kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

締めくくり

2016-12-31 | 陸上競技
12月31日、今年も終わります。あっという間に1年間が過ぎてしまった感じがします。このblogに書けること、書けないことが混在する中でなんとか1年間を過ごすことができました。

多くの出会いがあったのは大きいかなという気はしています。うちの学校を選んで入学してくれた選手達。更には社会人選手達との関わり。更には県外の指導者との出会い。これは全て「縁」です。逆に「縁」がなかった部分もあると思います。それはそれで受け入れていきたい。

また、多くの事を勉強させてもらえた1年間だったと思います。様々なタイプの選手と出会い今までのやり方とは異なる方法を考える。また、他県の指導者の方と関わる中で「指導方法」について考えさせられる。自分が思っていたことが既に時代に即していないかもしれないという感覚。それを感じることが出来たのも大きいなと。

自分の指導にある程度の自信を持ち始めていた時期でした。が、本当はもっとできる。その事を考える時期でした。やって来たことの方向性は間違っていない。が、もっと上手く組み立てればもっともっと成長に繋がる。ここの部分です。

本当はシーズン前にそのことに気づいていかなければいけなかったのかなと思います。「タイミング」の部分もあると思いますが。

練習パターン。何処かがやっている練習をそのままやるだけ。何となくやり続ける。これではもったいない。意味を理解して練習をする。更には「自分にしか出来ない練習スタイル」を作り上げていく必要があると思います。これが今後のチーム作りに繋がるかな、と。

多くの選手と出会うことが出来ました。まだうちは足りないことが多い。それでも初期段階と比べると全く別のチームになっていると思います。これは私が云々というより選手が強くなりたいと思ってくれているからだと思います。そこに成年選手の力を借りてもっと刺激を与えたい。それは他の学校では出来ないことだと思っています。

保護者にもかなり応援してもらえるようになりました。差し入れを頂いたりこちらの健康にまで気を配ってもらっています。多くの人との関わりがあるから今がある。

こういう性格ですから「好き」「嫌い」が明確になります。他者からも「好かれる」か「嫌われる」かは極端だなと痛感しています。が、結局誰のためにやっているかだと思います。嫌われたとしても「信念」を持っていたら変わってくる。別に気にする必要はないから。

関西の高校と戦う。これを大きな目標とします。きちんと指導をされているチームが存在することを改めて感じたからです。「才能」に頼るのではなくそれをきちんと「磨く」という方法を考えていきたい。

本当に思うことがかなりありました。選手のために。そう思って耐える事も必要です。それが選手にプラスになる日が来る。そう信じています。

最後の最後まで上手くまとめることが出来ません(笑)。まーいいか。私の人生みたいなもんでしょう。

多くの人との出会い、支援に心から感謝したいと思います。一人では何もできていない。それでも支えてもらえる方々のお陰で今があります。

来年は高い目標を掲げそこに向かいたいと思います。何が何でも。そう思います。

今年1年間本当にお世話になりました。来年も見守って頂ければと思います。

良いお年を。
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練習納め2

2016-12-31 | 陸上競技
続き。

複合走をやってからもう一度軸作り。バランスディスクを使っての感覚作りをはさみました。バランスディスクの数が気がつけば1人2つ使える状態になっています。これなら時間の短縮ができます。



バランスディスクを使った練習を終えて今度はその場での体幹固定。身体の中心を保つイメージです。疲れてくると体幹がぶれ始めます。意識ができにくい。だからこそ走りと走りの間にこうやってもう一度意識を持っていく感覚を作りたいなと。思い付きですが継続していきたいなと。



かなり時間が経過していましたがそれでもまだ練習を続けることに。前日中途半端に終わってしまった「加速ドリル」と「中間ドリル」を実施。それぞれの種目を上手く組み合わせながらやっていく。これもやっているうちに動きの変化があります。合宿参加組にもきちんと確認をさせておきたかったのでキツいでしょうが取り入れました。





疲れがあるはずですが最後に走練習。トレーニングや動きを作るための練習だけをして終わるわけにはいきません。走り込みというのが不足していますがそれでも十分対応できるのではないかと。しかし、最後にきちんと走るというのは大切かなと思います。あれこれやってきた動きを最後にスプリントにつなげていく。







120mを2本走りました。ここまでにかなり走っているのでこれだけでも随分の負荷になるのかなと。以前と比べ膝が出るようになっていました。客観的に見てみると気づくこともあります。もちろんまだまだ足りないことがあるのですが。確実に変化している感じですね。






最後に60mを2本。こちらも自分達で工夫していました。前から実施している「距離設定」でのハンデを付けていました。最後の60mで同時にフィニッシュできるようにです。かなりキツい中での練習。最後の1本の時に女子キャプテンが大きな声で「2016年ラスト行きます!」と叫んでいました。こういう部分の成長は大きい。この子が成長してくれているのは間違いないですね。今の1年生女子、きっと見習って変わってくれるはずです。ムードメーカーになるくらいの声出しができるようになれば実力も大きく伸びる。

最後は私からのご褒美と保護者からの差し入れを渡して終了。こうやって保護者がサポートしてくださるのは大きいですね。感謝です。

なんとか1年間やってきました。本当に色々なことがありましたが選手は大きく成長してくれたと思います。今の雰囲気、今の練習をあと数ヶ月間続けていければ本当に面白いと思います。今までとは異なるレベルの競技レベルになると信じています。

