kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

動きの確認と選手の意識

2009-03-31 | 陸上競技
今日はかなり暖かかったですね。朝から暑いくらいの天候でした。この位の天候が続けば自然とスピードも上がってきます。

昨日はタータンの上で少し(?)走りました。感じとしては悪くないですね。シンスプリントを訴える女子メンバーも随分改善されてきたようです。やっと試合に向けてのトレーニングが積めるようになりそうです。シンスプリントの痛みで上手く加速段階が作れなかった部分があります。スピードに乗り切るまではどうしても接地が長くなり痛みが出るようです。完全回復とはいきませんが、8~9割回復してきています。

男子はよく動いています。ポール選手が良く走れています。本職の練習もしないといけませんが専門練習と分けて考えていかなければいけないので走ってばかりもいられません。難しい部分ですね。他の男子も比較的動いています。4継で勝負をしたいので1人だけ速いというのでは足りません。全体のレベルを引き上げたいですね。

少しバトン練習も。普段から短い距離でのバトン走はやっていますから男子はスムーズにバトンが渡るようになっていました。特別速い選手がいるわけではありませんから、こういう基本的な部分で正確に走れなければいけません。ミスをしないように繰り返します。
女子も4継バトンをやりたかったのですが、2走不在のためバトンがつながりません。諦めてマイルのパスに。久々にやりましたが全くタイミングが合いません。もう少し丁寧にやっていく必要がありますね。課題が残る部分です。

少し疲れがあるようでしたがあまり気にせず短い距離で走りました。動きのコントロールを課題にして走るようにスティックを置きました。この辺りから少し練習を離れましたがポイントは話していますから各自で意識しながらできたと思います。

そこからウエイト。本当に良く練習をします(笑)。各自が「目標意識」を持っているから出来ることです。普段の会話に陸上の話が出て来る頻度が増えました。マイルの事、県総体の事、中国の事など多くの部分がここに費やされているのは間違いないですね。目指す場所に向けての各自の「自覚」が感じられます。全員がリレーメンバーに入るために努力をしています。仲間でありライバル。これまでと同じ失敗は繰り返せません。

選手の意識が全てを変えていきます。少しでも油断や甘えがあれば簡単に崩れてしまいます。怪しい部分は早め早めに手を打っていきますし、選手同士で指摘できるような状態を作りたいですね。春休みのように時間があるときにきちんと気持ちを作っておく必要があります。慢心せずに選手と向き合いたいですね。
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合同練習

2009-03-30 | 陸上競技
今日はubenishiと合同練習。土日に単独合宿を実施してから最終日にわざわざ徳山まで足を運んでくれました。ありがたいことですね。疲れもかなりあると思いますがあえてうちとの練習を選んでくれたようです。3月20日の地区記録会で土の上で昨年と同じ位のタイムを出しているという事ですからかなり力をつけています。こういう刺激をもらうのはうちにとっては大きな意味があります。

私自身チームをゆっくり時間をかけて指導するのは久しぶりだったので、身体ほぐしやドリルに多めに時間を使いました。1週間ぶりにまともに見ましたが、学校で練習していた選手もかなり動きを意識できていました。いつも言うことですが、最終的にやるのは自分自身ですから私がいてもいなくてもやること自体は変わりません。技術的な部分は修正を必要としますが、取り組む姿勢に関しては変わりはないはずです。きちんとした取り組みが出来ていたようで安心しました。

とにかく繰り返し繰り返し指示を出して同じ動きをしました。冬の間にやってるからもういいんじゃないかという感じですが、シーズンに入っていく前にもう一度確認をしたかったのでubenishiの選手に話をしながらうちの選手にも投げ掛けができました。こういう部分でも合同練習の意味はあります。いつもと違う刺激を受けながら新鮮な気持ちで取り組む事でずいぶん変わってくると思います。感謝。

かなり時間をかけてからスパイクでタータンを走りました。男子の動きが良いですね。自称ポール選手、スピードレベルが上がっています。学校で残って練習していた者も離れずに走れていましたから比較的順調に来ていると感じましたね。エースが疲れがたまりやすいので他の者より量を少なめにしていかなければいけません。気をつけなければいけない部分ですね。

