kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

プライドを持てるように

2015-05-29 | 陸上競技
Tシャツが来たので短距離の選手には話をしました。この日、チームジャージも到着。ここにはやはり「想い」があります。

これまでなかったことなので本人達はあまり意識したことがないかもしれません。チームジャージの背中に「山口」と載せました。これまで県内でやってくるのがメインだったチーム。私はこれを全国区にします。その想いでやっていこうと考えています。



今のチームの力では到底届かないかもしれません。それでも狙うは全国区。私が前任校に赴任した時、「リレーで全国へ」という気持ちでいました。当時、チームはジョギングクラブ。赴任した時は県総体出場者0人でした。その中でスタート。それが最終的にはかなりのチームとなりました。インターハイに毎年出場する。最後はリレーでインターハイ、国体で同じ学校の選手がバトンをつなぐ。当時、誰がそんな状態を想像したでしょうか?当時在籍していた選手も信じられなかったかもしれません。

リレーでインターハイに出場が決まってから多くの卒業生が学校に来てくれました。自分のことのように喜んでくれました。卒業生たちにとっては「tokusho」陸上競技部で過ごした時間というのは本当に誇れるものなのです。

それをこれから「hosho」で感じてもらいたい。今の3年生からスタート。県外に「hosho」の存在を全面的にアピールしたい。マネージャーが「広島の人もhoshoが山口にあるって知っているから必要ないのでは?」と言っていました。いや、残念ながら知りません。県外の選手は全くもって知らないと思います。だからこそ自らアピールしていく必要があるのです。これ以後、中国地方で戦う、全国で戦うのは当たり前だというチームにしていくためにも選手がそれを背負わないといけないと思っています。

いきなり全国云々と言っても選手はついてこない。ごもっともです。それでもそこを目指すチーム作りをしていきたい。

Tシャツも派手なものにしました。どこにいても分かるように。チームの人数はかなり多い。そのTシャツを着ていればどこにいても分かる。3年生の応援もしやすくなります。派手なシャツは恥ずかしい、好きな色ではない。そんなことは理由にはなりません。チームの名前が付いたシャツを着てみんなで動くのです。自分がチームの一員だという気持ちを持つ。それがスタートです。

リレーの応援も全力でさせます。少ないですが個人種目で出場する選手の応援も全力でさせます。必ずチームTシャツを着てからの応援にします。hoshoの陸上競技部であること。これはこれから先絶対に誇れるモノになるも思います。そして、必ずそうします。それくらいの気概がなければ指導する選手に対した失礼だと思っています。これは私だけの話ですから、気に障ったら申し訳ありません。

県内の勢力図を大きく変えたい。そのために出来ることは全てやりたいと思います。10年前、前任校が誰にも知られていなかった時、誰も想像しなかったはずです。これから3年。ここで変えたいと思っています。そのスタートが今です。見ていてください。必ず必ず変えていきます。ここに宣言しておくことで戻れません(笑)。やります。今の3年生がこの時のことを誇れるように。

進みます。戦うチームへと変えていきます。応援してください!
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水滴りて石を穿つ

2015-05-29 | 陸上競技
何とか県総体に間に合うようにチームTシャツができました。デザインや文字は全て選手に任せることにしました。最初は乗る気ではなかった選手たちも私のしつこさに負けて作成することに(笑)。チームとしての一体感を持たせたい。そう思っていました。選手は「これまで経験した事がない」事に対してなかなか対応できません。チームとして戦う、成長していく。この意味がなかなか分からないのだと思います。





背中に「水滴石穿」(すいてきせきせん)と書いてあります。漢文読みすると「水滴りて石を穿つ」(みずしたたりていしをうがつ)という意味。水が一滴ずつ落ちていってもその場その場では目立った変化はない。それが長い間同じように継続された時、石に穴を開けるほどの大きな力となる。今目の前でやっている練習、すぐには成果が出ないかもしれません。しかし、それを、毎日毎日きちんと続けていく事で必ず大きな結果につながっていく。それを自分達の背中に背負う事にしたようです。良い言葉だと思いますね。この言葉の意味を本当に理解して物事に取り組めれば確実に結果は変わってくると思います。