総まとめはまた別に書きたいなと思いますが。良い雰囲気の中で練習を終えました。選手は本当によくやりました。お疲れ様。
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練習納め

2016-12-31 | 陸上競技
30日、この日で学校の練習は最後にしました。昨年は31日までやったという話でしたがよくよく考えてみると30日までしかやっていない気がします。1年前は30日ということもあり練習参加者がかなり少なかった気がします。1年経過して欠席者はなし。まー当然なのですが確実に進んできていると感じています。

この日の練習は「しっかりとやろう」というコンセプト。特別なことはできないので。練習の一番最初に中四国合宿に参加したメンバーから一言ずつ話をさせました。なかなか上手く話ができないのですが少しでも伝えないといけません。こういういう機会はこれから増やしていきたいなと考えています。これも練習だと思います。

短距離の指導をしてくださった先輩からは「動きが良くなってきているね」と言われていました。社交辞令かもしれませんが(笑)。走りはまだまだですがハードルドリルなどはひたすらやっています。大阪で徹底するという事を学んだのでそこはもっと細かくやりたいなと。シャフトなどは他校の選手と比べて強かったと感じていたようでした。もっと細かく続けていきたいですね。

練習の流れはいつも通り。いつもよりアップメニューの種目を増やしました。それほど時間は変わりませんが「体幹」を意識した練習を増やしておきました。そこからダイナマックスを使ったラグビー走。ダイナマックスのフロント&バック投げのリレー。少し体幹を意識してから軽く走る。ここの流れが実はすごく大切なのではないかと感じています。

ここから後半のアップメニュー。こちらは少しだけ動きが大きくなります。中でも軸は崩したくない。ここ数日間は女子キャプテンにアップメニューを決めさせています。ある程度の枠の中から選ぶので私でなくてもできるかなと。色々な事をやりながらという感じですね。

ドリル的な練習を減らしていこうと思いながらもやはり「ベース」になる練習になるので時間をかけました。大きな負荷ではありません。きちんと意識して練習できるかどうかですね。壁抜きをやってからハードルを使った動き。何度も何度もしつこく声かけをしました。バーを持ってやるようにしています。前はバランスディスクを持ってやっていたのですがバーの方が意識しやすいですから。




本数は少なくしていました。同じ動きをバーを持ってやる事と普通にやる動きをします。最初は歩行から入って次に速い動き。大きい動きから実際の動きに近づけていく。正解があるのかどうかわかりませんがこういう流れの方が良いのかな、と。

そこから少しだけ走って補強。とにかく苦手でも持久系の練習を少しずつ取り入れていきたい。合宿参加した短距離3人はここを省略しました。本当はやった方が良いのかもしれませんが。既にふくらはぎや太腿がパンパンだと言っていたので後半の練習に備えてあえて抑えました。シャフトトレーニングとシャフト補強をしました。

ここの写真を撮るのを忘れていました(笑)。シャフトトレーニング、気がつくとシャフトにプレートを付けていました。急遽中止。プレートを外して軽くしました。速い動きの中であれこれできる方が良いかなと。負荷的にはかなり軽くなりますがそれよりも動きを重視したいなという感じでした。

シャフト補強をやってから今度は「複合走」。これは「タイヤ引き」「ダイナマックス」「普通」を組み合わせてやります。これはかなり良いんじゃないかなと感じています。自然に動きが変わっていきます。本数は少なめ。多くやる必要はないと感じています。少し前の私なら動きが変わるなら何本も何本もという感覚でしたが。

「やりたい動き」は明確です。その動きを様々な事をやりながら身につけさせたい。工夫なのかな、と。パターンが決まり切ってしまうのは避けたいのであれこれやりながらという感じでしょうか。



バーを持ってタイヤ引きをしました。とにかく軸を作る意識を持たせたい。走りの中で自分で感じてもらうしかない。そのための工夫をしていきたいなと。通常であればこの段階で練習終了になるパターンですがこの日はもう少しだけやることに。走り込みというよりは動きを作りながら走り続けるという感じですね。

長くなるので記事を替えます。相変わらずですね。
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久々の学校練習

2016-12-30 | 陸上競技
合宿終了後、翌日は学校で練習。久しぶりに学校です。私が不在時には3年生が毎日練習に顔を出してくれていたようです。本当にありがたいですね。人数が少なくなるので雰囲気が重くなる。そうならないようにきちんと気を使ってくれています。

29日は前任校で指導していたMakinoが練習に来てくれました。これだけで大きな刺激になります。卒業後も慕ってもらえるというのは大きいなと感じています。私にできるのは関わる子にプラスになるようにする事だけ。SG大学のF先生と先日話をさせて頂いた時に「上手くいけば11秒台が狙える」とのことでした。やっとチームに貢献できるかなと。私に出来ることはしたいなと思っています。

中四国合宿に参加していたメンバーはこの日は休みにしていました。さすがにしんどいでしょうから。私は休みなし(笑)これは仕方ないかなと。

学校の練習はそれなりに道具があります。継続的に練習ができるので合宿などとは違います。特に大阪から戻って来て発想自体が変わっています。できる限り多くの刺激を与えながらやりたい。単調な練習よりもそちらの方が効果的かなと。もちろん、徹底したい部分はあります。が、そればかりやるのもどうかなと感じるようになりました。

