kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

伝わる事で何かが変わる

2016-04-29 | 陸上競技
話がまとまりません。書きたい事がたくさんあってそれでも上手くまとめられなくて。いつもの事ですね。

過去に書いたblogを読み返すという事はあまりない。まー毎日blogを書くだけで精一杯になっているのに過去の事を振り返る余裕はないのですが(笑)。書いているという思い出す事がたくさん出てきます。例えば身体のバランスの事を書いているという「あ、そういえば」と思う事が複数でできます。

前の記事に書いていた内容も同様。今のチームに対して話した内容を書いているという前のチームの事が思い出される。前のチームの小さなエースが発した言葉は今のチームにも響く。この話もblogを書いていたから思い出す。選手にもこの例は話をするようにしました。忘れてはいけない事だからです。「足りないなら自分がその分やってやる」という気持ちになれるかどうか。そんなチームであって欲しいという願いです。

その当時の話をしていたらケアの方法についても思い出しました。身体のバランスを整えるために何をするか。部分的なケアをしているだけではなく全体のバランスを整える事で患部の痛みを取る事ができる。これも当たり前の話ですが。気がつくと盲目的な対応になってしまう部分があります。このケアについてはかなり時間が必要になってきます。長い時間をかけて自分自身で身体のバランスをとっていく。それにより走り自体も変わってくると思います。

こういう部分は「本人の意欲」と「本人の意識」の問題が大きく影響すると思っています。私が「やった方が良い」と伝えたことを本当にやり続ける事ができるか。見えていないところですからやっているかどうかはいつも分かりません。それでも本人が「絶対にやってやるんだ」という気持ちがあれば「自分のためになる事」をやります。これは「競技力」とは異なるのかもしれません。しかし、強くなるための「素養」としては一番大切な事かもしれません。素直に言われた事をやり続けることが「素質」という部分では大切になってくるのかなと感じています。

木曜日、練習を軽くやって終わりました。1年生はまだまだこちらが求める動きができません。それでも「早めに終わらせる」事にしました。その際、「股関節の動きが悪いものは残ってでも練習してから帰ればいい」と話しました。帰る直前に1年生男子が近寄って話しかけてきました。「股関節が硬いので何をしたら良いですか?効果的なストレッチなどはありますか?」と自ら聞いてきました。いや、積極的です。

以前から「強くなりたい」という気持ちを感じていました。新入生ですからこちらもまだ完全に性格的なものを把握しているわけではありません。「真面目に一生懸命取り組める」という印象がありました。それだけではなく「自分が強くなるために貪欲になれる」のです。これは今までのチームに足りなかったものだと思います。これがチームに大きな刺激になるかもしれません。

その話をしながら選手には「股関節周辺のストレッチ」が書いてある資料を全員に渡しました。同じチーム内にそういう意識を持った選手がいる。同じ話を聞いて「行動に移そうとしている」選手がいるのです。それは特別な事ではない。もっというと1年生だろうが3年生だろうが関係ないのです。学年云々というのは強くなるためにはあまり影響しないのだと思います。

こういう刺激が1年生からチームに入る。それだけで大きくチームが成長する可能性がある。だからこそ私は「伝え続けていく」事が大切なのだと思います。包み隠さずこうやってチーム内で起きている出来事や流れを本人たちに理解させていく。それが何かを変えていくきっかけになる。

今起きている事、過去に私が経験してきた事。これら全てを融合しながら「チーム」として進んで行きたいなと思っています。それができる可能性があるメンバーなのではないかなと。良い刺激が入っています。面白いですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力の在り方

2016-04-29 | 陸上競技
もう少し書かせてください。興味ない方もたくさんいると思いますが、どのような練習をしているのかという部分に興味がある方もいると思います。まー大したことをやっているわけではないので。私自身はblogの中で「何をやったか」ではなく「どのようにしてやろうとしているか」を書き記しておきたいと思っています。お許しを。

水曜日にもう少しだけ話をしました。今回、県総体に出場する選手もいます。そうではない選手もいます。女子の棒高跳びなどは種目がありません。秋以降の開催です。そうなると「目標設定」ができにくい。目の前に何かあるわけではないからです。また、現時点で参加する全員が「中国大会出場」を目標に掲げるというのは厳しい状況かもしれません。可能性がある種目も複数あります。女子のショートスプリントに関してはすでに可能性がある。周囲からは「脅威」と思われるかもしれないですね。

しかし、そこだけではない。実際は「競技に出る選手」だけが何とかしようというのではだめだと思っています。ここ最近はトレーニングの頻度が減っていましたが投擲と棒高跳びはシャフト補強の重さを変えています。スプリント系の選手よりも重くして練習をさせている。つまり「負荷」としてはその選手たちの方が高いのです。種目特性という部分もありますが。この選手たちが「必死にやる」姿をチーム内に示してほしいと思っています。自分達よりも「強い負荷」をかけている選手が一生懸命にやっている姿を見る。自分も苦しいけどもっと強い負荷でやっている選手がいる。それを見続けることは「成長のカギ」になると思っています。自分たちにできる最大限のことを毎日やり続けることで「チームの力」となるのです。

また、別の話もしました。これは女子だけでしたが。ここに書いたら女子だけに話した内容の意味はないですね(笑)。数週間「思うように練習ができない」という状況にある選手がいました。他の選手は少しずつ練習を積んでいく。自分だけができない。そうなると「焦り」も出てきます。「悔しい」と思う気持ちも大きくなるでしょう。そのことを周りが感じ取ってあげられるかというのは「チーム」として大きなことだと思っています。「自分だけ強くなればいい」と思っていたら結局強くなれない。同じチームでの活動ですから「みんなで強くなれる方法」を見つけていかなければいけません。この選手の「焦り」や「苦しみ」を感じ取って支えてあげられるチームになってもらいたいと思っていました。

