土曜日のことを。この日は国体合宿で防府での練習。skyの女子400mH の選手は防府で一緒に練習をすることに。「中国新人での入賞の可能性」という視点からある程度個別にやったほうがいいだろうと。
現時点で中国新人のランキングは7番目です。8番目の選手が1分10秒ですからかなりの差があります。普通に走れば決勝には進めるんだろうなという感じはあります。が、県新人の記録は1分7秒5。実際広島であれば7番目。岡山であれば4番目の記録です。各学校2人各県3名しか出場できない「中国新人」だから「決勝」の可能性があるというだけです。ここは痛い。ベスト記録の1分05秒99でも全体の4番目です。
現時点で中国地区の女子の400mの記録が高い。岡山の5番目の選手が58秒77、広島の6位が59秒65。トータルの6番目の記録が57秒68だからここ最近でいえば一番高いのではないかなと思います。そうなると10番目前後の選手は「400mは厳しい」という判断をすると思います。私なら間違いなく400mHを視野に入れてやっていきます。IHに進むためには何が必要かを考えたら当然の話です。
そうなると1分05秒では厳しい。70秒を切れば中国新人の決勝に残るレベルというのは酷いですがこの記録が来年も同じ水準になる可能性は「0」だと思います。間違いなく1分3秒前半にはなるでしょう。こう考えると「どうやって戦うか」は真剣に考えないといけない。
Teさんはハードルに関しては一定水準以上だと思います。逆足もある程度使えます。他の選手に比べると逆足のロスは圧倒的に少ない。が、今の走力では戦えない。それをしつこく言い続けています。こうなると「どうやって負荷をかけるか」というのが重要になります。150mくらいの距離を使って負荷をかけても途中で減速してしまいます。それは避けないといけない。更に長い距離を使うともっとよくない。
以前から「ハードルを使って走りこませる」というのを考えています。5歩ハードルなどを多用してきました。が、グランドの状況というのもあり歩いてつなぐ部分が出てくる。そうなると歩いている間にある程度回復してしまいます。有酸素能力はある程度高いので。どうやって負荷をかけるか。
考えてこの日は7歩ハードルにしました。1台目まで16m、2台目以降は15.6m。これを10台。7歩で最後まで走り続けることに。5歩ハードルはショートハードルに適していると思います。が、スピードで押し切れる。そうなると7歩のほうが「最後まで維持する」という感覚が作りやすいかなと。35mで5台という距離はヨンパの練習でよく使われます。が、これでは走る距離が長くなるので本数が増やせません。実践的な練習だと思われるかもしれませんが、それが本当かどうかは謎です。
高校生レベルであればもっとハードルを跳ぶという時間が必要だと思います。疲れた中でハードルを越えていくという部分。そのためにはある程度のスピードである程度の距離を越えていくことが重要。のんびりしたシャトルハードルは嫌いです。「ハードルを跳ぶ」というのが目的になっていて「効果」に疑問が残るからです。シャトルでやるのであればハイスピードでなければいけないのではないかと思っています。個人的な感覚ですが。
そこでこの日は7歩ハードルを3本2セット。中国新人の1週間前です。ある程度の負荷は必要。それが終わってからもっと効率よく負荷をかけられないかと考えて10台跳んでから5台折り返す。更にスタート地点まで歩いてもう5台跳ぶというのを2セット実施することに。ハードルがあることで最後までスピードが維持できます。3本2セットの時に最後の1本で9台目10台目がきつくなっていました。これでは「走るだけ」になってしまいます。それを避けるために「ぎりぎり走れる状況」を作り出す。フレキハードルなので反対側から走ってもある程度対応できます。7歩で走り続けることと有酸素系の負荷をかけるということでこの形で。
以前に比べて走れるようになってきているのがあります。最後の2セットは私が横で並走しました。とにかくスピードを緩めないように。一生懸命にやりたいと思っていても「気持ち」で切れてしまうことがこれまでもありました。それを避けるために「真横で声をかけ続ける」という苦肉の策。本来であれば自分自身でそれくらいできないと思いますが、「自主的に負荷をかける」というのができない部分もあります。そうでれば「ひたすら意識させる」という手段のほうが早いなと。結局「強くなるため」に何が必要か、どのような負荷の掛けかたが必要かというところです。
終わった後は良い表情をしていました。こういう表情で取り組めるとずいぶん違います。まだまだ足りないものがあります。が、こちらも考えてやっていく必要があります。これまでやってきたことがすべて生かされるわけではない。そうであれば「どうやって負荷をかけるか」をこちらも模索する必要があるのです。
自分自身の競技との向き合い方。ここはしっかりと考えたいと思います。やるならそれに応える。そこまででないのなら「それなり」に応える。それがどう評価されるか。
