全員とはいかないかもしれませんが随分変わってきています。

「今」を考える上でふと思い出した数年前の出来事でした…。
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補強と勉強

2008-06-28 | 陸上競技
今日はテスト中の土曜なのであまり練習はしませんでしたが、補強だけはやりました。最近家にいない生活が続いていましたし、子供も小さいので1日中というのは難しかったので朝練の時間から練習をして9時半から12時過ぎまで勉強会をしました。早い時間からやって生活リズムを作らせる意味もあります。

今日の勉強会には3年生も1人参加していました。進路に結び付けるという意識もあるのでしょう。下級生はある程度きちんとできるようになってきました。上級生を見てやっているとそれが当たり前になるのでしょう。私もサポートしながら進めました。

「上級生を見て育つ」というのはかなり大きいですね。これは補強の時に強く感じたのですが、2年生がやっていたら1年生も「負荷をかけないといけない」と思うのかかなりやります。2年生が学年が上がった時にかけはじめた負荷と同じくらいの負荷で補強をやります。すごい事です。
女子でいうと2年生2人いますが、一人はかなり補強が強く、男子の弱い選手と互角以上の負荷をかけます。。もう一人は入って来て腹筋が全くできない状態でしたが、1年間やり続けて人並み以上に強くなりました。どちらも普通の女子レベル(その辺りの選手)ではない。が、いきなりそのレベルに近付いてきています。上級生は焦る(笑)。クランチをやるのですが、腹筋は持久力がかなり強いので重りを持たせてやります。最初はかわいく2.5キロ位でしたが今は10キロを持ってやります。なんと中国終了後からは1年生女子も10キロでやり始めました。それも正しいフォームできちんと負荷をかけます。うーん、すごい…。脚バタ腹筋等の持続系はやっていないのでこちらで差がつく気はしますが年々基礎筋力が上がってきています。入学当初は同じくらいかもしれませんが負荷をかける度合いが上がってくるので確実に上がっていきます。

何度も書いていますが、うちには特別な選手はいません。入学当初は普通の選手です。中学時代やっていた選手が入ってきますが特別強い選手はいません。真面目にやる選手が多くなってきているので少しずつ伸びています。今の3年生が基盤を作ってやっと目指すレベルのチームの雰囲気ができつつあります。「伝統」というまではまだ遠いかもしれませんが、みんなで作ってきたチームです。誰か一人だけで作ってきたわけではありません。少しずつ「見えない力」がついてきている気がします。

1人は7時前まで学校で勉強していたみたいです。こういう選手が増えるとまた違ってきます。見習って欲しいですね。これがまた「力」につながる気がします。期待したいですね。
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激走

2008-06-28 | 陸上競技
日本選手権、衝撃を受けました。為末選手の大一番での強さ、半端ではありません。あれだけの下馬評を覆して前半からかっ飛ばしての優勝。6月上旬のレースの映像を見た時、ラストがバウンディングのような走りになっていて「走り切れるのか?」という感じを受けました…。

予選のレースは見ていませんが「予選最下位」という文字が新聞に大きく書かれていました。4組1着+4で1着で入っていたのでタイム云々で判断はするべきではない。タイム的に絶好調ではないのは確かですが…。
タイムが良くなかったおかげで外のレーンに飛ばされていました。それが好を相して前半から飛ばして全体のレースを完全にコントロールしていました。直線に入った時にはテレビの前で叫んでいました…。凄すぎます。

考えながら様々な事に取り組んできていた選手です。上手く行く行かないを全て「自己責任」だとして取り組んでいく姿に共感を得ました。私みたいな人間がどうこう言う話ではありませんが、様々な人と関わる事で自らの視野を広げていき以前とは違う自分を作っていったのではないでしょうか?言われることだけをやるのではなく、自分自身が納得して意味があると思ったものだけを取り入れる。真似だけではないのです。

指導者は「選手との巡り会わせ」で大きく左右されると思います。能力が高い選手と巡り会えば可能性は高くなります。が、私の尊敬する指導者は短期的な結果だけを追い求めず、「人間的な成長」の上に立った競技力の向上を目指した指導をされます。為末選手も同様の指導を受けたのかもしれません。だから、考えて取り組む姿勢が身について来て諦めずに今回の結果に結び付いた気がします。

今回のレース、指導の関わり方についても考えさせられました。「絶対に出来るんだ」という「強い気持ち」を持たせることが出来る指導をしていきたいですね。

良いレースでした。成迫選手、きっと北京では決勝に残ると思います。「悔しさ」は人間を成長させますから…。この想い無くして、本当の成長はないと思います。応援したいですね。
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少し走る

