kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県総体1日目

2010-05-31 | 陸上競技
400mまで書いて力尽きていました(笑)。県総体1日目、男女共に4継がありました。今年こそは全員で中国大会へという目標を掲げていましたから、リレーでの出場が条件となります。

男子は3年生の2人が故障のため約1ヶ月走れない状態が続いていました。かなり厳しいですが、エアロバイクで対応しながらやってきました。全くといっていいほど走っていません。
予選は無難に通過して準決勝勝負。準決勝では3年生が意地の走りを見せてくれました。先頭集団と互角です。短い距離はエアロバイクで対応できる感じを受けました。良い走りでした。3走も強いのでそこまでは先頭とほぼ同じくらいでした。アンカーは1年生です。ここで差がつくのは分かっていました。承知の上での勝負です。最後に数チームに抜かれて組で6着、全体で10番目で決勝進出ならず。残念です。ここ数年ずっとこの位置。なんとかしなければいけません。あと一歩が遠い。残された個人種目で力を出してもらいたいですね。

女子は今年こそは4継でも戦いたいという希望を持っていました。これまでスピードが無いと言われ続けていましたが、なんとか戦える状態まできました。が、今年に限って何だか分かりませんがレベルが高い(笑)。うちは予選で50秒37。準決勝で50秒5くらいでした。戦うためにはもう少し必要です。ショートスプリンターは1人だけですから400mや400mHとの兼ね合いもあります。記録を狙うならもっとショートスプリンターが増えないと無理かもしれません。今年は例年に比べて県内のレベルが高いですね。

blogの内容がほとんとないですがとりあえず1日目終了しました。実際は全てが終わってから書いているので思い出せなかったりしますが(笑)。また書きます。
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県総体始まる

2010-05-30 | 陸上競技
ついに県総体が始まりました。今回は何故か分かりませんが焦ったりという感覚がありません。いつも通りやれば大丈夫だという感じがあったので。任せられる部分は選手に任せようと。それくらいの力がなければ上で戦っていく事はできないと思ったので。

女子の400mは3人のエントリー。rinaは昨年に続いての連覇がかかっています。こちらは「自分の思うようにレースをしてもいい」と話していました。予選、準決勝と力配分を任せました。yukaは予選が64秒0かかっていました。力的には60秒台が狙える力があると思っていましたし、前日の感じからしてももう少し走れてもいいかなと。なんとか予選は通過したので一安心。hatuは62秒9で着順で準決勝へ。まだ余裕があると信じておきました。

準決勝は1組目にrina。こちらは安心して見れます。4継1本走っていますが無難に走りました。ホームの直線が強い向かい風でしたが、後半は余裕を持って走っていました。ちょっとドキドキしましたが(笑)。2組目はyukaとhatu。持ちタイム的にはなかなか難しい組です。3着取りですから何とかしてそこに入らなければいけません。hatuが61秒22の自己ベストで3着、yukaが63秒12で7着。今シーズンなかなか走れなかったyuka、少しずつ復調してきています。決勝進出はなりませんでしたが、800mにつながる走りだったと思います。

決勝、rinaは57秒台を狙うと少し前から公言していました。県選手権と比べると更に調子が上がって来ていますから可能性はあると思っていました。県外のライバルが58秒前半で総体を勝ち上がっています。岡山が58秒32、広島が58秒26と昨年57秒中盤を出している選手達も総体で単独レースで57秒というのは難しいようです。だからこそ57秒台に限りなく近づいておきたい。それだけの力はあると思います。
hatuは準決勝でかなり力を使っていましたが、もともと持久力が高いので3本目のレース、有利だと思っていました。得意分野です(笑)。一番外レーンでしたが抜かれてついていくほうが良いかなと。
レースは前半からrinaがハイスピードで押していきバックストレートで勝負あり。力が抜けています。直線に入ってきた時点で1人抜けていました。冬期の走りとは完全に別人です。直線に入ってからはhatuの順位争いに目が行きました。後ろの集団はかなり接戦でした。中国がかかった6、7位争いは熾烈。フィニッシュ地点で見ていましたが少し勝つことができて6位。順位を確認してrinaのタイムを見てみると58秒25のベストで優勝。昨年に引続きの優勝です。十分インターハイが狙える位置にいます。hatuは61秒10のベスト。7位とは100分の6秒差。よく粘りました。

400mだけで打ち疲れたのでまた書きます。
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いつもどおりにやること

