kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

今年を振り返って…

2008-12-31 | 陸上競技
今年も残すところあとわずか。色々とあった1年でした。まーいつも色々とあるんですけどね(笑)。書いていたらすごく長くなると思うので、1番強く感じたことについてだけ書きます。

今年は私にとって「学びの1年」だったと思います。様々な事を学ぶ事ができた年だったと思います。色々な経験をして多くの事を学ぶ事ができた1年だったと思います。

春先はどうすれば「力」が出し切れるのかをずっと考えていました。どれだけ「力」があっても「心」をうまく育てられない限り、その「力」は全く意味を持たない。「力」があっても上手く出せなければ、それはマイナスになるんだと強く感じました。

あとは「人」とのつながりの中で、多くの事を学びました。指導に関しては師事している方にかなりの時間をかけて学ばせて頂きました。競技に関しても指導に関しても「師 と言い切れる人がいない部分がありました。理念や考え方等はありましたが、指導する視点や技術的な事に関しては自分なりの形でやってきました。言葉は多くありませんが、「やり方」を学ぶ事ができた1年だったと思います。何度も書いていますが、他の誰よりも恵まれていたと思います。

あとは今のチームの選手達からも多くの事を学びました。今まで色々と指導をして来ましたが、5年かけてやっと県レベルで勝つことができました。長かった…。通常考えたら勝てないと思われる「力」だったかもしれませんが、選手達の最後の「強さ」のおかげで勝たせてもらいました。その過程で指導のための多くの要素を学びました。私の力がどうこうではなく選手に恵まれたと思います。特に今のチームはこちらの求めることを理解してくれますし、自分達の意志で「強くなりたい」と思っています。本気で取り組む中でどれだけのエネルギーが出て来るのかというのも改めて感じています。

あとは研修。もう一度、自分の原点に帰る事ができました。科学的に分析された結果が今の自分達がやろうとしている事と同じ…。視点さえしっかりしていれば高価な機械や分析装置がなくてもやっていけるのです。強く感じましたね。自分のスタンスの確認というのがしっかりできた気がします。

自分の身の回りにある全ての事が学びのためにあると感じました。様々なモノに対する感謝を感じましたね。自分が成長していくために多くのモノをこの1年で学んだ気がします。これを今後にとう生かしていくか?これが私に与えられた課題だと思います。

更なる成長のために必要なものがなにかを考える事ができた1年でした。私一人ではここまで成長出来なかったと思います。目指す場所に向けて出来ることは全てやっていきたい。カッコ悪くても良い。そんな小さな事にこだわっていても何も生み出さない。自分に出来ることをひたすら全力でやっていきたいと感じました。

来年、様々な意味での勝負の年になります。最大限の努力をしていきたい。

この1年間、お世話になった全ての方に感謝していきたいですね。書きたいことはまだまだありますが、1年間の最後のまとめとして「学び」というので締め括りたいと思います。本当にありがとうございました。

もう寝てしまうかもしれませんが、起きていたらまた書きます(笑)
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休みの間の課題

2008-12-31 | 陸上競技
練習最後、ウエイトと補強の前に話をしました。特別なことではない「当たり前の話」を。

4日間の過ごし方について…。4日のうち2日は補強以外の練習を禁止!!年末年始なので家の手伝いや勉強もあると思います。それでも身体は動かして欲しいので、2日はドリルや動きを作るようにと。ここで動かし過ぎたり動かさなかったら今までの積み重ねが崩れます。冬休みに入ってからの疲労抜きと自分自身と向き合う時間は確保しなければいけないと思いますね。

現役時代、元旦に500mを何本か走るようにしていました。ペースはかなりのスピード、一人で走って一人で追い込んでいました。馬鹿ですね(笑)。意味があるかどうかはわかりません。が、「みんなが休んでいる時に自分は違うことをやっている」という気持ちにはなりました。完全な自己満足ですが(笑)。
そんな話をして「みんなは走るな!」と伝えました。休むのもトレーニング、やり過ぎてしまったら意味がなくなりす。課題としていた部分を意識してやるだけでうちの選手には十分です。逆にそこだけをきちんとやれるなら、次の1年きちんと頑張れると思います。無理にたくさんやる必要はないのです。基本となる部分をきちんとやることが大切。