考えさせられます。
エネルギーが・・・。
木曜日は中国新人のためのプロ編が実施。忙しいのか忙しくないのか微妙な所ですが。4時過ぎまで実施。その後、練習に行くかどうか真剣に悩みました。自分の中で処理できない部分もあるので。結構真面目に「陸上厳しいな」と思う感情があります。処理できるかどうか。
金曜日も午前中は会議の続き。事務作業などを含めて半日。午後からは少年選手を集めての国体の最終打ち合わせ。切符を渡したりアプリ登録をしたり。国体選手で足を痛めて走れないという状況だったので気功を。何とか練習ができるようにしてあげたいなと。ここはkd先生から「時間があれば手当を」という話があったのでやった部分もあります。
土曜日・日曜日と国体合宿。ポイントになる選手を中心に個別に練習をするという感じでしょうか。ハードルはほぼ1日「治療」という感じになりました。日曜日に走れるように。短距離はスタブロからの出の部分と「加速」と「中間」で。道具を持ってきていなかったのでできる限りのことを。
日曜日は山口で。300に出場する女子のためにhys先生のところの選手が一緒に走ってくれました。スタートから最後の直線に入るところまで。230mくらいはあるでしょうか。ここもやってみないと分からない部分がります。通常の200mとは違います。最大スピードが出るはずの第4コーナーで疲労感があります。そこでどうやって走りをコントロールするか。2本ほど実施。良い感じの練習になりました。
ハードルに関しては走れていないのでなかなかうまく調整ができません。1台目までが届かない。2台目の逆足がスムーズに走れない。ここも「実践不足」のところがあります。もっと早い段階でやれればよかったのですが。あと10日間でどう対応するかだと思います。
午後からはグルグル150。ハードル選手は前回少しやっています。300選手は短短の練習がメインなのでこの手の練習はやったことがない。かなりきつそうでした。それでも「国体で入賞」という目標に向けて何とかやり切りました。こういう姿を見ているとこちらも「何とかしたい」という気持ちになります。他校の選手ですが「強くなりたい」と一所懸命に取り組める選手と一緒に何かをやるというのは自分の中で大きな部分だと思いますね。
とにかく疲弊しています。この状況で中国新人を迎えてそのまま国体へ。体力的にも精神的にもかなりしんどいなと思います。それでも時間は過ぎていく。かなりのダメージがあります。どうなるのか。疲弊。
時間の確保がこれまで以上に困難な感じがあります。
県新人の最終日が中止になり「ランキング」により中国新人への出場が決まりました。走っていれば順位が変わっていたというのも当然あるでしょう。準備をしてきた選手にとってはどこにも力をぶつけるところがなくなるので複雑な気持ちが生じるでしょう。当然です。
私自身は日曜日に職場に戻って授業準備。台風が接近していることもあり、翌日の舎監が大変だなというのもありました。家から寮に行くのも大変になる可能性があるので日曜日も舎監として宿泊して、そのまま月曜日の日直をしてまた舎監として宿泊することに。このほうが全員の安全の確保ができるかなというのもあって。色々と大変なことがありましたが、何とか乗り切ったという感じでしょうか。
1年前。この時期に著しくモチベーションが低下しました。自分でも驚くくらいに。競技から離れてもいいなというくらいの感じでした。学校での「陸上競技の指導」に関して興味関心がなくなる部分があったからです。。正直、それは今でもずっとあります。「クラブチーム」というところのほうが本来やりたいことができるのではないか。お金が発生するのであればこれまで通り「練習会」を中心にやるほうがいいのか。
今回の県新人の結果。私的には「消化不良」の部分がありました。上手く表現できませんが、この状況で来年戦えるかどうか。県全体を通してインターハイに進める選手が出てくるのかどうか。岡山、広島にほとんどの種目を占められて他の3県は殆ど参加できなくなるのではないか。そういう不安があります。今指導に関わっている部分に関しても「皆無」に近い状況になることが予想されます。これはしんどい。県レベルで戦うことを目標にしたくはないですが、実際問題は「県総体の予選を通過する」であったり、「中国大会の予選を通過する」ということが大きな目標になる。
これまでそこを目指してやってきたことは殆どありません。陸上に関わり始めて1年目は「県総体に出る」が目標。2年目は「3人しかいないけどリレーで中国大会」が目標。3年目は「中国大会で予選通過」という感じでした。それ以後は「インターハイに出場する」という目標を掲げながらやってきました。インターハイに行くようになってからは「予選を通過する」「決勝で戦える力を身に付ける」というのがずっと大きなテーマでした。