この日は軸&固定系のアップを行ってからダイナマックス。そこからアップ2へ。それなりにできるようになってきました。当然ですが。大きな筋肉を鍛えまくるというよりはいろいろな筋肉を鍛えるほうが良いかなという感じを受けています。

今までやってきたやり方が間違っていたとは思っていません。しかし、「もっと効率よく鍛える」事を考えたらできることがあるのではないか。組立の中でもっと効率よく力を発揮できるようになるのではないか。多くの学校の中からうちの学校を選んで競技をしてくれる選手に対して「良い練習」を提供するのは当然だと思います。そのなかで自分に足りないモノがあればそこを導入する。

Makinoが「速い動きができない」といっていたこともあり、そこからはちょっとだけドリル系を。足運び→ももあげ→スイッチング。この流れの中で動きを作っていきました。やりたいことが案外シンプルです。そのシンプルな動きを様々な方法で身に付けていく。方法はいろいろとあると思います。何を選択するか。

心肺機能への刺激を与えたいなと思って少しだけ走りました。単純に往復走をするのでは面白くないのでスキップ走にしました。2往復はバーを持ってのスキップ。次の2往復は普通にスキップ、最後の1往復はランです。最後にはほとんど身体が動いていないなという感じでしたが(笑)。

ほぼ休まずにシャフト。終了後、倒立とバランスディスク。ロープ登りまで実施。スパイクを履いてチューブ5歩。マーク走をやってから「加速ドリル」と「中間ドリル」を。本当であればこれを2セットやりたかったのですが時間の関係上1セットで終了。こうみえても最近は「時間を考える」という感覚の中でやっています。3時間やれば十分かなと。大阪H高校では2時間と言われていました。私の組み立て能力では2時間に必要な要素を入れ込むことができません(笑)。

最後にショートダッシュを数本実施。そこからMakinoに補強を5種目程度紹介してもらって終了。バランス系の補強が多くあるのでそれを練習に上手く導入していきたいと思います。大きな負荷ではないですが「軸」の部分と「固定」の部分の練習は重要だと思っています。

帰りの車の中で「なぜ復調できたのか?」を聞いていました。上手く走れないときに鏡を見ながらトレッドミルで身体を動かしていたようです。その時に「もっとこうしたほうが良いのでは?」と考えるようになったと。自分の姿を見ながら工夫して身体を動かし始めてそれが「普段の練習」にも生かされてきたと。

やはり大切なのは「本人の取り組みの姿勢」です。高校時代は「言われるがまま」だったのかも知れません。これは私自身が反省するべき点です。それが大学に進み「良い練習」をするのでが考えていなかった。だから走れない。練習内容をきちんと考えて実施するかどうかで大きく変わってくるのです。足りない部分をもっともっと考えながらやってくことが重要かもしれません。

今年の練習も残すところあと1日。怪我をしないようにしっかりとやっていきたいと思います。
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中四国合宿最終日

2016-12-29 | 陸上競技
やっとここまでたどり着きました(笑)きちんと書いておきたいことを残しておきたい。まーすぐに忘れてしまう部分があるので早く書かないとダメなんですが。

水曜日、合宿最終日。あれこれ気を配ってやっていたつもりですが上手くいかないことが多いということを痛感。ちょっと考えさせられることが多くありました。これに関してはここには触れないようにします。「想うことがあった」という部分だけは残しておきたいと思います。

色々とあって気持ち的には全く乗りませんでした。が、それとこれとは全く別問題なので指導に関しては全力でやります。練習の合間に何度か話をしましたが高いお金を払って参加しているのです。少しでも多くの事を学んでもらいたいなと思っています。それはこちらの義務です。私に出来ることは「選手のために最大限のことをやる」だけですから。それ以上でも以下でもない。

朝練の段階で資料を配布。ヨンパの練習で何をするかというのを配りました。更には選手に書いてもらった用紙にコメントを記入して返しました。この合宿で学びたいことや課題を記してもらったものです。こちらも最大限のことをしたいと思っているので個別にきちんと対応させてもらいました。「課題」に関してはほとんど合宿のメニューの中で伝えることが出来たと思います。足りない部分だけを個別に話をしています。責任を果たす。

練習に関してはサブトラックで。乳酸を蓄積する練習としました。ヨンパでは細かい技術も大切かもしれませんがやはり根本的な「走力」が大きく影響します。今回はインターハイで決勝を狙いたいという選手も複数参加してくれていました。その可能性が十分にある選手達。また、この中で勝ち上がらなければインターハイには進めない。だからこそ目の前のライバルと競争するのです。

それもあって初日からペアを作った時にはひたすら「目標を口にする」というのを繰り返していました。互いにどのレベルを目指しているのかを確認するためです。自分より高い目標を掲げている選手がいればその選手に勝つための努力をしなければいけない。単純にその選手に勝つことが自分が強くなることに繋がるのですから。

細かいことを言うことも必要だと思っています。しかし、単に「勝つこと」を目標にやっていくことも大切。目の前のライバルに勝て。それだけです。

アップに関してはマークランを。サイキングアップを含めてという感じですね。そこから相変わらずのバランスディスク。これは軸作りのためには必要不可欠だと思います。選手達も随分出来るようになっていました。不安定の中で軸を作る。是非とも継続して取り入れてもらいたいですね。お勧めです。

走る前にハードルドリルを少し。確認だけはしておきたい。やはり毎日何度もやっているのである程度できるようになって来ました。意識が高いからでしょう。本人達がやる気になれば随分変わります。この子達のために短期間ですが関わることは私にとって大きいなと感じました。これも出来る限り継続してもらいたい。