あとは補強をしっかりやるように。特に上半身と体幹。これについては理由も含めて説明しました。何故上半身なのか?理解できたらきちんとやるでしょう。あとはバリエーションを変えて色々な負荷をかけること。同じ動きだけでなく、ボディコントロールの能力を高めていくためにも様々な負荷をかけていく必要がある。角度を変えるだけでも違ってくると思います。その辺りの話を少し。キャプテンが「補強の強さ」が武器だと言っているのだから全員がきちんとやらなければいけません。

来年に向けての「決意」と「覚悟」を示す大事な時間だと思います。選手には何度か話していますが、「他人はごまかせても自分はごまかせない」「自分自身を裏切る行為はしない」というのを理解して欲しいですね。「やらされている」ならそこまでできないでしょう。「今」しか出来ないことにどれだけ自分の心を動かせるか?

2日かけてやっと最終練習の事まで書けました(笑)。いやー書きたいこと山程あるのですが、なかなか時間が取れなくて(笑)。blogを書く以上の内容をひたすら書いていたのでこちらに時間が取れず。お許しを(笑)。

また書きます。年末ですからきちんと自分自身を見つめ直していこうと思います。
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今年最後の練習(自分達でミーティング)

2008-12-31 | 陸上競技
今年最後の練習、終わった時間は…秘密(笑)。かなり長かったようです。

キャプテンに練習が終わったら少し話をしてから今年を締め括るようにと指示を出しておきました。「少し」という指示だったと思いますが、結局弁当を食べてからミーティングを実施したようです。話が長い(笑)。誰に似たのか…。

内容はメールで連絡がありました。

以下、その内容です。少し文量が足りないので補足しておきますが、特に私が内容について指示を出したわけではありません。

《まず、自分が中国、インターハイに行きたいのか?それとも先生が行きたいのか?問いました。
皆は『それは当たり前すぎて...』と困っていましたが、全員『自分が行きたい。』と確認が取れました。》

ここに関しては自分達の気持ちがどこに向かっているを確認するように指示を出しておきました。自分の口できちんと目標をどれだけ話せるか…。与えられた目標では人は動かない。これは絶えず問い続けてきました。私ではなく選手達がどう考えているのか?ここが大切だと思います。


《朝先生の話した『辛いときに顔を上げる』。これは、かなり大切なこと..本当に苦しいとき何を思うか?だめかもしれない..きっとできない。そんな思いで本当にベストが出せるか?絶対にそんな思いでレースに立ってはいけないという意味も含め、私の失敗話をしました。そうならないようにするためにも、しっかり練習で辛いときに顔を上げる練習を。》

これは私からのメッセージでしたが、特に話をするように指示を出したわけではありません。必要だと感じてくれたのでしょう。これに関しては私も思うことがあって話しました。それを選手自身が理解してくれるとうれしいですね。

《今年の総体~中大。総体で起きたこと、中大でベストで走れなかったこと。原因をまとめました。まとめた後、さらにチームワークの大切さをかなり説明...。》

ここに関しては朝自分で話した内容が大半だと思います。自分達でチームについて考える必要があります。表面上のつながりでは大切な場面で「自分さえよければ…」という気持ちが生まれます。自分の事だけを考えて動いたらチームはできない。「問題」があってもそれから目を背けていては必ず大切な時に失敗をする。取り返しのつかないミスを…。ダメなモノはダメだと指摘し合う関係を作らなければいけない。ごまかしていたらチームはできないと思います。
学年に関係なく話はしないといけません。仲良しグループでは大切な時に力を出せません。男女、学年に関係なく互いを高め合う関係作りが重要です。「嫌われるかもしれない」なんて低レベルの話をしていたら成長できません。悪いモノを悪いと指摘されて、逆切れするような選手なら力は出し切れません。ミスは人の責任と思うような選手は絶対に大切な場面でミスをします。だからきちんと指摘して改めていく必要がある。チームとしてどこに向かうか…。