2010-05-28 | 陸上競技
木曜日、総体前に全員がそろう最後だったので全体でミーティングをしました。総体に向けてどのような心構えで臨むかという部分を徹底しておきたかったので。

木曜日の昼間に100mHのインターハイ優勝候補が支部大会で失格してインターハイ出場権を獲られなかったという記事を読みました。世界大会の代表になっているので無理をして支部大会に出場しなくてもよかったようですが海外遠征から帰ってきて「実践練習」という位置づけで出場して途中でハードルを手で倒してしまい失格。これによりインターハイへの道は閉ざされました。不運という部分もありますが、「大丈夫だろう」という気持ちがあったのかもしれません。
加えて選手に日誌に「勝ち負けではなく目標とするタイムに近づきたい」と書いていました。これを踏まえて「タイムではなく勝負にこだわること」を徹底しておく必要があると感じました。どれだけ力があっても、持ちタイムが良くても県総体で7位になれば上の大会には進めないのです。インターハイ優勝候補でも特例は認められません。タイムではなく「勝負」なのです。タイムを出せば自分が安心します。今の時点でのランキングが何番だからインターハイにいける可能性があるというふうに安心するのです。しかし、同じ舞台に立って戦ったときに「強い者が勝つ」のです。持ちタイム順で勝負が決まるなら最初かr予選大会を実施する必要はないのです。まずはどんなことがあっても中国大会への出場権を獲る。ここが大事だと思っています。マイルで4分を切っても県総体で7位ならインターハイへの道は終わりなのです。

中国大会に出場することが目標ではなくなっています。インターハイで戦いたいというのが大きな目標です。しかし、原点である総体で勝ち上がれなかったらそこで終わり。シビアな戦いなのです。だからこそ順位へのこだわりは必要だと思います。シード権があるわけではありませんから「通過点」では無いのです。ここを勝ち上がらなければ次はないというのをしっかりと意識しないといけません。

あとは大会だからといって特別なことをする必要はないと話しました。「大会前だから怪我をしないように気をつけろ」というのは違うのではないかと思います。いつも話すことですが大会前の1日も強化期の1日も同じ1日です。信頼関係も同じ。大会前だから特別に親しくして友達ごっこをしたところで何も変わらない。大会は結局「普段の取り組みが現れる」のです。大会ではないときに故障してもおかしくないし、信頼関係が崩れてもおかしくない。しかし、そういう部分は必ず「一番大切な時」に現れるのです。「たまたま」というのは普段はなかなか現れませんが、こういう大事な場面が近づいたときに現れます。

だから4継などのバトンミスにつながる。一番犯してはいけない場面で普段の取り組みが現れる。それを今まで何度も経験してきました。本当に心がつながっていなくて「表面上の付き合い」でチームを組んでいてもそれはあっという間に崩れ去ります。どれだけ力があっても崩れたものを数日間で立て直すことはできません。これは数年前の県総体がいい例ですね(悪い例ですが)。そのために何度も何度も選手には話をしてきました。毎年毎年総体前に何かを言おうと思うときは何かしら問題があることが多い。私自身が何か「特別なことをしなければいけない」という状況は私自身が不安に思っているからの行動だと思います。自己分析ですが(笑)。

普段からきちんと取り組みをして細心の注意を払って行動できていれば大会前だからどうこうというのはないと思います。自然体で取り組んでいくことで結果が付いてくる。そう思っています。スタートラインに平常心で自信を持って立てる者が勝つのだと思います。「勝ってやろう」「負けたらどうしよう」という必要ない感情はレースにとってマイナスになると思います。特に故障気味の者は人一倍不安になります。しかし、きちんと練習は積めている。だから不安になることとはないのです。今までやって来たことを振り返って1つずつプラスに考えていけば必ず「力」は出せます。それ以外は必要ないと思います。これもトレーニングだと考えています。総体路線で戦うために1年間かけてやってきたことです。

昨年は総体で「他の者に頼る」という姿が多く見られました。自分自身に不安があるので周りの者に頼って動きを見てもらう。それで安心を得る。普段とは全く違うことをやっていたため自分たちの持っている力を出すことができませんでした。大会は特別なものではない。普段の取り組みが現れるだけです。戦えないのはそこに来るまでに何かしら原因がある。これまでの総体でのミスは「たまたま」総体で出ただけであって、それ以前に大きな原因があったのです。私自身が見落としていた部分です。常に冷静に判断していく必要があるのです。すぐに熱くなってしまいますから、もっと客観的に自分自身を見ていく力が必要となります。難しいですが。