そこから走る練習へ。1セット目は150m-150m-150m-120m。間は50mウォークと80mウォーク。60秒から90秒程度の休息です。乳酸をひたすら蓄積させるための練習。苦しい時にどれだけ身体を動かせるかという話をしていました。普通ならスピードレベルが劇的に落ちるのですが今回参加している選手達は最後まで保てていました。ひょっとしたら楽なのかな?と思って確認してみるとかなり負荷は高いようでした。

間に絶対に下を向かないように話しました。ライバルに「自分は疲れています」という姿を見せれば「勝てる」と思わせることになります。無理をしてでも強がる。ここも重要だと思っています。

ある選手の走る姿は迫力がありました。絶対に負けない。この気持ちが前面に出ていました。レーン取りや走る中でも絶対に前を譲らないという気持ちがある。ひょっとしたら本当に日本一になるかもしれないなという感じを受けました。すごい。こういう姿を見てどう感じるか?怪我をしていて練習に参加できていない子達はどう思ったでしょうか?この姿を見るだけですごい刺激になると思います。

2セット目は150m-150m-120m-120m。3セット目は150m-120m-150m-120m。かなりの負荷だったと思いますね。セット間にはもう一度崩れた軸を作り直すための練習を入れました。こういう部分も必要だと。走るだけの練習をするのではなく次に繋がる動きを入れておく。それにより走りの中で体幹の意識が出てくるのではないかと思います。

最後はかなりヘロヘロになっていましたが本当に手を抜かずに走っていました。良い練習ができたのではないかと思います。

私に出来ることは「きっかけ」を与えることだけです。基本は各学校でやってもらうしかない。それぞれの指導者の考え方もあるでしょうから。ほとんど指導が受けられない所もあるはず。それでもこの3泊4日はこちらが出来ることをやる。それが何かの「きっかけ」になって変わることが出来るかもしれないから。

たった60秒のためにめちゃめちゃキツイことをしています。周りから見たら「アホ」です。それでも「アホ」にならないとできない。たった60秒のために高校時代の多くの時間を費やすのです。他に楽しいことはたくさんある。それでも一番きついと言われるヨンパを選んだ。そこに大きな意味があると思っています。

全国どこでも練習はしています。似たような練習も多いでしょう。しかし、その中で「何を意識したやるか」です。それが大きな「差」を生み出すことになる。可能性はある。強くなるためにどれだけのことができるか。そこの部分を意識して継続して取り組む。どうせやるなら徹底的に「アホ」になって欲しいなと思います。

練習は強くなるために自分からやっている。ここの部分は常に頭に入れてもらいたいなと思っています。そんな話をしました。数日間しか時間を共にしていない私の言葉がどこまで届くかわかりません。それでも伝えたいことはある。

選手にとってどのような合宿だったかは分かりません。少しでもプラスになってくれれば幸いです。

うちの選手も合宿終了後は良い表情をしていました。指導してくださった先生方に感謝したいと思います。また、裏で支えてくださった運営の方々にも感謝。

これにて合宿終了。まだ書きたいことはあるかもしれませんが思い出したら書きます。
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中四国合宿3日目3

2016-12-29 | 陸上競技
続き。

この日の練習は人数が少なく8人くらいでやることになりました。途中で元気が無くなってきたので選手に「声を出してやろう」と投げかけました。カーブ→直線の時だったと思います。

「行きます!」だけでは面白くないのでスタートの時に「好きな食べ物」を叫んでから出ることに。完全にふざけています(笑)それでも「楽しくやる」意味はあると思います。「食パン」「肉」など好き勝手に叫んでいました(笑)中には「ラーメン」と叫んでいる選手がいたのでついつい「私もー!!」と叫んでしまいました(笑)アホですね。

で、前の記事に書いた練習は「午前練習」でした。この時点でかなりの時間になっていましたが「一部練習」に変更するつもりだったのでほとんど休まず次の練習へ。ハードルを準備する時間だけが休憩です。

250mハードルです。これはYコーチの提案。この合宿のために自分で身をもって体験してきてくれました。17.5mのハードルインターバルで14台。披露した中でハードルを越えることができます。

この練習、私が考えるに「調整能力」を高める練習になると思います。これまでの練習は「自分のストライドに合わせたインターバル」が設定されていました。が、今回は17.5mという中途半端な距離です。このインターバルで自分が何歩で走れるのかは分かりません。疲労度に合わせて歩数を増やしていく必要があります。

早い段階で切り替えを意識することでチョコチョコにならなくなる。それにより減速を最小限に抑えることができると思います。

ヨンパでは2台目が最高速度を示しそこからはスピードが落ちて行きます。これは絶対に避けられないことです。どちらにしてもスピードが落ちていくのですが6台目で足が合わずにチョコチョコしてしまったらそこから大幅にスピードか落ちます。足を合わせてしまったらそこの区間から差が一気に広がっていきます。だからこそ事前に判断して調整しなければいけないのです。

だからこそ「レースの組み立て」によって勝負が分かれます。また、調整ができれば違ってきます。単純に「力」で負けていてもそういう部分がきちんと出来れば「逆転」の可能性があるのです。だからこそ自分は「失敗しないような組み立て」をしていく必要があります。走りやすい環境だけではなく自分で調整する能力も磨く。

