kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

年末か

2017-12-31 | 陸上競技
気がつけば今年もも終わり。1年間を振り返らないといけないのかもしれませんが。本厄といわれる年。まーいつもとあまり変わらない気はしてました。あまりのストレスで尿管結石になってに しまった部分は普段よりダメージは大きかったかもしれませんが。

ありとあらゆる事を経験できているこの数年間。これまでの常識では計り知れない部分がかなりあります。それでもやるしかないなと思ってやっています。競技指導をしたいという気持ちが強くあります。それができないもどかしさを何度も感じました。

ある程度「競技」を考えれば自然と選手が少なくなる気がしています。私のスタンスからすればそれを上手く受け入れていかなければいけない。単純に人が多ければ良いというわけではないですから。

指導に関しては少しずつ自信が持てるようになってきたかなと。それを冬期に入って特に感じるようになってきました。それをこれから先に向けてしっかりやっていきたいなと。

まーまとめる気はないので。来年はもうひと勝負。それだけです。私にやれる事をやる。かなりの手応えを感じながらやっています。

今年は本当に多くの方と出会うことができました。他県の先生方と親しくさせてもらっているというのは人生の中で大きな財産になるなという気はしています。普通では出会うはずのない方々との出会い。このblogを通じて多くの方と繋がっているというのを感じることができました。適当に書いているだけなのですが共感してもらえる部分もあります。他県の先生がこのblogを見て私自身に興味を持ってもらえる。やっていることに意味があるのだなと感じることができました。

精神的に支えてもらえる部分もある。これは本当に大きなことだと思います。私が私らしくいるために。自分の行動を客観的に見て指摘してくれる人もいる。この1年間は「感覚を共有してくれる方々」との出会いが多かったかなと。

あっという間に1年間がすぎていきます、こんな私に興味を持ってもらえることに感謝したい。来年はもっと関わりを持ちたいという気はしています。blogを通じてでも構わないので他県の選手と一緒に練習をさせてもらう機会を増やしてみたいなと思います。興味がある方は声をかけてください。競技についての話をしながら時間を過ごしたいなと思います。

本当に色々なことがありました。来年もご迷惑をおかけすると思いますが関心を持ってもらえたらと思います。私はひたすら自分の信じる道を進みたいと思います。

良いお年を。
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練習納め〜殻を破るために2〜

2017-12-30 | 陸上競技
続き。

それぞれが目標宣言をしてから本格的に練習開始。どれくらいの負荷なのか、どれくらい時間がかかるのか。この辺りがはっきりと分かりませんがやると決めたからにはやる。それだけは伝えていました。

単純に走るだけではなくタイヤ引き1本走った後にスプリント1本。これを3サイクル繰り返して1セット終わり。6本1セットにして10セット。量的にはかなりのものだと思います。未知数。makinoはさすがに量が多過ぎるので奇数のセットだけ入ってやることにしました。量を追う練習。どれだけスピードを出し続けるか。どうしても怖がってしまいスピードを抑える部分が出てきます。当然の話です。それでも恐れずしっかりと走ることを求めました。



最初のセットが終わってもまだ6本です。最初の2本が終わった時点で「先が見えない」という話をしていました。これまでだったら私が「練習切り替えて別のことをやろう」という声かけをしてメニューが変わることがあります。量を追うこと自体がほぼなくなっていますが、技術的な練習であってもそのパターンはあります。が、今回は絶対にやり遂げるというのが大前提。

とにかく3年生が声をかけ続けてくれました。男女問わず大きな声で。スタートする時に「◯本目行きます!」と代わる代わる声を出していました。それに対して他の者が「はーい」と大声で返事。走っているときは個人名を叫びながら励ましてくれていました。普段はそれほど人数が多くないのでこのような風景はなかなかありません。3年生の存在が練習を支えてくれていました。その場面を少し離れたところから見守るだけしか私にはできません。いや、あえて距離を置きながら見ていだというのが正しいでしょうか。



3セット行ったところでタイヤ引きを取りやめました。時間がかなりかかります。タイヤ引きをするとスピードが出切らない部分がある。前傾を保ちながら走ることになるので見た目よりは走りやすかったようです。3セット目に入ったくらいからスピードが出ずにジョグのようになる者も出てきました。スプリントの方はある程度走れるのにタイヤ引きではスピードが落ちる。これでは効果がなくなると判断。更にはあまりにも時間がかかりすぎる1セット終わるのに30分近くかかっていました。このペースでいくと走るだけではかなりの時間になります。終わらない(笑)ここまでタイヤ引き9本、スプリント9本でした。

この辺りから私はひたすらグランド整備をすることにしました。同じ場所を何度も走りますからグランドが荒れます。マネージャーもいませんから誰かがやらないといけない。私しかいません(笑)。何本か走るごとにひたすらグランド整備をしました。選手はひたすら走る。私はひたすら整備する。こうやってやりながら色々な想いを馳せていました。私は選手と一緒に走ることはできない。60本走るという桁外れの負荷をかけながら選手は自分自身と向き合ってい。その間私は何をしているのか?そんな葛藤がありました。

途中、ある選手が涙を流していました。先が見えない不安や思うように身体が動かない辛さがあったのだと思います。即座に前女子キャプテンが気づいて声をかけてくれていました。ありがたい。私はあえて距離を置いていますからこういう時にはいきません。その時の状態を見て動いてくれる。本当にありがたいなと。歩きながら代わる代わる3年生が声をかけてくれる。特に女子はこういう部分が必要になる。

普段はなかなか声が出ないのですが男子がしっかりと声を出して引っ張ってくれました。テンションを上げなければやっていられないというのもあったと思います。こういう部分に他の者が救われていると思いますね。なかなか盛り上がらない中で声を出す。疲労と辛さの中で下を向いてしまう。そんな状況の中でカラ元気でも声を出してくれるというのは大きい。いつもの練習ならそこまでやらなくても練習は終わりを迎えます。が、この日は何かを変えなければ絶対に練習が終わらない。絶対にやめないと決めているのですから。現実は変わらない。そうであれば自分たちのやり方を変えていかなければ保てない。そういう経験は環境を与えなければ感じ取れないと思いますね。

