土曜日、この日は午後から大会の審判となっていました。聴覚障害者の方の中国大会が防府で行われる事になっていました。お世話になっている先生がメインで運営されていますからお手伝いさせてもらう事に。そのため練習開始は8時から学校で行う事にしました。
この日は徳山で投擲記録会が実施される事になっていました。師匠から教えて頂いたので参加させる事にしました。と言っても私は試合の役員があるため引率はできません。保護者に連れて行ってもらい、競技中に何かあったら師匠になってるかな。お願いする事に。大変申し訳ないなという気持ちがありましたが今はとにかく様々な刺激をもらって「強くなりたい」という気持ちを前面に出してもらいたいなと考えています。8月には県外の合宿にも参加させるつもりです。やれる事は全てやる。もちろん多くの方にご迷惑をお掛けしているのはありますがやっていくしかないと思っています。
学校での練習。最初に少し話をしました。前日からインターハイが開催されています。この事について。県内の選手や力のある選手の結果を知っているか?という問いに「分からない」とのこと。一人しか聞いていませんから他の選手がどうだったのかは分かりませんが。親しい友人がインターハイに進んでいるのだからせめて興味関心は持つべきです。こういう部分が足りない。
何故こんな話をするか。「強くなりたい」と言いながらも「目標」が明確ではないのです。中国大会に進みたい、インターハイに行きたい。口にするのは簡単ですが、実際にどれくらいの力がないと上の大会に進めないのかを理解できているかどうかです。インターハイで予選を通過するためにどれくらいの記録が必要なのかもわからずにインターハイに進みたいというのは雲をつかむような話です。最低限、どれくらい強くならないとインターハイに進めないのかは把握しておく必要があります。
ここが分かっていれば「目標」に届くために何が足りないか、どれくらいの力が必要かというのが自ずと分かってきます。男子は来年中国大会に進むために今年中にリレーで43秒台に入る事が目標。決して高い目標だとは思いません。11秒6平均までまいけば届くはずです。春先よりは確実に走れるようになってきているので可能性はある。あと1人が誰になりどれだけ強くなるかだと思っています。12秒台がメンバーに入るようではなかなか難しくなりますからね。
女子は48秒2が目標になると思っています。来年度にインターハイを賭けた勝負をするためには今年のうちにある程度の記録を出しておく必要があると思っています。48秒2は前任校でインターハイに出場した時に出した記録。其れを1・2年生チームでクリアしておきたい。そのためには各自が確実に強くならないといけないのです。春に出した記録が49秒3。あと1秒あります。一人が0.25秒ずつ縮める。十分可能なレベルだと思います。本当にこのメンバーで戦いたいのであればやるべき事は見えてきます。
そんな話をしてからこの日は短い距離での練習としました。最初から専門練習に分かれて実施する事に。スプリント系はドリルから短い距離へ。跳躍系は最初から専門。最初の段階では跳躍系に付いて練習を見る事にしました。スプリント系はいつもの流れだったのでなんとかなるかなという感じもあったので。跳躍系、踏切が出来ないのでその部分を意識できたらなと考えていました。あれこれやりながらですね。
スプリント系は普段の流れの中で並走へ。女子の並走は随分良くなってきました。まー毎日のようにやっていますから当然といえば当然なのですが。高いスピードの中で受け渡しができる。この精度をもっともっと高めていく事で走力だけではないレースが出来ると思っています。最初は手が全く上がらない、手首が返る、手を横に出すなどこちらがやろうとしていることが出来ない部分が多くありました。数ヶ月間徹底していますからそれなりに改善。意識もリレーに対して強くなってきていると信じていますから変化はあります。
そこから2本ずつトゥトレを実施。オーバースピードトレーニングです。チューブを使って無理やりスピードを出すような状況を作り出します。速く動く事で対応します。さらには前方向に進む感覚を身につける事ができます。腰の移動が強制的に行われますからこれが出来るようになるだけで感覚は良くなると思っています。引っ張る方も引っ張られる方も意味のある練習となります。年度末に2つ準備しましたが効率が悪いのであれこれ画策して5つにしました。これはなかなかですね(笑)。圧倒的に効率が上がりました。練習しやすくなります。
前回は怖がってなかなか出来ないというのがありましたが今回はまずまず。一人ずつ動きを見る事が出来たので課題となる部分を指摘しながらやれました。タイミングが遅れてしまったり、スピードについていけずに身体が反ってしまうのでそこだけは確実に意識させておかなければまいけません。まーこの練習は多少動きが崩れるのは当然ながらあることです。そこをあれこれ言っても仕方ないので「狙い」とする所だけ意識できれば良いかなとは思っています。