《男女別になりミーティング。女子には、私の1年時と2年時のリレーメンバーに対する思いの違いを伝えました。それぞれの、だから走れたという良い点,だから走れなかったという悪い点。全てはチームワーク。その大切さが分かる話しをしました。》

ここに関しては全く分かりません。だいたい分かりますが、あえて書かず(笑)。本人の思い入れがあるでしょうから。自分の想いを口にできる者は他者の「心」を動かす事ができる。

《misatoも想っていることを伝えていきました。
心が1つになる重要性が分かり、心が1つになった話ができたと思います。》

1人だけでなく他の者も話をする。同じ事であっても違う人から違う言葉で伝えられると感じるモノが違うはずです。1年生は話を聞きながらうなづいていたとの事。チームとしてやるべき事を理解していく。大切な事です。

女子は1時間程度、男子はまだまだミーティングしていたようです。よく話します(笑)。本当に誰に似たのか(笑)。

自分達でチームを作るんだという意識。重要です。目指すモノは「結果」だけではありません。しかし、「結果」も大切。6位と7位では天と地ほど違います。0.01秒で負けても負け。自分達の取り組みを示すためにはそこはこだわらないといけないと思います。それまでに何を学ぶか?

チームを作るのはそこにいるメンバーです。自分達でミーティング、意味はあると思いますね。チームとして更なる成長を期待したいと思います。
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「笑顔」の意味

2008-12-30 | 陸上競技
昨日のミーティングで話をした「苦しい時こそ笑顔になれ」には色々な意味があります。補足説明しておきます。

これまでうちの選手(特に女子)は練習で上手く走れなかったり、大会で予選の走りが悪かった時に下を向いて表情が暗くなっていました。何か他の部分が上手くいかなくても同じように「自分はダメだ」オーラが出ます。結局それによりその日の練習で課題を克服出来なかったり、試合でも修正出来ないで終わってしまう事が非常に多かった。それは最近の練習でも同じでした。女子の数人は練習のポイントとなる1番苦しい所で下を向いて「がむしゃら」になれなかったし、注意を受けたら「怒られた」という事実だけしか考えられなくなり、何故注意されたかがわからなくなり下を向いてしまう。それで本当に良いのか?って話です。

「下を向くな」「笑顔になれ」というのは結局『考え方』を変えろと言っているのです。精神的にも肉体的に苦しくて走れないかもしれない時に、下を向いて「私は苦しいけど走ります」というオーラを出しても意味はない。「自分は出来ない…」「負けてしまうかもしれない…」とウジウジ悩んでそれがパフォーマンスに大きく影響することが分からない。だから力が出せないのです。

その部分を変えていくために「下を向かずに笑顔になる」という気持ちを持つのです。今のままでは「リレーで自分の所で負けたらどうしよう」と思ってしまい、力は出せなくなるのが見えています。辛い時にこそ「本当の姿」が出てきます。分かっているから今のうちに指摘をして修正をしていく。今のうちの選手に足りない部分はそこだと思います。誰かが「下を向く」とそれにつられてみんなが「下を向く」。ムードを変える存在がいません。

女子が強くなるためには「がむしゃら」にならなければいけない。そのために自分を捨てなければいけない時があるのです。「女の子」のままでは何も変わらない。自分では変わったつもりの選手が多い。まだまだ足りないのです。だから苦しくなった時にひたすら泣いてしまう。泣いて気持ちが前向きになるなら良いが、辛い自分に向けての「涙」では周りの空気が重たくなる。泣くなら人がいないところで泣くべきです。やるなら「涙を流しながら笑顔になれ」と…。

言い方はきついかもしれませんが、「甘え」ていてはいけないと思います。チームなメンバー全員がそれくらいの強い気持ちが無ければいけません。人間の本当の強さは「苦しい時」に問われるものです。走って疲れて倒れていても次にはつながりません。頑張っている自分に酔っているのです。自己満足。次には進めない。

この意味をどれだけの選手が理解できるか??目に見える部分だけではないモノを求めているのです。「本質」がわからなければかなり高い確率でミスをすると思います。伝わるか?そこが伝わるとチームはもう少しレベルが上がります。