女子はubenishiの選手が何人か入ってくれたので緊張感を持って走る事ができました。年末はうちも加速段階がイマイチでスピードに乗ることが出来ませんでした。今日みる限りはある程度身体が動き始めたこともあり、スピードに乗れるようになってきていました。合宿組もですが、残って練習をしていたyukaもよく走れていました。きちんとした意識で取り組めば必ず強くなるというお手本ですね。shimaが復調してくればかなりのレベルで争う事ができます。過大評価をするつもりはありませんが、400m系の女子はかなり力が付いていますね。

これまた久々に250m+120mをしましたが、前回に比べrinaがかなり良かったですね。akaneとの差を詰めていました(まだ負けているのですが…)。チーム全体の差も少しずつ詰まってきている感じを受けます。良い勝負ができると思います。過去数年はメンバーがそろわずギリギリ4人で何とかレースに出るという感じでしたが、今はやっとチーム内の競争が生まれました(男子も同様)。まずはチーム内で勝たなければレースに出ることが出来ません。絶えず競争心を持つ事ですね。

ubenishiには良い選手がたくさんいます。うちも油断は出来ません。余裕を見せる程の力の差はありません。県内で中国を目指しているチームは当面のライバルです。目指す場所は中国ではありませんが、レースに関しては慢心や油断が命取りです。全ての準備をして、更に細心の注意を払って取り組んでいく必要があります。一つ一つ積み重ねていく以外にはありません。県内で取り組んでいる全てのチームがライバルです。全力を尽くすのみ。まだまだうちも力が足りません。もっと上を目指してきちんと取り組んでいかなければいけません。

良い刺激をもらいました。更に気を引き締めて目標に向かって進んでいきたいですね。感謝。
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「声」 ~努力はすべてじぶんのために~

2009-03-29 | 陸上競技
昨年くらいからうちの学校の国語の授業の一環で朝日新聞の「声」の欄に投稿をしているみたいです。昨年は私が担任をしているクラスの子の投稿が記載されていました。それいらい日曜日には朝日新聞の「声」の欄には目を通すようにしていました。今日の朝、いつものように見てみると見慣れた名前が記載されていました。うちのmikiの書いた記事が記載されていました(笑)。日頃練習日誌を毎日書いている分が生かされていたのでしょう(笑)。

内容は…「努力はすべて自分のために」というものでした。基本的に入学してきてからの経験や部活で感じた事について書かれています。記事の内容を私なりに補足しておきます(勝手に(笑))。

入学して初めて中国大会に出場した所から始まっています。mikiは春の県総体で400mに出場してなんだかわからないままに準決勝まで進出、マイルの予選&準決勝も走りました。タイム的にも上級生と大差なく走っていましたし、3年生抜きで走った予選と上級生だけで走った決勝、タイム差は全くありませんでした。中国で走れる可能性がありましたが、3度の選考会で5番手となり出場機会を逃しました。1年生の最初の段階でメンバーから外れて涙を流していた時に「強くなるだろう」と勝手に予測していました。それで中国では記事にあるようにマネージャーとして選手を影で支えていました。もちろん精神的な「甘さ」や「弱さ」はそれくらいで克服は出来ませんでしたが半年かけて少しずつ変わっていきました。成長ですね。

あとは記事を引用させてもらいます(笑)。さっきメールで許可を得たので(多分問題なし)。

以下本文をそのまま。

何の競技でも技術面は大切だけど、1番大切なのは「思い」だと思う。強くなりたいと思えば自然に努力ができるようになる。陸上競技はただ走るだけと思っている人も思うけど、やればその分だけ結果が出るし、自分との戦いで、きつい中に楽しさがある。だから私はきつい練習も乗り越え、頑張ることができている。

今しかできないことを全力でやっていく。今はきついことが多いけど、すべては自分のためになると信じて、最後まであきらめずにやっていきたい。


日誌にいつも本人が書いているような内容です。この1年間でずいぶん成長しました。マイルメンバーでチーム内で上位争いをしていますし、400mHでもインターハイを狙う位置にいます。これからの意識次第で現実のモノとなっていくと思います。

チーム内でこの意識が当たり前になってきています。誰かのためではなく、自分達のために努力をしていく姿勢は大切です。これからが本当の戦いになる。そのためにこれからどれだけの「努力」をし、「覚悟」を持てるか?「覚悟」を示す部分は私にも伝わってきています。私が求めているモノ以上の「覚悟」を選手自身が示そうとしています。後戻りはできなくなります。それでも「覚悟」があれば恥ずかしがる事も周りを気にする事もない。自分達で決めた事に「覚悟」をもって取り組むべきです。