戦いに行きます。各自が何を思うか?これで決まってくると思います。普段の取り組みが試されます。自信を持って臨みたいですね。
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調整練習

2010-05-27 | 陸上競技
水曜日、前日に刺激を入れていますからほぼ休息としました。午後の練習はマッサージとストレッチのみ。休息がメイン練習です(笑)。無理にやっていく必要はないですからね。こちら側がセーブしておかないと勝手にやってしまう危険性がありますから一切やらないように。

ここまで来たらできることは限られると思います。スタート地点にきちんとしたした状態で立たせることが指導者の最後の役目だと思います。今年は特に男子の故障者が多く、万全の準備とは言えない部分があります。それでも選手はできることを最大限にやってきました。なんとか力が発揮できるようにしていかなければいけません。そのためにもケアの部分やメンタル的な部分のサポートをしていきたいと考えています。

1人は気功に行きました。足首の痛みです。軽度の肉離れをして以来、少しバランスが崩れた中での練習をしていました。肉離れや走りを戻すことを最優先していたため、同時期に発生した足首の違和感を置いたままにしていました。これは私がもっと気を配らないといけなかったのかもしれません。月曜日にハードル踏切で痛みが出て火曜日は痛くて走れない状態でした。痛みが治まればかなり走れると思っています。時間とお金はかかりますができることを最大限にやっていくことが必要です。

もちろん保護者にかける負担は大きいと思っています。無尽蔵にお金が出てくるわけではありません。が、一生に1回しかできないことをやろうとしています。生徒には話をしますが、今負担をかけるのであれば自分が将来的に恩返しをしていけばいい。本当に一生懸命に取り組んでいれば保護者は応援してくれます。中途半端な取り組みをしているような選手であれば保護者も応援はしてくれないと思います。時間とお金をかけてやっているという意識は常に持たなければいけません。やってもらって当たり前ではない。繰り返し選手には話しています。

この時期、選手が何を思うか?この辺りで全ては決まってくると思います。しっかりと考えさせたいですね。常に感謝の気持ちを持ち続けてもらいたいですね。「支えられている」という現実に感謝を。もちろん、恩返しをするためにやるわけではありません。自分自身のために、自分自身が望んでやっているという考えが中心に無ければ最大限の力は発揮できないと。

時間を有効に使っていきたいですね。
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最後の刺激

2010-05-25 | 陸上競技
火曜日、最後のポイント刺激としていました。月曜日に少し身体が重いということでした。土曜日にかなり走って月曜日朝にウエイトですから仕方ない部分がありました。そのため朝練はマッサージのみ。月曜日の練習で足首に痛みを訴えた者に以前教えていただいた整体をして身体を緩めました。この1週間はかなりやっていたのでそのダメージが残っているのかもしれません。かなり身体が硬くなっていました。土曜日はかなり走れるようになっていたのですが、一度故障した辺りから足首がはまらない感じがあったようです。その部分が影響していたのかもしれません。

午後は最終刺激。本数を絞ってスピード刺激を入れました。短長はスピード持続。それまでにトゥトレとバトン練習を少しずつ。この段階で前述の者の足首の痛みが強かったのでメンバー交代です。この時点で不確定要素は無くしておかなければいけません。400mHとの兼ね合いがあったので考えていたのですがこれにより完全に重なりました。まーこのレベルの負担で400mHで中国に行けないようならそれだけの実力だということです。厳しいようですがそれくらいの負荷を越えてでも力を発揮できる強さを持ってもらいたいと思います。バトンに関しては昨年も春先もこのオーダーでやっています。誰が走っても4継でも戦えるというのを証明したいと思います。

短短は150m+α。男子は脚の状態が良くない者がいますから最低限の刺激を入れました。アップの段階から思い通りに出来なかったようです。前半は良かったのですが後半動きませんでした。痛みさえ抑えられれば戦えると思っています。できるだけの事をやって総体を迎えさせたいと思います。もう1人はここ1ヶ月全く走れない状態でしたがここ数日間でかなりの回復を見せてきました。スパイクを履いて走る事ができるようになり、今回はかなりスピードを上げて走る事ができました。なんとか総体に間に合いそうです。油断はできませんから最大限の事をやっていきます。