「絵に描いた餅」という言葉があります。絵にかいた餅を食べようと思っても食べられません。実現できないことという話です。何度も書いてきましたが、初めてリレーでインターハイに進んだとき、4人の走力は12秒2、12秒9、13秒後半が二人という状況でした。周りからは「何を言っているんだ」と思われていましたが、私も選手も「達成する」と信じて取り組んでいました。浮いていたと思います。もちろん、選手と衝突する場面もありました。それでも「共通する目標」に向かって一緒になって進んでいた気がします。
今も「インターハイへ」というのはあります。が、それに見合うだけのことができているのかどうかは分かりません。「絵に描いた餅」という部分。県で決勝に進むというのが大きな目標になっていないか。他の選手が力をつけていく中でなかなか力が上がらない部分がどうなのか。選手もしんどいかもしれません。それでも周囲からは「結果」で評価されます。
今、自分自身が持っている「エネルギー」をどのように使えばいいのか。見えません。「学校」という単位で「インターハイ」を目指すのか。「クラブチーム」という単位で「必要な技術練習」をやっていくのか。それとも特化して「何が何でも戦いたい」という選手に対して引き上げるための指導をするのか。個人的には「強い選手の指導がしたい」というのはそれほどありません。「この選手のために何かできないか」と個人的な感情が生まれる選手に対しては「どうにかしてあげたい」という感情が生まれるかどうかは自分の中での大きな基準になっている部分はあります。
別に「運営」がしたいと思っているわけではありません。現在、運営に関わるようになったのは「選手にプラスになれば」という視点からです。大会運営上の部分で選手がやりにくくなるというのは避けたい。「競技会」として選手が一番力が発揮できる部分を大切にしたいなと思っています。そのために「エネルギーを注ぐ」というのがあります。「大会ができればいい」という気持ちはありません。ここは本当に微妙な所ですが。
今、昔ほど競技指導に関して「熱意」を持てているか。学校単位で指導するときに「何が何でも」と思えているか。ハードル練習会で指導する中で「本当に必要とされているか」という部分。勝手にハードル練習会を企画していることに対して「またkanekoが」と思う人も少なからずいると思います。出る杭は打たれる。私からすれば「不平不満」があるなら「自分でやったらどうですか」という感覚ではあります。何も行動を起こさないで他者の批判をするというのは良いことではないと思っています。
まーそのあたりのこともあって「嫌気がさす」部分も出てきます。年齢のこともあるのかもしれません。やはり、こうなると「管理職志向」が前回の私としては「生き方の変更」も必要なのかもしれません。現場を離れて「管理職」になるという選択肢も頭に入れながらでしょうか。
どこに正解があるのか分かりません。が、エネルギーの使い方については本当に考えさせられます。どこに向かうのか。見えません。
とにかく驚くくらい県全体のレベルが下がっています。今の3年生が強かったというのもあるとは思うのですが、この状況では本当に勝負することができない。何かをやらないといけないという考えがある人がどれだけいるのか。「自分の学校さえよければ」という考え方ではこれから先はないと思います。競争が生まれないという中では上を目指しての取り組みはできないからです。
昨年の10月くらいから隔週でハードル練習会を実施してきました。コロナの影響もあり2月3月はできませんでした。もう少し定期的にやり続けられたらいいなと思っていますが。そこまでのモチベーションとエネルギーを自分自身の中で保ち続けられるのかというのもあります。幸い数人の指導者には「ハードル練習会はいつやるのか」と言っていただける。専門的な部分ができるというのは多くの人にメリットがあるのだと思います。
今回はヨンパしか実施できませんでした。県新人の決勝に残った男子8人のうち5人がハードル練習会に参加してくれています。4位までのうち3人が参加者。女子は8人中4人が参加者、レベルは高くありませんが2位に入った選手は週なんでやった練習会にも来てくれています。こういう部分は「継続的な指導」として意味があるのではないかと思っています。
レベルが低いから仕方ない。その部分だけを見ていたらこれから先も競技力は上がらないと思います。少しでも上のラウンドに進むためにどのように取り組むか。1分13秒だった選手が71秒台を出す。これも大きなことだと思います。実際、決勝に残っていた選手の中で大半は「ヨンパのレース」になっていません。走って減速して跳ぶ。また走って減速するを繰り返す。競技レベルが上がらないという理由の一つに「専門性」の部分も大きく影響していると思います。