30本終わったのが12時過ぎ。やっと半分。まだ終わりが見えません。とにかくお互いに声かけをしながらやっていく。makinoも後輩たちに声をかけながらやってくれていました。途中から男子は足を攣りそうになりながら走っていました。走り切りたいという気持ちがありながら身体がついてこない。仕方ない部分です。走り終わってから足を攣っている者もいました。3年生が助けてくれていました。「様子を見ながら抜けても良い」と話をしましたがジョクレベルになりながらも走り続けていました。本来なら止めるべきなのかもしれません。それでも「続ける」という選択をしている選手を見守ることにしました。

ラスト3セットになった時に男子キャプテンが円陣を組んでいました。男子が大きな声で声かけをしてくれていました。女子はなかなか乗り切れませんがこうやって引っ張ってくれる存在がいることは大きい。淡々とやる練習ではない。終わりが見えてきていましたがやはり負荷は大きい。必死に走っている選手達をみてそれぞれがかなり大きな声を出すようになっていました。同じ辛さを共有している選手。走るのがどれだけ大変なのか。それを分かるからこその声かけ。個人名を叫ぶことなどは普段ありません。この日はとにかく全員が応援してくれていました。突き抜けるためのきっかけだと思います。

ラストセット。私がグランド整備をしている間に3年生も含めた全員が部室の前で円陣を組んでいました。突然のことで写真を撮り逃しました(笑)。何を言っているのかさえ私には聞こえませんでしたがグランドにいる全員が気持ちを一つにして達成しようという雰囲気がありました。30本走りきったmakinoはバーにTシャツを付けて旗振りをしています(笑)何をしているのか(笑)。それでも一番年上がこうやって盛り上げてくれるのはありがたい。性格的なモノもあると思いますが。

終わりが見える。1本1本積み重ねていくことで終わりが見えてくる。この練習誰が一番真剣に取り組んだという事はないと思います。それぞれが「想い」を抱えながら練習する。特別なことはない。全員が主役だったと思います。最後の1本まで来た時見ている私も涙が出ました。いや、不可能だと思っていたことをきちんとやり遂げる強い意志。それぞれが大きな声を出してスタートを切る姿。どこでもできることではない。今のメンバーだからできる。

走り終えた後女子は涙を流していました。かなり過酷だったと思います。計り知れない達成感。これまで経験したことのない表現できない感情。これが人生を変えるのではないかと感じました。キレイな練習だけをしていたらここまでの想いは生まれないと思います。

ある程度してから集合して話をしました。ここまで来たら私が話をする必要はないだろうなと思いましたが。

1本1本積み重ねていって最後の60本までたどり着きました。このグランドに立って60本をやるという選手。「強くなるんだ」という想いがある者しかできないと思います。そこまでしてやりたくないという者は最初からやらなくていいのですから。意味があるのか?と言われたら分かりません。速く走ること自体今のご時世で意味があると言えない。速く動くだけなら自動車に乗ればいい。100mを何秒で走ったって世界は変わらないからです。言葉では表せない部分。それを体験してもらうためにこの練習をしました。

止めようと思えば止めるのは簡単。止めたところで別にどうってことないのです。が、一番大切なのは続けること。60本走るという中で絶対に「止めてやろう」と思うことは何度もあります。そんな中で踏みとどまって続けていくこと。こちらの方が何百倍も難しいのです。続けていたからこそ最後の最後に得られた達成感がある。言い訳を作って止めてしまうのは本当に簡単。そこを自分の中でどうするか。続けていくことの辛さを体験したはず。それでもやり続ける。その価値です。

更にはこの状況、自分達だけではできなかった。サポートしてくれる3年生の存在。練習参加したくれた大学生の存在。一緒に走っている仲間。多くの人の支えがあったからやり切れたのです。1人でこの練習を達成するのは不可能だと思います。やはり大切なのは感謝だと思います。支えられている感覚とそれに対する感謝。当たり前ではない。この練習をするために3年生は7時間近く付き合ってくれました。私も心から感謝したいと思っています。

大学生、今はこの手の練習はしないと思います。だからこそ原点に帰るという部分が必要になるかなと。高校生だからできる練習がある。来年、日本選手権に出場するという大きな目標がある。そうであれば尚更「原点」を忘れて欲しくない。強くなるために必死になる。がむしゃらに強くなることを求め続ける。その姿は大切。

3年生。本当にありがたいなと思います。この子達が作って来てくれた陸上競技部。見守る中で何を感じてくれたでしょうか。通常ではできない練習。それをやり続ける後輩たちの姿はその目にどう映ったでしょうか。もう走ることができない3年生。その想いを下級生に託しています。見守り続けてもらいたい。

そんな話をして終わりました。終了後ある女子選手が涙を流していました。3年生や大学生と抱き合いながら泣いていました。どうしたのか?と聞くと「先輩たちが私達のために来てくれたことが本当に嬉しい」とのこと。自分のために流す涙ではない。これは財産だと思います。こういう景色は通常では絶対に見られない。私もウルっときましたね。この子達と一緒に競技が出来ることを本当に嬉しく思います。

最後に私から「お疲れ様」ということです差し入れ。まーこれはどっちでも良いんですが。最後の最後にご褒美くらいは準備しておかないといけないと思っていました。

練習納めとしてはこれまでの指導の中で最高だったと思います。これを来年に繋げていきたいですね。思うことは山ほどあるのですがあまりにも長くなるのでとりあえずこの辺りで一旦終わらせておきます。

本当に良い練習でした。選手、3年生、大学生、保護者の存在に心から感謝します。本当にありがとうございます。
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練習納め〜殻を破るために1〜

2017-12-30 | 陸上競技
金曜日、この日は練習納め。今週の強化練習の締めくくり。さらには1年間の締めくくり。365日、毎日が大切で特別な日はないという話をしています。この日練習をしたら次の日から数日間休みにしています。そのため練習強度を高くしようと考えていました。