スピード意識をしたのでもう一度並走を1本ずつ。ここは大切なことだと思っています。前にやった刺激を自分の走りに活かしていくための練習です。最終的には自分の走りにならなければ意味はないのです。ここは狙い通りでした。かなり進む感じがスムーズになってきたかなという感じを受けています。面白い。これくらいの走りが実際のレースで出来ればと思っています。
最後にスタートドリルを2サイクル。これも先日作ってもらった道具を利用しながらですね。中間の足運びとは異なってくる部分があります。スタートをやる前に必要な動きを徹底的に意識してそれをスタブロからの出に取り入れたい。これも年間を通じてやりたいなと思っています。技術的な改善には時間がかかります。その中でどれだけやっていけるか。「スタート練習をしてしておけ」で動きが良くなるとは思えません。だからこそ少しずつ改善するための準備をしておきたいと思います。まだまだですが。
2サイクルやって最後に40mを1本やって終わり。これはやってきた練習の総まとめという意味合いです。部分練習をやって終わりではなく実際の走りに繋がるような動きをやって終わる必要があると思っています。感じが良くなってきているなという手応えがあります。今はやりたいなと思う練習は全てできている感じがあります。この感じでしっかりとやっていければ秋にはそれなりに結果が出せるのではないかと思っています。目標は高く。
そこから役員へ。暑さの中ヘロヘロになりました(笑)
疲れ果てて帰っていると実家の近くでうちの選手を発見。高跳選手です。午前中の練習の時に「今年の目標」を確認して来年どこを目指すかという話をしています。本人はノンビリしている雰囲気ですが競技に関しては本当に真面目に取り組みます。本当に強くなりたいという気持ちがあるのだと思います。跳ぶ為にできることはやりたいという気持ちがあるのだと思います。普段の感じからすればそういうのは分かりにくいんですけどね。誤解なきよう書いておきますが、決してポケモンを探して歩いているわけではありません。身体を絞るという意味で歩いているのです。
こういう姿を見る。私が付きっ切りでやらせているわけでなくても自分から進んでやっている。こういう気持ちに応えていきたいなと思います。器用な選手ではないですから時間がかかるかもしれませんが、こういう選手に対して真剣に向き合えるようにならなければまいけません。すごく疲れてはいたのですが高跳選手の行動を見て元気をもらいました。やはりこちらが話し続けていることが少しずつ浸透しているというのが嬉しいですね。
少しずつ。そして確実に。変化を目の当たりにして嬉しく思います。強くなってもらいたいですね。
この日は徳山で投擲記録会が実施される事になっていました。師匠から教えて頂いたので参加させる事にしました。と言っても私は試合の役員があるため引率はできません。保護者に連れて行ってもらい、競技中に何かあったら師匠になってるかな。お願いする事に。大変申し訳ないなという気持ちがありましたが今はとにかく様々な刺激をもらって「強くなりたい」という気持ちを前面に出してもらいたいなと考えています。8月には県外の合宿にも参加させるつもりです。やれる事は全てやる。もちろん多くの方にご迷惑をお掛けしているのはありますがやっていくしかないと思っています。
学校での練習。最初に少し話をしました。前日からインターハイが開催されています。この事について。県内の選手や力のある選手の結果を知っているか?という問いに「分からない」とのこと。一人しか聞いていませんから他の選手がどうだったのかは分かりませんが。親しい友人がインターハイに進んでいるのだからせめて興味関心は持つべきです。こういう部分が足りない。
何故こんな話をするか。「強くなりたい」と言いながらも「目標」が明確ではないのです。中国大会に進みたい、インターハイに行きたい。口にするのは簡単ですが、実際にどれくらいの力がないと上の大会に進めないのかを理解できているかどうかです。インターハイで予選を通過するためにどれくらいの記録が必要なのかもわからずにインターハイに進みたいというのは雲をつかむような話です。最低限、どれくらい強くならないとインターハイに進めないのかは把握しておく必要があります。
ここが分かっていれば「目標」に届くために何が足りないか、どれくらいの力が必要かというのが自ずと分かってきます。男子は来年中国大会に進むために今年中にリレーで43秒台に入る事が目標。決して高い目標だとは思いません。11秒6平均までまいけば届くはずです。春先よりは確実に走れるようになってきているので可能性はある。あと1人が誰になりどれだけ強くなるかだと思っています。12秒台がメンバーに入るようではなかなか難しくなりますからね。
女子は48秒2が目標になると思っています。来年度にインターハイを賭けた勝負をするためには今年のうちにある程度の記録を出しておく必要があると思っています。48秒2は前任校でインターハイに出場した時に出した記録。其れを1・2年生チームでクリアしておきたい。そのためには各自が確実に強くならないといけないのです。春に出した記録が49秒3。あと1秒あります。一人が0.25秒ずつ縮める。十分可能なレベルだと思います。本当にこのメンバーで戦いたいのであればやるべき事は見えてきます。