「専門性」の部分はこういった練習会で継続的にやっていけばいい。身体づくりと走練習は各学校でしっかりやってくれればいい。練習会に参加する選手の中には「技術的なことだけを好む」選手も当然ながらいます。前の記事にも書きましたが「ハードリング」だけでは絶対に勝負できません。ハードルを10回跳ぶかもしれませんがそれ以上に走る部分のほうが大きいのです。走力がなければ戦えない。基礎筋力がなければハードリングが保てない。身体が大きくぶれてしまう。「専門練習だけやりたい」というのではやはり戦えないのではないか。技術的なものを支える部分が足りなければやはり強くはならない気がします。
これからもハードル練習会をやって欲しいと言ってくださる方もいます。ここに関しては私自身の「モチベーション」の問題もあります。この冬は中学生と高校生を一緒にして「練習会」をしていけたらとは思っています。が、そこに対して本当に私が責任をもって指導を続けていけるのかという不安があります。なかなか分かってもらえない部分です。自分自身の気持ちがそこまで前向きになれるのか。
昨年は女子のハードル陣がかなり強いというのがありました。何とかして一人でも多くインターハイに進ませてあげたい。色々な葛藤がある中で「小さなこだわり」を捨てました。それがどのようにつながっていくのかは分かりません。結果的に女子のヨンパで2人が準決勝へ。1人が4位入賞を果たしてくれました。ここにハードル練習会が貢献できたかどうかは分かりません。やらなくてもこれくらいの結果は残していたのかもしれない。正直比べることができないので分からない部分です。
これから今までと同じようにやっていけるか。別にお金が欲しいわけではありません。冗談で「有料ですよ」と話しますが。別に何かもらえるからやるというものでもない。現状を打破するためには誰かが何かをやらないといけないと思っています。中高生に必要な「要素」をしっかりとやっていくことができるかどうか。
400mHで1位と4位になったチーム。学校でも自分たちでハードルドリルなどをやってくれているようです。結局、一時的にやるのではなく継続的にやることで変化が生まれるのだと思います。そう考えると「学校」の枠にとらわれずにやるほうが自分の中で楽しいのではないか。「ハードル練習会」を必要としてくれる人が複数名いるのであればそこをメインにしても面白いのではないか。
これから先、どのようにするか。自分の中で考えていきたいと思います。必要とされるかどうか。目指す方向が明確になるかどうか。今の私には正直分かりません。
また書きます。
ここに関してはランキング2位の選手と7秒差でしたから「勝つのは当たり前」という前提でした。県総体で65秒9を出して以来、中国大会では1分6秒4。支部新人では1分9秒かかっていました。どこに原因があるのかを考えなければいけないのですが。条件が悪かったとしてもベストから4秒も落ちるレースになるというのは何かしらの原因があると思います。それでもこの1か月くらいはある程度の目途が立つなというところまで来ていました。
決勝では3台目まで17歩、そこから4回18歩を使って最後に19歩で。レース展開的には上手くまとまったかなという感じがあります。が、記録的には1分7秒5。物足りません。この記録だと中国新人ではギリギリ決勝に残るかどうか。これは「各県3人」という縛りがあるからです。広島と岡山が6人出場する来年度の中国大会では間違いなく戦えません。1分5秒台が最低ラインだと思っています。可能であれば今シーズン中に1分5秒を切る。来年度は1分ン2秒。これくらいの力がないと「IHに行く」ことはできないと思います。感じ的には1分7秒ではないと思いますが。もっと出せそうだとは思いますが。でも現実を受け止めないといけないなと。
女子はもう一人出場していました。こちらも春先に1分13秒で。記録的には今の低レベルの県では十分入賞圏内。春先は中国大会に進んだ6人全員が準決勝まで進むという感じがありましたが、今のレベルは「中国新人に行けます」という感じでしかありません。それでも経験するというのは必要だと。レース的には悪くなかったのですが7台目から動きがパタッと止まりました。別人のような走りに。何とかフィニッシュまでたどり着いたという感じです。1分20秒かかっていました。貧血かもしれません。あまりにも動かない。ここに関してはもっと丁寧に見ておく必要があったのかもしれません。走練習ではその傾向は一切出ていませんでした。検査が必要かもしれません。
男子の400mHは58秒台が4人。これもなかなかのレベルです。決勝はいつもハードル練習会に積極的に参加しているubkjの選手が59秒1で優勝。うちの選手は1分00秒1で3位でした。ハードリングだけでいえば他の選手よりもかなりうまい。大きな差があります。が、走力が圧倒的に足りない。400mを全力で走っても55秒くらいでしか走れないと思います。「技術」ではない部分で圧倒的に負けている。10回のハードリングよりもそれ以外に走る時間のほうが長い。優勝した選手は先日200mを22秒9で走っています。うちの選手は24秒後半かかるかもしれません。100mは12秒台か。そうなるとどれだけ頑張っても勝負はできません。「優勝する」と宣言していましたが、私的には「かなり厳しい」と思っていました。やはりスプリントがあるかどうかは大きいのです。