そして、やっても勝てないかもしれない。が、そこに向かって全力で取り組めたか?そこを大切にする。うーん、すごいですね。私は昔からその手の話をしてきました。結局勝ち続けられる人間は1人しかいない。勝てるかどうかは分からないのです。勝てないからといって適当にやっていてら意味がない。自分自身をきちんと評価できるかどうかなんだと思います。この言葉を背負う意味、全員がきちんと理解してくれれば間自然と強くなります。私が云々ではなく自分達で強くなれると思っています。取り組む姿勢が良くなれば結果的に全てが変わるのですから。

まだまだチームとしては成長段階です。正確にいうと成長を始めたという感じでしょうか。たった2ヶ月ですが随分取り組みが変わった選手もいます。なかなか本気になれない子もいます。それは仕方ない。みんなで集まって身体を動かすということに価値を見出す子も少なからずいるでしょう。今の一年生はスタートの段階から私が求めていますが、やはり温度差は存在します。人数が多くなればなるほどそういう部分が出てくるのは仕方ないことなのかもしれません。その中でどうやってチームを作るのか?どこにエネルギーを使うかという話にもなってくると思っています。簡単ではありません。

今年の県総体がスタート。3年生を中心にどこまで今の力が出せるか?上を狙えるかどうかは今の所別問題。そして、その流れを次につなげていく。そう思っています。

ひとまず書いておきます。
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暑い!

2015-05-29 | 陸上競技
ここ数日間、かなり暑い。考えられないくらい暑い。水分補給をしないといけないので毎日2リットルの水を飲むようにしています。これは健康のためという部分が大きいのですが(笑)

そして何故だか分かりませんが、私が担任をしているクラスだけ他のクラスと比べて暑い。被害妄想と言われるかもしれませんが、実際問題暑いのです。他の先生が入ってきても「このクラス、暑いね」と言われる。場所的な問題もあるのかもしれませんが多分関係ない。大問題です(笑)

そんな話をクラスの生徒としていました。するとある生徒が「先生が熱いからクラスの温度が上がっているのではないか?」と言われました。ん??「熱血だから熱くなる」という話も。いや、私は普通だと思うのですが(笑)。クラスの中でそんなに熱く語る事はありません。多分。私は普通に過ごしているのですが生徒にはそう感じられるのかもしれないですね。

他の生徒は笑いながら「いや、先生が暑苦しいから温度が上がる」とか「声が大きいから熱くなる」とまで言っていました。これは単なる悪口なんじゃないかという話で盛り上がる(笑)。また、「クラスの生徒がみんな汗っかきだから他のクラスより湿度が高いから熱いのではないか」という意見も。そんなことはないだろうと思いますが、とにかく他のクラスに比べて暑いのです。まだ6月になっていないのにこの暑さ。どうするんですかね(笑)

どうでもいい話でした(笑)
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成長の記事について補足

2015-05-28 | 陸上競技
久々に前の記事を見直してみました。誤字脱字が多いこと(笑)。こんなものを一般公開していいのか?という水準かもしれません。公式ナンチャラではないのでまーいいかなという感じでしょうか。変換ミス多いな。

で、数日前に書いた「成長」という記事。読んでいて説明不足だなと感じることがあったので補足しておきます。

「取り組みの姿勢について厳しく指導する」「技術的なことに関してはそれほど厳しく言わない」と書いています。部活動において最優先するべき事が「取り組みの姿勢を教えること」であり、「技術的なことは二の次」と書いているように思われるかなとふと思いました。

基本的に「取り組みの姿勢」というのは全ての原点だと思っています。が、これは意識したら大抵の人間にはできる部分。「やろうとしないからできない」という部分が多分にあります。例えば「練習を休むのに無断で休む」とか「注意を受けたのに何も言わずに勝手に練習に参加する」とか。ここは私の中では一般常識だと考えています。休むなら必ず連絡をしないといけないし、注意を受けたらきちんと自分の悪かったことを謝罪する。それが出来ない者に何度も何度も諭すというのは無理だと思っています。三つ子の魂百まで。最初に教えられてなかったは最後までできない。だから、あえて厳しく指導をしていきます。人数が少なければ「気づくまで待つ」ということもできるかもしれませんが、周りに与える悪影響は半端ないですから。

