続き。真面目にやっていることを振り返るとまとまらなくなります。もともと文才がないというのもあります。まとめる力がないのかなという気もします。整理整頓する能力に関しては著しく低いという自負はあります。自慢できませんが。
スパイクを履いてから「スイッチング&スキップ」を。これもBとDMを使っての練習に戻しました。「感覚の変化」を重要視したいなと思うからです。同じ「スイッチング」や「スキップ」でも間違いなく動きが違ってきます。BやDMを使うことで「重心の変化」も感じやすくなるのではないかなと思っています。単純にやっているだけではない。
チューブ5歩をやる。ここで初めて前の記事で書いた「壁引き出し」が生きてきます。ここにつながっているのかどうかを理解できるか。単純に「走るだけ」ではない。前やった動きがきちんと次の動きにつながらなければいけません。そこから二次加速スティック。さらには前半マークとつながっていきます。この段階で「遅れ」が少なくなっていました。ここに重要な要素があると思います。変化がないのであれば「前段階」の意味がなくなります。別の方法を考えなければいけなくなる。今回のように「変化」があるということは次につなげていける。
トーイングをしてから10バトンと25併走。男子はこの時点で「人数不足」となりバトン練習が成立しなくなる。仕方ないですね。「数は力」といいます。が、本当の意味での「力」ではないと思っています。多ければいいという観点では見ていません。リレーが組めるかどうかは微妙なところです。それでも何とかしたいなと。男子もきちんと力が発揮できれば個人で県新人に出場できると思います。勝負できるレベルまでは達していませんが来年度少しは戦えるようにしていきたい。今シーズン中に11秒5を切るくらいまで2人がいけそうだと思っています。小さな話かもしれませんがうちにとっては大きな意味があります。
直線でのバトン合わせを行ってからいったん休憩。ここは移動して陰で。瞬発系シャフトを。本当は3日前に入れたいのですが日程的に日曜日を休みにしていました。そうなるとこの日にはできない。前日に入れることに。前任校では「スピードウエイト」を入れていました。これは継続的にウエイトをしていたからできることです。この日だけ「スピードウエイト」をしても意味がないかなと。DM投げなどの瞬発的な動きを入れるようにしています。これから本当の意味での勝負を考えるときにこの部分も踏まえて入れていきたいなと思いますね。
ハードルジャンプを入れておきました。これまでは「縦の動き」の中でのハードルジャンプでしたが「前方向」を意識したハードルジャンプも入れることに。進みたいのです。そうであればジャンプも「前方向」が必要になるかなと。タイミングがうまく取れない選手もいました。これは工夫次第で変わっていくかなという感じがあります。
TBDMを入れようかなと思っていましたがあまりの暑さに危険性を感じたので省略。走るメニューにしました。ここは明確に決めていなかったのでどうするか相談。200mを中心にする選手が「150mが走りたい」「往復したい」と申し出てきました。意欲的です。「不安」を打ち消すために走っておきたいのだと思います。色々と考えて本数を絞ることに。2セット実施することにして1セット目は「150m+60m」、2セット目は「120m+60m」に。200mの選手が「2セット目も150mが走りたい」と言っていましたがとりあえず120mでと。
以前は「ポイント練習」でこのくらいの距離を設定していました。何本も走るのではなく「組み合わせる」ことでレースに近い負荷をかける。この練習がきちんと走れれば試合でも走れるという手応えを感じていました。この日も大半の選手が「走れる」という状況でした。もちろんめちゃくちゃ速いという感じではありません。まだまだ伸びなくてはいけない。それでも「流れ」ができてきて確実に進むようになってきている。
選手は「走る」ことで不安を取り除きたいと思うのかもしれません。しかし、必要以上に走る必要はないと思っています。怪我につながる。そうであれば「これをやっておけば大丈夫」という安心を得るための練習があればいいのかなと。150mのあとの60mがきちんと走れるかどうか。150mで最大スピードの維持ができるかどうか。こういう部分を見極めながらやっていく必要があります。
ロングスプリント系は少しずつ往復。2人しかいませんでしたが。将来的に長い距離に移行する予定はあります。最初から長い距離に専念する必要はないと思っています。短い距離でスピードを上げていってから勝負すればいい。焦る必要はありません。1年時に結果を出してもそれが次の学年につながらなければいけない。おもしろくなくなります。そうであれば「段階的に」やっていくほうがいいのかなと思っています。
良い練習ができたと思います。数日間、体を休めることに努めてもらいたいと思っています。やるときにはやる。休む時には休む。この部分ができるかどうか。次に向けての「準備」がどれだけできるか。このあたりの話をしています。どう感じるか。伝わらないのであれば今後話をしても同じだと思います。見極めたいですね。