目指すのは「過去の自分を越えること」です。何をするべきか、どんな考え方を持つべきかを各自がしっかりと考えていかなければいけません。
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今年最後の練習(技術練習)

2008-12-29 | 陸上競技
本来ならものすごく走ってダメージを与えておきたい所ですが、県合宿前後にかなり走り込みました。また、先週後半は私が居なかったためほぼ2部練習並の練習時間&負荷でした。技術練習としてもひたすら繰り返していましたから、思った以上に疲れていると思います。

かなりの量と質を求めてやっていますから、あまりやり過ぎるといつものパターンにはまりますからあえて少し抑え目に。とはいっても技術練習&走練習だけで3時間は確実に越えていましたが(笑)。基本的にやることが多くてかなりの時間を要します。研修が終わって今までやってきた事の意味なんかも少し説明したりしていましたから、余計に時間がかかりました。選手は本当によくやります。

合宿に参加していた者よりは間違いなく練習時間が長い(笑)。負荷はわかりませんが、合宿ではそれほど走っていないみたいなのでこっちの方が疲れている可能性はありますね(笑)。そんなこんなで合宿参加者はマネージャーへ転向。道具の出し入れやグランド整備、その他諸々をひたすら手伝わせました。

他の者はドリルを繰り返しました。私が伝えていた内容をひたすら繰り返した先週でどのように動きが変化して来ているのかを見ました。感じとしてはまずまずですが、出来ていない部分や勘違いしている部分が多い。当然といえば当然ですが…。この修正にかなりの時間を要しました。必要な時間だったと思います。

かなりの時間技術的な部分に時間を使い、最後にタイヤ引きをしました。前半の流れを作ってからの課題です。ここにかなりの時間を割いて来ていますが、前半の動きの変化は中盤以降にも大きく影響してくると思います。もう一度「ポイントの確認」をしました。3つポイントを挙げてそれをひたすら意識するように指示。

何本も繰り返す中で動きがまとまってきた感じがあります。まだまだ安定感が低いのでここをいかに水準を上げていくかですね。この時点でかなり疲れていました。当然です(笑)。

ここから所用により帰宅を余儀なくされたので、あとはキャプテンに任せました。ウエイトと補強をここから1時間強(2時間弱?!)。最近はさらに補強に力を入れていますから、走るだけでは終わりません(笑)。だから長くなるんですけどね。

昼食を取り、その後選手達だけのミーティング。キャプテン主導で実施しました。基本的に私はノータッチ。自分達でどれだけ話が出来るかというのも大切な事だと思います。年の最後に指導者無しでミーティングするのが本当に良いのかは分かりませんが、「やる」か「やらないか」を決めるのは自分達でなければいけません。強制されてやるモノではない。丸一日かけてずっと陸上と関わらせました。これで何を感じるかですね。

もう少し考えている事があるのでまた書きます。話した内容の補足をします。
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今年最後の練習(ミーティング2)

2008-12-29 | 陸上競技
続き。

あとはこれから先に向けて自分達の最大の武器になるモノは何かを考えさせました。私が与えるのではなく選手の中から気付いていく部分が必要だと思います。
最終的に私は選手と一緒に走れません。走るのは選手です。実際には「自分達の力」と「判断」で勝負するのです。昨日の時点でキャプションに他の学校に絶対に負けない「最大の武器」は何かと考えさせておきました。今日のミーティングではそれを話させました。「最大の…」と言っているにも関わらず2つ挙げていました(笑)。まーそれはそれで問題はないでしょう(笑)。

1つは「補強の強さ」。昨年の中国総体が終わった時に選手に「他の学校よりはここは頑張ったと思うものを持たなければいけない」と話しました。その時に「補強」だけはどこにも負けないようにやっていこうと伝えました。それ以来地道に取り組んできました。今回中四国合宿でも「補強はうちの方が強い」と感じたようです。自分達で感じた「強さ」は自信になりますからね。あとはそれを使えるようにしていかなければいけません。ボディコントロール系の補強も取り入れていきたいと思います。