「技術的な指導に関してはそれほど厳しく言わない」という意味。これは「すぐに出来なくてもめちゃくちゃ怒ることはない」とという意味です。基本的には技術的指導に関してはめちゃくちゃこだわります。きちんとした動きを身につけさせるためにしつこくしつこく繰り返しやっていきます。こういう意味では他校よりは間違いなく「厳しい」と思います。が、技術的な事が出来ないからといってぶち切れても結局変わらないのです。だってできないのですから(笑)。やろうとしてできないのであれば「待つ」ようにしています。すぐに出来なくてもなんとかやろうとしている姿が見られればそれは次につながるから。「できないから諦めてやらない」ことに関しては厳しく言います。これは技術的な話ではなく「取り組む姿勢」についての指導になると思います。

指導者で話をする中では「そんな適当にやる者に構っている場合ではない」と言う人もいます。確かにその部分はあります。本当に強くなろうとしている選手に目を向けないと平等ではないですから。限られたエネルギーをどこに向けるのか?下を引き上げるために使う?いや、これは結局引き上げられないかもしれないから「無駄」になってしまう可能性が高い。それは私も同意見です。が、やはり私自身甘いのです。結局そこも何とかしたいと思ってしまう(笑)。そこに無駄なエネルギーを費やしてしまうよりは「選択」と「集中」で判断していく事が大切なんだと思います。これができたら私はもっと良い指導者になれるのかもしれません。強い選手にだけ目をかけて結果を残せないような選手はスルーする。そんな指導者も実際にいるのではないかと思います。

が、私の師匠はそんな人ではない。だからそこから影響を受けまくっている私にはそこができない(笑)。めちゃくちゃウエットです。ドライになれない。良い意味でも悪い意味でも。

ここ最近はかなり指導に関して自身を持てるようになってきました。私の性格的な事もありますが、技術的な部分を徹底してやります。動きを変えるためにあれこれ手法をこらしてやります。この中で「速くなるために何をするのか」を考えるようになる。最近かなり親しくしている指導者はこの辺りにこだわっています。実際、私自身も「速くなるために考える」事で選手は自然に成長していくと感じています。だから徹底的に動きの改善や筋力を上げるための練習をしていく。その中で選手自身が気づくのだと思います。

私は両方からアプローチしています。「取り組む姿勢」と「技術的な改善」です。全てはつながっていると考えていますから、何処かが変わればあっという間に変わる可能性があるのです。そこを大切にしていきながらやっていきたい。

補足になりましたかね?かなりしつこく色々なことを指導しています。技術的な部分、ここもやってます(笑)。
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人とのつながり

2015-05-28 | 陸上競技
先週土曜日、高校時代のプチ同窓会がありました。これはFacebookで再会してその勢いで集まる事が決まりました。一回目は昨年の夏だったのですが合宿と重なっていて行けず。なかなか難しいところがあります。それでも今回は参加させてもらう事に。日程的にめちゃくちゃハードなんですが、せっかくのお誘いを何度も断るのも申し訳ないなと思ったので。

結局、20年ぶりに会ったにも関わらずひたすら話す。何を話したか細かく覚えていませんがひたすら話す。なんとなく安心感というか懐かしさがあります。高校時代にそんなに何かしていたかというとほとんどありません(笑)。基本的に部活しかやっていない人間でしたから周りから見ると「面白くない」と思われていたと思います。そう考えると接点もない(笑)。さらには目の前の事しかやらないタイプだったので大学に進学しても同様に部活のみ。本当に面白くない人間だったと思います。今もそんなに面白くないですが。

そんな私でも少しずつ「人とのつながり」を大切にしたいなと感じています。いや、これまでもかなり大切にしてきたつもりでしたが関わる範囲が狭かった。もう少し色々な人と関わる中で自分自身を磨いていかないといけないなと感じました。同級生、めちゃくちゃエネルギーがありました。私なんか到底太刀打ちできないレベル(笑)。多くの価値観に触れながら自分の立ち位置を見極めていきたい。

そして昨日は大学の先輩に会う。正確にいうともう少し前に会っていたのですが、びびって挨拶ができませんでした。女性ですから名字が変わっている可能性もあります。私の風貌が変わっているので分かってもらえない危険性も(笑)。それでもやはり失礼にあたると反省し挨拶をさせてもらいました。それによりまた交流の幅が広がっていくのではない方感じています。

これまでは学校の中で練習する事が多かった。しかし、学校の中での練習が全くできない状況となり外でやる事になりました。それにより多くの人と話をする事ができる。大きな事かもしれません。そこからまた「人とのつながり」が生まれていく。私の指導スタイルを見て「声が大きてうるさい」と言われる人もいますし、「変わり過ぎ?」という人もいます(笑)。それでも多くの意見を聞きながらやっていく事も必要になってくるのかなと感じています。惑わされずに進むべき道を進むというスタンスは変えませんが、もっともっと自分の指導や存在に客観性を持つ事は大切だなと思っています。