先日、高跳び選手と話をしていました。支部大会ではリレーの1走を走らせました。走力的には昨年と比べるとかなり強くなっています。とはいえまだまだチームの中では足りない。今回リレーを走ったことで「もっと強くならないと」と思ったようです。普段はそんなに「やる気オーラ」を出すタイプではありません。それでも「強くなりたい」という気持ちは大きい。リレーの話をしていました。上で戦える可能性があるというのはチーム全員が分かっています。「何かあった時」には常に高跳び選手に頼らなければいけません。いかんせん、チームとしては始まったばかりですから「最小限の人数しかいない」のです。万が一誰かが走れなかった場合はこのこの子に頼るしかないと思っています。

そんな話をして今回リレーを走れなかった1年生の話をしていました。そんな時に「自分がもっと強くなって負担を減らさないといけない」と本人が言っていました。1年生のためにもです。焦って故障を繰り返してしまったら困ります。しかし、「本気で上を狙う」のであればやはり1年生の力が必要です。安心して自分のことに専念できるように「私が強くなる」と。うーん、私的にはかなり嬉しかったですね。こうやって「相手のことを想う」気持ちがあるかどうか。

チーム内の関係が上手くいっていなかったら「誰かが走れなければ自分がリレーに出て上に進める」と思う子も出てきます。常に「自分が主役」というのが良いでしょうから。しかし、「自分が走るよりはMが走るほうが戦えるから」というのを素直に認められる。もちろん「自分が勝ち取る」という意欲は欲しい。でもチーム全体のことを考える気持ちも必要。本当にうれしかったですね。

その話を女子にはしました。安心して自分のことができるようにしてやって欲しい。チームです。一人が走れなくても他でカバーできます。それがリレーです。私がリレーが好きなのは「みんなで1つのことをする」からです。もしも1人が調子が悪くで思うように走れない。そうなれば本人は気持ちが落ち込みます。当然の話です。そうであればほかのメンバーが「0.1秒ずつ」でも速く走れば十分補えます。それが「チーム力」の在り方だと思っています。1人が落ち込んでいたらみんなでその子の気持ちをくみ取ってサポートしてあげる。それができないようでは「リレー中心にやる」意味はないからです。

この話はしていませんが書いていて思い出したので。前任校で4継でインターハイに行きました。その時の話。3走が県総体前から足が痛い。肉離れではありませんが体のバランスが崩れて痛みがあちこちでてくる。この状況で走れるのかどうか?メンバーを替えるかどうかを考えるまででした。実際に走れる選手は4人だけ。ほかは1年生でした。メンバーを変えても中国には行ける。どうするか?と話したら小さなエースが「3走は難しい。1年生では渡らないと思う。安心してバトンができるMちゃんが良い。それ以外は考えられない」と答えました。その気持ちを汲んでメンバー変更なし。他のメンバーは良い走りをしてくれました。これが「チームの力のあり方」だと感じました。

また、その時の中国大会の決勝。ぎりぎりで決勝に進みました。3走は相変わらずの状況。準決勝終了後は足を引きずっていました。うーん、どうするか。ここまで来たらこの子で勝負するしかないと思っていました。周りの選手も不安があったと思います。そんな時に小さなエースが全員の前で「Mちゃんが走れないんだったらうちがその分速く走るから大丈夫。絶対にインターハイに行く。」と宣言しました。この一言でチームがまとまった気がします。普段はそんな感じではないのですが「勝負」に関してはシビアです。実際にエース区間である2走のところで激走。一番強かったと思います。

「チーム」としてやっている。自分のために力を出せるというのも大切ですが「他の誰かのために実力以上のものを出せる」というのは一人ではできません。「チーム」だからできるのです。そういう考え方を持ってもらいたいなと思っています。

苦しいときに支えあえる。これだけで「チーム」としては違います。「中国大会に行くため」「インターハイに行くため」だけではないのです。そこに行きつく「プロセス」の中で何を学ぶか。「力」をどのように磨いていくか。「自分が強くなればそれでいい」というチームにはしたくありません。もちろん「個」が強くなることが最優先です。かといって「自分さえよければいい」というのは違うと思っています。

その後の練習、かなり良かったと思っています女子も声が出ていました。シャフトで苦しんでいるときに「しっかり」「あとちょっと」「ここ頑張って」という声が出ていました。こういう部分ができるかどうかです。

チームとしてどこへ向かうか。見守ってもらえたらと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力を集める

2016-04-28 | 陸上競技
水曜日、予報通り雨。朝から色々と大変でした。私はかなりご機嫌斜め。コントロールしなければいけないと思っています。

午後の練習、最初はミーティングから始めました。「練習をする」ことは大切です。しかし、それだけでは強くならないと思っています。「心」の部分がどこまで「競技」に向かうか。これが重要だと思っているからです。練習さえすれば強くなるのであれば問題はありません。しかし、そこに向かう「心」がなければ強くなれる者も強くなれないと思っています。持論ですが・・・。

県総体に向けて何をするか。ここだと思っています。試合終了後にも話しましたが「チーム」として戦う気持ちを持ってもらいたい。試合に出る者だけが「一生懸命にやる」のではありません。「チーム」に所属する全員が「県総体で戦う」という気持ちで取り組まなければいけないのです。みんなが「目標を共有する」ことで初めて戦えるようになる。図を描いて説明しました。複数の選手がいてそれぞれが好き勝手なことを考えている。そうすると「総体で勝ち上がりたい」と思っている選手の「エネルギー」がどれだけ総体に向かっていても「チーム」としての総力は上がりません。「勝手に走ればよい」と思っているような選手が複数いれば目標へ向かうベクトルは小さくなるのです。