250mHを3本やりました。かなりキツい。単純にやってもキツいのにその前にかなりの練習をやっています。疲労度は高い。それでもこの練習をやっておく必要があると判断しました。それぞれが自分の中で課題を決めて取り組んでくれたのではないかと思います。練習に参加できていない選手も声を出して盛り上げてくれました。良い感じの練習。

最後の1本の時に盛り上げようという話になりました。「好きな芸能人の名前」を叫んでからスタートすることに(笑)。これはかなり恥ずかしいのではないか?!と思いましたが選手が自主的に言い出したことなので任せました。こういう雰囲気は大好きです。自分達でやるという感覚。キツい中でしたが全員で取り組むことが出来たと思います。

それ以後は1時間半程度基礎的な補強。軸を意識した補強を。難しい動きはやりませんでした。動きを習得できなければ出来ない補強をしても意味がないからです。やれば出来る補強を中心に。基礎的なことを丁寧にやる。セット数は1セットずつにしてあれこれやっていきました。中には肩甲骨の使い方を意識したモノもあります。完全に思いついですが(笑)

結局2時半過ぎに終了。そこから食事をとりました。なぜか選手たちと屋外に座って食事を取ることに(笑)。これはこれでかなり盛り上がりました。私のスタイルは選手との距離が近いというのがあると思います。やるべき練習は細かくやります。徹底的にやるというのは特徴。しかし、それ以外の時には距離を作りたくないなと思っています。共有する時間が長いので一気に距離感が近くなります。

夜には懇親会があり以前から親しくさせて頂いている徳島のY先生やI先生と情報交換をすることが出来ました。大阪に行った時の話を。大阪のM先生が言われていましたが場所は離れていても一生懸命に取り組む指導者は「同志」です。色々なものを共有してやっていければ選手のためになります。抱え込むのではなく様々なことを協力しながらやっていけたらと。

案外ヘロヘロ。こう見えても気を使いますし、ストレスを感じやすい。まー大変です。
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中四国合宿3日目2

2016-12-29 | 陸上競技
練習について。

前述のように雨でした。そのため練習計画変更。それでも今回の合宿の課題は「ヨンパの専門的な練習」です。基礎的な練習に加えて更に専門練習を計画しました。

そのため雨の中ですがある程度のことをやっていきました。最初の段階でハードル基礎。前日に「リード足」の話が出たのでその部分の練習。リード足が真っ直ぐ出てない。そこを変えるための練習。まー簡単ではありませんが意識づけの方法だけです。雨が降っているので軒下で簡単な練習を。前日に踏切ドリルを少しだけやっていたのでその部分を高さを変えて実施。

そこからは雨の中で実施。ハードルドリルを。基本的な練習ですが絶対に必要な動きだと思っています。スプリントドリルにも取り入れている動き。丁寧にやる事で確実に動きが変わります。ここ最近学校では「毎日やらない」ようになっています。マンネリ化するからです。しかし、この場では繰り返しやる事が必要だと考えています。

この合宿でやりたかった事。それは各校に戻っても意識して行える練習をすること。もう一つはこの場でしか出来ない専門的な練習をすること。矛盾するかもしれないですが。

ハードル基礎は意識さえすれば必ずできるようになります。細かい所を意識しながらやっていけば動きが変わります。また、この練習は少なからず様々な学校でやっているような動きです。スティックを持ってやって軸を意識する。更には抜き足の運び方、接地ポジション。この辺りのことをきちんとできるかどうかは大きい。学校での練習でも「意識して欲しいこと」を常に頭に入れておいて欲しい。

だからこそ毎回の練習で繰り返しやりました。飽きないようにしなければいけないのですが「どうしても身につけてもらいたい動き」です。合宿でやりたいのは「練習の紹介」ではありません。本当に必要なことを身につけてもらうことです。この場だけでやって来年まで持つわけではない。ここの感覚は理解してもらいたいなと。

踏切に関しては何度も縄跳びと組み合わせながらやりました。これも学校で出来る練習です。何人かは「学校でもやりたい」と言ってくれていました。今回、最初の段階で「普段からハードル専門練習をしている子はいる??」と聞いた時、ほぼ0でした。実はなかなかやらないのです。だからこそ「帰ってからも出来る練習」を伝えておく必要があると思っています。

それと並行して「人が多いから出来る練習」もやりました。ヨンパは走る距離が長くなるので各校でやるのは難しくなります。準備がたいへんなのです(笑)

まー、それでも今回は学校でも出来るヨンパの練習も組み込んでいるのですが。前の記事にも書いたかもしれませんがハードルの距離設定を行なっています。17歩で走る選手。16歩で走る選手。それぞれいます。ヨンパは歩数が大きく異なるのである程度こちらで調整しないといけないと思っています。本人達はなかなか調整できないのでこちらで「距離設定」をしていきます。

ヨンパの練習をしようと思えば35mの距離でやることになります。が、これでは何本も走る事ができません。長いから(笑)。ハードルインターバルの練習をするためには「それぞれに合ったインターバル設定」をしておきたいと。これはある程度専門的な知識が必要になると思っています。ストライド計算などもして設定しました。マニアック。

この日は「カーブ→直線」の入りの練習。カーブに3台、直線に2台配置しました。16歩の選手は「6歩ハードル」、17歩の選手は「7歩ハードル」です。この中でリズムを覚えながら各局面での「ハードリング」の練習をしていく。きちんと設定しなければ「チョコチョコ」してしまうので練習の意味がなくなってしまいます。だからこその「距離設定」です。こう見えてもきちんと考えて練習を組んでいます。