多くの人と関わることで大きなプラス面が多々あります。「kanekoが転勤したからhoshoを進学先として勧めてみた」と言ってくださる方もいます。社交辞令かもしれませんがやはり嬉しいことです。そうやってつながりを作っていくことで様々な人が幸せになれるのではないかという感覚を受けています。これまで指導をしてもらいたい!と思っていてもそれができなかった選手にとって私の存在が少しでもプラスになるかもしれません。

指導の幅が広がる。ここは本当に大切だと思います。種目の幅はなかなか広がりませんが、多くの人と関わることで見えてくるものがあります。やはり、スプリントをもっともっと勉強したい。そのためにはやはり多種目から学ぶこともある。狭い視野の中でやっていたら上手くいかなくなるのだと思います。「人とのつながり」の中で新しい自分に気づく、変化していく。それは最高の楽しみ方ではないか?最近はそう思います。

なんとなく成長しているのかなと感じています。分かりませんが(笑)
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考える日々2

2015-05-27 | 陸上競技
指導に関して考えることを少し。最近この手の話ばっかりですね。考えるだけではなくどうなのかを少し書いておきます。

iPadを利用して練習をする。この形で練習をすることもあると思います。また、動きを見ていて指導する。これも当然あります。「スタートから起きるのが早い」「中間で浮いている」などの指摘をする。選手も「はい」と答える。が、次も同じようなことになる。iPadを使うと自分の目で見て動きの部分が分かるので少し修正しやすくなります。情報機器の練習への導入は「視覚的」に効果があると思っています。

が、本当にそれだけでいいのでしょうか?例えばバイオメカニクス。これは連続動画を1コマずつ抜き出して解析していきます。ここの場面の動きがこうだから・・・という話になります。以前、ある陸上関係の雑誌にスプリントの動きをバイオメカニクス的な視点で分析していました。見てみると「トップスプリンターほど接地局面のブレーキが大きくなっている。速く走るためには前側に接地をして地面からの大きな力をもらいそれを推進力に変えていく必要がある。」と書かれていました。いや、ありえないですよね(笑)。権威ある方が「~だから効果がある」と言えば「そうなんだ」と信じる人もいるでしょう。

また、「スタート局面で起きるのが早い」といってもそれをどうすれば変えられるのかを指導しない。これもよくあるパターンです。「起きるのが早い」というのはなんとなく指導を続けていたらわかってきます。ある意味選手同士でもわかる部分です。そこをどうすれば改善できるのか。考えていくことで見えてくることがあります。「頭を上げるな」という指導、適切だとは思います。「身体が起きるのが早い」という状況を改善するためには「起きないようにする」というのが正解ですから。が、それを口頭でいっただけで修正できるかどうか。ここに問題点があります。

分かっていてもそれが修正できない。このあたりは私も感じることがあります。特に跳躍系(ほとんど見ませんが)では「なんとなくおかしいな」と感じますがどうすればきちんと修正できるのかが分からない(笑)。ここをどうすればいいのかを聞くとか考えるとかしながら対応していく。これは「理論的に考えて」という部分だと思います。いや、「理論」というと難しくなるのですが「運動学」というか「こうなったらこうなるよね」みたいな。表面的な動きだけを見てどうこうするのではなく、「なぜそのような状況になっているのか」を考えないと思います。それが「理論」と言えば理論なのかもしれません。

動きを修正する手段は一律ではないと思っています。教科書通りのことをやって何かができるのか。このあたりは現場で意識をして見続ける方がいいと思います。私は分からないことがあったら積極的に質問して聞くようにしています。ここ最近はそういう時間が少なくなってきているかなという気はしていますが、何かタイミングがあれば聞いています。本当は色々な部分について詳しく考えていくことが必要なのだと思いますが、今はスプリントだけで手が回りません。能力の問題もあると思いますが興味関心の部分が・・・。いろいろあって最近は高跳びも真剣に考えていこうと思っている&考え始めているのですがやっぱり難しいですね。