やりたいことがあったのですが今のうちではそこまで追い込むことが出来ないかもしれない。そう考えて事前に3年生に呼びかけをしていました。それぞれ用事があったりするでしょうが後輩たちのために力を貸して欲しいと頼みました。ありがたいことに全員が参加してくれることに。今の3年生が入学した時に私も赴任。あれこれありました。本指導を辞めたいと思ったこともありました。それでもこの子達は目標を持って続けてくれました。幼さが残る下級生と比べてある程度大人になってくれています。

更にはmakinoも参加。更にやり投げ選手のmikaも。ありがたい。makinoが来てくれるとうちの選手は喜びます。明るく話しをしてくれたりハグしてくれたり(笑)。お姉さんとしてうちの選手に関わってくれるので雰囲気が明るくなります。

アップとしてダブルダッチ。これは3年生にも参加してもらいました。久しぶりにやったのもあって一番盛り上がっていました。こうやってワイワイやる方が楽しくて良いんですよね。改めて思いました。下級生はそれがなかなかできない。小さな枠の中でやっている感じがずっとありました。ここを越えられたらきっと全てが変わる気がします。

そこからウエイトサーキット。トレーニングに関してはやっておきたいと考えていました。走練習メインに置いていましたがここから年末年始の休みに入る。筋力的な低下は避けたい。時間がかかるとしてもやはりここは徹底しておきたい。かなりの負荷をかけておこうと決めていたので。今回のウエイトサーキットに関しては私はほぼ口を挟まず。自分たちで進めていきました。私は3年生と一緒に走るレーンを作成。うちの学校はトラックがありません。恵まれている環境だとはとても言えない。が、それでも出来ることを精一杯やるしかない。このグランドでもインターハイ選手が育ちます。その部分は大切にしたいなと思っています。

最近、レーン作成の時の距離が地味に長くなって来ています。この日は120mを走る予定にしていましたが最大限の距離を確保しながらマークを置いていくと若干120mよりも長くなるようです。うちではウオーキングメジャーを使って距離を測ることもありませんからアバウト。3年生が足で測ったら145mくらいあったとのこと。本当かどうかわかりませんが(笑)120m以上はあるだろうなという感じですが。関係なくこの距離で(笑)。

本練習は120m。本数は60本に設定しました。何を言っているのか?!という感じでしょうか。これまでのうちの練習はスマートな感じが多かった。きっとこれからも同じだと思います。スプリント能力を上げながら身体づくりをしていく。長い距離にこだわらず一番大切なトップスピードの向上を目指す。そのスタイルは変えない。しかし、綺麗な練習だけでは足りないものがある。言葉で表現できないのですがその部分は必須だと思います。うちにはそういう部分が足りない。それを以前から考えていました。だから練習納めの時に「殻を破る」という練習をしたいなと。まー普通ではないというのは分かっています。野蛮な練習かもしれません。

このご時世、ほとんどの情報はスマホで検索できます。そこで知り得た情報はまるで自分の事のように話ができる。しかし、それだけでは足りないと思います。インターハイに行く。見に行ったのか参加したのか。更には戦いに行ったのか。この部分は同じようなことでも全く違うと思います。このような情報過多の時代だからこそあえて「自分で限界を越える経験をする」という機会を作らないといけないと思います。批判される?いやいや、毎日目の前で見ているから思うことです。

最初に全体を集めて話をしました。なぜ走るのか。多分この時点で「無理だ」「本当にできるのか」と大半の選手が思っていたはずです。そりゃそうでしょう。これまでに経験のないことですから。合同練習が終わって練習再開した日に選手たちには伝えていました。いきなり言われたら衝撃的すぎるだろうと思って。少し前から「覚悟」を持たせておきたいなと考えていました。

今回は3年生に来てもらっていました。この子達の力を借りて練習を乗り切る。走り始める前に男女別に話をすることにしました。難しいことは言いません。3年生の前でみんなの前で「自分の目標」の宣言をさせるためです。来シーズンの目標をきちんと口にして伝える。1人で日誌に書くだけではなくそれを周りに伝える。やはりこれまで支えてくれた3年生にそのことをはっきり伝えて見守ってもらう必要があると思いました。来年本当に戦うだけの力があるか。想いがあるか。それを見てもらう。





更にはその伝えた想いを形にしておきたいと。3年生にペンを渡して手に書いてもらうことにしていました。私が言う前に男子キャプテンは自分の手首に白いテーピングをしてそこにメッセージを書いていました。大切なことかなと。今回練習に参加した大学生にも書かせました。子供じみたことかもしれません。しかし、こうやって「想い」を形にする。更にはそれを3年生に書いてもらう。苦しくなった時に目標を背負って練習できると思います。



それぞれがきちんと目標を伝えることができたと思います。私は聞いていませんが(笑)。こういう練習をする時に必要なのは雰囲気づくりだと思います。環境を整えておかなければ良い練習は出来ませんからね。自分たちの練習です。だからといって全て任せることはできない。こちらも最大限の準備をしておかなければいけない。そう思っています。

長くなりました。本練習に関してはまた別に書きます。
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疲労の中で

2017-12-29 | 陸上競技
木曜日。この日も通常通り練習。前日の段階でメニュー作成ができていないので私は7時過ぎに学校で練習予定を立てました。前日までの様子を見て計画を立てるようにしています。3日間の合同練習があったのですがなかなか回復していません。1日休んだくらいではなかなか難しいか?と思いながらもここはやるしかないなと判断。

股関節の柔軟性を高めるための練習から始めていきました。やはりここの部分は必須。競技力があってもこの部分が低い選手はいます。「走れるから大丈夫」という感覚もあるかもしれませんが股関節柔軟性が高まればもっと速く走れます。この部分。それなりの結果で終わるのか、それとももうワンランク上を目指すのか。これは感覚です。本人達が必要と思わなければ意味がないでしょうね。

軽く身体を動かしてから股関節サーキットを。股関節周辺に焦点を当てたトレーニングです。これを20分程度。私は少し遠目に見るようにしていました。前日同様です。「やらされている」という感覚をなくしたいなと。一つずつ何をするかをきちんと理解しなければいけないと思います。