短長は250m+α。アップから少し時間がかかってしまい多少身体が冷えてしまった感じがありますが、まずまずの走りができました。rinaは少し身体が疲れているという感じだったようですが、かなり走れていました。他の2人も走れてきました。支部大会の前と比べると段違いに良くなってきています。250mの感覚走でrinaと1秒ちょっとの差です。これだけで測る事はできませんが、きちんと力を出しきれれば中国に届くレベルまで来ています。

400mHは300mH+α。こちらは前回と比べてスムーズに走れた感じがあります。まだ歩数の切り替えが明確ではありませんがかなり走れていました。akaneは47秒5でした。300mをこれくらいのタイムで走れば64秒台で走る事が可能です。レースになれば更にスピードが上がると思います。力的にはかなりの所まできています。もう1人もまずまずのタイムで走れました。まだ戦えるレベルまでは来ていませんが前半はついていけるようになってきました。総体ではなんとか力を出してもらいたいですね。

女子は最後に250mを1本。一斉スタートにしました。場所取りなどでかなりの接触がありましたがそれくらいで負けるようでは実際には戦えません。こういう時はタイムというよりも勝負です。きちんと力を出しきって走る事が重要です。ブロックされても最終的に最初にフィニッシュした者が勝ち。各自が積極的に走る事ができたというのは大きいですね。2人がブロックされながらも34秒台で入ってきましたし、他の者も35秒台でした。かなり高いレベルまで来ていると感じています。まだ力は引き出せると思います。

ほぼ準備は終わりました。後は疲れを抜き、心を戦闘モードに切り替えていくだけです。与えられている時間は限られています。その時間をどう使うか?このためにかなりのモノを犠牲にしてやってきたはずです。しっかりと取り組んでいきます。それだけのチーム力はあると信じています。

想うことはいくつかありますのでまた書いていきます。かなり力が上がっていると思います。戦います。
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少し走る

2010-05-25 | 陸上競技
月曜日、朝から少し肌寒い1日でした。最初は半そでで大丈夫かなと思っていましたがウインドブレーカーの上を着ていないと寒かったですね。うーん、いつになったら暖かくなるのか??春はいつ来るの?って感じです。朝練は総体組はウエイトにしました。水曜日にスピードウエイトをやるので最後のウエイトです。学生時代は金曜日からインカレがありましたからたいてい火曜日に入れていました。これは感覚的なものなのですが指導者になって師事している方も同じように入れているということだったので間違っていないのだと思います。根拠はありません(笑)。何度も書いていますが基礎筋力自体はかなりあがってきていると思います。継続的にやってきていますからね。あとはそれをきちんと生かすだけ。

午後は1年生と総体組を別メニューにしました。1年生は秋や来年に向けてやっていかなければいけませんから今特別休む必要はないと思っています。しっかりと基礎筋力や基本的な動きを身につける必要があります。こちらはマネージャーに任せて実施。しっかりとできたはずです。総体組は本当に軽く。動きの確認とショートまで。4継メンバーは本数を絞ってバトンパス。かなり短時間で終わりました。少し動きが重いと感じましたが午前中にウエイトをしているので仕方ない部分かなと思っています。スピードがMAXで出ない感じを受けたようですがそれはそれ。気温的なものもあると思います。この状態で不安に思っても仕方ありません。少し重い中でも自分の動きをきちんと意識していければ問題は無いはずです。

400mHの者も2台目まで確認をさせましたが今はきちんと入れます。あくまで「今は」ですが。ここが本物になれば上位2名を脅かすだけの走力はあります。いつも書くのですが「なれば」です。ならなければ戦えません。安定しない、波があるというのが最大の問題ですがやるしかありません。復調した者が踏み切りで少し足に痛みが出ました。無理やり持ってきた部分があるので身体のバランスなどが崩れているのかもしれません。水曜日に気功に行くみたいなのでそのときに最後の調整をしてもらえると走れるようになるのではないかと思います。

終了後は学校でマッサージ。先日注文した道具が到着したのでそれを利用しました。終了後「軽い気がする」といっていたのでそれなりの効果はあるのかなと。まー最後は「気持ち」の問題ですか、気分よく走れる状態を作らなければいけません。軽くなれば問題なし。

火曜日に最後の刺激を入れます。怪我をしないように注意しながらやらないといけませんね。油断しない、慢心しない。気をつけます。
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応援されるチームになる