やっていたら伸びる。それもあると思います。しかし、うまく修正できるかどうかでその伸び率は変わってくると思います。1人の選手を2つの環境で同じように指導することは不可能です。だから比較はできません。そう考えると「うちに来てよかった」と思ってもらえる指導を心掛けないといけません。ある程度記録を伸ばしたら指導者は関係なく「ここでよかった」と思うのかもしれません。が、本当にそれでいいのかなと最近思うようになっています。選手を預かることに対して自分自身責任を持たないといけない。今の私では十分に伸ばせていないのかもしれません。自分の中ではこれまで以上に良い指導ができるのではないかと思っていますが(感覚的に)。こればっかりはわかりませんね。

うーん、何の話か分からなくなっていますね。小難しい話になっている気はします(笑)。適度に読んでください。
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成長

2015-05-26 | 陸上競技
月曜日、練習をしました。当たり前ですが(笑)。

この中でチーム作りのための指導もしました。競技場での練習でしたが、とにかく手際が悪い。移動時間がかかるのは仕方ないのですが着替えてから外に出てくるまでが遅い。私の方が早かったのでマットを出したりするのを私がやりました。基本的にはありえないことだと思っています。誰のための練習道具なのか??というところです。これは使う者だけではなくチームとしてやっていかなければいけないのです。その感覚が著しく不足しています。そこが変わらないとチームとしての成長はない。強くなるために1秒でも早く練習を始めるというのは大切だと思います。そのためには練習準備を分担して早く始められる努力をする。グダグダやっている時間はもったいないのです。そこをどう感じるのか?

こんな言い方をすると否定されるのかもしれませんが、グランドには「強くなるため」に来ていると思います。最高の指導環境は「技術指導に専念できる」ことだと思います。が、なかなかそこまでは行きません。教育という考え方が強くありますから生活指導も含まれてくる。でも大切にしたいことは何か?ここがわからないといけないと思います。何人かはこれを感じられるようになりつつあります。少しずつの成長は見られます。まだまだ「競技者」になれない選手はいます。これからの持って行き方だと思いますね。

更にはこれまでに比べて技術的な話に選手が興味関心を持つようになってきました。これも大きい。なかなか専門的な技術指導は受けられません。あまり関心がない選手に細かいことを言っても「なんのこと??」という感じになってしまいますから。どうすればトップスピードでバトンを渡せるのか?という話から始まってスタートの技術の話になりました。iPadを持って行っていたのでそのまま撮影してすぐに見せました。本人の感覚と実際の動きのズレを認識させる必要があります。その映像を用いてその課題を示すようにしました。関心を持って動きを見ていましたし、すぐにスタブロからの動きを確認しようとしていました。

ある意味専門的な指導に飢えていた部分はあるでしょう。細かい技術指導を受けることはほとんどないでしょうから。通常、どこに行ってもこの程度の指導が受けられるわけではないと思います。ちょっとマニアックで陸上競技のことばかり考えているからできるようになってきた指導者がたまたまそこの学校に転勤してきただけです(笑)。偶然かもしれませんが、この子たちにとっては大きなことだと思います。そんなバカみたいに熱くなる指導者に影響を受けつつあるのか「競技者」としての「心」が少しずつでき始めている気がします(笑)。

厳しい指導が必要な時はします。が、これは技術的な話ではなく取り組みの姿勢に関してです。礼儀の部分だったり、物事と向き合う方法だったり。これから先必要になってくる「考え方」や「気配り」に関しては指導をします。ここは外せないと思います。「時間がかかりますよ」と言われるのですが、「今そのままで良いのか?」という自分の中での葛藤があります。目の前の選手を育てたい。そこの感覚は忘れたくないなと思っています。我ながら面倒くさいタイプですがやはりきちんと選手と向き合いたいと思っています。

技術的な指導に関してはバトンに関して以外はそれほど厳しく良いません。多分(笑)。やりたくてもできないという事がある。それは感覚と身体の一致の部分がありますからできない可能性はあるのです。そこは多少長めに見ないといけなくなると思っています。すぐに改善できるならもっと早い段階で力は上がっていますから。こうやって選手が自ら「どうしたらいいか?」と聞いてくれるようになると飛躍的に伸びます。やっとコミュニケーションが取れるようになってきたのかなという感じがあります。「やれ」と言われた事をひたすらやるだけでは強くはなれません。やっぱり大切な事があるのです。本人が「強くなりたい」と思い、そのためには「分かる人に聞こう」とアクションを起こせる。