新聞に記載されるということは名誉な事です。ある意味自分の「覚悟」を示した事にもなります。実名で記載されているわけですから見る人が見ればうちの選手だと分かります。全ては「想い」が現れていると信じています。本当の戦いに向かっていきたいですね。
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任せる

2009-03-29 | 陸上競技
様々な事情が重なり更新を怠っていました(:_;)。すみませんm(__)m

なんだかよくわからないままバタバタしていました。合宿から戻ってミーティングをしましたが、あとは選手に任せる部分が多かったですね。自分達で出来るようになってきているとはいえ、動きの修正等はやはり自分だけではできません。きちんと指導者として関わっていく必要があると思っています。が、緒事情が重なってしまって…。

金曜日にミーティングをしました。最初は選手同士で合宿組と居残り組での情報交換。どんな意識で取り組んでいたか、他県の選手はどうだったかをその場にいなくてもきちんと把握出来るように話をさせました。うちのチームの最大の特徴だと思います。選手同士のミーティングが非常に多い。ある程度自主性に任せて取り組ませています。「私が引っ張っている」というイメージが強いかもしれませんが、実際は選手がやっている部分が多い。選手同士のミーティングの時にはあまり中に入らないようにしています。

全体ミーティングでは私が話しました。「努力」と「覚悟」の話です。今回の合宿で正直、女子で56秒で走る選手には今の力では「勝てない」と感じました。が、57~58秒の選手達とは「勝てないかもしれないが戦える可能性がある」と思いました。うちの400m系でのスピード持続がレースで出せれば戦える可能性があると。あくまで「可能性」の部分ですが、「勝てない」と思う選手はごく一部でした。あとは地道に「努力」を積み重ねるだけ。一気に強くなる事はありません。すぐに結果が出なくても一つ一つコツコツと積み重ねていく事しかないのです。そうやって差を詰めていく。特別な事は存在しないと思っています。

あとは「覚悟」の問題です。合宿中に話を聞いたのですが昨年インターハイで上位入賞し、マイルの優勝メンバーの中心選手は学校に新幹線で30分以上かけて通っているという事でした。そこまでしてでも「強くなりたいからあの学校に行く」という気持ちがあるのでしょう。それくらいの「覚悟」があるから強くなるのだと思います。これも全て「自分のため」です。単純に「近いから」ではなく、「あの学校でやりたい」という気持ちが競技成績を左右すると思います。

うちの選手にも「覚悟」についてはいつも話しています。どれだけの「覚悟」を持てるか?逃げ道を作らずどれだけの「想い」で競技と向き合えるかで伸びは決まってきます。特に女子に関してはこの部分が大きい。逃げ道を作ったら上手くいきません。「自立」と「自律」が大きく関わってくると思います。最終的にやるのは指導者ではなく選手自身です。ここを忘れてしまえば絶対に戦えません。どれだけ「賭けるモノ」があるかです。

私は話をします。あとは聞く者がどれだけ真剣に聞く事が出来るかです。聞いている振りは無意味。今までも何度もありました。本当に強くなろうと思うなら、「今まで通り」では上手くいきません。自分なりの取り組みでは何も生み出しませんからね。ミーティングの最後には少し厳しく話しました。遊んでいるわけではありませんからね。限られた時間の中でどこまで強くなれるか??最終的には「自分自身」の意識です。

どこまで伝わるか??こういうモノで変わっていくと信じて取り組んでいます。目指すモノは一つだけ。妥協せずにやっていこうと思います。
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合宿(うちの1年生の実力は?)

2009-03-28 | 陸上競技
今回の合宿には本校からも何人か参加しました。選手達には冬期を越して自分達がどれくらいのレベルにいるのかを確認させたいと思っていました。特に1年生、かなり力がついていると思っています。その力を見るのに合宿で他県の選手と一緒にやる事は非常に大きな意味があると思っています。

rinaは女子の400mに山口県から1人だけの参加。参加選手は大半が自分より力が上ですから力を試すには絶好の機会です。練習の合間合間にみていましたが結構戦えていたと思います。貧血気味なので本数が増えてからの動きに課題が残りましたがきちんと対処していけば問題ないと思いますね。1日目は200+150+150を62秒台の選手と61秒台の選手の2人と走っていました。2セット目のラスト1本までは完全に勝っていました。最終日の250×2×2セットでは59秒台の選手と互角以上の走りをしていました。相手が全力でなかったのかもしれませんが手応えはかなりありますね。前半の部分の加速がもっとスムーズになれば…ですね。