2010-05-23 | 陸上競技
前日「マイルで中国大会に行くためには」という話になりました。どれくらいのタイムが必要かと。うちが初めて中国大会に参加させてもらったのが5年前になると思いますが当時はかなり厳しい状態でした。マイルを走れる人間は4人しかいなくてそれも今と比べると意識レベルがかなり低かった。「賭ける」というものはそれほどなかった気がしています。これは私の甘さが影響していたのかなとも。

最初の年は4分20秒を切れば中国に行けると選手に言い聞かしていました。冬期は3人しか選手がいないのに根拠もなく「行ける」と(笑)。たまたま1年生が入って来てくれてマイルに出ることができました。うちは思っていた以上に速くなっていて4分11秒6くらいで準決勝を走りました。が、プラスの2番目。加えて何度も書いていますが1人転倒して歩くこともままならない状態。正直諦めかけていました。それでもmatuzaki先生に手を当ててもらい決勝で激走。同じく4分11秒6で中国に進むことが出来ました。この時は「おめでとう」と周りからかなり祝福されました。チーム状態がそれまでで一番良かったと思います。さすがに私も感動して涙したのを覚えています。初めて中国に行けるからではなく選手が力を出しきってくれたからです。

翌年は冬期の時点からトラブルが相次ぎました。「先生に怒られるのが嫌だ」「周りのように遊びたい」という理由で退部、「先生が自分の事を分かってくれない」「自分はこんなに頑張っているのに…」というので反発して上手く練習できない。この状態で戦えるほど甘くはありません。退部した者が色々なことがあって2ヶ月後に復部。通常ではありえません。まー色々あったので。が、結局スカート丈は短くする、化粧はしてくる、見ていないところでは手を抜くの繰り返しですから上手くいくはずはありません。なかなか伝わらないもどかしさがありました。
総体4継の決勝の前に「走りたくない」と言ってきました。それを聞いたkuboi先生が激怒されたのを覚えています。化粧をして走ろうというような選手が勝ってはいけないと厳しく言われました。当然です。周りから応援されるチームとは一番遠い状態だったと思います。運命とは残酷ですが4継は優勝候補がバトンミスで失格し6位、マイルは上位チームが転倒してその間を縫うようにして6位に滑り込みました。そこから学ぶべきものは多かった気がします。勝ち上がったというよりは「試練を与えられた」という感じでした。「強いチームには責任が伴う」というのを強く感じました。応援されないようなチームではプラスアルファの力は出ないのです。

更に翌年はもう一度戦うために必要なものが何かを学ばせてもらいました。表面上のつながりではチームはできない。この年も同じように冬期からもめることが多かった。本来チームを作っていくべき3年生が当たり前の事を当たり前にやらない状態が続きました。本来持っている「力」は素晴らしいものがありましたが、その力を磨くために最大の努力が出来ませんでした。練習開始時に行うサーキットを見ていると明らかに力を抜く姿が見られました。ウエイトコントロールをしなければいけないはずなのにそれができない。持っている力を最大限に引き出すことはできません。
あまりにも酷い状態でした。明らかに「やりたくないのにやらされている」という感じで学年で温度差がかなりありました。総体に向かうまでにチームがきちんと成立しない状態では絶対に戦えないのです。何度話をしても伝わらない。正直顧問交代を口にしたこともあります。その時はやる気になるのですが、数日後には元に戻る。短い指導歴ですが一番しんどい時期でした。

総体を迎えて初日に1年生がいきなり62秒1で走り県で7位となりました。が、この選手をマイルメンバーに入れるかどうかという時に完全にチームが崩壊しました。今までメンバーから外れたことのない者が危機感を感じ、嫌がらせをしたり無視をしたりという状態が生まれチーム内に会話が無くなりました。やるべき事を間違えていることに気づかないのです。総体は上級生で組もうと思っていましたがそのような状態ですから戦えるはずがありません。結局4分15秒くらいかかって5位だったと思います。表彰台に上がってもおかしくない力がありましたが周りから「勝てないだろうな」と思われるチーム、顧問が「勝ってはいけない」と思うようなチームでは戦えないというのを強く感じました。