見ていると右足踏切と左足踏切の選手の特徴がよく分かります。前日にカーブのハードリングの話はしましたが実践的な練習になった時には出来ません。右足踏切なのにレーンの真ん中を走っている。これは大きなロスになります。実際に35mを使えば繰り返し練習にはなりません。きちんとした距離設定を行えば実際のスピードでカーブハードリングを意識できます。無意識に出来るまで繰り返せると良いなと。

更に今度は「直線→カーブ」の練習。これも歩数に合わせた距離設定をしました。16歩の選手は「6歩ハードル」から「7歩ハードル」への切り替え。17歩の選手は「7歩ハードル」から「6歩歩ハードル」への切り替え。この意味もなかなか分かってもらえないかもしれないですが。

16歩の選手はレース前半は「偶数歩」になるので踏切足が交互になります。そこから6台目で歩数を増やすと「17歩」になるので「奇数歩」になる。だからハードルインターバルを調整してそれが出来るようにする。切り替えの感覚を覚えるのです。これがきちんと出来るようになれば長い距離を使わなくても絶対に上手くいきます。

今回はそのための「距離設定」を全て資料にしました。専門的な練習に対する情報を提供。まー各学校の練習があるので利用はできないかもしれませんが。それでも学校でも出来る練習として「短い距離での切り替え練習」は必要だと思います。今はうちにヨンパの選手はいません。出てきてくれれば必ず取り入れていこうと思います。自画自賛ですが(笑)

最初の段階では上手くいきません。当然です。が、やっていくうちにかなり改善されます。17歩から18歩に切り替える選手はその局面の練習にもってこいだと思っています。やはり逆脚になった時に抜き足が上手く抜けなくなります。これは逆脚練習だけをやっていても改善されない。利き足から逆脚に切り替えるための練習をするならきちんとその流れの中でやるべきです。

かなりの本数をやってから今度は正規の距離でやることに。本数を絞ってですが。せっかく切り替えの練習を行ったのでその流れの中で実際のスピードレベルでやっておく。

3台目から跳び始めて6台目まで。この流れの中で感覚を身につけてもらうことにしました。シーズン中ではないのでほとんどの選手がスピードを上げてハードルを跳んでいません。難しくなる部分が出てきますがこの機会にやっておきたいなと。かなりの疲労の中で続けていますからキツいと思います。それでもやっておく意味はある。そう思っていました。

この中である選手が「17歩では狭い」という話をしていました。今後のことを考えて16歩を使ってみたい、と。この合宿で初めて逆脚の練習を始めました。このあたりの話は最初の段階でしています。苦手だからやらないというのではなく絶対に高校時代にやっておいた方がいいと思います。そして早速それに対してチャレンジする。意欲があります。

うーん。長くなりました。記事を替えます。
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中四国合宿3日目

2016-12-29 | 陸上競技
さすがに疲労感が・・・。合宿期間中に更新しておこうと思ったのですが無理でした。少しずつ書いておくとかなり楽になるのですが、早朝に目が覚めることはありませんでした。

中四国合宿3日目。この日は前日の流れの中で足りない部分を補おうと計画していました。どこまでできるか分かりませんが。カーブでのハードリングをしようと。で、練習場所の確認をしてみると「室内練習場」になっていました・・・。あれ??練習計画には「カーブのハードリング」と書いていたのですが。場所の割り振りをしてもらっていましたが確認をしていませんでした。カーブなので室内ではできません。

各方面にお願いして室内練習場からメイン競技場への練習に切り替えてもらいました。「室内練習場でカーブの練習をしたほうが良い」という話も出たのですが(笑)。絶対にできません。疲れが蓄積してくる部分もあるので朝の段階で「午後の練習」も変更。走練習を中心に計画していたのですが「少し走って補強」に変更することに。

練習を開始する頃になって小雨が降り始めました。なんだこれは??仕方ないのでO先生に頭を下げて室内練習場を使わせてもらうことに。もともとうちが使うはずだったのになぜか立場が逆転。軸づくりとバランスディスクを行ってマークアップを。何人かは合宿参加前から足の状況が良くなかったみたいでこの時点で見学に。

20分程度室内で練習をしてから屋外へ。まだ小雨が降っていましたが天気予報は「晴れ」になっていたので「そのうち止むだろう」と安易な考えの中でハードルを使った練習を開始。が、初めてしばらくすると本格的に雨が降り始めました・・・。気温自体は高いのですが雨に濡れるだけで体が冷えます。前日の午後も雨の中でやっています・・・。

かなり濡れてしまったので軒下のようなところで基礎的な動きの確認をしていました。が一向にやむ気配がない。この状況で待ち続けても練習ができるかどうか分かりません。選手も「寒い」という話をしています。雨が止むのを待っていても何も変わらないかなという感じでした。急遽一部練習に変更。朝の段階とは状況が違うので「臨機応変」に対応する必要があるかなと。

選手に確認すると「3時までやっても良いので休まないほうが良い」ということでした。これにより大幅に予定変更が必要になりました。それでも対応するしかないかなと。指導をしていると「自分のことで精一杯」になります。結局、この日は一度も休むことなく2時半まで練習。結構ハードでした。