女子の400mH、昨年度中国新人で入賞した者が4人。この冬で1番力をつけたのではないかと思うmikiがかなり戦えていました。3日目のには100m+200mHという変則的な練習をしていました。タイムを計ったみたいですがトップとほとんど差がない状態でした。7本走りましたが平均してタイムが落ちません。武器になります。中国大会では3本全力で走らなければいけないので、最後までスピードが維持できるというのは大きいと思います。決勝に残りさえすれば…という感じがあります。
まだまだ前半に課題があります。ここをどうやって克服するか?流れがありますから前半で遅れると勝負になりません。スピード維持はある程度できると思いますが、マイルも考えるときちんと流れに乗れる力が必要になると思います。「勝てない」と思うほどの差は全く感じられませんでした。

この2人ある程度戦えると思います。あとはakaneがどこまで戦えるか(もちろん力の差がありますが)。気持ちが出過ぎてしまい走りが崩れる時があります。これが出てしまうと走りが戻りません。腰の痛みもあるかもしれませんが上半身が突っ込み過ぎます。もっと自分の走りを身につけるべきです。冬を越えて確実に強くなっています。250mまでのスピードで言えば前述の2人よりは確実に速い。別格です。今シーズン前半は短い距離で勝負が出来るくらいになってきていると思います。合宿中はあまり走るのを見れませんでしたが、最終日に150mを走っていたら前を走る選手をグングン追い上げていました。相手がどれくらいの力で走っているかはわかりませんが、かなりのスピードだと思います。
学校に戻って合宿の感想を話させましたが、数ヶ月前とは随分変わっていました。自分の課題や甘さについても冷静に分析できるようになっていました。今シーズンの活躍が期待できると思います。

1年生、確実に力を上げています。単純に「走力」だけでない部分があります。取り組む姿勢が劇的に変わりました。それに見合う力が付いて来ていると思います。過大評価ではないと思っています。油断は出来ませんが昨年とは違います。

選手も私もそれなりに手応えを得る事が出来ました。これからが本番です。しっかりと力を出せるようにしていきたいですね。
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合宿最終日

2009-03-27 | 陸上競技
合宿最終日はもう一度ハードルをしっかりと跳ぶことにしました。400mHのポイントである歩数の切り替え感覚を身につけるための練習をしました。

110mのハイスピードでのシャトルハードルです。指導者によっては跳ぶだけのシャトルハードルを練習に取り入れている人もいますが、私はゆっくりのんびりしたハードリングは実践では使えないと思っています。別に自分が正しいとかではなくて、400mHの練習としてはあまり意味がない「疲れるだけ」の感じがあるので…。

実際のレースでは疲れてもジョグレベルには落ちません。400mを走るスピードでのハードリングが必要だと思っています。疲れてきてから歩数を切り替える部分の練習が必要になります。感覚的なモノですが、「ギリギリまで頑張る」というのは400mHにとってはリズムの関係からもあまり良くないと考えています。少し余裕を持って切り替える。400mとは違う部分ですし、各自の感覚が大きく左右すると思います。

意図的に400mHの歩数の切り替えの状況を作り出しました。選手は最初感覚が分からず無理矢理合わせるという状態でしたが、本数を重ねる中である程度の感覚をつかんでくれたようです。こちらのやろうとしている事の意味を理解してもらえると非常にやりやすいですね。

距離にすると200~300mですがハードルがあることでスピードを維持しなければいけません。かなりきつかったと思いますが、1人もスピードを緩める事なく走っていました。当然といえば当然ですが、日頃の合宿でもこれくらいのレベルの練習ができれば効果が上がると思います。

普段の県合宿と比べるとかなり高いレベルの事を求める事ができました。あらためて感じたことは「選手のレベルに合った技術水準」があるということです。理想の部分と実際の部分には大きな差があります。初歩段階の選手に足の切り替えや戦術的な話をしてもイメージできませんし、理解できないと思います。ここは指導者としてしっかりと理解していく必要があります。トップ選手がやっているから良い練習だとは思いません。段階があると思いますし、情報が先行してしまう部分がかなりある。自分が現役時代にやって上手くいったから正しいわけではないと思います。

指導をさせてもらってこちらも非常に勉強になりました。充実した数日間だったと思いますね。指導させてもらえた事に感謝したいと思います。
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合宿3日目