もう1つは「チームワーク」。という事です。男女共に目的意識を持ってお互いに刺激しながら、アドバイスしながら練習に取り組んでいるチームは他にはいないと感じているようです。私がいないときは男女関係なく技術的な部分を見て指摘をしあっていた。どちらか一方だけではなくお互いが高めあいながら練習に取り組めるチームはそれほどいないと。確かに全体の意識レベルは高いと思いますね。他のチームと比較した事はないのでどうかは分かりませんが(笑)。それが「武器」になるならそれを使ってチーム全体の力を上げていけばいい。男女がそれぞれを「尊敬」できる関係であって欲しいですね。

私がどうこうではなくキャプテンが思っている「最大の武器」です。キャプテンの意見はチームにとって「絶対」でなければいけないと考えています。キャプテンが私のやり方が気に入らないと思っていればそれは必ずチームに影響します。キャプテンが「強くなりたい」と思って、「最大の武器」を生かしていこうと言うならチームメイトはそれに従うべきです。それだけキャプテンが信頼されていればチームとして自分達で動けるはずです。示して欲しいですね。

最後に私から。これから必ず意識するべき事を伝えました。それは「苦しい時こそ前を向け」です。これは今までも言ってきました。これから求める事は「苦しい時こそ笑顔になれ」です。最近はうちの選手、よく泣きます。それだけを見れば「苦しいのに頑張っているね」という感じになります。が、これから先勝負がかかってきた場面でも苦しくて悲しそうな表情になる可能性が高いと思います。これは普段からもっと意識していく必要がある。だから苦しい時こそ笑顔を作って欲しい。笑顔になれば自然と「出来る」という気持ちになります。自分だけではなく仲間もその気になります。苦しくても「笑顔」で前を向く。これが出来るかどうかで大切な場面での違いが出てきます。

これは先日「力みすぎ」とアドバイスを頂いた所から考えました。私の表情が硬かったら選手はもっと硬くなる。だから私も選手も苦しい時ほど肩の力を抜いて「笑顔」になろうと。もちろん、ワイワイガヤガヤで笑うのとは違います。それでは練習では無くなってしまう。本末転倒です。苦しい中にも「笑顔」が必要だという事です。冗談に聞こえるかもしれませんが本気です。苦しくて泣いていたら周りも声がかけられませんからね。泣いてもいいから「笑顔」を作らせます。それくらいの気持ちは必要です。

これに30分位はかけましたね。内容が多いので選手の記憶に残らないかもしれないのできちんと書いておきます。こういう「心」の部分が頭に残っていく者だけが本当に強くなります。心に響くか?ここが全てです。

単純に「楽しい」は目指しません。チーム作るのは私ではなく選手自身。自分達で考えれるようになるまで導くのが指導者の仕事です。自分達で目指す所に向かってチーム作りをして欲しいですね。
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今年最後の練習(ミーティング)

2008-12-29 | 陸上競技
昨日12時前に帰ってきました。まだ引越し等の片付けが終わっていないため明日までの練習は諦めました…。あまりにも家の事を無視しているのでさすがにまずい……。今日は大量の燃えないゴミと燃えるゴミの処分に加え、私がいない間に一番下の息子が「なんちゃらウイルス」にやられたみたいで、発熱と嘔吐をしていたみたいで家の中はバタバタ。練習に行くだけで精一杯。

練習の開始時にミーティングを。いつものパターンです。中四国合宿に参加した選手に何を感じたかを話をさせました。私は事前に電話で聞いていましたが直接聞くのとはやはり違います。積極的に前で練習できたとのこと。意識レベルも確認できたようです。速いからなんでもできるわけではない。意識レベルが上がれば「能力」の高さに近づくことはできます。努力すれば勝てるというのは理想論だと思っています。「速いやつは速い」のです。40秒間走をやったみたいですが、うちの選手よりも「力(タイムが良い)」がある選手でも8本行く中の4本で止めてしまっていたと。チャンスですね。相手が力を出し切らないで練習を終えるならこちらは最後まで出し切ればいい。それで差は確実に小さくなります。指導者が話をしている時に聞いていない者もいたと。大チャンス(笑)。
この辺りの意識はかなり高くなっていると思います。選手の「能力」を最大限に引き出すためには「心」をどう作るかが重要だと思います。自分達の方が「強くなりたい」という気持ちが強いと思えばそれが力になります。