こういう時にきちんと対応できる能力が私には不足しているのかもしれません。今回は県外選手も参加している合宿なので「指導」のことをひたすら考えていました。選手の健康面まで考えると「予定変更」は間違っていなかったかなという気はします。朝の段階と計画が変わってしまったことでひょっとしたら各校の顧問の先生にご迷惑をおかけしたかもしれません。練習会場に行ったら自分のところの選手がいない、という感じであれば面白くないのかもしれない。

うーん、練習のこと以外にきちんとしないといけないのかもしれないですね。今の私には「全てのことに適切に対応」というのが難しい。考えものです。

練習自体に関してはまた別に書きたいと思います。とりあえず大まかなことだけ書いておきます。
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中四国合宿2日目3

2016-12-27 | 陸上競技
どれだけ書くのか?!繰り返しになりますが3時前に目が覚めて眠れないのです(笑)

午後。雨の中ですがサブトラックで練習。朝の段階で師匠から「状況に応じてメニューを変える必要性」を説かれていました。が、苦手(笑)。普段は思いつきで練習を組むのですが中四国合宿では事前にメニューを決めます。計画を提出しなければいけないのです。今回はやりたい事があったのでどうしてもパターンを分けながらやらなければいけません。結局、メニューを変えられませんでした(笑)。

午後の課題は「カーブのハードリング」と「歩数の切り替え」です。午前中はハードル全般に関しての練習ですが午後は「ヨンパのための練習」です。これをやらないと今回の合宿の意味がなくなってしまいます。

最初の段階でヨンパについて話をしました。これをきちんとやっておかなければこの日にやる練習の意味がなくなるので。ある程度細かく説明。2台目で最大スピードが出る。そこからは少しずつスピードが落ちてくる。歩数切替でミスをすると大きくスピードを落としてしまう。落ちたスピードは絶対に回復しない。だからどうするのか?!という感覚です。

混成種目をやっている選手はその辺りの調整力があります。事前に判断して動きを変える事ができる。逆にそういう動きが明らかに苦手な選手もいます。苦手な選手はストライドの把握もできていない事が多い。その辺りのことをきちんと身につける練習をしておきたいなと。

アップは縄跳び。2人1組でやりました。何種目かを実施してそのまま「縄跳び走」を。動きながら何かをする。同じ「縄跳び走」でも意識するポイントが違えば全く動きが違います。こちらはある程度の意図を持って実施させます。こういうことをやっている時間は本当に楽しいですね。

そこから休まずにカーブのハードル。ポイントを示してから実際に歩きながら実施。これもバーを持ってから始めました。カーブでやると体幹がブレるのが分かりやすい。少しずつ指摘しながらやっていきました。カーブでの一歩ハードルも実施。これなどは特に抜き足が前まで持ってこれないと上手くいかなくなります。

一歩ハードルを1度やってから今度は片脚二重跳びを少し。更に強い踏切を意識します。そのまま一歩ハードルをやると少し詰まり気味になってくるのでハードル間を伸ばす。強い踏切が出来ればきちんと跳べるというのを実感できるというのは大きいかなと。

ここで少し休憩。再びバランスディスクスクワット。バーを持って普通のスクワット。更に開脚スクワット。片脚スクワットまでやりました。軸作りをやりながら動きの確認も。膝とつま先の方向が一致しているか?動きが変わる時に膝が内側に内旋しないか?お互いに見ることで分かってくる部分もあります。

そこからは歩数の切り替え練習。自分が走りたい歩数のストライドにマークを置いて走らせることに。17歩→18歩への変更をするのであれば最初に17歩ストライドでマークを置く。10m程度フリーに走る局面を作って今度は18歩ストライドのマークを置く。これで自分でストライドが変化するのを理解します。

分かりにくいのですが17歩と18歩であれば1歩で10センチの差があります。大した話ではないと思われるかもしれませんが結構違います。これを覚えさせたい。最後の数歩でストライドを短縮するのではなく35mのハードルインターバルを使って調整する方がロスが少なくなります。そこをやる中で覚えさせたい。

10センチをブレーキをかけてやるのではなくピッチを上げて対応します。これも意識の中でやっていくしかない。ブレーキをかけてしまうと次の走りに繋がらなくなります。ここは丁寧に。

ある程度やってから今度は実際にハードルを跳ぶ事に。これも歩数の切り替えを意識したハードル設定。前の記事にも書いていますがこちらで計算して「16歩の4歩のハードルインターバル」を設定しています。これを2つ設定して次に「17歩の5歩のハードルインターバル」を設定します。これにより自分でストライドを変化させて歩数を増やす練習になります。

ここからは正規の高さで実施しました。その方が実際に近い動きが出来るようになるので。繰り返しやりました。リズムを自分で覚えてもらう。そのためにはある程度の本数も必要になるかなと感じています。

最後はほぼ全員が狙った歩数で走れるようになりました。が、雨が降っていて身体が冷えていました。話をしたいことはそれなりにあったのですが早急に解散して宿舎に戻るように指示しました。風邪を引いたら元も子もないので。

こちらとしても手応えがある内容になりました。他の事を考えず指導だけ考える事ができる。幸せです。運営をされている先生方には大変迷惑をおかけしています。感謝しかありません。

長くなりました。まだ5時(笑)。何をやってるのか?!まー良いか。
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中四国合宿2日目2