総じて言えること。「走れない」という部分です。女子のTeさんも感じ的には400mが1分3秒くらいはかかりそうです。この状況でヨンパで1分3秒を切るというのは不可能。県総体の時にきちんとはまれば1分5秒くらいまで行くのかもしれませんが。やはり「走力」が足りない。ここが今の大きな課題です。tokushoでは最低でもフラットが61秒という感じでした。10年以上前でしたが。最低でも1分を切るくらいのスプリントがなければ1分3秒を切るのは不可能かなと。男子でいえば最低でも52秒。勝負しようと思えば50秒切は必須だと思います。現時点では「ハードル」とは別の部分の課題が大きいのではないか。そう思っています
この現実をどう受け止めるか。自分自身も考えなければいけないと思っています。今のままスプリントが上がらなければ上では戦えない。ハードルの部分に関してはかなり上達していると思います。足を合わせる能力や逆足の使い方などは一定以上のレベル。しかし、結局は「かけっこ」です。足が速くならないとハードリングだけでは勝負できないと思っています。
この辺り、もう少し分析をしておきたいと思います。また書きます。
県新人が終わりました。3日目は台風の影響があり、事前のランキングの上位4人が中国新人に進む形に。消化不良のところもあると思います。新人戦ですからこれまでほとんどレース経験がない選手もいます。宇部地区はアンツーカーのグランドで新人戦をやっているので県新人での結果が大きく左右する部分がありました。運営委員としてできる限り走らせてあげたいなという気持ちが強くありましたが、結果的には「3日目は中止」でした。受け入れるしかないですね。
女子は総合優勝しました。人数的にも今いる選手の中学校の時の実績を考えると「当然」という部分もあります。長距離がかなり得点をとってくれるのも大きく影響していると思います。が、記録的には「これでは戦えない」というものが大半でした。これをどのように受け止めるのか。
女子の4継は優勝しました。50秒5での優勝。春先に50秒03で走っていますがそれを大きく下回っています。予選から決勝に向けてバトンの修正はできました。が、それだけではない部分が大きいと思っています。前任校で指導していた時には1年生主体のチームでしたがこの時期には49秒台では走っていました。単純な比較はできませんが、持ちタイム的には今のほうが断然上でした。それなのに50秒5かかる。男子は急造メンバーで失格。仕方ない部分もあるのかもしれません。それでも県内唯一の体育コースのあるチームがこの状況というのでは県のレベルが低下するのは間違いないと思います。
春先から話はしていました。「リレーは県内では勝てるだろう」という部分。これは「強い」から勝つのではなく、「他にいないから勝つ」という話です。実際、今回レースに出場できなかったチームが出場していたら負けていた可能性はあります。「オーダーを出す」ということができたから「勝つ」ことができただけで、トータルの結果を見たときに「負けてもおかしくない」というところでした。他県では47秒台が連発されています。このタイムでは通常中国新人に進めないという県も当然ながらあります。
女子のマイルは負けました。完全に力負けだと思います。アンカー勝負になって最後の150mくらいで3秒の差をつけられました。リレーですからアンカーが悪いという話ではありません。そこまでの貯金というのもあるでしょう。負けないくらいの差をつけていなければ。「レース展開」の話もありましたが、私的にはアンカーは「勝つこと」を考えて走るべきだと思っています。「先に仕掛けて差を広げていたら勝っていたのではないか」という意見もありますが、結局3秒差つくのであればバックストレートで前に出ても相手に余力があるので「マーク」されて最後に抜かされて終わりになります。この手の大会で競り合っている中で「アンカーが爆走する」というのは考えられません。展開の問題ではないと個人的には思っています。
この現状をどうとらえるか。昨年の夏から「このままでは戦えない」と言い続けてきました。が、結局今の状況です。県全体のレベルが著しく低下しているので「勝つ」ことができたとしても中国レベルとは大きく離されています。私自身がチームに貢献できない部分も大きくあるのでしょう。指導力不足。が、どのような手を打てば「戦える集団」になるのかがもうわからない感じがあります。
自分の中にある「熱意」が急激に冷まされている感覚はあります。急速冷凍。実は昨年も同じように「陸上競技から離れようかな」と思う部分がありました。ちょうどこの時期だったと思います。自分がやりたいこととは何か。求めていることは何か。それは必要とされるのか。こういう部分を考えると「距離を置きたい」と感じるようになっています。こういう部分を記すというのはどうなのかと思う部分もあります。が、実際問題「何が何でも」「絶対に勝ちたい」という気持ちになれない自分がいます。
また少し書きたいとは思いますが。「県で勝つ」ことを目標にするなら面白くないなと思います。が、誰も中国新人で予選通過しないかもしれないという現実を目の当たりにすると「何が必要なのか」を考える必要も出てくるかなと思っています。
土曜日の午後、ハードル練習会を実施しました。初めて参加する選手も複数名。ありがたいことです。とはいえ、試合の1週間前ですから基礎的なことばかりやる時間は確保できません。この部分は申し訳ないなと思いますが。今回はそれなりの人数になっていたので実践的な練習をすることに。
アップの段階では壁ハードルと連続抜き、そこから簡単なドリルを。タンブリングや狭い距離での一歩ハードルを実施してからショートハードルとヨンパに分かれることに。ショートハードルは一歩ハードルをやることにしました。足長を伸ばして。前も書いたと思いますが、走力がある選手はハードル間を「刻む」という感じになります。しかし、目の前にいる選手たちはスプリント能力がそれほどないので「届かせる」というのが求められます。特に男子は腰の上下移動が大きく着地で止まってしまう部分があります。それを踏まえて「遠くから遠くへ」という流れの中で実施したいなと思っています。
男子はヨンパの高さで。この段階で届かない選手が出てきます。普段からのハードル練習が足りない部分もあると思います。実際にスプリントで勝負できないからハードルへというのもあるかもしれません。中学校の時にはそれほど高くないハードルだったのでインターバルを4歩で走るというのもあったかもしれません。しかし、高校のハイハードルではそれは不可能です。できれば3歩で押し切りたい。そのためのハードル練習。女子も同様ですが「インターバルを走る」ためにどうするかを考えていく必要があると思っています。
ヨンパはある程度足を合わせる。他校の選手が1台目までなかなか合わないといっていました。学校のタータンは2レーンあります。「外側のレーンはどこから出るのか?」と聞くと「内側のレーンのこのシミからです」との返答。愕然としました(笑)。え??そんな話なの??ここは確認をしていなかった私の責任なのかもしれません。しかし、普通「1台目までの距離」が正しくないとは思いません。1年半の間、1台目までの距離が違う中でやっていたのです。全て物語っている気がします。実際に計ってみると数メートル足りませんでした。情けない話です。
調整してから2レーンを使いながらスタンディングで並走しながらやっていきました。自分以外の選手と競り合いながら走るという経験は通常の学校ではできません。日曜日に引き続きになりますが「相手にペースを乱されない」という練習を実施しました。ここも練習ができていない選手はハードルを越えられません。足が合わないというのもありますがまずは高さに対応できていない。やはり定期的にこの手の練習をやっていかなければ流れが作れないのだと思います。
女子の国体選手も参加していたのでこちらは58秒台の男子と競争をしながらやることに。今の高校生のトップと同じタイムですから想定練習としてはちょうどいいかなと。今回、県内の男子は58秒台が4人です。このうち3人が練習会に参加してくれていたのでいい練習になります。今の自分の状況を把握するためにも必要な要素かなと思っています。
女子はうちの2年生女子が頭二つくらい抜けています。力の差はあります。が、それ以外は団栗の背比べ状態。最後まで走り切れた選手が中国新人に進めるという感じです。うちの1年生も何とか形になってきています。スプリントがないというのがネックですが真面目に取り組むので押し切ります。何とかワンツーフィニッシュをしてくれるといいなと。
ショートハードルはkdm高校のhsm先生が来てくれていたので手伝ってもらいました。こちらも競争形式で跳んでいく感じです。男子はユースハードルの高さでやっていますが、跳べない選手も。この状況で試合に出るのはかなりリスキーです。それでもやるなら何とか対応させてあげたいなと。昨年から継続的に練習に参加してくれている選手、かなり上手くなっています。現時点では17秒台が持ちタイムのようですがきちんと走れれば15秒台も視野に入るのではないかなという印象。そうなるとうちの選手は勝てるかどうか。スプリントが違いますから。
県新人の目標は「ハードル全種目制覇」です。男女ともに両ハードルの優勝。更には1年生2人がショートハードルとヨンパで中国新人に進む。簡単なことではないと思いますが十分に可能性があると思っています。今一番危ういのは男子のハードルです。ライバルになる選手がいます。ほとんど記録に差はないですが走力に差があります。ここをハードル練習で克服できるのかどうかは微妙。何とか勝ちたいとは思っていますが。どうなるか。
比較的参加者も多く良い練習になったと思います「次の練習会はいつですか?」と聞いてくれる選手も。ありがたいことです。約1年間継続的にやってきました。その成果が出ているかどうかは分かりませんが、比較的力のあった3年生が抜けてから不安の中、多少なりと形にはなってきているのかなと。とはいえ、現時点でハードルで中国の10番以内に入っている選手は1人だけ。この状況では中国地区を勝ち抜くことはできないと思います。シーズン中も冬季もしっかりと練習が積めたらいいなとは思っています。
まずまず。継続は力なり。しっかりやりたいですね。
競技場での練習となりました。ysm先生が専用使用で押さえていたので、お願いして使わせてもらうことに。高校にとっては秋の一番大きな大会になる県新人があります。今年は山口県引き受けになっているので4位までが中国新人に進むことができる。「やりたい練習」があればどうしても競技場を押さえる必要が出てきます。高校が数校集まってそれぞれが練習する形になりました。ありがたいことです。
練習に関しては「リレー」をやってスタート、走練習という流れかなというところでした。前日に確認をしているのでその流れの中で。アップも短時間にしてそこから前日と同じ流れで10バトン、25並走、4060で。4060は出の確認も含めて。先日から話をしてきましたが「加速に乗る」という部分ができていませんでした。足長を伸ばして対応というだけで「根本的な問題」は改善されない。きちんとダッシュができて加速に乗ることができるかどうか。距離感の確認ができるかどうか。
そこからバトン合わせ。まずまずの感じにはなってきたかなと思っていました。前回に比べると加速区間も長くなってきています。が、その様子を見ていたkd先生から「加速ができていない」との指摘。この部分の改善をもう少ししたほうがいいのではないかということだったので練習を変更。本来であればスタート練習に入るところですが、その時間を「バトンの加速」に充てることに。それで十分にスタートの練習になるだろうと。
構えの部分が元に戻っています。前足に体重をかけてスタートするのですが、両足がべったり地面に着いている。これでは加速できません。ここに関しては何度も話をしてきましたが元に戻ってしまいます。2-3走のバトンパスの時に2走がレーンの内側を走ったりしていました。これでは3走と接触します。「走っていたら内側に寄ってしまう」とのこと。ここは話をしなくても分かって欲しいところです。そんなこんながかなり続きます。
この日はトーイングをしたいと思っていました。最大スピード刺激を入れたい。トーイングの時にはハードル練習などをやっているので近くで見ていることはありませんでした。この日見てみるとトーイングチューブが緩んでいる。これでは最大スピードが出ません。更に第三者が「よーいはい」と言う。いや、後ろ側の人が早めに出てしまったらトーイングにならない。更にはまっすぐ走り続けるのでチューブが邪魔になる。うーん。
前側を走る人は横に逃げないとチューブが当たる。当然の話です。別のグループは「横方向によける」という話をしたら、避けたところでスピードを弛めるのでまたもチューブが邪魔になります斜め目方向に走り続けないとチューブが邪魔になるのは当然です。さらに他のグループはチューブが弛んだところでスピードも弛める(笑)。。こうなると「何をやっているのか」という話です。
やりたいのは「オーバースピードトレーニング」です、自分では出せないスピードを道具の力を借りて出す。腰の移動や最大ピッチの確保ができます。「トーイング」の目的が果たせないのであればこれはやっても仕方ない部分です。
ある選手から「もっと擬音を使って説明したらいいのでは?」と言われました、「ビューン」とか「バババ」とか(笑)。そういう話なのでしょうか。感覚的な話なのかもしれません。そう考えると技術的な話自体ががほとんど伝わっていない可能性もあります。できるだけ分かりやすい言葉を使って話をしているつもりです。この辺りのことももう少し考えないといけないのかもしれないなと思います。これまで当たり前のように話していた内容が上手く伝わらないのであればこちらも伝え方を考える必要があります。大半の人がわかるように話をしていると思います。苦笑いになる場面が多くあるのは確かです。
時間的なこともあるので最後は走練習をしようと。120mを走るという感じだったので普段はやらない形で走練習を。200mを走る。バトンパスを含んでの走練習。1走から2走にバトンを渡す。そのまま2走は200m地点まで走る。この記録を測定することにしました。1走はリレーゾーンの出の部分までしっかりと走る。この手の練習は「バトンが渡らない」というリスクもあります。そうなると意味がなくなるので渡らない場合は「行け」といってバトンが渡らなくても走らせるようにする。通常であれば渡らないといけないのですが。ここの精度はまだまだです。