が、全員が「総体で戦う」と思ってそれぞれの「使命」を果たしていく。走る選手は「少しでも速く走る」ことを考え、走らない選手は「どうすれば試合に出る選手にプラスになるか」を考える。だれもが主役になれるわけではありません。試合に出て脚光を浴びることができなくても「支える」ことでその選手の存在は大きく輝くのです。そういう感覚を持って「チーム」としての取り組みができるか。リレーで戦うことも必要。そのためには「個」の力が必要です。それぞれができることを最大限にやって「勝負の舞台に立つ」のです。走る選手を「勝負の舞台に立たせる」のです。重要なことだと思っています。

また、「個」としての「エネルギーの使い方」に関しても話をしました。人間のエネルギーの総量は決まっています。残念ながらその「個」のエネルギー総量には「差」があります。MAXが100の選手もいれば120の選手もいる。厳しいようですが「覆すことのできない力の差」は存在します。どれだけやっても「生まれもって才能にあふれる選手」には簡単には勝てない。うちの選手が努力をすればボルトに勝てるのか?難しいですね。それから目を背けることはできない。

だからといって全員が「100」の力を使えるわけではない。遊びに行きたい。テレビが見たい。彼女と過ごしたい。お菓子を食べたい。毎日寝て過ごしたい。こういう様々な要素の中で競技に対して何%の力が使えるのかです。図で書いたほうが分かりやすいのですが。100の力の選手と120の力の選手がいる。100の選手は普通の選手です。特段強いわけではない。が、この選手が自分の持っている80%の力を競技に使う。残りの20%は勉強に使う。そうすれば持っているエネルギーの「80」は競技に向かうのです。120の選手が「50%を競技」に使い、40%は「遊び」に使う。残り10%を「勉強」につかう。そうすると120の50%ですから「60」しか持っている力は出せない。そうすれば「普通の選手」にも可能性が出てくるのです。

個人個人が力を高める。その高めた力の方向性を定める。そうすることでこれまでとは全く異なるチームとなる。私はそう信じてやっています。これをきちんと感じ取って真剣に競技と向き合ってくれるかどうかだと思っています。

分かりにくい内容ですね。それでも書いておきたいなって感じています。もう少しだけ書きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エネルギーの注ぎ方

2016-04-28 | 陸上競技
火曜日、本来であればトレーニングとしていました。前の週にトレーニングができていませんから最優先事項としてのトレーニング。が、天気予報では水曜日が激しい雨となっていました。理想としては水曜日に走るが良いのですがなかなか難しい状況だったので諦めて日程の入れ替え。先に走って翌日にトレーニングとしました。

朝は体幹補強のみ。まーここ最近思うことがあります。本来やりたいことと現実でやっていることの「ギャップ」です。詳しく書く気にはなれません。精神的負担が大きい・・・。「競技をするため」に放課後の時間を有効に使いたいなと思っています。なかなかそうはいきませんが・・・。

午後は競技場へ。練習開始前に「可能性」について話しました。現時点での全体でのランキングについての話も。正直、「同じ舞台」で戦っていないのでタイム云々は関係ないと思っています。風の条件も違えば記録測定の方法も違う。その中で「今自分が何番だ」と考えるのは無意味だと思います。まずは総体で「最高の走り」をして自分が速く走ればいい。それだけの話だと思っています。相手を気にするよりも自分がどうするか。良い練習をしていけばよい。そう思っています。とはいえ、「可能性」がある種目で戦うのは大事です。そこへどれだけ力を注げるか。

走る時間の確保のために色々と端折っていきました。とはいってもハードル持参でいっていますからいつもよりはドリルの時間が長かったかなと思います。試合があるとどうしてもそれに合わせてしまいます。雑になってしまう部分をもう一度確認しておく必要があります。週末に県選手権があるといってもそこは「通過点」です。総体で戦うための準備をするというのが最優先。崩れてしまう動きを何とか修正していくことが必要です。

追い風が強いのでその風の中での練習としました。並走までは追い風で。そこからあえて「向かい風でのバトン合わせ」と行いました。通常追い風での練習が多くなります。が、実際のレースでは向かい風になることもある。時間があれば毎回追い風と向かい風、両方の条件でやっていくといいのですがなかなか。そういう部分もあり「向かい風で実施」という形をとりました。女子に関してはまずまずかなという感じでした。男子はこのあたりから数人走りが微妙。どこかに張りがあったりして思うように走れていません。うーん。

その後はスタート練習。2年制女子は前日に自主練でスタートをやっていました。その時に気になる部分を指摘して改善をしていました。「欲する」という部分があれば短時間でも変われるのだと思います。女子を過大評価するつもりはありません。ただ、変わってきているというのが目に映るから評価しているのです。1年生女子もスタートが少しずつ改善されてきています。レースを重ねていく中で明らかな変化が見られます。もともと力がある選手たちです。感覚さえつかめば確実に力は上がっていくと思います。

この時点で男子は動きが怪しい。疲れが・・・というわけではないと思います。月曜日の時間の使い方がどうだったのかを見直すべきです。支部大会が終わったといいう安堵感で満足していないか。次の練習に向けての準備ができてたのか。それが感じられませんでした。厳しい言い方かもしれませんが「満足度が低い」と思います。この状況で勝負できるわけではありません。もっともっとやっておかなければいけないことがある。それが分かっているのか?