4年目は3年生がこれまでのチームを見ていましたから随分違いました。これまでで一番まとまりがある状態でした。が、エースが春先に故障してしまいそこから少しずつ歯車が狂ってしまいました。その動きを戻すために総体直前まで練習しなければいけない状態でした。また、私が意図的に選手に距離を置いていたため、仲間同士で動きを見るという習慣がついていました。総体でも過剰に「仲間に見てもらう」ようになっていました。「大丈夫」だと言ってもらうことで安心をするというのが目立っていました。「チーム」という枠組みに入ってしまい本当に戦うのが自分自身だということを忘れてしまっていたのです。各自が最大限の力を発揮していくことで「チーム」として戦えるのです。誰かに戦ってもらって上の大会に進むわけではない。そこを見失ってはいけません。
実際のマイルではエースが全く走れずに64秒くらいかかりました。厳しいようですがメンバーを外しました。前年では絶対にできないことだと思いますが、当時のチーム状態だからできたのだと思います。悔しかったでしょうがその想いがあったから中国で爆発的な走りができたのた思います。全てを決めるのは「心」ですから。

この姿を見て下の選手が育っていきました。この時のチームを越えるというのが最大テーマです。秋には4分00秒まで行きました。タイムでは既に昨年のチームを越えていますが、「心」の部分で越えていかなければ戦えません。全てで越えていくことがインターハイへの唯一の道です。この冬は本当によくやりました。取り組む姿勢もかなりのレベルだと思っています。中国地区でもトップレベルだと自負しています。応援してもらえるチームになってきていると。見えない力ですが「勝ってもらいたい」と応援してもらえるチームになればきっとインターハイに届く。そう信じています。
初めて中国大会に行ったとき、山口県開催でしたがube高校がマイルでインターハイ出場を決めました。地元開催というのもありましたが最終種目で県内のほとんどの学校が一体になって応援していました。この大応援団の声援を受けてのインターハイ出場。応援されるチームの姿を見ました。今年の鳥取で応援されるチームとして戦っていきたいと思います。自分達のやってきた事を証明したいと。応援してもらうためにやっているわけではありません。自分達のためです。自然発生的に応援してもらえるチームになってもらいたいと思います。

どこまで力を出せるか?そのためには総体できちんと勝ち上がらないといけません。慢心せず油断せず冷静に取り組んでいきたいですね。
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強い刺激

2010-05-22 | 陸上競技
土曜日、総体の1週間前になりました。これまで積み上げてきたモノを出すための舞台です。緊張感もかなり出てきた感じがあります。総体は早い時間帯からレースがありますから年間を通じて朝練を実施しています。早い時間でも身体を動かす必要があります。生活リズムをきちんと作っていく必要だと思います。特に中国の400mHの予選、マイルの準決勝は9時半位から始まります。つまり7時過ぎには身体を動かさないといけないのです。それも踏まえて練習開始を8時にしました。本当はもっと早くても良かったのですがまー無理の無いようにしようと思って。

練習はフリーアップにしました。専門練習をしようと思っていましたが、その前に4継のバトンパスをしました。女子はメンバーを固定していますが3走がいまいち走れていませんでしたから足長を調整を必要としました。比較的スムーズに渡ります。他の3人がかなり走れていますからこちらは非常に楽しみです。
1走の1年生、ここ最近かなり動くようになりました。元々基礎筋力がそれなりにありますから動くのかもしれません。練習終了後、たまたま別件で師事している方に連絡をしたのですがその時にそんな話になりました。納得できる内容でした。かなり早い時期から練習をしているというのもありますし、中学時代にそれほど練習をしているわけではありません。きちんと練習を積んでいけば力がつくと思います。今回の練習では1年生の男子と120mを走らせました。1年生男子も最近走れるようになってきていますが、その2人とそれほど離されることなく走れていました。やはり強くなってきています。1走としては断トツの力があると思います。下手をするとうちで1番速いですから(笑)。故障しないようにしなければいけません。本数を絞っていきたいと思います。

短長は250m+α。SDからレース感覚を作らせました。バックストレートが向風でしたが下関の競技場は風が強い場合が多いので気にせずに走ることにしました。ここ最近は3人とも走れるようになってきている感じがあります。向風を気にしないで走っていました。rinaは58秒前半で走れるペースで入れます。やはり強いですね。同時に長距離が練習をしていたのですが、前日のスポーツテストの疲れがあるとのことでした。確かに一番暑い時間帯に長い距離を走っていますから。うちは少ないとはいえその後にさらにショートを走っています。間違いなく万全の状態ではないでしょうね。それでもかなり走れていますからきちんと疲労抜きができれば面白いと思いますね。