これは与えられるものではなく本人が「その気になる」事でしか変わらないと思います。それを最大限にサポートできる環境を整える。それが私の役割なのかなと。2ヶ月経とうとしている中で大きく成長は見られます。3年生、もう少し時間があればもっともっといろんな事ができるのですが。今できる事は最大限にやってきたつもりです。1、2年生は秋に向けてやって、来年に向けてやっていくという感じでしょうか。3年生が前に出て引っ張ってくれているので変化も早いのかなと感じています。

まだまだ不足する事はたくさんありますが、この成長を感じながら良いチームを作っていきたいと思います。他校に負けたくない。県内最高のチームにしたい。その想いは持っています。「無理だ」と言われても私は出来ると信じていますし、最高のチームになるように成長を見守りたいと思います。これから先のチーム、見てもらえたらと思います。強くなれると思いますし、選手と一緒に大きく成長していきたいと思います。
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考える日々

2015-05-26 | 陸上競技
いや、真面目に書くと長くなるので適度な量で終わらせておきたいと思います。多分無理ですが。

日曜日、いろいろあって弱っていたのですがそれなりに頭はスッキリしていました。前日にあれこれ話をしたおかげだと思います。これまでの練習での取り組みについて振り返ってみました。何が正しくて何が間違っているのか。これは正直分かりません。ここ最近、陸上に対する事が頭の中で増えてきました。髪の毛は減っていますが(笑)。通勤の時間が増えたのもあると思いますが、練習内容や技術的な事、指導に関する細かな事についてかなり考えるようになりました。これにより大きな進歩があった気がします。これまでも考えてきましたがそれ以上に考えるようになりました。

突き詰める。これは簡単な事ではありませんが、その姿勢を持ち続ける事で初めて見えてくるものがあります。今までは「出し惜しみ」してきた部分があります(笑)。まー聞かれないから答えないというのもあったんですが。マニアックな人が近くにいる事が分かってその手の会話が過去最高に増えたのもあると思います。だから、聞かれたら素直に情報を提供しようと思っています。ここの部分は自分の中の成長なのかなと。大きな事です。練習の工夫や視野を広げる事でもっともっと選手に還元できるのではないかと考えています。

前も書きましたが我が師匠が色々とやろうとされています。幅広い指導であったり、中学生からの継続的な指導体制です。指導体制を整えるためには最優先事項は「指導者の育成」だと言われてきました。それが一番強化につながります。が、実際はそこまでまして指導に関わろうという人が少ないのではないかと思います。興味はあるけどどこで教えてもらったら良いのか分からないという人も多くいるのだと思います。そういう環境を作ることが大切なんだと考えています。そこに楽しさを感じてもらえるように環境を作る。

そういう部分もあって様々な部分で指導をしようと思いました。クラブチームでの指導もその一環でしょうか。中学生の指導をしても絶対にうちに来てくれるという訳ではありません。他校に行く可能性もあるでしょう。当然の話です。が、そんな小さな事を言っていたら全体の強化なんてことはできません。私がそんな偉そうなことを言えるのかどうかという話なんですが、やるしかないと思っています。まーその過程で「kanekoの指導を継続的に受けたい」と思ってもらえると最高なんですが(笑)。国公立2桁の進学実績がある学校ですから、ある程度の進学対応も出来ます。細かな技術指導もできます。勝負するために選んでもらえると県全体のレベルアップにもつながっていくのかなと感じています。

学校が変わったことでこれまでとは異なるスタンスでできるのかなと思っています。これまで以上のレベルに達する事ができるという感覚があります。ここはかなりの自信が持てるようになってきました。今まで私が指導してきた多くの選手達のおかげでここまで来れたのだと思います。その子達に恥じないように全力でやっていきたいと思います。そして、全力でhoshoのアピールもしていきます(笑)。それが学校全体の活性化にもつながります。結構本気でやる気です。期待してください(笑)
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同窓生と集まる

2015-05-26 | 陸上競技
土曜日、一日練習をしてからそのまま親しい指導者と食事。ここまでは前置きでした(笑)。

ここから高校時代の同級生と「プチ同窓会」が開始。1週間前に「集まるから来るように」と指示がありました。この2か月、ひたすら「懇親会」が続いているのでいろいろなダメージがありました。このダメージから回復するのはこの週しかないと思っていたのですが断れず(笑)。ということで参加。本当に久々に再会することができました。懐かしすぎる。