次に他校の選手に話をしてもらいました。中学校時代から定期的に練習を一緒にしてきました。うちの学校の取り組みを長期的に見て来たので当時との違いについて話をしてもらいました。いつもの自分達の取り組みを以前と比べてどう変わってきているのかを理解する必要があると思ったからです。
以前は練習に来るのが楽しかったと言っていました。雰囲気的にもめり張りがあまりなく「楽しい」感じだったと。3人位で練習していてもきちんとやっていて、すごいなと感じていたみたいです。そこで終わり。
今は…。一緒に練習する事で「自分も強くなりたい」という気持ちがかなり強くなってきている。1人1人の意識レベルが上がって来ているので練習に来るのに「覚悟」が必要だと言っていました。少し前までは先生に「やらされている」感じがあった。言われたことはやるがそれは「強くなりたい」とかではなく、とりあえずやるという感じがあった。今は「自分達の意志でやっている」と感じていると話してくれました。

大評価の部分もあるとは思います(笑)。それでも自分達が数カ月前と比べて変わってきているのは感じる事ができはずです。そうやって自分達のやっている事に気付くのです。自信を持って取り組んで欲しいですね。

書いているうちに長くなりました。これだけでミーティング終わりませんでしたから次の記事で(笑)。相変わらず長い(笑)。
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考えなければ…

2008-12-28 | 陸上競技
昨日の短距離の実技講習が終わった後に気になる事がいくつかあったので聞きに行きました。先に質問されていたので順番待ちで話を聞いていました。

「脚が回るのは良くないんですか?」「今度全中に行った選手がうちに来る予定なんですが、脚が後ろに残るんですよ。どうすれば良いですか?」との事。若い指導者(私と同じ位か?)だから仕方ないのかもしれませんが、もう少し考えないといけない。少し考えたら分かると思うのですが…。別に否定するわけではありません。確かに気になるのでしょう。全中に行った選手がくれば、間違いなく私よりは指導実績が上です。それは別に構わないのですが…。

せっかく質問するならもう少し考えてから聞いた方がいい気がします。私は自分の考えている事の確認をしたかったので、「加速段階」と「レース構成」について「先程話された内容は~ということですか?」と聞きました。それが正しいとかではなくて「安易に答えを求めても意味がない」と思っています。先程の指導者に対して「脚を引き出してください」が回答でした。当然です。

先程の若い指導者、別の場で「踏み切り感覚をつかむために」という話が出て、「友達に100本跳べばつかめるといわれたので100本跳んだ」と発表してみんな苦笑…。確かに数をこなす事も必要。分からないでもありませんが、それより他の練習と組合せていく方が効果的です。中学生には100本も跳ばせる事は無理だ、故障すると言う意見が出たら「私は短助走でやっていた。全助走ではない。」と回答。それもみんな分かってると思いますよ…。

その後、気になったのでその若い指導者を見ていましたが(失礼ですね。)、外のベンチに座り机に足を乗せて選手に電話で指示を出していました。うーん、本当にそれで良いのか?別に人のスタイルですから、無関係の私がどうこう言う部分ではありません。しかし、この調子で選手に指導していたら「心」はつかめないと思いますね。

きっとこの指導者にも良いところがたくさんあると思います。私は断片的に見ているだけですから、良い部分に気付けませんでした。一生懸命なのだと思います。

私にもきっとそういう所があると思います。周りが見えなくなってしまう部分が。しっりとその事についても考えなければいけないと感じました。ひょっとしたら私もそういう行動を取っているかもしれません。自分自身を見つめ直していかなければいけないと感じました。

私も「見られている」という意識を持って行動していきたいと思います。
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研修最終日

2008-12-28 | 陸上競技
ついに研修最終日。長かった…。自分から勉強しに来ているのだから有効に使わないともったいないなーと思って積極的に時間を使いました。とはいえ後半は少し疲れてしまいましたが(-.-;)