2016-12-27 | 陸上競技
続き。

基礎的な事が終わってから少しずつ専門的な話へ。踏み切った時の姿勢の確認。いや、これも基礎か?!最初の段階では静止した状態から身体のラインを真っ直ぐに保った状態での姿勢の確認。どうしても腰が残ってしまうのでここの意識を確認。

ハードルでは踏切が大切だと思っています。当然ですが。踏切の強さが次の動きにつながっていきます。ハードリング自体を考えるのではなくその前の段階の動きをしっかりと意識しなければいけない。強く踏み切れば力の方向が決まるので上手く跳べます。姿勢づくりに踏切の動きを加えました。

少しやってから今度は縄跳びを使用。片足跳びをしてもらいました。これも単純な話ですが踏み切る時に使う足を意識するための練習です。単独で踏切練習をするのではなく他の動きと組み合わせる事で上手くいくのではないかと考えました。これが案外上手くいきました。「音」が変わる。踏切の時に足を置いていくだけの動きになっていましたが「パン」という音がするようになりました。いや、面白い(笑)

続いてリズムハードル。少しずつ実際のハードルに近づけていきます。ここは書くのを省略(笑)長くなりすぎて時間が足りなくなります。練習ではなくblogを書く時間が足りなくなるというだけですが。

流れとしてそこからは一歩ハードル。これはかなり重要だと思っています。しっかりと踏み切る。ここが出来なければ届きません。更には踏み切る事で地面に力を加えるだけではなく反発をもらって抜き足が前に持ってきやすくなります。更には抜き足をしっかりと前まで持ってくる事も意識させます。次の踏切になります。前まで持ってこないと上手く踏み切れません。ここを実感させるためにもっとインダーバルを広くすると良いのですが時間がないので割愛。

スパイクを履いて3歩ハードルへ。その前にまた別のことをしました。バランスディスクを使ってのスクワットをしました。これもバーを持って実施。練習の合間合間に必ず「軸作り」の意識を持たせる。更にバランスディスクは細かい筋肉が鍛えられると思っています。また不安定状態で力を発揮するというのは走りの中で活きてくる。重要な話かなと。ある程度やってから今度は倒立。倒立歩行までやりました。

合宿はいつもと異なって「説明する時間」が必要になります。練習を止めて意識するポイントを伝えなければいけません。しかし、これはすごく大切な時間になります。普段の練習とは違うからです。それぞれが意識する部分を分かっていなければ練習にならないからです。当然の話。

3歩ハードル。この辺りから本格的な練習になります。正規のハードルは8.5mあります。中学生用のインターバルは8m。これを3歩で走れば良い。そういう考え方もあると思います。が、私は少し異なる形でやります。

ヨンパは100mHと異なり「歩数」が随分違ってきます。16歩で走る選手もいれば18歩の選手もいる。それが同じ距離を「3歩」で走ることに意味があるのか??実際のヨンパの走りに繋がらない「3歩」は必要ないのでは??と考えています。偏っているかもしれませんが。

決められた距離を走る。実際ヨンパのハードルインターバルは35mです。ここは変わりません。が、このインターバルを何歩で走るかは違います。そうであれば「16歩」「17歩」「18歩」のストライドで「3歩ハードル」をやる方が実践的です。こう考えてそれぞれの歩数に合わせたハードルインターバルを設定しました。

最初は「遠くて届かない」という選手が続出(笑)何をやっているのか??という話になります。距離設定を間違えたのではないか?みたいな(笑)。実際設定しているインターバルは正規の高さを越えた時のインターバルです。ハードルを低く設定すると「空中での移動距離」が小さくなるので上手くいきません。「遠くから踏み切って遠くへ」という感覚でやらないといけない。

更には低くて跳びやすい、距離が短くてスピードを上げやすいというのも影響します。スピードを出して走ることでピッチが上がりストライドが小さくなります。そうなるとヨンパの走りとは違ってくる。次のハードルまで届かなくなります。

それを実際に体験してもらうことも必要だと考えています。届かなかったものが意識を変えていくと届くようになる。抜き足が前まで持ってこれなければ届かなくなる。だからこそ正確な動きを求めます。もちろんそれぞれの癖がある。そこの部分は短時間で無理に強制しなくて良いかなと考えます。

ある程度できるようになったので次は「4歩ハードル」へ。逆脚利用です。多くの選手が逆脚は苦手です。だからほとんど練習でやりません。しかし、ここの部分が出来るかどうかで大きく変わります。足が合わずに2歩増加すると一気にスピードが落ちます。そうなると勝負が終わってしまう。逆脚が使えないと記録が安定しない傾向があると感じています。ハマれば強いがミスると終わる。インターハイ路線は一発の強さよりも安定して力を出すことの方が重要な要素。そこを考えてやります。

苦手な選手が慣れるようにハードル基礎ドリルは両足を使いながらやるようにしています。これが重要かなーと。どうせ使うのは1回くらい。そうであれば最低限のハードルが出来ればいい。めちゃめちゃ上手くならなくても良いかなと。そうであれば気持ちも楽です。冬期練習の間に少しでも使えるようになれば来年のレースの幅が広がります。

少しずつですが出来るようになってきました。選手達も最初出来なかったものが少しずつ出来るようになっていくことで表情も良くなります。実感できるのは大きなことかなと考えています。

またも長くなりました。もっと書きたいのですが。長くなると読むのが疲れますからこの辺りで。

先輩が会いにきて下さったのでこのことも書きたいのですが。これは合宿が終わって書こうかなと思います。まずは練習(笑)
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