最後の走練習をすることにしていまいした。シーズンに入って初めての150mです。というか冬季練習でさえ150mを走っていません。ショートスプリント中心とはいえこの距離がきちんと走れなければいけないと思っています。400mを走れるようにするために150mでのセットを組みました。それ以外の者は150m-120m-90mです。女子はかなり良く走れるようになっていました。「可能性がある」というのを自分たちで感じられるようになったのでしょうか。個人でもリレーでも十分に中国が狙えます。上手くいえばもっともっと進んでいける。「戦うんだ」という気持ちが走り自体を変えていきます。「気持ちの問題」なんていうのは「根性論だ」と言われるかもしれません。いや、実際に「取り組む姿勢」によって「人は変われる」と思います。男子も先ほどの練習よりはましになったか?!声は出るようになっていました。それだけではなく「いかに速く走るか」に力を注いでほしいと思っています。

400m系はかなりしんどかったと思います。それでも本数は少な目、Restは長めに設定。初めてですからいきなり負荷を増やすのは危険なので。とはいえ、かなり走っていました。上手くショートスプリント系と組み合わせて練習をやっていきたいと思っています。まだまだ「原石」です。磨くためには時間がかかります。そして磨き方を間違えないようにしたいと思っています。

最後に少しだけ話をしました。「力の使い方」です。競技で成功をしたいと願う。そうであれば「自分が持っているエネルギーの使い方」についてしっかりと考えないといけません。「やりたいこと」はたくさんあると思います。が、それを全部やっていたら自分の「本当にやりたいこと」はできなくなる。「競技で成功したい」と思うのであれば「成功するために何が必要か」を考える必要があります。この日の練習に向けての準備がしっかりとできていたか?テレビが見たい、遊びに行きたい、寝たい・・・。これらすべてをやりながら競技で「他の人よりも強くなりたい」というのは正直難しい。

「楽をして強くなる」方法を私は知りません。だから選手には教えられません。強くなりたいのであれば「できることを最大限にやる」しかないのです。120mよりも長くなった距離を「仕方ないから走るか」と思って走ればやはり強くはなれない。「きついけどやってやる」と思えなければ最後の踏ん張りが利かなくなります。我慢が必要なのです。

こういう話がどれだけ響くか。私自身、思うことはあります。できることをやっていきたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑記

2016-04-28 | 陸上競技
また1日空いてしまいました。うーん。

月曜日のことも書いておきたいのですが。時間が経過すると色々なことを忘れてしまいます。ダメですね。

月曜日は練習を休みにしていました。支部大会前からあちこちに痛みがあるという雰囲気だったのでそれに対する「ケア」に充てさせるためです。一人はある保護者の紹介で鍼灸へ。足の張りが取れないので鍼を打ってもらったほうが確実に緩むだろうなと。親しい鍼灸院があるわけではないので手探り状態です。関心があったので付き添うことに。やっぱり新しい場所を開拓するためには自分で見てみないといけないなと思っていますから。

初めて訪問したところでした。施術自体は直接見ていません(笑)。何をしに行ったのか?という感じですが。筋肉の張りをとってもらう感じでした。最終的に鍼を打つことはありませんでした。
かなり回復していると思っています。

その中で「先生の話は聞いている」と言われました。「良い指導をしていると聞いた」とのこと。ありがたい話です。どこをどう回ってそういう話になるのか分かりませんが「良い噂」であることは救われます(笑)。どのような形で人が繋がっているのかはわかりません。行動や発言には気をつけなければいけないですね。

多分「逆のパターン」も存在するのだと思います。足を痛めた選手は不安を感じています。故障した理由を「指導のあり方」だとされることもあると思います。当然の話ですね。そうなると「悪い噂」というのは一気に広がります。伝聞で広がる噂話です。特に他者のアラは面白おかしく広がる。まー仕方ないとは思いますが。そこはしっかりと見極めながらやらないといけないですね。

私の指導を部分的に捉えられると「何なんだあいつは」と思われるでしょう。うちの部活の中でも同様。「これまでやってきたことを否定する奴」だと思われても仕方ない。そういう時には悪い噂も広がると思います。本気で向き合っている選手からすればこちらの「想い」も分かってもらえるのかなと。今は比較的良好な関係の中で指導をさせてもらっています。

チームを作るためには3年はかかると言われます。それまでは「我慢」だと。性格的に待つことが出来ないので半ば強引ともいえる感じで引っ張っていきました。不協和音が生じるのは仕方ない部分もある。それを正当化するつもりはありません。もっとやり方があったかもしれないという気持ちは常にあります。全員を満足させる、納得させる指導は絶対にできないと思っています。同じ指導をしても「最悪」と評価されることもあるでしょう。そうならないようにしていかなければいけないのですが。

治療院から学校に戻ると2年生女子が「自主練」をしていました。4人しかいませんが3人がやっていました。1人は病院にレントゲンを撮ってもらうように勧めていましたからいなくて当然。前日に「足りない者はやっておかなければ」という話をしていました。1年生が入って来てくれてチーム全体が大きく前に進もうとしています。これだけは間違いない。「強くなりたい」と口にするだけではなくきちんと行動に移せているのは大きいと思っています。なんとか結果に結びつけてあげたいなと思います。

本当に雑記でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

支部大会7

2016-04-26 | 陸上競技
どれだけ書くのか・・・。

最後に全体に話をしました。

努力は報われるとは限らない。しかし、努力しない者には成功する可能性さえない。

今回の大会で県総体に出場できる者、この大会で上への道が閉ざされた者と様々だと思います。が、唯一言えるのは「本気で努力してこの場に立てなかった者は結果を望めない」ということ。最大限に努力して初めて「可能性」が生まれる。高校生の一番大きな目標は「インターハイ」だと思っています。インターハイに向かう道を全力で進んでいくこと。ここに尽きると。駅伝や国体などもありますが「インターハイ路線」でどれだけ戦っていくのかだと思っています。