そこからは通常通りの練習へ。チューブもも上げを行なってからスイッチング、スイッチングラン。そこから久々にバトン練習を。10バトンと25並走で。来年度の事を考えるとやはり定期的にバトンはやっておかなければいけません。うちのような「普通のチーム」はこういう部分を大切にしていかなければいけません。最近はあれこれやっていたのでこの部分が足りなくなっていました。やはり時間を割いてやっていかなければいけないなと思いますね。

この日はtkg先生に来てもらっていたので跳躍系の練習を個別に見てもらいました。合同練習に参加できなかった部分もあるのでこういう時にしっかりと見てもらうことは大切かなと。全てを私が一人でやるよりは力を借りれる部分は借りる方が早いと思いますね。全てを抱え込む必要はない。そう思っています。

スパイクを脱いだでシャフト補強。この辺りからちょっとバタバタしていました。ogw先生に無理を言ってお願いしないといけないことが発生。うーん。なんだかかなり疲れます。練習見たいなという気持ちはあるのですがそれ以外の事に追われる。グランドに立っていてもその手の事が発生するのは避けたいなという気はするのですが致し方ないかなという感じですね。かなり疲労があるようでした。ここは関係ない。疲労感があるから練習量を落とすというのは極論で言えばシーズン中のみでもいいと思っています。特に年末年始の休みを考えるとここはやりきりたい。

スパイクを履いてスキップ走をやりトゥトレ。オーバースピードです。冬にこんな事をやるなんてという話もあるかもしれませんが筋温が上がっていれば関係ないと思います。半ば強引にスピードを出させる事で動きも変わってきます。3本ずつ実施してそのまま中間マーク。最後に往復走を。今回はハイスピードの往復走と心肺機能に負荷をかけるための往復走を。2パターンを組み合わせました。オーバースピードからのハイスピード往復走を実施してからの短い時間での往復走。狙いが2つ作れるようにしました。

練習自体はかなり積めるようになっています。このままいけば強くなると思います。が、まだ足りないものがある。雰囲気づくりができない。本当はもっとできるはずです。今は0.01秒、1センチを改善するためにやっています。しかし、声を出すとかやればできる事を意識してやらないというのはダメ。全体に「今のままではあと一歩のところで目標に届かない」という話をしました。かなり力はついてきていますが本当に大切な部分がまだ足りない。ここが改善できれば大きく変わると思います。あと一歩。

そんな話をして解散しました。身体のケアなどは各自でやるように、と。それで実行するかどうかは別問題。本当に強くなりたければやる以外にはない。そう思っています。

力はついているなと感じています。これが本物になるかどうか。ここに尽きます。期待したいと思っています。

内容が薄い?お許しを(笑)

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もうひと頑張り〜新しい試みも加えて〜

2017-12-28 | 陸上競技
前の記事の続き。ミーティングを行ってから練習開始にしましたが風が強くて話をしている間にかなり身体が冷えていました。最初からウエイトサーキットをやろうと思っていたのですが身体が冷えてそれどころではなかったのでDM投げから開始。ある程度やってからウエイトサーキットへ。

この日からウエイトサーキットをマイナーチェンジ。先日ond高校に行った時に「面白いな」と感じたものがあったのですぐに購入。練習に導入することにしました。ミーハーと言われたらそこまでかもしれませんが実際に見てみないと購入するには至りません。ジムロープを練習に取り入れることにしました。腕振りが上手くできない選手のために(笑)。合同練習の時に「意図的にあの腕振りをさせているんですか?」と聞かれました。いや、全く違います(笑)。「kanekoは腕振りに対して何も言わない」という噂も流れているようですがそれなりに指導はしています。本当は基礎的な腕振りをさせたいのですが修正できずにここまできました。確かに女子の腕振りは独特ですね。オーソドックスな腕振りに近づけたいのはあります。そのために役立ちそうなものがあれば導入したい。

更には出来なかった懸垂も入れました。ここ最近やらなくなっていましたが再び導入。基礎的な練習ですね。それでもなかなか出来ないので少しずつやらせたいなと。上半身をバランスよく鍛えたいなと思うので腕立て伏せを割愛して種目変更することに。

更には教えてもらった軸系の練習も取り入れることに。これまでも軸系の意識はかなりさせていたつもりですがまだまだ。足りない部分はきちんと教えてもらったものをやっていかなければいけないと思います。良いと思うものはすぐにパクる(笑)ここは大切。種目が少し増えますがそれでもやる価値はあると思いますね。

終わってからすぐにチューブ腿上げ。ハードルドリルなど動きの確認をしました。選手には「初心に帰る」という話をしておきました。うちにとっては「当たり前」であっても他校の選手にとっては「特別な練習」です。慣れてしまっているから「当たり前」にやりますが本当はもっともっと大切な練習なのです。一つ一つの意味を考えながらやることで効果は高まると思います。慣れているからこそ新鮮な気持ちがなくなります。確認をさせながら実施させました。私はその間に少し買い物へ。練習道具作成のための準備。

練習はスイッチングからスイッチングラン、チューブ走を行なってから前半マーク、各自での60mまで。この辺りは不在のために見ることが出来ていませんでしたが。

スプリント系の種目が終わってから補強サーキット。普段通りの練習スタイルに戻しています。合同練習では出来ないことをチーム練習の時には出来る。やはりベースになるのはトレーニングだと思います。他校と比べてここにうちの強みがあると思っています。計画的にやっていくことで着実に進んでいきたいなと。

30分程度やってからまたスプリント練習へ。B走とDM走とスプリントを組み合わせたものを30mから50m実施。これは好きな練習です。足の痛みを訴える者もいるのであえてジャンプ系の練習ではなくスプリントに近い動きの中で走りを作りたいなと。更に間髪入れずタイヤ走。普段はB走と組み合わせる部分があるのですが前段階でやっているので少し減らして3本を1セットとして2セット。動き的には少しずつ改善されて来ているかなと思いますね。

終わってからセラバンド作成。少しずつ作らせましたが時間がかかるので家で宿題にしました。

やることは山のようにあります。ケアもしなければいけない。補強もしなければいけない。勉強も家の手伝いも。数えきれないくらいある。その中でどれだけ時間を使って真剣にできるか。嫌々やっていても身につきません。自分のために。自分自身を磨くためにやる。そこの感覚です。未熟なチームですがやれることをやりたいと思います。