朝から混成種目とトレーニングについて。講師が言われていましたが、このような研修では「特殊」な事は指導できないようです。一般的な内容が中心になります。トレーニングに関しても「ウォームアップ」と「サーキット」についての基礎知識の確認でした。「特殊」だったり、「最新の理論」はコーチングクリニック等で勉強して下さいという事でした。広い知識を身につけるというのがテーマみたいです。

本当ならマニアックなトレーニング論を学んでいきたいのですが仕方ありません。逆に今回の研修で「やっている事は間違ってないな」というのを強く感じました。日頃師事している方に聞いている話を裏付けるモノが大半でしたね。それがわかっただけでも大きな収穫です。今進んでいる道は間違っていない。どころか、かなり先に進んでいるんじゃないかと。

「乗り込み」に関しても話が出ていたみたいですが、完全に「知識」が先行している感じでしたね。「結果」的にそういう動作になると思いますが、それが本当に意識して出来る人間がどれだけいるのか?日本のトップで活躍された方が「乗り込みの感覚が分かる人間は世界のトップだけ。自分にはそんな感覚はない。」と言われていました。「骨盤の傾き」にしても「重心を崩す」にしてもなかなか意識することは出来ないと思いますね。変な情報が先行してしまって「形」だけを真似してしまう。良くないと思います。

何度も書いていますが、その点私は恵まれていると思いますね。他の人には得られないかもしれない経験をしたりや指導を受けたりしています。これを自分の中でかみ砕いて本当の「力」に変えていかなければいけません。

今回の研修で得たものは「自分の立ち位置」だと思います。どういう視点で指導をしていくべきかを考える事ができました。特別な「情報」を手に入れたわけではありません。「確認」が出来たと思います。これで「自分は研修を受けたから色々と知っている」と思う人もいるでしょうね。かみ砕かないで指導しても意味がないですからきちんと考えたい。

いろんな意味で勉強になりました。もっと考えたいですね。貴重な時間だったと思います。
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合宿参加者からの報告

2008-12-28 | 陸上競技
私は東京にいますが、うちの選手1人は中四国合宿に参加しています。多分持ちタイムは1番下(笑)。それでも積極的に前に出るようにだけは指示しています。学びに行っているのだから遠慮して後ろにいても何の意味もありませんから。今回はとにかく1人でやってみろというスタンスです。これまで人に付いていくだけでしたからこういう場で変わらないといけません。大きなチャンス。

話によると参加者で積極的に前に来る&声を出すのはあまりいないみたいです。ラッキーです(笑)。どんどん前に出ればいい。
練習2日目に40秒走を実施した様子。400mの持ちタイムで組を2つに分けたみたいです。距離は同じですが力が違う。うちの選手、もちろん2組目(笑)。持ちタイムはかなり遅いですからね。結局3本くらい走ったら1組目の大半は遅れ始めた様子。2組目のトップをうちの選手が走っていたみたいで、自分から「前の組で走りたい」と言ったら「Restの関係でダメ」と断られた様子(笑)。結局最後まで40秒で走れたのは1組目は1人、2組目1人だったとか。いやーこの手の練習最近やっていませんが、それなりに力がついているのでしょう。

昨日はハードルと坂。坂もスタートで遅れて後は追い付く事が出来たと。やはりスタートからの動きに課題がありますね。この部分は少しずつ修正していきましょうか。入れ替え形式でやったみたい(各組3人で1着が前の組へ、3着が後ろの組へ)ですが、最後は2組目で終わったみたいです。1回は1組目に上がったとも。いやーみんなバテていたのでしょうか(笑)。良く走れているのだとは思いますが、まだまだ目指すところは先にありますからね。

電話で多少話しただけですから詳しい部分はわかりません。が、練習時間が4時間前後みたいです。昨日のうちの練習が終わった時間を教えたら、慌ててました(笑)。自分は違うものを学んでいるとしっかり理解して取り組んでほしいですね。うちの練習よりきつい、きつくないは関係ありません。その場でしか学べないことがあるはずです。

明日の練習前に簡単に話をさせようと思います。成長を期待します。
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