実際に総体に行ける者がどれだけ努力したのかは本人にしか分かりません。逆に行けなかった者が努力をしなかったとも言いません。が、普通の選手が「県総体に出場する」ためにはやはり「できることを最大限にやる」という姿勢が必要になります。適当にやっているようではダメ。私は「中途半端にやる」ことを認めません。やるからには速い遅いは関係なく「全力で努力する」ことが重要だと思っています。そこが出来なければ「勝ち上がれる可能性」はないのです。

世の中のことなんて大半が「上手くいくかどうか分からない」のです。100%成功するから頑張れる、という考え方をしているようでは絶対に成長できません。上手くいくかどうかは分からない。しかし、本気になって取り組めなければ「成功する可能性さえない」のです。物事にチャレンジする間に諦めていたら強くなれるはずはない。成長できるはずはない。そう思います。

県総体に向けてやっていく。県総体に出場できない者は「他人事」ではないのです。一人でも「自分は関係ない」と思っているような選手がいれば「チーム」の雰囲気が悪くなります。そうなると「上手くいくものもいかなくなる」というのが世の中の常なのです。そうならないようにどうするのか。ここが重要だと思っています。人数が多くなればなるほどそういう部分は難しくなります。自分には関係ないから手を抜いてやろう、自分は走らないから適当でいいや。こういう考え方をもっている者が集団の中にいれば「本気でやる者を邪魔する」だけです。そうならないようにしなければいけません。

とりあえず自分のできる部分を私もしていきたいと思っています。総体を走れない3年生も出てきます。走れないからと言って腐らずにやる。他の選手が活躍できるように献身的に取り組む。そういう姿勢が学べなければ「高校の部活動」に意味はなくなると思っています。走らないから関係ないというのは学年関係なく許されるべきではないと思っています。


また、短距離にはもう少し話をしました。金曜日に「応援をすること」「サポートすること」を求めました。が、実際は決勝に残った選手に対する声掛けもできない。本当にそれでいいのか?私の言っていることを理解できているのか。こういう大会は「チーム力」が問われると思っています。「総合得点で何位になった」というのが「チーム力」だとは思いません。戦うためにチーム全体として支えあえるかというのが「チーム力」です。このような状況では戦う資格さえないと思っています。自分のことだけやればいいというのではない。

本当に強くなりたければ「私の言葉を信じて全力でやること」です。言われたことさえやらない、できないという状況では「強くなる可能性」というのは著しく低くなります。今年は女子の4継で中国決勝が目標になると思います。そこまでいけば「インターハイ」を目標に掲げろと言われるでしょうが。遠すぎる目標と感じるかもしれません。私はそうは思いません。48秒5を全力で切りに行く気持ちになれれば可能性はあると思っています。チームとしてそこをどのようにとらえるか。全体でそこに向かえるか。走る選手以外の選手がどれだけ「その気」になれるかです。

簡単なことではない。だから「目指さない」というのは違います。自分たちの可能性を引き出せるか。私に言われることを信じて全力でやっていくのかどうかです。「そんなこと出来っこない」と思っているような選手は「自分で自分の限界を決めている」のです。そうであれば「やってもやらなくても一緒」だと思います。そういう感覚でやっています。もっと強くなれるチャンスがあるならそれを自分で磨かなければいけない。そうなれば驚くくらいの力になる。

そんな話をして最後に個別に何人かと話しました。これからに向けてです。本気になれば「行動」が変わります。考え方が変わります。そこまでなれなければいつまでも同じまま。そういう感覚を持ってもらいたい。もっと強くなれるのです。こういう「経験」が自分を変えるきっかけになる。そう信じています。

チームとして大きく変わってきたと思います。まだできることはある。そう思ってやっていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

支部大会6

2016-04-26 | 陸上競技
更に続き。

男子の100m。決勝に残った時点で県総体への出場権獲得。とはいえこれで終わりではありません。ここからどこまで記録を短縮できるかです。せっかく決勝に残ったのだから多少なりと戦って欲しいなと思っていました。レースはスタートからまずまず。隣に力のある1年生がいましたが途中までさほぼ同じ。いつものパターンからすればここから遅れてレースが終わるのですがこのレースは指導を始めて1年間で始めて「こちらが狙う走り」が出来ました。最後まで大きく離されることなく走りきりました。向い風に加え気温が下がっていたのでタイム的にはそれほどではなかったのですがレースとしては良かったと思います。本当であればこれを昨年のうちにやって欲しかった。4位となり県総体出場権を得ました。シード云々を別にして「着順」で総体ですから悪くはありません。

とはいえ、もう少し走れるようになってもらいたいですね。このままではリレーで勝負はできません。少しでも可能性を上げようとするなら中心となる選手が力を発揮してもらえないといけないと思います。あくまでこれくらいの走りは「最低ライン」でなければ。認めてはいます。だからこそもっと高い水準を求めているのです。まだ満足する話ではない。

女子100m。なかなかのメンツです。県で決勝に残ってくるような選手が複数います。この中で勝ち上がるというのは簡単なことではありません。それでもやっていくしかない。2週間前の記録会では上位を独占されていますから一矢報いたい。女子の100mが始まる少し前から強烈な向かい風が(笑)。吹き流しが真横。ビュービューいっています。記録という意味ではほぼ不可能なレベル(笑)。勝負だけですね。