まずまずかなという感じ。成長を促しながらやっていきます。
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もうひと頑張り

2017-12-28 | 陸上競技
水曜日、練習再開。火曜日は休みにしましたが何人かはきちんと治療に行ったようです。ここ最近かなりお世話になっているmto先生の所へ行きたいのだけど、という連絡をもらったりもしました。少しずつですが成長が見られます。まーこの辺りは当然なのですが。

練習の最初の段階で簡単なミーティング。1人1分で今回の合同練習を振り返りました。技術系以外で。動きの話をどれだけこの場でしても意味はないと思います。他校と一緒に練習をして何を感じたのかという部分が大切。取り組みの部分をどうするかだと思います。

ond高校の選手は「一生懸命」です。そこから学ぶことは多い。単純に走力だけで考えたらうちの選手の方が速いかもしれません。しかし、それだけではない。動きなどに関して分からないことがあれば積極的に質問したり、待ち時間に動きの確認をする。何とかして強くなろうという姿勢があります。うちの女子は私が指導していたというのもありそれが「当たり前」になっている。普通に練習をしていたら指導を受けられるからです。感覚的な「当たり前」になっている部分がある。もっと貪欲になる必要がある。毎回毎回の練習でその練習の意味を考える。その感覚はずっと持ち続けておかなければいけません。

また、雰囲気づくり。ある選手が「人数も違うから他の学校と全く同じ事をするのは難しい。それでもhoshoのスタイルで雰囲気づくりをしていきたい」と話していました。ここはすごく大切なことだと思いますね。全ての場面でリーダーになることはできない。だからこそ自分達のスタイルを作る必要があると思います。

練習を見ていて私的には「力が付いている」というのは感じました。走力的には間違いなくレベルアップしています。練習の方向は間違っていないなと。この勢いで練習を継続していきたいと感じています。その反面、身体のケアについての意識不足はあります。hkt高校、練習2時間に対して身体のケア1時間という流れで練習をしていました。うちの選手はその部分が明らかに足りない。私の意識付けが甘いというのもあるとは思います。しかし、本当に自分ためと思えば何をするべきかは見えてくるははずです。

ond高校の選手が空き時間にストレッチやマッサージをしている。ここから学ぶべきことはあると思います。自分達が何をするべきかは自分自身が理解しなければいけません。理解して初めて行動が変わる。makinoがこれまで怪我をしたことなくてケアをする必要性を感じたことがなかったという話をしていました。怪我をして初めて気づく。そこから3ヶ月間全く練習できない。涙を流しながら我慢し続けたという話をしていました。それによりシーズンをほぼ棒に振る。悔やんでも悔やみきれなかったと思います。そんな思いを二度としたくないと感じたら人は変わる。うちの選手が3ヶ月練習できなかったら来シーズン終わってしまいます。そんなことにならないようにどうするか。こちらもできる限りの情報を与えます。それをやるかどうか。

最終日の練習に関しても話をしました。かなり追い込もうと思っています。うちの練習は本当にスマートになっています。どこかでがむしゃらに動くという経験も必要になります。最終日はかなり走る。今のうちの人数では明らかに心が折れて惰性でやってしまう雰囲気になります。それでは意味がなくなるのでサポートとして3年生を呼ぶことにしました。日程調整が必要になりますがほぼ全員が練習に顔を出してくれるとのこと。助かります。こうやって最大限の練習をしたいと思います。

可能であれば保護者にも練習を見てもらいたい。遠くからでもいいのでどんな表情でどんな気持ちで走っているのかを客観的に見てもらいたいと思います。普段そういう機会はないと思いますが是非ともと思っています。本人達には伝えましたが保護者に伝わるかどうかは怪しい(笑)10分だけでも良いので見てもらえたらなと。

こちらも本気でやりたいと思います。この人数で上の大会を目指すというのは簡単なことではありません。周りからすれば無理だと言われるでしょう。選手が集まってくる学校であれば「行くのが当たり前」です。うちは違います。だからこそ結果を出させてあげたい。その手応えはあります。多くの人の力を借りながら進む必要があると思います。

練習について書くまでにダラダラ書いてしまいました。gt先生に長くて読む気にならんから書くなと怒られるのでとりあえず適度な量にしておきますね。また書きます。
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合同練習最終日〜軸トレーニングと走る〜

2017-12-27 | 陸上競技
最終日午後。時間は2時間適度でした。遠方から来て頂いているので帰る時間まで含めて考えないといけません。それなりに疲労度もあるでしょうから長時間練習は難しいなと考えていました。

練習までの休憩時間、様子を見ているとond高校の選手はお互いにマッサージをしていました。こういう感覚はすごく大切だと思います。前任校では普通に見かける風景でした。競技力云々に関係なく意識すればできることです。うちの選手は寝ていました。これもある意味必要だと思いますが次の練習に備えていく姿勢が必要だと。まだまだ課題となる部分が残されているなと思いますね。

午後の最初にmakinoに軸を意識するためのトレーニングを教えてもらうことにしました。午前中の動きを見てやはりこの部分をきちんとやる事が必要だなと感じました。大きな差です。練習でどれだけ鍛えてもその力を逃してしまったら何の意味もありません。強さというより感覚的なものだと思います。いくつかの種目を教えてもらいました。簡単そうに見えて難しい種目ばかり。これは今後もきちんと継続して取り入れていきたいですね。20分予定でしたが40分くらいになりました。それでも大切な時間だったと思います。

本当は午後からもトレーニングの予定でした。が、せっかくお客さんに来て頂いているのでそこに合わせることに。やりを投げたいということだったので専門練習へ。各パートに分かれてやることにしました。ある意味小規模だから対応できる部分だと思います。それぞれが臨機応変に対応してくれるからできる。決まりきったパターンじゃないとできないというのとは違います。