2009-03-26 | 陸上競技
合宿3日目、風が強く非常に肌寒い朝でした。最高気温が6度くらいになるという予報だったのでどうなることかと思いましたが、練習開始時間にはなんとか我慢できるまで回復していました。

2日連続でハードルを跳んでいました。この時期タータンの上でハードル練習をかなりやってから参加している選手はあまりいないと思います。この合宿がまともに跳ぶのは最初になる者も多かったですね。男子は高いスピードの中でハードルを跳びますから負荷も高くなります。そこで3日目は400mのための練習にしました。基本的に速く走れなければ400mHでも戦えませんから。

前日のハードルのカーブ練習をしていたので、3日目はカーブ走を実施。カーブから直線に入るときのポイントを指示して走りを繰り返す。次は直線からカーブに入る部分を繰り返す。400mの走りの中には他の種目にはない部分がいくつもあります。ここは分習法で身につけていく事ができますからこういう短長だけの練習でしっかりと意識させたいですね。うちの練習でも実施していこうと考えていた部分ですから、選手の感覚を確かめながら出来たのは大きな収穫ですね。ギアチェンジの練習もしましたがこれは…またいつか書きます(多分)。

その後走り込みました。県内のライバル関係の中で走り込むので選手は1本1本MAXで走っていました。300mを走るのよりは100%キツイ(涙)と言っていましたが、どうやって身体に負荷をかけるのかをしっかりと考えていく必要がありますね。爆発的に乳酸を蓄積させてその中で動き続ける。強い気持ちが必要となります。本気で強くなろうという気持ちがあればできます。

今回の合宿に参加していた400mHの男子、非常に意欲が高い。練習前に課題や意味を説明していますがこれまでに指導してきた合宿の中でもっとも意欲的です。練習の合間にも「今の走りはどうでしたか?」「今のハードルは…」と様々な事を聞いてきますし、「自分は○○が課題なんだけど何を意識すればいいか?」というのを質問してきます。ベッタリくっつくのではなくある程度距離を置きながら、それでも自分に必要なモノを得ようとしていました。

午後は補強。珍しく2時間弱で終わりました(笑)。補強も手を抜かず競争意識を持って取り組んでいました。単独の県合宿とは違いますね。やはり意識が高い。強くなるはずです。

3日目もこちらの意図する部分を理解させながらできた気がします。さらに自己満足(笑)
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合宿2日目

2009-03-26 | 陸上競技
完全に遅れていますがとりあえず(笑)。

2日目、400mH男子はハードル練習がメイン。午前はカーブハードルの練習。110mHと400mHとの違いを3つ挙げてそこの部分をどうやって克服するかを考えさせました。ハードルをひたすら跳ぶというよりは課題を持って跳ぶ事を最優先。とはいってもかなり跳びましたが(笑)。1台目まで脚が合わない選手が結構いました。60秒台がいないのであまりにハードルが跳べないという者はいませんでしたが、57秒から55秒へのレベルアップのためにはどうすれば良いのかを話していきました。400mHで何故記録が伸びないか、何故スピードが落ちるかを考えていけば自然と答えはみつかると思います。

午後はその答えを意識させるための練習。400mHの練習ではそれぞれの区間の練習が大切だと思っています。実際にレースに出て1周回る事が練習にはならないと思っています。県総体出場を目指したり、県決勝を目指すレベルならある程度の意味はあると思いますがなかなか意識できません。上手くレースを組み立てる計画性も重要だと思いますね。ここは実際にハードルを跳ばなくてもミニハードル等でも良いと思います。調整能力を高めていく練習ができれば十分対応できます。

男子なのでガンガン走り込むのは難しいと思ったので、本数を絞りました。男子はガツンと行きますからね(もちろん意識が高い者はですが)。指示した内容が比較的できますし、こちらも非常に楽しく指導させてもらえました。見ていく中で分かってくる事もありますし。

自己満足かもしれませんが、比較的良い練習が出来たと思います(笑)
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合同合宿

2009-03-24 | 陸上競技
今回は広島と山口の2県での合同合宿です。うちからは6人選ばれていましたが、misatoが足を痛めているので今回は学校で走練習と自転車練習をさせる事にしたので5人で参加です。

今回は珍しく(?)男子の400mHの指導になっています。最近男子の400mHの指導をしていないので新鮮ですね。これまでは女子の400m系が中心だったうちの選手にも合宿で指導をすることがありましたが、今回は全く指導しません。こういう機会も大切だと思いますね。客観的な部分も必要になりますからね。

