kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

不安との向き合い方

2021-05-28 | 陸上競技

思うことを。

 

ここ最近、「不安」という言葉をよく聞く。それぞれが県総体に向けて取り組む中で「自信」が持てる反面、「不安」になり部分も出てくる。そこに対してどのように向き合うのか。大きなことだと思っています。

 

別にわざわざ書く必要はないのかもしれませんが。私自身、経済学部の出身です。大学4年生の時に「教員になる」という目標を持っていました。が、その後全日本インカレや日本選手権に出場したこともあり、「もう少し競技を続けたい」と思うようになりました。そこで「教育学研究科」に進学して勉強と競技の両立を図ろうと。当時、「運動心理学」に興味関心があったのでそちらを先行したいなと。経済学部から体育へ。なかなかです。運動生理学などは「趣味」で勉強していました。この段階のでの「趣味」は常軌を逸しているレベルだったと思います(笑)。間違いなく「体育専攻」をしている人よりは勉強していた自信があります。とにかく運動生理学とトレーニングに関しては本を読み漁りました。

 

で、運動心理学。ここで興味があったのが「競技前の心理状態」です。日本インカレに出場した時に「今日は調子がいい」と思っていました。これだけ身体が動けば最低でも自己ベストが出るのではないか。それくらいの手ごたえでした。が、実際にレースに出てみると自己ベストとは程遠い記録。2秒近く悪かったと思います。そのときに「あがり」という部分に関心を持ちました。冷静に自分自身の状況を把握できない。それに関してどうするのか。

 

心理テストなどを用いて心理状況の把握。今考えてもめちゃくちゃですが「試合前の心理状況」を把握したくて高校の先生方に「心理テスト」を配布して実際の試合前の状況について記載してもらいました。申し訳ないなと思います。そのれを分析していくと「不安」に着目できるのではないかと。それをもとに「心理テスト」を作成しました。それを分析していった結果、男子と女子では「不安」の現れ方が異なるという感じになりました。これも分析の話なので実際に即しているのかどうか確固たるものがあるわけではありません。それでも「感覚的」に受け入れられる部分もありました。当時は「女子の指導」に関しては全く興味がありませんでしたが(笑)

 

「不安」について。試合前の状態で考えれば男子は「肉体的」にその反応が出やすい。これもわかりにくい表現ですが。男子は試合結果が悪いときには、レース前に「身体的反応」が出やすくなります。それは「過緊張」のような状況。レースでいい走りがしたい。それが「身体」にでます。力を出したい、良い走りがしたいという部分が「身体」に出てきて「力み」が生まれる。それにより自分の力を発揮できなくなるという結果でした。男子がレースで力を出すためには「リラックス」して「必要以上の力みを取り除く」ことが必要になります。

 

では女子はどうか。「不安」は「心」に出てきます。「上手くいかなかったらどうしよう」「練習ができていないので失敗するかもしれない」などと「競技以外のこと」に意識が向かってしまいます。そうなると「走り」に目が向かなくなる。競技以外の「心配事」が生まれてしまうので結果的に「やるべきこと」がわからなくなります。これが「自分の力を出せなくなり原因」になるのなかと。本当に考えるべきは「自分のレースでの走り」です。ここに目が向かなければいいパフォーマンスが出せません。「失敗したらどうしよう」という余計なことを考えるよりも「自分の走りをする」ことだけにフォーカスする必要があります。それにより「やるべきこと」に力が使えるようになる。

 

頭でわかっていてもなかなか実行できない部分があります。「性差」について触れるといろいろと問題があるのかもしれません。こういう時代ですから。が、「特徴」としてそういう傾向があったという部分だけです。男子でも「不安」が「心」に出る選手もいると思いますし、女子でも「不安」が「身体」に出る選手もいる。一概に枠の中に入れるつもりはありません。が、知っておくというだけでも対応策が違ってくると思っています。

 

自分がどのような「兆候」があるのかを知っておくことで対応ができます。試合前の1週間で「力を上げよう」とするのではなく「力を出し切ろう」という感じでシフトチェンジする必要があります。追い込んだからと強くなるとは思えません。逆に「不安」から「もう一本だけは走っておこう」という時にケガをしたりします。よく見る光景です。こうなると何のためにこれまで練習をしてきたのかが分からなくなります。

 

自分自身をどのようにコントロールするか。「不安」と向き合うのか。ここは本当に重要なことだと思います。技術的な指導をするからいいという話でもなく。選手の状況を見極めることも必要になってくるのかなと。私自身は「友達感覚」で選手と接することはありません。比較的距離が近いほうだと思いますが。自分の中で意識しておかなければいけない部分もあります。

 

「不安で眠れない」という話も聞きます。指導する側も同様です。レースで力が出し切れるかは気になります。が、我々が「不安」に感じると選手には伝わります。勝負をしないといけないときほど我々が「冷静さ」を持ち続けなければいけないと思います。これは師匠からの教えです。私自身何度も失敗していますから・・・。

 

「不安」をなくすことは不可能だと思います。しかし、うまく向き合うことはできます。その部分を理解して対応できればいいのかなと思っています。冷静に。選手にも少しだけこの部分の話をさせてもらいました。伝える能力がどれくらいあるのか分かりませんが。できることは最大限にやりたいと思います。

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憤り

2021-05-27 | 陸上競技

思うことを。

 

世の中のことは平等ではない。みんな同じだという「画一的な話」は実際には違う。身長が高い人もいれば低い人もいる。走高跳をやろうと思えば身長の高い選手のほうが明らかに有利になる。この時点で「平等」ではない。自分の身長を申告してその高さを基準に「何センチ上を跳べるか」という部分を競うのであれば「平等」なのかもしれないが、それは本当に「競技なのか」という疑問も生まれる。

 

この部分は「どうにもできない不平等」だと思う。世の中は平等ではない。足が速い選手もいれば遅い選手もいる。「平等」を求めるのであれば全員が「県総体」に出ることができるのが「平等」かもしれない。県総体に県内の選手が100人出る。同じ学校の選手であっても3人とは言わずに際限なく出られる。それが「平等」なのかもしれない。が、実際問題はそのようなことをするのは不可能になる。大会運営ができない。何をもって「平等」を叫ぶのか。

 