400mHは300mH+α。こちらも向風でしたから歩数のコントロールが難しくなります。仕方ない部分です。その中でどれだけ走るかが重要になります。1本目はakaneが断トツで1秒差でmiki。あまりにもmikiが走れていなかったのでレストの時間に少し確認をさせました。2本目は前半akaneがリードする展開でしたが、少しずつ差が詰まり300m地点では同着になりました。akaneが悪いというよりはmikiが走れたという感じでした。実力を出せば2人の力は互角です。どちらが一方的に強いということはありません。最大のライバル関係だと思います。mikiが少しずつ走れるようになってくれば2人の練習の質が上がります。勝ち負けではなく2人が強くなるためには必要です。なんとかこの流れにもう1人が入れると良いのですが。もう少しハードリングが…。

女子は最後に250mを。一斉スタートは接触の危険性もあるので避けました。負けたくないという気持ちが強いですから絶対に譲らないでしょうから。現時点の力で考えて追い越し走にしました。250mではやはりrinaが強いですね。しかし、他の者も負けず劣らず走っていました。ほとんど差がなくフィニッシュ。かなり安定して走れるようになってきました。走れていなかったmikiも300mHくらいから動きが戻りつつあります。ここが本物になれば県総体は高いレベルでの競技ができると思いますね。あれだけ全体が走れるチームは県内にはないでしょうから。最低でもマイルの大会記録は更新したいと思っています。昨年の雪辱を晴らしたいですから。記録にも順位にもこだわっていきたいと考えています。それだけの力はあると思っています。

あとは男子が不安要素を払拭してくれればと思います。チームとして戦いたいと強く願っています。そのためには男子がしっかりと力を出してもらいたいですね。

泣いても笑ってもあと1週間です。出来ることを最大限にやっていきます。万全の状態でスタートラインに立ってもらいたいと願っています。スタートラインに立った時には勝負の9割りくらいは決まっていると思います。そこまでにどうもっていくか。選手の意識レベルは高いと思います。冷静にしっかりと取り組んでいきたいですね。大切な時間を有効に使っていきます。
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スポーツテスト&軽く走る

2010-05-22 | 陸上競技
金曜日、朝から1日スポーツテストでした。例年はGWに入る前に実施されているのですが今年は何故かこの時期に。結構身体を動かしますから思った以上に疲れると思います。それを踏まえて前日の練習はウエイトのみ、当日の朝練は体幹補強のみとしました。まー余り影響はないと思いますが。
私は50m走のスターターを。赴任当初から50m走はクラウチングスタートできちんとピストルを鳴らしてスタートします。もちろんスタブロなし(笑)。スタブロの替わりに後ろの生徒が脚で支えます。それも後ろ脚を。スタブロを蹴るのは前ブロックですからうちの選手にとってはほとんど意味がありません。以前から気づいていますが選手には言いません。関係ないので(笑)。見ていると選手はかなりの確率で1歩目で滑ります。スパイクも履いていませんから当然です。いつも通りの感じで走ると上手く走れない。まーそんなものだと思います。

午後からは市営競技場で男子1500m、女子1000mのトライアル。他の学年や部活の選手が見ていますから必死です(笑)。例年は私も最初から引っ張っていたのですが運動不足のため自信がないので最後の1周だけ引っ張ることにしました。体力的に厳しいので。私が赴任してきてから昨年まではほとんど女子バスケットボールが先頭でした。もともとうちの学校では女子の長距離がいないというのもありますが。6年くらい前には女子バスケ部が3分20前後で4人くらい走っていました。長距離選手ではないですが基礎体力的にはかなり高いというのが証明されていました。昨年rinaが3分16秒くらいで走って速いなーという感じ。今年もrinaが先頭で走っていました。最後の1周だけですが少し引っ張りました。結構速いな~と思って走っていましたがフィニッシュタイムが3分09秒でした。シューズでほとんどアップもなくこのタイムとは・・・。400m選手ですがやはり段違いに強い。中国で勝負できるレベルまで来ていると思いますね。非常に楽しみ。あとはhatuが3分15秒、yukaが20秒、mikiが23秒と続きます。この辺りはもう少し走っても良いかなと感じますが。マイルメンバーは全員3分30秒は切りましたから合格レベルかなと思います。基礎体力自体は上がってきていますね。