走りましたがタイム的には・・・。疲労度もありますし、実際のレースとは異なります。当然の話です。それでもある程度のことができるようにならないといけないなと。色々なことがまだまだ足りないなと感じながら。それでもやるしかない。戦えるようになる。それはもっともっと上のレベルでです。
今の自分をもっともっと俯瞰して見れるようにならないといけません。どうしても「局所的」になる部分があります。これでは先に進めない。何を求めてやっていくのかを自分の中で見つけていけたらと思います。
ハードル練習会のことはまた別に。多分。
応援合戦で音楽を流します。前日に突然生徒が「CDに落としたい」と申し出てきました。これがなかなか。使ったことがないのでよくわからないのですが、「スマホの画面を録画する」という機能があるようです。その機能を使いながら「編集」している部分を録画しています。「CDに落としたい」と言っていましたが、この時点で「動画」として作成されているのでCDに音楽だけを落とすことはできません。
ちょっと頑張りました(笑)。動画編集ソフトを使えば簡単にできるだろうと思ってチャレンジ。動画と音楽を切り離してそれを今度はMP3に書き出す。最初は試行錯誤でしたが考え方さえ明確であればそれほど時間をかけずにできます。生徒は何も考えずに持ってきていると思いますが。一応デッキで聞けるか確認してから渡す。真面目。
その後、別の隊が「カメラのキタムラに持って行ったができなかった」といってこちらに来ました。DVDに落とすのは可能だがCDは無理だと。同様の感じだったので動画編集ソフトを使用して対応。15分もかからずできたでしょうか。感謝してほしいですね(笑)。
体育大会では100mなどがあります。陸上部の見せ場です。2年生男子は他の部活動に負けてしまいました。うーん。女子は大差をつけていましたが。当たり前と言えば当たり前の話です。とはいえここでケガをすることがないように重々話していますからそのあたりは大丈夫だったと思いますが。
午前中で終わる予定でしたが終わらず。片付けなども時間がかかりました。片付けの間は部活動別に掃除などをすることになっていましたが、何人かが見当たりませんでした。話を聞くと別の場所にいた様子。うーん。更には放課後、練習が始まる時間になっても来ない者も。応援団などで写真撮影をしていたようです。40分以上遅れていました。
この部分に関してはそれ以外の者に話をしました。全校集合の時に「気持ちの切り替えができるか」という投げかけがありましたが実際には全くできていない者がいる。また、「帰る」という者もいたのでそのことも含めて話を。県新人に向けて。1週間前です。その時に「何を優先するか」が分からないようでは困ります。応援団をやっていても練習開始時間までに来ている者もいます。優先順位だと思います。今何が大切なのか。この時期になってそこの話をしないといけないという状況では厳しいのだけは確か。「自分たちがどのように取り組むのか」については話をしました。勝負をしようと思えば何が優先か。
とにかく自分自身のモチベーションを維持するのが難しくなります。
練習に関しては短時間で。1時間半をめどにやることに。アップも短時間で行いリレー練習を中心に。前回やったことをもう一度おさらいという感じで。加速段階、バトンを渡す位置、どのようにして渡すか。できるだけ端的に話をするようにしています。前回教えたというのもありますが、すぐに「忘れてしまう」というのがあります。本当に何とかしようと思えば「1回で身に付ける」という姿勢が必要です。構えの部分もありますが、「すぐに元に戻る」というのは「意識」の部分だと思います。
自分が何とかしようと思えば「正確にやる」というのは重要です。「加速に乗ってバトンをもらう」ことがテーマになっていますが、構えがきちんとできないようでは「最初の数歩」で乗れないのでスピードは上がりません。できるだけ早くスピードに乗るという感じはこの手の練習でやることが必要だと思います。リレー練習に特化してやっていくだけでも色々なことが変わる気がします。とはいえ、この日は短時間で終わると決めていたのでトータル30分程度走って終わり。スピード刺激という感じでしょうか。
最後にもう一度念押しを。「何が優先なのか」を言われないとわからないのであればやはり総部はできません。金曜日ですから1週間後には県新人の1日目が終わっています。そこに対して意識があるか。「やりたい」からといって何でもかんでもできるわけではない。競技をやろうと思えば何かしら我慢をする必要が出てきます。「遊びたい」と「練習をする」を天秤にかけたときに両方選択するというのは難しい。「遊びたい」のであればそれはそれで良いと思います。が、競技としては成立しなくなる可能性が高くなる。それだけの話です。
「取り組みの姿勢」について話し続ける。ここから抜け出せない限りはやはり勝負はできないと思っています。私が厳しすぎるといわれるのかもしれません。それならそれで仕方ない。「サークル」として活動するかどうかですから。
進んでいるのかどうか。