2008-06-27 | 陸上競技
今日は明日、明後日と学校が休みなので少し走りました。1時間程度でしょうか。サーキットを1セットにして、短めの距離を繰り返しました。中国から帰って来た選手は一昨日軽く走ったくらいなので身体を戻す感じですね。結構追い込んでやってきたので少しリフレッシュしなければいけないと思いました。

身体はかなり回復して来ています。メンタル的な部分は新しい取り組みと目標に向かっての意識を大切にしています。きちんとやるべき事に取り組んで欲しいですね。

今はひたすら脚運びと動きの意識を重視しています。短い距離で動きを作ることができなければ距離が伸びたら対応できなくなります。県新人までは時間がありますから、大切な部分を身につけさせていきたいですね。1年生は特に総体が終わってからウエイトを始めていますから今が一番身体か重たく感じる時期ではないかと思います。適応するのに一時的に記録等が停滞する時期があります。今からしばらくはその時期だと考えていますから、基礎筋力アップと動きの感覚を少しずつ結び付けていきたいですね。それが将来の記録の伸びにつながるはずですから。

色々とあって男子8人、女子6人になりました。まだ男子は女子に遠慮してしまいます。ここが変わらなければいけません。まだまだやるべき事はたくさんあります。しっかりと取り組んでいきたいですね。
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覚悟を持たせるために

2008-06-26 | 陸上競技
今日もテスト週間なので軽目に。最初は生徒が補習して欲しいと言われていたので選手に指示を出して練習を任せました。

補習が始まってすぐに外から大きな声が聞こえてきました。じっくり聞いたわけではないので、何と言っているかはっきりと聞き取れないですが(笑)、最近の課題である「恥を捨てる」という部分が出来つつあります。絶対に「何をやってるんだ?」と思われると思いますが、それで動じてしまったら今までと同じ事を繰り返します。「覚悟」を持つために中途半端はできません。自分達が決めた事を「恥」を捨ててどこまでできるのかの問題です。

今の一番の課題はここです。それなりに頑張るのはもう十分です。中国で感じた「差」を埋めていき追い越すためには、生半可な「覚悟」ではどうにもなりません。「馬鹿じゃないの」と思われる事でも本気でやっていく必要があります。そこに「意味があるのか」と言われたらなんとも言えませんが、おとなしいうちのチームには必要だと思います。前も書いたかもしれませんが、他県の女子は「セパレート」のユニフォームを来ています。それを着たから速く走れるのかどうかはわかりません。が、「そこまで賭けれるか」の問題です。他者からの何と思われようが、「自分達の信じていることをやる」という気持ちは強いと思います。そこに「恥ずかしい」はないと思います。女性を捨てる感覚ですね。まーうちは来ませんが(笑)。

「大きい声を出す」というのはうちの選手は今まで経験した事がない。今までのチームカラーは「身内では明るい」でした。数年間は明るい雰囲気はありましたが、それは「自分達の中で」です。まだ足りなかった。目指すチームには届きません。殻を破るためには「覚悟」を持って自ら変わるしかない。この状態が当たり前になることが次のステップのためには必要です。

男子に先頭に立たせたいと考えています。それが新しいチームを作るための基盤になると。今までは上級生男子はいませんでしたが、これからは部内では最上級生です。自覚して人に付いていくのを辞めて、自ら動かないといけないと思います。チームを変えるのはキャプテンではない。男子だ。おとなしく声が出せない1年生だ。ここは間違えてはいけません。

しっかりと自覚して欲しいですね。時間は限られていますから…。
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久々に

2008-06-25 | 陸上競技
今日は昼前から出張。これによりまたも練習の前半をみることができませんでした。よく考えてみると中国大会に参加した選手以外は丸々1週間走るのを見ていません。最近はバタバタしているのでこんな状態です。

走る姿を見ましたが、脚の運びが安定して来た感じです。近くに大会もないので総体以後はひたすら運び方の練習をしています。テスト週間に入っている事もありますし、中国組の張り詰めた気持ちを長時間維持させるとしんどいので、かなり軽目にしています。本数はかなり走っていますが、集中しているので動きの維持はできています。まー慌てずじっくり取り組んでいきたいですね。

「声を出す」という部分が随分出来るようになったと思いますが、まだまだ足りない気がします。恥ずかしがらず「大きな声を出す」練習をしました。周りから見たら「何をしているのか?」と思われると思いますが、恥ずかしがらず「声を出す」事で少しずつ気持ちも変わってくると思います。人生でここまで大きな声を出した事がない者がほとんどだと思います。

1人ではなかなかできません。でも「チームとしての取り組み」と位置づければ出来ます。こうやって少しずつ変えていきたいと思います。一気に変われると良いのですが、なかなかそうはいきません。それでも「明るさ」は出て来た気がします。まだまだです。

全く違うチームづくりです。かなり楽しいですね。どうなるか??
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