が、いろいろと思うことがある。山口県では「高校生全員がPCR検査を受ける」という通達が来た。これは他県では行われていない。同時にこの検査は「任意」であり、受けても受けなくてもよいという形になっている。ここに関して「平等」が成り立つのかどうか。県総体に関して「安心して出場できるように」という謳い文句であった。その時に「偽陽性」であったり「陽性」だった場合の詳細な設定がされていない。

 

県内でも「検査を行わない」という生徒もたくさんいた。行わなければ「陽性」判定をされることはない。万が一「陽性」判定がされたら県総体に出場できない可能性があるという話が浸透していたら検査を受けないという選択肢もありだと思う。逆に受けることで「リスク」が生じる。「任意」という部分が非常に曖昧。受けるも受けないも「自分で決めてください」という感じになる。自分自身が受けなくても周囲が受けていたらそこから影響を受けることもある。

 

山口県だけPCR検査が実施される。他県ではそれがないので「陽性」であっても「無症状」であれば県総体に出場できる。山口県では検査をしたので「陰性」であっても周囲に「陽性」がでれば県総体に出場できなくなる可能性がある。「クラスターの発生を抑える」という考え方なのかもしれない。が、実際には「陽性」であっても検査を受けていないからわからないという生徒もいるのではないか。

 

ここに関しては本当に「平等」なのか。身長の高い低いとは全く違う。生まれ持っての「差」ではない。明らかに作られた「不平等」だと思う。もちろん、「感染予防」に関しては細心の注意を払う必要がある。もしも大会などでクラスターが発生したとなれば「競技団体」が批判を受け責任を取らなければいけなくなる。そのリスクは避けるべきだとは思う。しかし、今回のことに関しては明らかに違う。この「不平等」に対してやり場のない「憤り」を感じる。「救済の方法」はないのか。これは全国的に起きうる問題ではないのか。

 

「症状が出ての検査」や「発症者の濃厚接触者」として「自宅待機」とは意味が違うのではないか。言い方は乱暴だが「簡易検査をしなければ出なかった」ということになる。もっといえば「検査を受けない」という選択を全員がとれば違う結果になる。新型コロナウイルスに感染したということはもうすでにどこでもあり得る話だと思う。自分自身が感染する可能性は極めて高い。

 

1年前と比べると「誹謗中傷」の対象になることも少なくなっているのかもしれない。今回、簡易検査によって「陽性」となった保健所の検査を受けて「陽性」認定された生徒が数名いる。この生徒がどのように感じるだろうか。自分自身を責めて欲しくない。自分のせいで・・・と思うと本当にしんどいと思う。自分だけではなく周囲の友人が県総体に参加できないという形にもなるのかもしれない。そうなると自分自身を責め続けるのではないか。そんな不安がある。消えない心の傷を背負ってしまうのではないか。そこまで考えての「一斉PCR検査」だったのか。

 

うまく書けない。が、自分の中で釈然といない部分がある。私にできることは何か。できることはやりたい。強くそう思う。行動に起こせる部分は起こす。それしかない。うまく書けません。

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競技場での専門練習

2021-05-27 | 陸上競技

火曜日。県総体前の最後のポイント練習でした。他校も同じ感じのようでかなりの人数が競技場内に集まっていました。接触なども含めて気を付けないといけません。これでけがをしたら意味がなくなります。

 

風向きのこともあるのでいろいろと考えさせられました。それでもヨンパ選手は前回に引き続き300mHを予定。とにかく課題となる部分を克服しなければいけません。できるだけ負荷を減らして可能な限り課題を克服する。ここまでくるとヨンパ以外は「きちんと動く」ことで結果につながってくると思っています。準備はほぼできているのでそれ以上のことを求めても意味がなくなります。

 

アップの時間、前日に引き続き手を当てることに。捻挫した選手の治療。その後、腰が痛いという選手に対して調整。これが2人。頼られているのかどうかは怪しいですが。おまじない的な部分もあるのかもしれません。それで安心するなら意味があります。もちろん頼まれた時にはきちんと対応します。できることを最大限にという感じですね。終わってからまた捻挫治療。そのタイミングでまた別の選手が足を痛めたので片手ずつ置いておきました。うーん。これはどうなのか。

 

複数種目を兼ねる選手がいます。この日は最初に100mHの練習をしてからそのままヨンパの練習という形になっていました。その後は別の種目の練習があるので大変。本数を絞っての練習としました。これまでほとんどハードル練習をしていません。走る練習も足りない。その中でどうするのかという感じだと思います。ここにきて過剰に練習をしても意味はない。その部分も含めて本数限定で。100mHに関してはまだまだです。やっていませんから。これからのことを考えるとハードルの基本的なことをしっかりやってから専門練習ができればいいなと思っています。とにかく跳ぶことが最優先。

 

それからヨンパの練習に。ここもバタバタでした。この間も手を当てる作業だけは続ける。「治療」が目的ではありません。練習での指導ができればいいなと思っていますが、けがをしている選手を放置するわけにもいかない。微妙なところです。同じ場所で先日バトン練習を教えたチームが練習をしていました。数日間の練習しかできていないのですが、「バトン練習の基本」はわかっている感じがあります。これだけでも全く違います。せっかくのなので少しアドバイスしながら。かなりよくなっています。顧問の先生の熱意が伝わっているでしょうし、走る選手も「目標」が明確になっているので一生懸命に取り組みます。良い表情で練習をしています。

 

ヨンパのほうも先ほどに引き続き本数を絞って。正直、ヨンパの選手はかなりのものだと思っています。走る力が上がればかなりのところまで行くのではないかなと思っています。まだまだスプリントがありません。が、バネがある。1台目まで25歩にしているのですが詰まります。ここはもうこの時期に修正する話ではないのでこれから先の話。そこからの17歩に余裕があります。もちろんまだ走れているわけではありません。バネがあるのでそれを生かしながらという感じでしょうか。もっともっと走りの中のハードリングという形に変えていけたらいいなと思います。3台目までいってそこで終わり。次の練習に移動になりました。

 

このタイミングで男子も。こちらも本数を絞っての練習にしたいなと思っていました。最後に300mH+120mをやろうと。近くで見ていると「400mHの選手」になってきたなと思います。22歩も15歩もそつなくこなせるようになってきました。やはり練習は偉大です。カーブのハードルをもう少し改善したいと思う部分はありますがこれはまた県総体が終わってからかなと。実際に300mHに行くと前半は全く問題なく。6台目の切り替えも「上手くはない」ですが最低限の逆足のハードリングで処理できました。6-7台目のところで少し詰まる。ここの16歩がカギになるのかなという感じですね。ここから17歩に切り替えて押し切っていくいく。17歩はスムーズ。課題がないとはいえませんがある程度の水準の走りができるようになってきました。現在57秒台がベストですが56秒前半は最低でも出ます。きちんとレースが作れれば55秒台だと思っています。これから先のことはまた考えるしかありません。まずは県総体で勝つ。やってきたことを出し切る。ここだと思いますね。

 

このタイミングで女子のショートハードルも。色々と考えていることはあるようです。私はここでは完全に「コーチング」に徹しています。技術的な部分ももちろんですがそれ以外も含めて指導していく形です。気になる部分があったのでハードルを跳ぶのをやめて少し走ることに。インターバルを走るという感覚の中でやりたいので。見ているとわかってくることがあります。そこに関しては「グランドレベル」でなければわかりません。やれることをやる。その時選手にとって何が必要かを判断してやっていくという部分があります。不安になる部分もあるでしょうがここに対してどう向き合うか。かなり速いと思います。そのことは伝えています。ここ数年で見たショートハードルの選手としては一番かなと。自分のレースに集中してもらえればいいなと思っています。サポートするのみ。


私に何ができるのか。この部分はすごく大切だと思います。今目の前にいる選手のためになにをするか。そこがすごく大切だと思っています。だからといって前任校の選手の様子も気になります。ドライになり切れたら良いのですが、やはり難しい部分があります。


うまくまとまりませんが。県総体まで後わずか。できることをやり続けたいなと思います。それだけ。

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見守り隊

2021-05-26 | 陸上競技

月曜日。この日は放課後に会議でした。そのためグランドに行く時間がかなり遅くなりました。会議の中で「効率的にやるには」という部分を考えさせられました。仕事の効率化を考えてgoogleを上手く使うことも考えていく必要があるなと。

 

先日、「リレーの足長は15足」という話がありました。理由は「先輩がやっていたから」というもの。その「15足」がなぜ「15足」なのか。走力差があったから15足だったのか。よくわからないから15足だったのか。それがわからなければ「15足」で実施する意味はありません。世の中の大半は「前例主義」です。時間と労力の関係を考えると本当にそれでいいのか考えさせられます。スクラップ&ビルドといいますが、大半の場面では「ビルド」だけです。何かを削って新しいことをやるのではなく「新しいこと」が増えていくことで「何かをやった」という形になる。見直しが入らない中で話です。

 

googleフォームを使うことで必要な情報は集められる。それにより作業量が劇的に減ります。個人情報の部分もあります。ほとんど使ったことはありませんでしたが、これを機に勉強すればいいかなと思っています。それにより「仕事の効率化」が進みます。「業務改善」と言いながらも実際に改善されていないのであればせめて「自分自身の仕事」くらいは効率化したい。今回は私の仕事ではありませんが、明らかに仕事量が多いし労力がかかる。そうなると「簡単にできる方法」でやるのがいい。

 

ちなみにやってみたら10分もかからずに「フォーム」ができました。その問題点などを見つけるために10分くらいか。数人に協力してもらって完成。圧倒的に楽です。だからといって毎回やろうという気にはなりません(笑)。もともと私に任されたことではないので。とはいえ、仕事の効率化と業務改善は必須だと思いますね。

 

で、グランドへ。バトン走くらいまでいっていました。この段階で「足を見てほしい」という要望があったのでそれに応じる。ほとんど治療という感じでした。どうなのか(笑)。グランドにいた1時間はほぼ治療。私は特別何かできるわけではありません。資格も持っていないし。それでもなんとなくできることをやっている。「冷やす」「やらない」という考え方がどれだけ正しいのかわかりません。できることを。

 

ハードルは目の前でやっていたので見ることができました。本当に「見守り隊」です。本人がやりたいことに応じてという感じです。翌日に競技場で練習をすることになっていたのでそこにつながる部分を少しだけ。動きとしてはかなり良いと思います。気持ちを落ち着かせて取り組んでもらいたいなと思いますね。

 

その後、「捻挫」をしている選手に対して手を当てることに。こちらに時間を割いたほうがよかったのではないかという気はします。かなり腫れていました。気功は「できるだけはやく」対応できると違うといわれています。これまでそこまでやってきませんでしたが、「肉離れ」や「捻挫」に関しては「患部」がはっきりしているのでそこに対して手を当てるのが早い。バランス云々ではないからです。もっと早く言ってくれれば2時間は手を当てられたのではないかなと思います。もったいない。

 

こういう部分も「自分がどうするべきか」が判断できないといけないと思います。「痛いから動かない」というだけではなく「積極的治療」が求められます。ここに関しても考え方は様々だと思います。目に見えない「気功」などよりも「湿布」を貼っておくほうが効くという人もいるでしょう。この部分に関してはなかなか難しい判断だと思います。ひとそれぞれ。

 

練習自体は比較的早めに終わったのですが「治療」という部分でいつも通りの時間帯まで残っていました。貢献できる部分はしっかりとしたいなと思います。この時期にけがをするというのはいいことではありません。大切な県総体の前なので「細心の注意」を払って行動する必要があります。きちんと先を見て動く。重要だと思いますね。

 

「見守り隊」としての活躍を見せています。何を求められているのか分かりませんが(笑)。

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あれこれと

2021-05-25 | 陸上競技

とにかく学校が始まるとバタバタします。時間的な余裕がなくなる。自転車操業的にやるからいけないという話もありますが。

 

記録として。日曜日に少しだけ治療を。もうこうなったら競技の指導なのかケア担当なのか分かりませんが。こういう部分も自分の中では役立ちます。選手に最大パフォーマンスを発揮してもらうためにどうするか。どこをケガするのか。痛みの原因はどこか。ここに関しては「やってみないとわからない」という感じがあります。

 

少し(!?)話をしてから治療に。前日のことに関して。心が狭いので「不義理」や「非礼」に対しては許さないというスタンスです。これは年齢に関係なく。「おかしいやろ」と思うことに関してはやはり怒りを覚えます。これが批判される要因になるのはわかってます。が、「おかしい」ことに対して「おかしい」と言いたい。「我慢すれば・・・」という話になりますが、「我慢している時間」というのは誰も幸せにならない。以前もありましたが「他者を馬鹿にしたような発言や言い方」に関しては何が何でも許せません。まー批判する人はそういう価値観の中で生きているんだろうなとは思います。

 

自分たちが中心ですべてのことが回るわけではない。そこを誰が教えるのか。見えなくなる部分はあります。そこに対して「スルー」すればそれで終わり。別に悪だとは思いませんが。ここに関してはやはり妥協できない。

 

前置きが長くなりましたが。太ももの前側が痛いという選手に対しての治療。これは「気功」というよりは「バランスを整える」方がいいだろうなと判断。この辺りはkd先生にいろいろ聞きながらやっています。どのあたりを弛めればいいのかはある程度分かるようになってきました。これをやっていくと「患部」を弛めなくて痛みが引きます。これは本当に面白いなと。選手はどうしても「痛い場所」をマッサージしたりします。それは「気持ち的なもの」だと思いますね。効果はそれほどない。

 

肉離れなどをして回復した時は断裂していた部分の周辺が硬くなります。この場合はある程度、患部を弛めるほうがいいのかなという気もしています。もちろん、患部以外も弛めておかなければいけません。ここをやっておかないと次も同じことになるからです。故障してしまった原因は「患部」ではない。他の部分の伸縮性が低くなっているので起きたことです。このバランスは重要なのかなと。

 

別に治療家を目指しているわけではありません(笑)。選手が走れるようになるためにどうするかです。全部が自分で何とかできるとは思わない。長期間痛めている選手に対して短時間で改善できるほどの力はありません。また、離れた場所で怪我をしたという報告を受けても何もしてあげられません。これも本当にしんどい。一応対処方法の連絡はしましたがあとはどれくらい本人が治療に時間をかけてくれるかなのかなという気はします。


治療。結局は本人がどうするかだと思います。あまり他者に依存して「治してもらう」という感じになるのもこちらとしては避けたい。とはいえ「なんとかして走りたい」という部分に対してはこちらとしても何かしなければいけない。そう感じています。


かなり話をしてからの治療となりましたが、ほぼ治りました。いつも思うのですが「なぜ治るのかよく分からない」部分はあります。が、結果的に治る。これは科学的に説明するとかではないのかもしれません。が、治って走れるというのが大きいのではないか。どんな理由であれはきちんと走れたらそれでいい。バランスが整って負担がかかっていた部分がなくなる。それで本来の痛みがなくなる。これは大きな話です。


前日は放置しようかなと思った部分もありました。が、「心」の部分も考えると仕方ないところもある。そこに対して「知らない」と言える程の冷たさはありません。本当に冷たいのかどうかも分かりませんが。何とかしたいという気持ちだけはあります。ここも難しいところですが。


様々なケアの仕方、疲労抜きの方法を伝えました。あとはどれだけやってくれるかです。私にできることは限られています。それを最大限にやりたい。それだけです。与えてもやらなければ意味はないし、やろうとしなければ回復はしません。「1週間安静にしていたら治る」なんてことはほぼない。休んでいる間に積極的治療や積極的に疲労抜きをするべきだと思います。


私もまだまだです。色々な感情があります。きちんと整理して行動に移したいなと思いますね。

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これまでと違う世界

2021-05-24 | 陸上競技

土曜日のことを。

 

親しい指導者に頼まれていたので午後から「リレー練習」をすることに。以前も書きましたがほとんどベースのない中での練習です。最小限の時間で最大限の結果を出したい。基本的はめちゃくちゃな要望だと思っています(笑)。が、せっかく出場するのであればやはり「笑顔で終わる」というのが理想。どこまでできるのかわかりませんが。

 

普段の練習よりも練習負荷が高まります。前回の練習では「歩きながら渡す」くらいしかやっていません。課外などもありなかなか練習ができなかったようです。天候も雨でしたし。話を聞くと「出の練習」だけはできたと。時間的なものもあります。本当に限られた時間の中での練習となります。

 

基本は前任校の選手と一緒にやってもらうことに。普段の練習と比べるとかなり動くのでしんどいと思います。途中抜けてもらいながら。そこから10バトン、25並走、合流走。ここはもっともっとシンプルに本数を絞ってやったほうが良いのかなという気もしました。私がメニューを作ったわけではないので細かい部分の調整ができてませんでした。普段走らない選手にとってはこれだけでダメージが・・・。

 

10バトンかなりやっていました。やることの意味は伝えています。それでもなかなかできません。歩いているときには手が上がるのですがスピードが上がるとそれができません。実際に走ってみなければわからないことがあるのです。見ていると様々なことに気づきます。バトンを早く渡したい。だから「ハイ」と言って相手の手が出る前にバトンを差し出してしまう選手もいました。これでは絶対に渡りません。頭ではわかっていると思います。しかし、実際にやるとできない。これが重要なことだと思います。練習をしなければ克服できないからです。

 

この子たちは「バトンに特化した練習」が必要だと思っています。この短時間で劇的に足が速くなることはないのです。もちろんバトン練習で最大スピードで走り続けることで速くなる部分はあると思います。しかし、練習が不足している場合にここで過剰に練習を詰め込んでしまっても多分速くなることはありません。試合が近づいてきたから「朝練をして練習時間の確保をしよう」という選手もいると思います。「あるある」です。試合が遠かったら意識しないのですが近づいてきたら「このままでは不安だ」という気持ちが強くなってしまいます。

 

ここまできたら何かあがいても大きな変化はありません。そうであれば「走り以外の改善点」のほうが早い。基本的な技術を身につけることでトータルタイムが上がるのです。

 

逆に前任校の選手はある程度できています。そうであればここにきて焦る必要はない。本当はもっともっと練習量を減らしていくべきだと思います。自分たちで考えているのでそのコントロールが難しくなります。「やっている選手」と「不足している選手」が「同じ課題」を掲げてやるのは違うのかなと思います。このあたりで若干「なに?」と思うことがありました。詳しくは書きませんが。この部分は私にとってはかなり大きな部分です。

 

合流走をやる。この時に「足長」について考える。これまでどれくらいの足長でやっていたのかを確認すると「15足」とのこと。かなり狭い。「なぜ15足なのか」と聞くと「先輩が15足くらいでいいんじゃない」と言っていたからと(笑)。なるほど。こういうのが「伝統」と言われる部分なんだろうなと感じました。特に「理由」があるわけではないのです。「これまでやっていたから」というだけで「検証」されていない。

 

これはこの選手たちが悪いわけではないと思います。「知らない」のです。実際の競技の世界を知らないから「これまで通り」でやる。「これまで通り」が「正しい」のか「間違っている」のかを考える材料がない。「伝統」というのはこういう大きな弊害があるのだと思います。そしてその中にいる人間はその「問題点」には気づかない。外部から見たときに「おかしくない?」と突っ込まれて初めて気づく。ここは重要なことなのではないかなと。

 

その後、バトン合わせへ。足長をある程度伸ばして。が、明らかに届かない。この時点ですでに「疲労」があったのだと思います。最大スピードを保てるだけの筋力と体力がない。これはこの時点ではどうにもできないかなと。しばらく休んでもらって回復してからもう一度やるようにしようと。ある程度の筋力と体力は必須です。過剰にやる必要はないですが「練習ができるだけの体力」は必要です。これも今どうこうできる話ではない。


親しい指導者と話しながら。「準決勝進出を目指す」と言われていました。適切な黙秘だと思います。きちんとできれば達成できるのではないかなと思います。「それは無理だ」と言う気は全くありません。可能だと思っています。単に出場するだけではなく「目標を持ってやる」ことの意味。ここが大切だと思います。何となく県総体のリレーに出るというのであれば面白くない。「出るだけ」を目指す選手に指導する気はありません。私が力を貸さなくても「出るだけ」ならできるからです。


これまでやってきた「自分達の世界」から「陸上競技の世界」へと一歩踏み出す。これにより見えてくるものが違ってきます。別に日本一にならなくてもいい。それでも「本気で競技に取り組む」ことで見えるものは全く違う景色です。遊び半分で何かをやるよりは必死になって取り組むほうが獲るモノが多い。間違いない事実です。


こういう姿を見るのが本当に好きです。競技力云々ではありません。そのきっかけを与えてくれる指導者に巡り会えたことはこの子達にとって財産だと思います。普通は「15足でバトン合わせ」をやるような選手を他の指導者に指導させようとは思わない(笑)。しかし、何かきっかけを与えてあげたいという気持ちがあるのだと思います。選手のために何かをしようという姿は本当に尊敬します。


何とかバトンを繋いで欲しい。心からそう思います。なんとなく走るリレーではなく数日間でも一生懸命に考えて取り組んだ方が形になれば良いなと思います。広い世界に視野を向けて自分達がこれから先何をやるのかを考えてもらいたい。3年生にとっては最後の県総体になります。昨年は開催さえできませんでした。走らせてあげたいなと思います。


他校の選手であっても私にとって「競技者」です。その選手のために自分に何ができるかを考えたいと思います。役立てるのであれば。これは前任校の選手にも言えます。かなり厳しく話をしました。私が言う話ではないのかなという部分もありますが。私以外にこの子達に「客観性」を持たせることはできないと感じたので。余計なお世話なのかもしれません。が、この子達が笑顔で最大限の結果を出せるようにしてあげたい。心からそう思います。力を出しきる。そこから見えてくる世界を見せてあげたい。


まとまりません。申し訳ありません。色々な感情が錯綜しています。

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冷静さ

2021-05-24 | 陸上競技

思うことを。

 

自分自身不足する部分があると思うので自戒を込めて書いておきます。

 

人はその場その場において「客観視」できなくなることがあります。指導をして初めて本気でインターハイを意識して取り組んだ冬季練習。この時は「気迫あふれる練習」ができていました。中学時代中国大会に進んだことのない選手たちが県でチャンピオンになって中国新人で戦う。マイルでのインターハイが見えてきました。この時の冬は本当に練習をしました。

 

必死になって練習に取り組む姿。これを見ていて「絶対にいける」という感じがありました。が、この時に我が師匠から「気負いすぎていないか」と電話のたびに言われていました。指導者が気負いすぎるとそれが選手に伝わる。それにより「やらなければいけない」という気持ちが強くなりすぎて失敗する、と。

 

当時は私自身まだ若かった。指摘されていることを理解しているつもりでも実際は自分自身んがその「空気の中」にいるので気づかない。練習もきちんとコントロールして実施している。大丈夫だ、と。実際、かなり力がついていました。400mのエースと同等で走る選手がほかに2人。3人が58秒台くらいで走るだろうなという感じでした。圧倒的に強い。そう感じていました。

 

が、支部大会の1週間前に400mH選手が一人軽くハムストリングを痛める。シードは持っているので無理する必要はありません。出場させない方向で考えていたのですが本人が「自分も絶対に走りたい」と懇願してきました。無理をさせる必要はない。分かっています。必死に練習をしてきたので出たいという気持ちもあったのでしょう。リレーは出なくていいから個人だけ無理せずに出ようかという感じになっていました。本人的には「みんなが走るから自分も走らないといけない」「私だけ記録が出なかったら・・」という不安や焦りがあったのだと思います。

 

レース自体は問題ありませんでしたがその後、かばっていたので足首を痛める。それが県総体や中国大会まで響きました。間違いなく63秒台で走る感じでしたが満足するレースができませんでした。結局、中国大会もレース中に肉離れをしてしまって走れない。それによりマイルも大幅に力が落ちる。結局7位となりマイルでのインターハイ出場は叶いませんでした。あの時、本人が「走りたい」と言ったことに対してきちんと納得できる形で話をして出すべきではなかった。その部分は悔やんでも悔やみきれません。レースが終わったとにその選手が「私のせいでインターハイに行けなかった」と泣き崩れていた姿は一生忘れることができないと思います。

 

この時、私自身がダメなんだと痛感しました。あれほど師匠に言われていたのに。自分自身が冷静さを欠いている。その状況で選手が冷静にレースができるはずがない。全ての失敗は私の責任でした。冬季の間から客観視できていたら。選手の「焦り」を感じ取ってきちんと話ができていたら。自分を責めました。

 

大学3年生の時のこと。2年生で中四国個人戦という大会で優勝。本当に自分の力で全日本インカレをつかむことができるのではないかと思っていました。冬は必死に練習しました。休むこともなくという感じだったと思いますシーズンに入っても「もっともっと追い込まなければいけない」という気持ちが強くありました。14歩にもチャレンジ。無理やりでもそこに結び付けたかったのでかなりの量をやりました。

 

結果、全く走れなくなる。情けない話です。「もっとやらなければいけない」と自分自身を鼓舞しながらやっていました。休んだら強くなれない。誰も止めてくれません。当時はキャプテンでしたし、競技力もチーム内ではトップでした。そんな選手が死に物狂いで練習をしていたら誰が止められるのか。本当はそこで客観視できる人間がいて「お前、やりすぎだよ」と止めてくれればいいのですが。大学生ですからそんなことはありません。1年間棒に振った感じでした。

 

同じような失敗をしています。学習されていないのかもしれません。しかし、今はそういう部分がなくなったと思っています。客観視することができるようになった。まだ「視野が狭い」といわれる可能性は高いですが。それでもある程度のことが俯瞰できるようになってきたのかなと感じています。少しは・・・。

 

これをどのように身につけるか。私自身がそうでしたが「周りがやらない」という環境では「自分は絶対にやる」という気持ちが強くなります。自分がやらないと「やっていない人と同じになる」という強迫観念が生まれます。本当はそこまでやる必要がないのに「必要以上にやってしまう」のです。ここも本当は誰かがコントロールできるといい。客観視できる人がいるかどうかは大きい。

 

また、「不安」から「もっとやらなければ」という部分が出てくる。「やらなければ強くなれない」という思い込み。普段からかなりやっているのに「もっともっとやらないと強くなれない」という気持ちが大きくなって止まらなくなる。誰にでもあることなのだと思います。

 

「やらない者」にやらせるのは簡単です。強制的にやらせれば「やりたくないのに」と思っていても無理やりやることになります。「自主性に任せる」という言葉がありますが、「自主性」に任せるとやらない者は本当にやりません。別にそこまで「やらない者」に対してエネルギーを使う必要性もないと思いますが。逆に「やっている者」を抑えるのは難しい。自分自身がそうだったように。

 

誰もが失敗をする。客観視するというのは本当に難しい。だからといって自分自身を責めても何も変わらない。今何をするのか。次に何をするのか。そこだけに目を向ければいい。「不安」に打ち勝つというのは難しい。それでも冷静になる必要がある。焦りは自分を見失う。熱くなりすぎると冷静さを失う。

 

焦らない。慌てない。地に足をつける。練習は正直。きちんとやればきちんと結果が出る。不安に立ち向かうのではなく、不安と一緒に自分がやるべきことを理解する。練習も大切。体を休めることも大切。表面的な話ではなく「本質的な話」だと思っている。

 

よく分からない文章になっていますが。今思う素直な気持ち。伝えたいメッセージもある。どこに向かって発信するのか。誰のためになるのか。分かりません。

 

思うがままに書きました。雑文になっていますかね・・・。

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専門練習をする

2021-05-23 | 陸上競技
土曜日。この日は舎監だったので移動時間がかなり短くて済みました。色々とあってほとんど眠れないという感じでしたが。なかなかです。

この日もアップサーキットから開始。前日に引き続いて声かけをして回りました。それをしなくてもある程度の練習の質は確保できると思います。しかし、より正確性を高めていきたいなと。それができれば効果は高まる。自分できちんとやっていると思っていても客観的な視点で見てみるとできていないということもあると思います。その部分を私が指摘できるといいなと。目的に沿った練習にしていきたい。

そこから動きの基礎的な部分を。この辺りから治療を頼まれたのでそちらの対応。タイミングも必要になると思います。kbt先生から指摘されていましたが「治療をしている間は練習が見れない」のです。アップの時に言ってくるとかであれば十分に対応できるかもしれません。根本的にもう少し練習をしておかないといけない。その辺りの話もしましたが、治療をする前段階がきちんとできるかどうは大きい気はします。

治療をスタート局面のところで見ていました。構えも含めて色々と気付くことがあります。この部分をどうするか。何度も言ってはいます。が、きちんと構えができない。なかなか定着しません。試合を想定した練習をしなければいけません。適当に構えて出ても加速段階の動きには繋がらない。なんとなく中間でスピードに乗ってくればいいという話ではないと思っています。かなりしつこく言い続けています。

そこからワンハンドのスタート。ここも見ながらですね。足運びであったり構であったり。気になることは指摘。出来るだけ早く指摘できるようにしています。複数体制なのでその辺りもきちんと見ることができる。どこよりも充実しているのではないかなと思います。

バトン練習と専門練習に分かれました。バトンも見たいなという気持ちもありますが、kbt先生がいるのでその辺りは任せられます。2人で見ながらというのもありですが、他の部分を私がやる方が効率よく回るというのがあるので。この間、少しハードルドリルを。ワンステップハードルとハードル間で腿上げのような形で動かして越えていく練習。基礎的な部分とリズム。ここも専門練習ですね。

リレーメンバーが来たのでここから練習を分けることに。ショートハードルは直線で2台目までの入りの後に5歩ハードル。いきなり5歩でやるよりもこれまでの流れを重視したいなと。前日に前半の入りをやっています。そこの確認はしておきたい。かなり鋭いので問題なし。そのまま5歩へ。中間以降の練習です。本当はもう2台くらい置きたいのですが。5台置いて実施。この日は3人やりました。1人はちょっと別格。ここ最近でこれだけ鋭いショートハードルの選手はいないなという感じ。条件さえ揃えば…というところまで来ています。ここに来て覚醒しつつあるのかなと。補強もきちんとできるようになりました。これだけで格段と力が上がった気がします。本当に強い。

同時にほとんどハードル練習をしていない選手も。これはこれで全くタイプが違います。ハードル上でスーッと進みます。走るというより進むという感じのハードリング。ハードルインターバルが速いというよりは進むという感じでしょうか。これはこれで面白い。秋以降の活躍かなと。県総体でもショートハードルでそこそこ走るのではないかなという感じがあります。15秒台に入るのかもしれません。中国大会争いとは関係ないところで走りますが楽しみです。

更に別の選手。この選手もまたタイプが違う。ハードリングはそこまでではありません。が、脚が長いので跳ぶというよりまたぐ感じです。走り続けることができます。まだまだ体幹が弱いのでその辺りをどのように克服するか。スピードが上がってきた時に耐えられなくなっています。それほどスピード感が出てきたということでしょうか。ここは中国大会に進んでもらいたい。タイム的にはあと一歩という感じでしょうか。なんとかしたいなと思いますね。

ヨンパ組は特別練習。逆脚が上手く使えないのでそこを克服するために。前日に一歩ハードルをやっていました。バトン練習が終わってからの参加だったのでとにかく短時間で課題克服のための練習。最初は4歩ハードルで交互にハードルを越えていく。少しハードルを低くしてとにかく苦手意識を克服するための練習です。どうしても逆脚になるとできないという思い込みがあるので。メイン練習をするための準備という感じですね。ここはかなりスムーズに行きました。

そこから正規の距離にハードルを置いて16歩で走る練習を。3台置いてから利き足→逆脚→利き足という流れで。ここも練習の流れがあります。前回の競技場練習の時に前半の流れを作っています。かなりな時間をかけてです。だからこそこの日は課題であった逆脚の時の減速を最小限にするという部分に特化しました。

15歩からの16歩の走り。高く跳んでしまう。止まってしまうという部分を抜き出して修正。ここも慣れだと思います。私は他のヨンパの指導がどのようにされているのか知りません(笑)。とにかく前半からの流れを作る練習とかが多いのかもしれません。逆脚の練習がどのようにされているのかもわからない。

課題に特化してやることである程度の部分が克服できると思います。ここは私の感覚でやっています。ひたすらにハードルを跳んで何とかするというのではなく。この部分はある程度こちらが見て判断だと思います。何も細かいことをやらないで逆脚で跳べる選手はいます。しかし、そこの部分を特化して改善しないといけない選手もいます。かなり良くなりました。もちろん元気な時の16歩というのは意味が違うかもしれません。それでも効果的な練習だったと思います。

女子でヨンパに出る選手。何一つ練習していませんでしたが支部大会で驚くほど走りました。この日初めて1台目までの入りを。スムーズに25歩で走ります。やったことないのに(笑)。少し話をすると「利き足出で出てみてもいいですか??」と。一度も練習していないのに逆脚でスタートしていたようです。何となく感覚的にということでした。24歩にするのはまた今度の話という感じでしょうか。25歩で入って何事もなかったかのように17歩で走りました。これはすごい話だなと。本人にはとにかく足が速くなることが必要かもねという話をしました。今回はとにかく走る。体力がもてば3本走れるという感じでしょうか。結果にはこだわらないでいい気はします。多分勝手に走るんだろうなと(笑)

専門的な練習ができる。これはこれで本当に楽しいなと思います。こちらがイメージすることを選手が体現してくれます。体現するために何を工夫すれば良いかもこちらが考える。頭を使います。

密度の濃い時間でした。勉強になります。本当に。
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何故かblogのアクセス数が増える

2021-05-23 | 陸上競技
何故だか分かりませんがアクセス数がかなり増えています。心当たりはありません。特別面白い事を書いているわけでもないし。訪問者が938人。私は交友関係が狭いので知り合いは10人くらいしかいません(笑)アクセス数が増える理由はない。こうなったらアフィリエイト広告でも載せて小銭を稼ぎますかね(笑)。

こうやって書くと「公務員がそんなことをやって良いと思っているのか?」と批判されるのだと思います。残念ながらそんなことはやりません。いつもの調子で言っているだけです。私自身を知っている人であれば分かることであっても、こうやっていきなりアクセス数が増えると私のことを知らない人が閲覧しているという可能性が高いので「リスク」が高くなります。そうなるとアホな話も書けなくなるという部分。

極めて細々とやっています。「文字」だけで何かを伝えるというのは本当に難しいなと思います。その中でこうやって書いていくというのは大変です。まーこうやって書いていくことで自分の中で頭の整理ができたりします。こうやってblogを書いているということは「肯定的」な人もいれば「批判的」な人もいます。ここは分かっているつもりです。

定期的に心ない書き込みをする方もいます。ここに関してはIPなどを調べて法律的に対応しても良いんだろうなと思います。プロバイダーには間違いなく痕跡が残ります。相手を特定して法的対応をするというのも1つの方法だと考えますが、そこまでして対応するとこちらも面白くないなとは思います。

私的には思う事を思うように書きたい。もちろん書くべきではないこともありますからその辺りは書きません。当然ですがある程度の常識はあります。

別にこんなことを書き記しておく必要はないのです。何度も何度も書いていますし。時々アクセス数が増えるという謎があります。昨年の4月は尋常ではないくらいアクセス数が増えたことがあります。これは間違いなく学校名を検索したら出てきたのでアクセスしたという事例です。全国的に学校名が出たので県外の方からも連絡をもらったので。これが今だったらそこまでの話ではなかったのだと思います。どの学校にもそのリスクがあるというのが分かっていますから。

そういえば以前ご当地アイドルについて書いたことがありました。これは振り付けをしている方が教え子だったことがあったのでそれに触れながら。学校に来て話をしてもらったりもしました。コンサートに呼ばれて行ったこともあります。この時はどこかのサイトに「ご当地アイドル」について書いてあってその中にこのblogのことが書かれていました。そこから一時的にアクセスが増える(笑)アイドル好きがこのblogを読んでも1ミリも楽しくないと思います。申し訳ありません(笑)

普段の訪問者は350人行けば多いのかなーという感じです。ほとんど書けない時は250人くらいだったりします。別に気にしていません。それほど読む内容もないですし。無駄に文章長いですし(笑)。そんな状況で3倍近くになると「何かあったかな」という気持ちになります。思い当たることはありませんし。

サングラスのことを書いていました。先日、親しい指導者が「新しいサングラス届いたんですか?」と聞いてきました。「いや、まだ来ていないから傷が付いたやつを使ってる」と。「どんな大きな傷が付いていたんですか??」と言われて「ポチ」とついた点のような傷を見せる(笑)もう、全く気づかないレベルです。私的には言われなかったら「思い通りのサングラスです!」と言ってホイホイ持って帰っていたと思います。販売する方の人間性にもよるのだと思います。きちんとした仕事をされている。

まーそんなこともこのblogには書いています。立派なことを書くつもりはありません。基本飾りません。私のグランドでの様子を知っている人はいつも通りだなという感じだと思います。

まー、本当は少しだけ触れてきちんとした記事を書こうと思っていたのですが書いているうちに止まらなくなりました(笑)本当にどうでもいい話を書き続けていますね。そんなblogなんです。強い信念があってそれを伝えるために書き続けているというのでもない。