私はすでに最初の食事会でかなりいい感じになっていたので全く食べれず(笑)。ここ最近このパターンが多いですね。ほとんど(全く?)食べませんでしたがとにかくめちゃくちゃ楽しい時間を過ごしました。20年近くほとんど会っていないにもかかわらず、こうやって時間を共有できるというのは本当にありがたいことです。というか高校時代、私は地味だったのでそんなに多くの人と話をしていたのかどうか怪しい(笑)。それでもこうやって誘ってもらえるというのはありがたいですね。

ずっと話をしていたので何を話したのか記憶が曖昧。それでもひたすら話していた気がします。ここで細かく紹介するような内容ではなかった気がしますが(笑)。blogは不特定多数が見る可能性があるのでその辺はコントロールしながらいきたいですね。facebookとはちょっと違うかなと。blogもメンバー限定にすればあれこれかけるのですが(笑)。職業柄、何かいたらあれこれ言われので止めておきますが(笑)。

いや、本当に楽しい時間でした。7時間近く一緒に過ごしたのではないでしょうか。すごいエネルギーをもらった気がします。もちろん、翌日のダメージは計り知れないくらい大きかったのは秘密にしておきます(笑)。またこういう機会があれば参加したいですね。

良い時間でした。
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陸上について語る

2015-05-24 | 陸上競技
この1週間で2回、土曜日に親しい指導者と食事に行っています。ほぼ強引に行っているので、体力的にはヘロヘロになってしまっています(笑)。が、気分的に全く違います。よくよく考えてみるとこれまで夜食事をしながらこんなに陸上競技について話をすることはなかった気がします。周りから見たらなんなんだあの人たちはと思われるかもしれませんが。

実はこういう時間というのはすごく大切なんだと思っています。同年代というのもありますが、競技に何を見出すかという部分の話をひたすらしています。それぞれが考える事を話す。感覚的に近いのかもしれません。だから話しが止まらない。それってどうなんでしょうか。私がこれまで経験してきた事を話すのと相手の経験してきた事を話す。そしてこれからどうしていくのかを考える。もちろん陸上の話しだけではありませんが、9割は陸上談議ですね(笑)。偏っている。

それこそ昨日の私の流れは朝から競技場で他校のハードル選手を指導、午後から自分の学校の指導。そこから間髪入れずに食事。いや、陸上生活MAXです。これまでやってきた事、間違っているとは思いません。しかし、本当はもっとできる事があるんじゃないかという気持ちになっています。こうやって陸上競技と関わる時間を作る事で今の自分のやりたい事が見えてくる。

練習場所にいるだけではダメだと思っています。その中で何をするか。男子の指導、女子の指導の違いを考えるようになってきています。一緒に話をしている指導者は完全に男子向きです。そういう視点をもらいながら自分のスタンスを作っていく事も必要になります。私自身、男子の指導もずっとしてきています。毎年のように中国には進んでいました。が、男子指導にはもっと工夫ができたのではないか、関わりを考える事ができたのではないか。そんな事に気づかされています。

実際、こうやって真剣に陸上の話ができる人というのは案外少ない気がします。表面的な話ではなくディープな話です。自分達がこれからどういう方向に進むのか?何をやっていかないといけないのか?ここを話す。雑談のように競技場面で話をする事も必要だと思いますが、また別の場所で本音で話をする事も必要。このスタンスを新しく作っていけているのがここ最近の一番の変化かもしれません。だから時には選手から距離を置くという考え方も出てくる。距離感をつかみながら選手と前に進んでいく。

この刺激は大きなものです。指導者としての幅を広げています。技術論や取り組みの話なんかもかなりします。まーお互い興味関心が狭いのでここまで話ができるのかもしれません。同じ短距離の指導者だったら秘密にしないといけない事も出てくるかもしれませんから(笑)。専門が違いすぎてお互いに興味がないのです。重なる部分も出てきます。これから少し試してみたいなと思っている試合前の調整についても話を聞けました。これはナイスなタイミングでしたね。試してみようと考えていた部分の話になりました。もう少し様子を見ながらやっていけたら面白いなと思います。

これまで上手く行ってきたからそれをずっと続ける。その視点も必要だと思いますが、本当はもっともっとできる事があるんじゃないかと思っています。成功体験が他の選手にも通用するとは限りません。多くの話をしながらやっていきたいと思います。

いや、本当に面白い。まーこの感覚というのは分かってもらうのは難しいと思いますが(笑)
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