レースは県チャンピオンが最初からリード。現時点では太刀打ちできない強さがあります。うちの1年生2人はまだまだ準備段階です。この時点では「圧倒的な力の差」があるというのは確かです。それでもNさんスタートで多少遅れるものの予選と比べると圧倒的にスムーズでした。そこから「中間疾走」で本来の力の一端を見せ前を走る選手に追いつく。そこから並んでフィニッシュ。向風2.5mの中で13秒05でした。合格点です。「たられば」の話になりますが順当な風が吹けば12秒7くらいは確実に出ていただろうなという走りでした。トップが12秒6。タイム差が0.4秒ですからそれなりの走りだと思います。まー今はまだいいと思っていますから。少しでも県トップに追いついていきたいですね。

Mさんは「走ることができる」という状況に戻ってきただけで合格。無理はさせたくありません。予選で動きが崩れながらも向かい風の中で13秒41。本来の走りではありません。「練習は正直」です。どれだけ調子が良かったとしてもきちんとした練習が積めなければ「走れない」のです。春先にかなり手ごたえを感じていただけに本人も「納得できない」と思います。それでも「ここが最低ライン」だと認識すればいい。これからどうするかのほうがもっともっと重要です。万全の状態でレースが迎えられたらどれくらいの走りができるのか。正直楽しみです。

男子はマイルに出場。1年生男子が400m個人で決勝に進めなかったのでマイルを走らせることにしました。どちらにしても「出場する」と決めていましたが。1走を1年生にして流れを作りました。個人のレースでの課題をここで克服する為です。今回はかなりいい走りをしていました。52秒台のラップくらいではないでしょうか。これくらいで走れれば秋には面白くなります。

が、2走の2年生が「消極的」でした。1走が流れを作ってきましたが「距離に対する不安」もあったのでしょう。恐れずに行かなければいけない。実は「ここが課題」だと思っています。100mの個人でも11秒台に入りました。とはいえ「力を出し切れていない」のです。本当であればもっと記録が出るはずです。「守りに入る」というか「自分から前に出る積極性が足りない」のです。そこに関してはレース後に指摘しました。そのために走らせたのです。それができれば大きく変わると思っています。良い経験になったと思っています。

3走・4走は3年生。3走が少しずつ前との間を詰めて4走が逆転。タイム云々は到底戦えるレベルではありません。しかし、今回は「3年生として走らせる」ことが重要でした。全体で応援する雰囲気がない中で「マイル」に出場することで短距離が一か所に集まって応援する。個人レースの決勝に同じチームの選手が残っていたのにも関わらず「声だし」ができませんでした。これはいただけません。そういう意味でも上級生が走る姿を全員が応援するという経験をさせたかったのです。

「400mの練習をしていないから走れない」というのは嘘だと思っています。1日に3本走れと言われたら難しいかもしれませんが「1本だけ」ならそれなりに走ります。レストなどを考えながらメニューを組めば短短の選手でもそれなりの走りをすると思っています。秋以降、可能であれば女子もマイルを考えようかなと思っています。女子に関してはあくまでウエイトは「4継」ですが「両リレー」で勝負できる水準にもっていかないと面白くないですからね。

そう思っています。競技に関してはそれなりに手ごたえを感じています。まだまだ「勝負できるのか」と言われたら足りないかもしれません。それでも「勝負するための練習」をするきかっけづくりにはなりました。2年生女子は「目の色が変わる」という感じがあります。自分たちが「戦える」という感覚を得られたのだと思います。新入生の加入がチーム全体に刺激を与えているのは間違いありません。これからです。

また書きます。お付き合いください(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

支部大会5

2016-04-26 | 陸上競技
続き。

2日目には100mと400m。さらには高跳び。何とか県総体への切符を確保してもらいたいと思っていました。

朝の早い段階でしっかりとアップをさせました。勝ち上がるためには準備が必要です。ラウンドを重ねるたびに記録を上げていく。そうなるのは本意ではありません。何度何度も言い続けています。前回の記録会の時に様子を見ていると1次アップの時にこちらが指示した本数を減らしている者がいました。「疲れるから」とのこと。まーそうでしょうね。ここは考え方の問題だと思います。記録会の前の日には本来必要だと思う刺激を入れていません。今回は入れています。さらにレースの流れの中での1次アップの刺激。これも重要なことだと思っています。

ハムストリングに微妙な感じが残っている選手。3週間経過したのでほぼMAXで行けると思っています。が、やはり初めて痛めたということもあり不安があります。練習再開してダッシュができたのが数日前。その中で「100mの出場権を得る」という大変なことを目指しました。こちらも3週間できることはすべてやってきたと思います。話を聞くと家でのケアもかなりやってくれていたようでした。私自身もその「想い」に応えないといけません。当然の話です。ケアするためのものをかなり準備しました。できる限りのことをする、と約束しています。

女子の100mは3人出場。2年生女子は少しの向かい風の中なんとか13秒台に入りました。私の感覚としては13秒6くらいまでは出ると思っています。この子の伸びがリレーでの伸びに直結します。プレッシャーも大きいと思いますが・・・。それでも「勝ち上がる」ためにはこの子の力が必要です。個性の強い(!?)メンバーをまとめていくのはこの子しかできませんから。女子チームがまとまりつつあるのはこの子がずいぶん成長してくれたからだと思います。今度は「力」を上げてそういう部分でも全体を引き上げてもらいたいですね。

Nさんはは無難に(??)に予選通過。役員の関係でスタート局面を全く見ることができなかったのですが振り返ってみるとかなりの遅れ・・・。おいおいこのままではまずいのでは?という感でしたが挽回して着順で決勝へ。「力」の出し方ですね。練習と同じスタートをしてもらいたい(笑)。心配していたMさんもなんとか決勝へ。本来の走りとはかけ離れています。当たり前の話です。全力で走る練習がほとんどできていないのに簡単に記録が出るわけがありません。これは私の配慮不足が原因。それでも決勝へ進んでくれたのは大きいですね。