2時間予定なので残された時間をどう使うか。他校なので普段とは違いますができることをやりたいなと。股関節の柔軟性を意識した練習をして身体をほぐしてから縄跳び走。ロープと縄跳びを使っての2種類実施。数日間やり続けている「身体の前で動かす」という練習のアクセントになると思います。ここまでの練習は意識してひたすら動きを身につけるというものでした。しかし、時間的な部分もあり強制的にその動きをさせるというのも必要だと思います。ロープは重いのでしんどかったのではないかなと思いますが(笑)

残された時間でハードル走とタイヤ引き、スプリントの組み合わせ。せっかくなのでうちがやっている練習をやってもらいたいなと。本当はもっと説明を加えながらやれば良かったとは思うのですが時間的になかなか。きちんとやれば動きも変わります。接地ポイントを身体で覚えるというテーマを与えて走らせました。前日の雨の影響でグランドが少し緩い部分はありましたが条件がどのような時でもやる。グランドに穴が開いてしまうので走るたびに整備。やるだけではなくこちらも環境を整えないといけないと思います。

ほとんど休むことなくバースキップとスプリント何本かやって終了。負荷的にはそれほどでもないかもしれませんがやりたいなと思うことはできたと思います。

ダウンの代わりに二人一組の人ストレッチをして股関節周りのストレッチをして終わり。16時ちょうどくらいに終わりました。計画的ですね(笑)

今回の企画。私的には良かったと思っています。それぞれ専門にやっている分野で責任を持って指導する。更には大学生にも来てもらって一緒にやる。本当はこういう場に社会人選手が呼べたら更に違ってくるのだと思います。

時間の有効な使い方。練習が終わった瞬間から次の練習の準備に入る。次の練習をどうすれば良いものにできるかを考えた行動が必要になります。また、行動が遅い者も目立ちました。他の者が集合していてもマイペースで動く。これでは限られた時間が有効に使えません。もっと積極的に動けたらいいなと感じました。それでも3日間で6回の練習。かなり専門的な練習ができたと思います。

ハードな練習。あとはうちの選手がどれだけつぎに向けて準備してくれるか。それぞれ痛みなども出ています。当然だと思います。どれだけ対応できるか。次の日にどれだけケアに目を向けられるか。そういう部分での成長も期待したいと思います。

本当に貴重な合同練習だったと思います。様々な事を感じながらできました。一緒に練習してくれた指導者や選手に心から感謝したいと思います。このメンバーだから出来たことがある。そう感じました。次も出来るかどうかは未定ですが継続的にやっていけるといいなとと思います。

一気に書いたので足りない部分もありますが。ひとまず記録として残しておきます。
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合同練習最終日〜トレーニング中心〜

2017-12-27 | 陸上競技
月曜日。合同練習最終日です。3日間の練習でしたから締めくくりとしてトレーニングを多めにしようと考えていました。アバウトな予定ですなのでどうなのかという話ですが。2日目にかなりの量を走ろうと思っていたので最終日は走練習は無理だろうと思っていたからです。実際は雨の関係でそこまでの量を追えなかったのはあるのですが。

最終日はond高校で。kjh先生に無理を言って練習場所を確保してもらいました。これは私自身の望みでもありました。kjh先生はトレーニングに関してかなりマニアック(笑)。だからこそどんな練習環境でどんな事をやっているのかをこの目で見てみたいと思っていました。できる限り吸収してうちに足りないところを取り入れていきたいなと。

さらにはうちの選手にも様々なことを経験させたいと考えていました。合同練習をやる時、比較的うちに来てもらうことが多かった。駅から近いという最大のメリットがありますから。複数の学校が集まるという意味ではやはり便利な方が良い。そう考えるとやはりうちが良いかなと。その反面、他校で練習する事が少なくなります。うちのパターンで物事が進むため「居心地が良い環境」での練習になる。これは成長を促せない。今回は電車で移動して更に駅から歩く。全て自分達でやらせました。与えられている環境がどれだけ恵まれているか。そういう部分を感じ取ってもらいたいなと。

この日の午前中はond高校で全体練習としました。この日の予定は全てkjh先生にお任せでした。ond高校の選手がリーダーになって全体を引っ張ってくれる。全体でサーキットをやってから今度は5つのグループに分かれてそれぞれ補強。ボードトレーニング、上半身トレーニング、縄跳び系のジャンプトレーニング、セラバンドを使ったトレーニング、DMを使ったり体幹トレーニング。それぞれを25分単位で区切りながらの実施でした。それぞれグループリーダーが種目説明をしながらやっていきました。ond高校の選手は明るい。それに便乗してうちの子達も明るくできるようになっていました。逆の立場で本当にそれができるか。この辺りは今後の大きな課題ですね。

見ていて面白いなと思う種目が複数ありました。早速導入しようと計画。話を聞きながら必要な道具を購入することに。できる限り安くなるように話を聞きながら購入することにしました。我ながら素早い行動だなと感心しました(笑)やると決めたら時間をかける必要はない。必要な練習を必要な形で取り入れていかなければいけないと思います。どうしようかなーと悩んでいるだけで先に進まないからです。

バリエーションも多くて飽きずにできる。こういう部分は私ももっと工夫しないといけないなと思いました。やはり私自身も外に出て様々な勉強をしなければいけないなと感じました。自分のスタンスを持ちながらも常にアンテナを外に向けておかなければいけない。そこの感覚は忘れたくないですね。

見ているとmakinoは体幹が強い。元々強いのはあるのですがこの数年間で更に強くなっていました。自重でのトレーニングが多いという話をしていましたがかなり強い。一番感じたのは「軸の強さ」です。以前話を聞いた時に走れるようになってきた理由は「軸」トレーニングだと思うと言っていました。体軸を安定させる、常に軸を意識した練習をする。そういう部分はやはり大切。何の種目をやっても身体が崩れません。だから前に進む。地面からの反発を身体で受け止める事ができるからです。強い選手には理由があるなと改めて思いました。高校生にここまでできるかわかりませんが、近づいていくことはできると思います。

最後に100mを何本か走って終了。私は走っている間に先日から足を痛めている選手を気功に連れて行きました。ond高校からであれば歩いて10分程度でたどり着けます。お願いすることもあって連れて行きました。「足が痛い」というのは誰にで起きうること。痛めてからどうするのか。練習に参加できないと気持ちも下がります。前日のmakinoの話ではないですがこの時に何かに気づかないといけません。そのうち治るだろうという考え方では先には進まないと思います。