練習はスポーツテストの疲れも考慮して軽めに。マッサージ用の道具を持ってきてもらう事になっていたのですが、約束の時間を過ぎても持ってこないのでかなり激怒。いやー無理なら連絡をくれると動きやすいのですが・・・。1000mを走ってすぐにスピード練習というのも可哀想だったので軽くマッサージをしてから練習に入ろうと思っていたのですが予定がかなり狂いました。相手方にも都合があるとは思いますがこちらも待たないといけないので。
かなり予定から遅れて練習開始。ちょうど疲労抜きにはなったかもしれません。軽くドリルをして加速段階の確認、ショートで終了。練習時間自体は1時間程度だったでしょうか。ショートを見ていて女子のスピードが若干上がってきているのを感じました。特に1年生のmihoが速くなっている感じを受けます。これまではakaneとほぼ互角かちょっと抑えることができていたのが逆に少し前にいます。akane自体もスピードが戻ってきていますがそれより走れているというのは非常に面白いと思っています。1年生ですから無理はさせたくないと思っていますが、力が出せれば100m&200mで決勝進出が十分狙える位置にいるのではないかと感じました。動きが崩れていた者も加速段階はかなり修正されてきました。60mで先頭集団に1~2m位は離されている気がしますが許容範囲です。中間での接地が少し長いのでこの辺りの修正ができてくれば戦えると思います。総体には間に合いそうですし、あくまで狙いは中国で良いと思っています。焦らずきちんと動きを作っていって戦える状態に持って行きたいですね。

終了後はマッサージ用品が来たので選手同士で軽くマッサージを。コミュニケーションを取りながらマッサージをすることでリラックス効果も出てくると思います。こういう時間も大切にしていかなければいけないですね。手間がかかっても今年の総体は人生で1回しかありませんから、最大限のことはやっていきたいと思います。決して後悔はして欲しくないのでできることを最大限にやっていく中でサポートしていきたいと考えています。故障気味の選手が走れるようになるためにどうするべきか。この辺りもきちんと考えてやっていきたいと思います。

1日日に当たっていたので疲れました。気がついたら9時過ぎに就寝。子ども並みです(笑)。
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ウエイト

2010-05-21 | 陸上競技
木曜日、基本的に練習は落とし目にしています。トレーニングルームの使用できる日も交替なのでウエイトを中心にやっています。男子2名は前日走練習が出来なかったので代わりに木曜日走ることにしました。
しかし、練習をスタートして走る時になるとまた痛みが出たようなので結局自転車練習に切り替えました。ここまできたら焦っても仕方ありません。とにかく出来ることを最大限にやっていく以外にないのです。精神的にしんどいとは思いますが、やっていかなければ何も変わらないのですから。とにかく痛みが引くように最大限の努力をしなければいけません。

総体組の上級生はサーキット、ウエイト、補強の流れで。選手権の前は強化という意識が強かったのでウエイトに持続系を加えてかなり高い負荷をかけました。今回はさすがに狙うべき総体ですからやりません(笑)。刺激とレストを組み合わせながらやっていきたいと考えています。なんせ金曜日がスポーツテストですから。毎年選手権の前日がスポーツテストで1500mと1000mを全力でやってぐったりしています。今年は日程が違いますが、体育的行事を計算しながら練習をしていかなければいけません。かなりの負荷ですから…。

1年生はサーキットを何セットかやってメディ補強、屋外での動きながらの補強、メディ投げです。こちらは見ていませんがキャプテンからの報告によるとよくやっていたとのことでした。基礎筋力を上げない限りは次には進みません。総体に出ない者は特に意識的に取り組んでいく必要があります。将来に向けての投資です。今は貯金を作る時期ですから。

私は「是非話をしたい」という方がおられたので話を聞きにいきました。マッサージに使うローション等の説明でした。選手を1人連れていってケアしてもらっている間に色々な話を聞きました。効果は以前投擲の先生から聞いたことがあります。その時は話半分に聞いていたのですが今回は事前に電話をして先生に聞いてみました。なかなかの効果だということでした。
店の人には実際に私に体験してもらいたいと言われたのですが断りました。私がやってもらっても選手が良いと思わなければ意味がありません。効果を体験するのは選手のほうがいいと思っています。選手は片足だけローションを使って軽くマッサージをしてもらいましたが、かなり良かったようです。残念ながら片足しかやってもらえなかったのでバランスの問題があるのではないかと思いましたが…。検討してみようと思います。

私は何か分かりませんが「サンゴの粉」を2回飲みました。老廃物が排出されるようです。良いものを勧めたいという雰囲気はわかります。ひとまず飲んでみましたがどうなるのかは不明(笑)。

色々な話を聞きながら検討していきたいと思いますね。
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