男子は3年生エースが1組目。有力選手の棄権もありなんとか決勝に残れるのではないかという感じでした。練習のスタートを見て「気負い」を感じました。が、声掛けはできず。女子100mと同じようにスタートしてから振り返ってみるとまずまずのスタート。練習と同様上半身が突っ込んでしまっています。これでは・・・。それでも何とか先頭争い。結果的には2着となりましたが11秒56の自己ベスト。もっと記録は出せると思います。なかなか流れができません。
2年生は向かい風の中なんとか11秒台へ。が、本来の力が出せているとは思いません。もっと走れるはずです。これに関してはまた別に・・・。もう一人3年生が出場しましたが練習のスタートを失敗してしまいそれを引きずってしまったようです。思うように走れなったとのこと。走る機会が少ないのでなんとか記録を出させてあげたいなとは思います・・・。

そして高跳び。前の記事も書きましたが「棄権」です。足の状態を見ながらでしたが。「無理して出る必要はない」と繰り返し話したのですが「出たい」とのこと。テーピングを張って対応しましたが踏み切ることができません。試技が始まる直前に棄権。やはり強引にでも辞めさせておけばよかった。時間の有効活用にはならないからです。県選手権も無理をさせない方向でやっていきたいとは思っています。意味のないことをやる必要はありませんから総体で結果を残すことを考えていきたいと思います。

400mは2人出場。一人は400mHに出場した選手です。スピードがそれほどないのでなかなかレースについていけません。かなり走りましたが力及ばす。この選手も個人での出場枠を確保できませんでした。自分の競技をやりながらサポートをしていくことになると思います。それも「チームの一員」としては必要なこと。

1年も出場。かなりの力を持っています。あとはレース展開だけ。もちろん、まだまだ練習を始めて2週間程度ですからそれほど良い記録が出るとは思っていません。400m系は特にです。前半はかなり良い感じで入ってきました。気持、速いかなというレベルでした。そこから少しずつ遅れていき思うような流れにはできませんでした。後で確認をすると「前半行き過ぎたなと思ったので200から300にかけて落としてしまった」とのこと。ここの部分に関しては戦略的な部分です。細かくは書きませんが「やってはいけないレース展開」になったことは間違いありません。今後に対しての「勉強」だと思っています。真面目ですからきちんとやっていけば飛躍的に記録が上がると思っています。今は我慢の時。

うーん、一つ一つ書いていたら長くなりますね。これが私の最大の(?)課題かなと思っています。もっと端的に書けるようにならないといけない。長すぎると読む方も書く方も疲れてしまいます。駄目ですね(笑)。

記事を変えておきます・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

支部大会4

2016-04-26 | 陸上競技
続き。

最後にリレーが行われました。この大会の一番メインといっていいほどの種目。

男子は出場するかどうかを考えていました。これは前の記事に書いています。「何が何でも治す」という所まで気持ちがいっていないというのもありました。更には個人種目での出場権獲得を優先するべきではないかという部分。指導する側として考えさせられました。本気でやっていると思います。しかし、それが「全て」に対してではないのではないか。そうであればこちらとしても考えないといけない。昨年と比べてきちんとできている。そんなものは当然です。厳しい言い方かもしれませんが。

昨年、総体で失格しました。なるべくしてなるという感じだったと思います。この手のことを書くと批判されるのかもしれませんが。練習が全くできない選手を使わざるを得ない状態でした。案の定そこの区間で失格。リレーに対する想いがあったのかどうか。それくらいの失格でした。それと同じ事をするわけにはいきません。そんな考え方の選手はいないと思いますが。「出場することに意味がある」と言われるかもしれません。が、狙うものがあるかないかは大きな話です。

ある程度戦えると思っていました。最低でも44秒中盤かなと。1走は1年生。スタートで出遅れました。半年ぶりのレースですから仕方ない部分があります。動きがキレません。私はフィニッシュ地点から見ていましたが2走が動き始めた時点で明らかに届かない。「待て、待て」と私が叫びましたがもちろん声は届きません。ほぼ止まった状態でバトンが渡る。それ以後はよく走りましたが45秒03という微妙な記録。あれだけバトン練習をしていてこのバトンではさすがに厳しいですね。早出だったのか1走が思ったほど動かなかったのか。ここも判断が必要です。走れていなかったとしてもあれだけ流れることはあり得ません。

先ほど(blog書きながら)その区間の動画を見ました。一番近くで撮った動画があったので。見てみると明らかな原因があります。ここには書きませんが。マークは見えませんが「これでは早く出るよね」という感じです。2走にエースを配置していますからこれだけミスをすると勝負にはなりません。

ここに到達するまでにきちんと流れが作れなかったのが大きな要因だと思っています。「出場するかどうか」を直前に議論しなければいけないという時点で上手くいかない可能性が出てきます。もっと考えないといけません。どれだけの事をやろうとしているのか。そこに対する意識が上がらないと走れるのものも走れない。考えて行かせたいと思いますね。このままでは戦えません。

女子。こちらもベストメンバーでは臨めませんでした。1走を変更。走力的には1秒近く違うのではないかと思っています。それでもこちらはバトン練習が1回で済みます。ここに関しては3週間前から頭に入れてやっています。アンカーに2年生を配置していますから経験を積ませないといけません。男女でメンバー変更に関して言い方が違うと言われるかもしれませんね。1人が走れなくてもそれなりに対応できる水準にいる。そこは違うかもしれませんね。

1走が出遅れるのは分かっていました。かなり緊張していたようです。中学校の時には一度もリレーを走ったことがありまけん。個人で走ったことさえないのでは?昨年は14秒8。それなりに走れるようになってきています。多少他チームに遅れたかもしれませんが役割を果たしてくれました。そこからはバトンもスムーズに渡って行きました。結果は51秒02で2位。このメンバーで50秒台に入る直前まで来ました。1年生が2人走っていますからあと1ヶ月あればまだまだ戻ってくると思います。