貴重な練習でした。私自身が刺激を受ける。安心して任せられる指導者に任せて指導を受ける。この部分は大切にしたいなと思います。色々と感じること、考える事がありました。感謝ですね。
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合同練習2日目~ミーティング~

2017-12-26 | 陸上競技
この日もミーティング。どれだけなんだよという話ですが。せっかくの機会です。

ここではmakinoに話をしてもらいました。少しだけ話す内容を指示して(笑)

高校時代は12秒14がベスト。2・3年生でインターハイ国体に出場。が、大学に行って苦しみます。生活環境が変わったことは女子選手にとって本当に大きかったと思います。ホームシックになったりして精神的にきつかったと言っていました。周りには強い選手ばかり。それでも練習をしなければ試合に出ることができない。悩んだと思います。13秒6まで落ちたと言っていました。今までは試合に出るのが当たり前。出れないことなんて考えたこともなかった。出れなくて初めて走れない選手の気持ちを感じることができたと。貴重な経験です。

2年生になるときに「後輩には負けたくない」という思いがあった。通常の練習後に残って補強をしたりウエイトコントロールのために散歩したりとかなり意識レベルが高くなったようでした。結果、12秒20まで戻る。良い雰囲気の中で練習をしていたのでしょう。

3年生になる直前の合宿で膝に痛みを覚える。その後歩けなくなる。練習再開するまで「3か月休養」と言われたそうです。せっかく走りが戻ってきてこれから勝負というときにこんなことになるなんて・・・。そこから数か月、走りたくても走れないというモヤモヤがあったと話していました。高校時代もけがをしたことがなかったので自分が怪我をするなんて考えたこともなかったと。ケアに関して全くやっていなかった。怪我をして初めて「きちんとやっておかなければいけなかった」と感じたようでした。遅いのですが。人は「辛い現実」に直面して初めて色々なことに気づきます。元気よく走れているときには怪我をすることは考えない。だから私は「ケアをするように」「補強をするように」「しっかりと練習に取り組むように」という話をするのです。「分かってるうるさい」と思われたとしても後悔させたくないからです。

更には怪我をして走れない人の気持ちをさらに痛感したとも言っていました。それまでは「いつになったら練習に参加するの?」という気持ちが故障者に対してあった。しかし、自分が怪我をしたことで「参加したくても参加できない辛さ」を肌で感じることができたと。こういう部分の気持ちの変化は重要だと思いますね。

もう一度、気持ちを整えて取り組み秋には12秒14の自己ベストタイを出した。今度は11秒台を目指して冬を超えるんだと話していました。fjk先生に出会って様々な経験をさせてもらい人間的にも変わってきた。本当にありがたいなと私自身感じました。makinoの話、高校生に届いたでしょうか。

さらにnkg先生にも話をしてもらいました。ysd高校は2日目からの参加です。最初のミーティングには参加されていませんでした。その中で「細かい部分にこだわる」という話をしてもらいました。「モノづくり」は百分の5ミリのこだわってやる。そこまで突き詰めて物を作ると「どうやったらもっとうまくいくだろう」という部分まで考える。物事について考えることで色々なものが見えてくるという話でした。まさに。重要な部分です。この話の中で「顧問の先生はどんな人?」という質問もありました。なかなかうまく答らえません(笑)。

これをヒントに私も少しだけ話しました。

最初に自分の長所と短所を書かせました。それについて数人で話をする。そして短所の改善方法を考えるという流れ。

ある程度グループワークをしてから私とmakinoの関係について話をしました。大学生です。今でも慕って一緒に練習をしてくれます。「仲良し」だと思われているでしょう。今でこそそうですが高校時代は何度も何度も衝突しています。実際3年生になるときの3月には大喧嘩(笑)。指導したくないわという感じの時期もありました。「これではインターハイには届かない」と私が言う。本人たちは「こんなに一生懸命やっているのに何でそんな言い方をされるのか」と反抗する。日誌にも辛らつな言葉を書かれました(笑)。それでも目標に向かって進む必要がある。

めちゃくちゃ仲が悪い中で宮崎に行きました。その時に「指導者は選手がいてくれるから指導できる」
という話がありました。同じように強くなるために選手には「指導者」が必要なのです。それがいつの間にか当たり前になっていて互いに尊重することを忘れてしまう。だからうまくいかなくなるのです。私たちはもうインターハイを目指すことはできません。おっさんですから試合にさえでれない。が、高校生にはその可能性がある。勝手に夢を託しているのかもしれません。私は人間的に成長してもらいたいと思って競技指導をしています。が、それだけではない。やはり選手に競技成績を残して納得してもらいたいと思います。馬鹿みたいに陸上のことを考えます。技術的なことも含めて。その技術的な部分を自分自身では体現できない。選手にやってもらうのです。選手があってこそ。

同時に選手は一人では強くなりません。きちんとした指導を受けることで初めてそれができる。最初に書かせた短所。人はこれを指摘されるのを嫌います。指導者はその部分の指摘をすることが多い。ほめて伸ばすという言葉もありますが短所を改善する指導は必須だと思っています。指導者は別にその短所を本人に伝える必要はないのです。どうでもいいなら。しかし、その選手の強くなってもらいたいなと言いう部分があるから嫌われることを覚悟で伝える。そこに対して反抗するというのであればいい人間関係は作れません。

やはり相互関係です。大切なことだと思います。その部分の話だけはしておきたいなと思いました。うちの選手はいませんでしたが(笑)。

貴重な時間でした。これにて2日目終わり。長いわ(笑)。
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合同練習2日目~練習~

2017-12-26 | 陸上競技
合同練習2日目。この日はセミナーパークで。最初の段階ではすべてクロカンコースでやろうと思っていたのですが、予想通り運動広場のキャンセルが出たので専用使用で確保して練習をすることにしました。キャンセル料が掛からないというのはありがたい反面、使わない可能性があるのに確保しようとする人もいるので利用者にとっては困ります。まー使えたからよかったのですが(笑)。

この日はmakinoが練習に参加してくれることに。教え子が参加してくれるのは本当にありがたいですね。fjk先生の承諾も得られ参加してくれました。高校生にとっては大きな刺激になります。うちの選手にとっては「お姉さん」でもあります。makinoが参加してくれると雰囲気が明るくなります。見習ってくれるといいのですが。makinoがギリギリの新幹線で山口に来たので無理を言って保護者に近隣に住んでいる保護者にお願いして迎えに行ってもらいました。どれだけ図々しいのか。こうやって多くの方に支えてもらいながら競技ができるというのは本当にありがたいことです。心から感謝したいと思います。

この日は跳躍系はssk先生に来てもらって指導してもらうことに。さらにはうちの練習を手伝ってもらっているtkg先生にも来てもらいました。これは「勉強してもらう」という部分と「横のつながりを作る」という部分です。これから指導者としてやっていくために多くの人とのつながりを作りたいなと思っていたので。かなり細分化しての練習となりました。

天気予報が午後から雨ということで午前中の練習を引っ張ることに。食堂での食事の時間もあるのですが13時までしっかりと練習しようということになりました。女子の短距離はやり投げ女子も一緒にやることに。「走れないと投げれない」ということで(笑)。普段やらない動きをやる。さらには足を前で動かすことも必要になる。色々とつなげていきたいなと。

マークアップをしてから走りの練習へ。あまりにもバタバタしていたので大切なチューブを学校に置き忘れていました・・・。バーは朝一で取りに行っていたのですがチューブまで気が回りませんでした・・・。しっかりしないといけないのですが。基本的な動きをやってからスイッチングとスイッチングラン。タータンが硬いので芝生の上でやることにしました。学校でやっているのと同じようにバーとDM、なしでやるという形。学校では1本ずつしかやりません。時間がないので。しかし、合同練習で1回しかやらなければ間違いなく身に付きません。何度か繰り返す必要があります。時々説明も入れますから通常よりは時間がかかります。

意図が理解できない選手もいます。故障気味の選手が見学していましたが、後ろの方で雑談をしていました・・・。これでは・・・。走れなくてもいいと思っています。しかし、何をやろうとしているのか?ポイントはどこなのか?自分だったらどうするか?くらいは考えながら見るべきです。ちょっと厳しく話しましたが「合同練習」の意味を考えてもらいたいなと思います。強くなるきっかけさえ得られないというのであれば参加する価値がなくなってしまいます。もったいない。

今度はスパイクを履き替えてスプリントへ。makinoが走っているのを久々に見ましたが「進む」というのがかなりましました。うちのSもかなり良くなっていて「今走っても自己ベストを大きく更新するな」という感じですがmakinoは輪をかけて強い。目標である11秒台突入は「通過点」だなと思う感じでした。負けられないですね。

すぐに前半マークを。前日の流れの中からです。「このマークの距離は?」と聞かれますが「感覚で」と答えています(笑)。実際決めていますが選手の状況によって変えます。makinoは通常の距離で置くと明らかに狭いので調整しました。うちの選手も普段土の上で走るのでタータンの上では詰まる。これは見ている中でしか分からないことだと思います。修正をしながらやっていきました。さらに中間マークも。加速段階から中間につなぐ。ここもしっかりとやっておきたいなと思っていました。何本かやってそこからスキップ走。これでもう一度膝の引き出しと重心の移動の感覚を意識して再び中間マーク。ここまでで2時間半くらいだったでしょうか。追い込むというよりはしっかりと感覚を作るという感じでした。

とはいえ、これで終わるわけにはいきません。坂道へ。競争しながら「短・中・長」の距離を3本で1セットとしました。ロングスプリントの選手はいませんでしたから短めの距離でしっかりと本数をこなしたいなと。6セットとしました。これをどう感じるかですね。3セット終わったところでグループで「目標設定」をさせました。自分が来年度のような目標を達成したいのか。さらにはそれを達成するために残りの3セットをどう走るか。単純に走ればよいというのではなく「目的を持った練習」にしたいと思っていました。できる限りのことを。

残り時間15分くらいになったところで坂道終了。運動広場で走ることにしました。時間の関係上、往復走で。うちの選手はここ最近本当に「スマートな練習」しかしていません。追い込むところまでやっていない。前も書きましたが「時にはひたすら追い込むことが必要」だと考えています。根性論ではないですが「きつい」中で何を感じるのかは重要なことだと思っています。そこで諦めるのか、本当に強くなるために前向きの捉えるのか。ここです。まだ走るのか?という気持ちはあったかもしれません。しかし、強引に。4往復でしたが走らせました。走り終わって倒れこんでいるところでさらにサーキット形式で負荷をかける。しんどかったと思いますね。

「なんでこんなにやらないといけないのか」と思う部分はあると思います。当然です。選手には「みんなが強くなるために嫌われても構わまい」という話をしました。本当はもっとできるのに気持ち的に切れてしまってできないというのは誰にでもあります。「自分たちで頑張る」というきれいごとではなく「壁を超える」という経験も必要です。半強制的になるかもしれませんがこういう経験を単独ではできません。だからこそ他校の力を借りる。切磋琢磨です。最後にこの子たちが「強くなるために必要だった」と思ってくれるかどうか。別に見返りは求めません。心を鬼にしてでもやらないといけないと考えています。

午後は雨だったので1時間半程度ドリル。基礎的なことをひたすらやりました。感覚作りです。グループ分けをしながら。見ているとうちの選手も他校の選手とかかわっていました。貴重な経験です。女子はこの部分が苦手だったのですがこうやってやっていくと関わるようになります。一緒にやる意味が出てくる。

この日でimbh高校は帰ることに。最後に全体の前でsri先生に話をしてもらいました。普通に生活をしていたら出会うことはない先生です。もちろん選手も。それがわざわざ山口まで足を運んでくださったおかげで出会うことができた。この意味を感じ取ることが出来たらと思います。決して安くはありません。それでも他ではなく山口県に来てくださった。心より感謝したいと思います。「本物」と認めてもらえるようにこれまで以上に私たちも取り組まないといけないなと痛感しました。

この日は16時終了。良い感じで出来たと思います。
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