そんな話をしてからこの日は短い距離での練習としました。最初から専門練習に分かれて実施する事に。スプリント系はドリルから短い距離へ。跳躍系は最初から専門。最初の段階では跳躍系に付いて練習を見る事にしました。スプリント系はいつもの流れだったのでなんとかなるかなという感じもあったので。跳躍系、踏切が出来ないのでその部分を意識できたらなと考えていました。あれこれやりながらですね。
スプリント系は普段の流れの中で並走へ。女子の並走は随分良くなってきました。まー毎日のようにやっていますから当然といえば当然なのですが。高いスピードの中で受け渡しができる。この精度をもっともっと高めていく事で走力だけではないレースが出来ると思っています。最初は手が全く上がらない、手首が返る、手を横に出すなどこちらがやろうとしていることが出来ない部分が多くありました。数ヶ月間徹底していますからそれなりに改善。意識もリレーに対して強くなってきていると信じていますから変化はあります。
そこから2本ずつトゥトレを実施。オーバースピードトレーニングです。チューブを使って無理やりスピードを出すような状況を作り出します。速く動く事で対応します。さらには前方向に進む感覚を身につける事ができます。腰の移動が強制的に行われますからこれが出来るようになるだけで感覚は良くなると思っています。引っ張る方も引っ張られる方も意味のある練習となります。年度末に2つ準備しましたが効率が悪いのであれこれ画策して5つにしました。これはなかなかですね(笑)。圧倒的に効率が上がりました。練習しやすくなります。
前回は怖がってなかなか出来ないというのがありましたが今回はまずまず。一人ずつ動きを見る事が出来たので課題となる部分を指摘しながらやれました。タイミングが遅れてしまったり、スピードについていけずに身体が反ってしまうのでそこだけは確実に意識させておかなければまいけません。まーこの練習は多少動きが崩れるのは当然ながらあることです。そこをあれこれ言っても仕方ないので「狙い」とする所だけ意識できれば良いかなとは思っています。
スピード意識をしたのでもう一度並走を1本ずつ。ここは大切なことだと思っています。前にやった刺激を自分の走りに活かしていくための練習です。最終的には自分の走りにならなければ意味はないのです。ここは狙い通りでした。かなり進む感じがスムーズになってきたかなという感じを受けています。面白い。これくらいの走りが実際のレースで出来ればと思っています。
最後にスタートドリルを2サイクル。これも先日作ってもらった道具を利用しながらですね。中間の足運びとは異なってくる部分があります。スタートをやる前に必要な動きを徹底的に意識してそれをスタブロからの出に取り入れたい。これも年間を通じてやりたいなと思っています。技術的な改善には時間がかかります。その中でどれだけやっていけるか。「スタート練習をしてしておけ」で動きが良くなるとは思えません。だからこそ少しずつ改善するための準備をしておきたいと思います。まだまだですが。
2サイクルやって最後に40mを1本やって終わり。これはやってきた練習の総まとめという意味合いです。部分練習をやって終わりではなく実際の走りに繋がるような動きをやって終わる必要があると思っています。感じが良くなってきているなという手応えがあります。今はやりたいなと思う練習は全てできている感じがあります。この感じでしっかりとやっていければ秋にはそれなりに結果が出せるのではないかと思っています。目標は高く。
そこから役員へ。暑さの中ヘロヘロになりました(笑)
疲れ果てて帰っていると実家の近くでうちの選手を発見。高跳選手です。午前中の練習の時に「今年の目標」を確認して来年どこを目指すかという話をしています。本人はノンビリしている雰囲気ですが競技に関しては本当に真面目に取り組みます。本当に強くなりたいという気持ちがあるのだと思います。跳ぶ為にできることはやりたいという気持ちがあるのだと思います。普段の感じからすればそういうのは分かりにくいんですけどね。誤解なきよう書いておきますが、決してポケモンを探して歩いているわけではありません。身体を絞るという意味で歩いているのです。
こういう姿を見る。私が付きっ切りでやらせているわけでなくても自分から進んでやっている。こういう気持ちに応えていきたいなと思います。器用な選手ではないですから時間がかかるかもしれませんが、こういう選手に対して真剣に向き合えるようにならなければまいけません。すごく疲れてはいたのですが高跳選手の行動を見て元気をもらいました。やはりこちらが話し続けていることが少しずつ浸透しているというのが嬉しいですね。
少しずつ。そして確実に。変化を目の当たりにして嬉しく思います。強くなってもらいたいですね。