男子の400mH、10人いますが9人は広島の選手(笑)。なかなか新鮮です。こういう部分から受ける感覚的なものも自分に取っても大切ですね。普段とは違う事をやるという事で随分戸惑っていましたが、ハードル選手は適応能力が必要です。この部分が高い選手は実際にハードルを跳ぶのも上手いですね。

今回は上半身の使い方をもう少し考えさせていきたいと思います。男子は腕が上手く使えません。バランスを崩してしまう原因の一つだと。せっかくですから課題を持って取り組んでいきたいですね。

学校の練習についても触れておきたいのですが、時間がないのでまた書きます(笑)
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指導者として…

2009-03-22 | 陸上競技
ここ数年間、様々な取り組みをしてきました。自分達の力が及ばないレベルを絶えず目指して、現状に満足する事なく絶えず前を向いて取り組んできています。もちろん上手くいかないことの方が多かったですが…。

元々競技を通じての「人間としての成長」が私の指導者としてのスタイルでした。陸上の指導を始めて最初の年は全て自分の判断でやっていましたし、なかなか他の指導者と関わる事が少なかったですね。競技者としてある程度のレベルでやっていたという自負がありましたし、指導者としてもある程度指導が出来ると勘違いしていました。今考えると恥ずかしい限りです。競技者=指導者の関係は成り立たない。指導理念は変わりませんが、指導方法は大きく変わりました。

2年目以降は様々な指導者にくっついて歩きました。優れた指導者から学ぶ事は多い。kida先生とkuboi先生の2人には「ウザイ」と思われるくらいついて回りましたし、事あるごとに質問をしてきました。その中で多くの事を学ばせてもらいました。指導のスタイルはこの2人から学んだモノが大半です。まだまだ私は勉強しなければいけなかい部分が多いですが、ある程度指導が出来るようになったのはこの時期のからだと思います。多大な迷惑をおかけしていますが、その分は選手に還元出来ているのではないかと思います。

指導は技術指導だけではありません。指導者の「人間性」が大きく影響します。「心」の指導が出来なければどれだけ力がついても意味がないと思います。この部分が分からない指導者が多いのは事実です。「本気」で指導している指導者はそれほど多くはないと思っています。私が思う「本気」での指導はほんの一握りではないかと思います。

「本気」で指導しようと思えば、「練習だけ」では上手くいきません。高校生レベルですから様々な部分が大きく関わっていきます。だから厳しい事も求める。「人間」として成長していくためには越えなければいけないモノがいくつもあるのです。それは指導者として「伝えたいもの」があるかどうかです。強い選手は何をしても良いわけではありません。力が付いてくればその分周りからも注目を浴びることになります。責任が伴います。大切な部分です。

「競技結果」はもちろん大切です。努力して結果がついてこなければ人の「心」は折れてしまう…。が、その「結果」は各自到達水準が違うはずです。全員が県で勝てるはずはありません。結局勝者は1人ですから。各自が設定した目標をどれだけクリア出来るかが大きな部分だと思います。それは「インターハイ出場」かもしれないし、「中国大会出場」かもしれません。県で決勝に残る、県総体に出るというのも「目標」です。その「目標」に向けてどれだけ「努力」出来るか?最終的にはそこまで選手の気持ちを引き付ける事が出来るかどうかにかかっていると思います。

今のチーム、多くの人の「夢」を背負うための「資格」はあると思います。中学時代の実績はそれほどでもありませんが、shimaを中心に最大限の努力をします。今のうちのエースであるmisatoは幅跳びで県で決勝に残るレベル、400mは69秒でした。人は正しい方向に努力出来れば必ず強くなります。一人では上手くいきませんが、仲間や指導者と関わる中で必ず成長します。それを見続けて手助けをするのが指導者。最終的には選手が心から「強くなりたい」と思えるかどうかです。主体は選手でなければいけません。

私は「想い」だけで指導している部分があります。特別な見返りを求めるわけではありません。「教育」の一番大切な部分を部活は担っていると考えています。だからこちらは真剣に指導する。それだけです。お金のためではありません。「人」としての取り組みです。それ以上でもそれ以下でもない。

長くなりましたがなんとなく「指導者」としての自分のスタイルを原点からもう一度見つめ直してみたいと思いました。進む方向は間違えたくない。そう強く思います。
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