リレーで戦えるというのが分かったのは2年生にとっては大きいと思います。それも2年生が2人走ってこの結果です。ある程度の自信になるはずです。これまでノーマークだったチームがそれなりに注目されるようになるかもしれません。最低でも1.5秒は上げていきたい。メンバー変更だけでかなり短縮できると思いますが。とはいえ1年生2人が所属していた中学校のタイムよりもまだ悪いですから手放しで喜ぶわけにはいきません。必死にやっていって中国で48秒台が出せたら理想です。

とはいえ「過剰にやらない」というスタンスは持ちたいと思います。まーいつもやり過ぎてますからその時点で突っ込まれるかもしれませんが。

ある程度の手応えはありました。1年生が入ってきたから劇的に変わったとは思っていません。1年間かけて「受け入れる土台」を作ってきたからだと思っています。強い選手が来たからといって「チーム」として機能していなければ戦えるようにはなりません。周囲がどう思うかは別にして私的には上級生が作ってきた雰囲気が1年生に安心して競技に取り組める環境を提供してくれているのだと。「練習やりたくない」とか「キツイから嫌だ」とか「先生が嫌だ」というマイナスで競技に全く役に立たない発言が無くなっているというのは大きなことだと思います。変わったなと。

とりあえずここまで。また書きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

支部大会3

2016-04-26 | 陸上競技
では。大会について触れておきます。出場した選手に対して全て触れておきたいのですがさすがに。そして「個人情報だ」と言われるかもしれないのである程度の内容になるのかなという気はしています。書いていたら大きく内容が変わるかもしれませんが。

1年前、ほぼ私にできることはなく支部大会を迎えました。1ヶ月弱の期間で何ができるのか?と言われるとできないことの方が多い。不協和音が響く中での支部大会だったと思います。なんせ「なんでこんな事をやっているのか?」という雰囲気があったので。戦うという部分よりも「参加する」というのが大きかった。実際に勝ち取った出場権は本当に少なく「力」で総体に上がったのは出場権は男子ショートスプリントで1人と女子高跳。女子幅跳びがなんとか潜り込んだという感じでしょうか。

今年は新戦力の加入もありある程度「戦える」という目処が立ちました。だからといってそこにだけ頼るのは避けたい。1年間かけて「チーム」としての取り組みができるようになってきたと思っています。「競技力」という部分でもある程度は上がってきています。もちろん「全員が総体に進める」という水準には達していません。 以前と比べ走れるようになってきていますが「力不足」は否めません。それでもできる事をしっかりとやりたいと考えていました。

この日は400mHから始まる。なんとか総体への切符を手にできたらと思い、一人出場させました。ヨンパの練習はやっていません。それ以外の練習の方が必要なので。人数が少なければいけるかもしれないと思いましたが思っていた以上に参加者が多く残念ながら届きませんでした。

あとは200m。男子はやはり厳しかったですね。200mを走るための練習ができていません。故障が続き思うように走れない選手もいました。その中でなんとかここにたどり着いたという感じです。男子は個人で勝負するのが厳しい状況でした。このから目をそらす訳にはいきません。「力の差」がある中でどうするかです。23秒台を持っている1年生が入って来てくれましたがまだまだ練習不足です。長い目で見てやっていかなければいけないと思っています。かなり遠くからわざわざ「競技をやりたい」と考えてうちを選んでくれています。その「想い」には応えていきたいですね。ベストとは言い難い状態ですが少しずつやっていけたらと思います。

女子の200m。2人出場。2年生は中学2年生以降ケガが続き思うように走れない日々が続いていました。3年前に通信陸上で決勝に残っていますがそこからケガをしてしまいほとんど練習できない状態だったとか。ここ最近少しずつ身体が動くようになってきていますが本人的にはまだまだなのだと思います。が、今の走りが自分の走り。少しずつレベルアップしてもらいたいと思いますね。28秒台で走れるところまで戻りました。何とか早い段階で27秒台を出せるようにしたいと思います。大変なのは分かっていますがやるしかないと思っています。

女子の200mには1年生が出場。こちらはかなりの力を持っている選手です。とはいえ1年生。まずは総体への出場権を得られればいいと思っていました。前日の練習で足のマメが破れてしまい走ると痛みが出る状態。ベストとは言い難い所ですが走るしかないと思っていました。予選で27秒1。すでにこの日の目標としていた水準は突破。27秒5が切れたら合格だと思っていました。なんせ150mでさえ走っていないのですから。決勝では26秒91。さらに記録を短縮しました。電気計時で26秒台で走れたというのは驚きです。潜在能力を引き出すことができれば早い段階で25秒台に入るかもしれません。とはいえ焦らずやりたいとは思っています。安定した練習ができれば周りも驚くくらいの水準になるでしょうね。楽しみです。

やり投げ。何度もBOSSに練習を見てもらっていました。何とか形になってきたのであとは「県総体への出場権を得る」というのが大きな目標となりました。シード権を持っている選手もいますからある程度投げれば総体に進めるのではないかという感じがありました。役員の関係もあり全てを見ることはできませんでした。23mを超えました。出場権獲得です。素人からスタートして少しずつ走れるようになり最終的にやり投げ。大きな成長だと思います。次の目標は「測定ラインを越える」こと。これから1ヶ月、しっかりと練習を積んでいかなければいけません。筋力的なものをどう克服するか。秋には決勝が狙えるところまでやっていけたらと思っています。やることはたくさんあります。

うーん。長くなりましたかね。記事をかえておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする