大阪に行くのでそちらのほうがメインになっていた部分はあります。しかし、通常の練習も続けていました。本当に少人数ですがその時その時にできることをやるだけですから。
この2週間くらいは「きちんと走る練習をする」というのをテーマに掲げていました。ショートスプリントが中心の選手なので量を追う練習をするわけではなく「できるだけ少ない本数で追い込む」というのを重視していました。
スプリント系は「加速段階」の練習に加えてスタブロからの出の練習も。話をしながら昨年の冬季は冬季にスタブロからの出をやっていなかったので感覚が崩れてしまったと話していました。それを克服するために。練習を見ていると一歩目が出てくるけど二歩目が出ないというのがありました。ここに関しては改善していきたいと思います。少し腰が残る部分もあるのでそこの改善もしたい。
本人に「やってみたい練習があるか?」と確認すると「バウンディング」だと。加速段階練習の時には入れています。しかし、それだけでは不十分と感じているのかもしれません。確かに「スピードバウンディング」のように前に進むようなバウンディングができていません。さらにその手の練習は苦手です。二歩目が出ないのはそこの部分も影響しているのかもしれないなと思います。2週間の期間中に少しだけ入れました。頻度も考えながら取り入れていきたいと思っています。
ハードル。走力がありません。筋力も。だから「無理」というのではなくだから「やる」のです。時間をかけて課題を克服していくための練習をする。まだまだ前半の3台がスムーズに3歩で走れません。ここが本人は気になるので前半の練習が多くなってしまいます。しかし、そこだけを克服したとしても一番の課題である「後半の減速」は改善されません。12月末から1月初めまで色々と重なって練習ができない時期がありました。それにより筋力も落ちてしまい走力も落ちてしまった。何とかして取り返さないといけません。
ハードル練習は色々とバリエーションを変えながらやりました。後半のことを考えたら12台ハードルというのも必要だと思っています。しかし、もっと走りながら負荷をかけていきたい。5歩ハードルも何度もやっています。後半にスピードの維持ができなくなるのでここも重要。さらには5歩ハードルと3歩ハードルの組み合わせも。こういうときには1台目までを10歩にしています。できる限り最大スピードを出して走れるようにするためです。目的が「高いスピードを出してインターバルを走る」というのであれば走りながら越えるという部分を強調するべきだと思っています。
5歩3歩ハードル。上手くできません。最初は5歩で越えていって途中から距離を短くして3歩にします。通常では出せないスピードで3歩のリズムを経験できます。が、そのスピードに対応できなくて「踏み切れない」というのがありました。走力の部分もあると思いますが、耐えられない部分が大きいなと思いますね。一つの練習パターンを繰り返しやるのも重要だと思います。しかし、自分の弱点になる部分の練習もやっておかなければいけません。特に後半減速してしまう選手は動きが保てないことが要因だったり、抜き足が前まで持ってこれないことが走れない部分につながってきます。手を変え品を変え。ハードルについてやりながらですね。
あとは走練習。ここはパターン化しています。60mTと120mT。これはしんどい。ここも時間があるときに触れられたらと思います。
で、補強は常にやり続ける。シャフト補強とプラスアルファでやりたいのですが、専門練習や走練習になると時間が微妙に足りなくなります。ここに対してどう対応するかですね。できる限り補強は減らさないようにしています。ここができるかどうかによって大きな差が生まれると思います。走れるようになってきているからといってそちらに振れた練習を増やすのではなく、基礎基本をやりながら身体づくりをする。ここが重要だと思っています。ひたすらやっています。
書きたいことがあるのですが時間の関係で。一応「陸上日記」として位置付けているので時々は陸上競技のことについて触れておかなければいけないかなと思います。ざっくりと。