多くのことを期待しないでください(笑)すぐにいつも通りのアクセス数に戻ると思います。とはいえ、不安なので一応書いておきます(笑)
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肌寒い1日

2021-05-22 | 陸上競技
金曜日。かなり長い1週間だった気がします。あっという間だった気もするのですが、かなり身体が疲れている感じがあります。色々と効率的に動けるようにならなければいけないなと感じています。効率化というのはすごく大切だと思っています。前例主義から脱却して本当に必要なものだけ残す。

この日はかなり気温が低かった。風が強かったというのもあるかもしませんが。こういう日に限って半袖でした。そんなに寒くないと思っていたのですが、風が通るので明らかに寒い。何なのでしょうか。寒暖の差が激しすぎます。生徒達も体調管理に最大限の気配りをしておかなければいけないですね。県総体に向けて何をするのか。そこが最優先事項なのかなと。

練習は3つに分かれて実施。kd先生が幅跳選手を連れて小野田へ。ssk先生の指導話受けにです。より専門的な指導を受ける体制が作れるというのは大きいですね。課題となる部分を克服してもらいたい。高跳びは競技場へ。どうしても専門練習が減ってしまうのでここは特別に抜き出してということです。こちらには途中からkbt先生が。私はグランドに残って練習を見るという流れでした。こういう部分はどこよりも優れているのではないかなと思います。私が競技場に行っても良かったのですが、ハードルがあるからということで気を遣って頂きました。グランドで見続ける。

アップサーキットからハードルを使った練習、チューブ腿上げという流れで。何人かは明らかに力が出せるようになっています。気になることは少しずつ話すようにしています。どうしても人数が多いのでバランスよく声をかけなければいけないと思います。この辺りもこれまでは少なかったので意識しなくてもできていましたが。今は意識的にやらなければいけないのかなと。男女もあります。もっと人数が多いチームはどうしているのか気になります。勉強したい。

短い距離を走ってからバトン練習。前任者の時から行われている練習とのことでした。色々と思いながら見ていました。この辺りのことはkbt先生と意見交換をしながら。もう少し距離が長い方がいいのかなと思っていましたがまだその辺りは同意見でした。バトンの受け渡しに関してもあれこれ話ができます。こういう環境というのは我々に取ってもプラスだなと思います。指導に関して意見交換ができるというのは勉強になります。あれこれ話しながら。

そこから専門練習へ。1人で全体を見ることになりました。が、あちこちで練習をしています。これはとても1人では見れないなという感じがありました。「専門練習」はそれぞれが課題としている部分を考えてやるという形です。やることが全く違うので場所も違います。赴任当初に「複数で見れるのは選手にとってプラスになる」と言われていたのはこういうことなんだと思います。これを1人で見るとなるとなかなか。これまではハードルだけを見ていましたが、これに短距離が入ってくるとかなり大変かも。

種目を絞って特化してやるチームもあると思います。専門練習の内容もある程度画一的に行うと部分もある。その方が練習としてはやりやすいと思います。本来的には「課題」が異なるのでそれぞれに合わせたメニューでやるのが良いのだと思います。そうなると全員分の個別メニューになる。現実的に難しいので同じメニューになります。これを言い出すとマーク走なども10人いたら10人に合わせて作らないといけなくなります。最大公約数的な距離でやることになる。ここは仕方ない部分なのかなと思います。より細かくとなると…という感じでしょうか。とにかく大変だなというのだけは分かりました。

この日は短長の選手が「中間の走り」について質問をしに来てくれました。そこでカーブ直線の「中間マーク」をやってみてはどうか?と勧めました。私が好きな練習です。バックストレートに入った時に力を使わずタイミングを合わせて走っていく。そのきっかけ作りの練習となります。前任校との練習でもやるようにしています。実際にやってみてその辺りの意見交換をしながら。感じ的にかなり良いとのことでした。気を遣ってくれているのかもしれませんが。見た感じもかなり良かったなと思います。

ハードル男子はワンステップハードルからの一歩ハードル。とにかくきちんとハードルを越える練習をさせたいなと考えていました。ヨンパ選手に合わせてです。まだまだハードリングに改善の余地があります。これをあっという間に修正するのは難しいので少しずつ。逆脚も含めてなんとか改善していかなければいけない。とはいえ時間がそれほどない。この部分は計画的にやらなければいけないと思います。ワンステップハードルの時にすでに腰が残り気味になります。それ以外にも。

一歩ハードルをやらせましたがなかなか。スピードを上げて入らせるとスムーズになりました。意識的に「遠くから遠くへ」というイメージを持たせることに。器用な選手であればある程度やればできるようになります。もう少し時間がかかりそうです。勝つための練習をさせてあげたいなと思ったいます。

ショートハードルはドリルをやらずに跳ぶとのこと。限られた時間の中で。この辺りは本人の感覚に合わせる方が良いんだろうなと思っています。この日の課題は「インターバルを走る」ということでした。前回の競技場練習の時に久しぶりのハードルだったので前半部分でなかなか上手くいかないこともありました。この日はその辺りも含めてだと思います。

1台目までの入りがかなり良くなっているのめ鋭さが増しています。より積極的に入るために1台目を中学生用に変更して2台目は正規。ブラキハードはですから怖くありません。かなりスピード感があります。これも見ながら「こっちの方がいいかな」と感じる部分を実践する。これは本当に楽しいですし、勉強になります。krk君の時もそうでしたが「体現してくれる」というのは大きい。感覚が違えばそれで止めればいいだけ。強制的にやらせるのとは随分違います。

冗談半分で「ハードルの才能あるんじゃない?」と投げかけました。すると「前からあります(笑)」と返されました。残念(笑)。まー、かなり力があると思います。差し引きなしでここ数年これくらいハードルができる選手はいなかったかなと。ハードルインターバルの走りを含めてです。時間が欲しいなと思います。

最後に補強を。これは各自でやっていました。先日股関節補強を教えた選手達はそれを実施していました。随分できるようになっています。やはり練習は偉大だなと感じます。こうやって取り組む姿勢をみるとこちらもやる気になります。まーこれ以上やる気になるなと言われるかもしれませんが。

肌寒い日でしたが色々と感じることがありました。今年45歳になりますが日々勉強だなと思います。毎日の生活の中で学ぶことが多い。ありがたい。
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