kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

今年も終わり

2012-12-31 | 陸上競技
2012年が終わろうとしています。この一年は私にとって大きな年だったと思います。今後の人生を大きく左右するような出来事がたくさんありました。一つ一つ振り返りはしませんが貴重な経験ができたと思っています。

競技に関しては思うような結果が残せませんでした。一年前に戻れるならもっと冷静に対応できたのかもしれないと思います。しかし、過去には戻れません。私も選手も視野が狭くなっていて本当にやらなければいけない事などを見失っていました。本当に悔しい日々を送りました。選手にとっては一生に一度の事ですが、私にとっても同じ。「悔しい」で終わらせるのではなく今後の指導や競技に生かしていかなければいけません。立ち止まることはできないというのも今年何度も感じた事でした。

これにより今まで以上に真剣に競技について考えるようになりました。特に冬期に入ってからは毎日が勉強でした。来年本当に勝負をするためには今のままでは絶対に無理です。師匠にヒントをもらったりしながらひたすら前を向いた進めていきたいと思っています。12月に入り大きな刺激をもらいながら進んでいます。来年に向けて自分自身が成長していかなければいけないと思っています。

クラスの生徒と、も多くの時間を共有する事ができました。今までの生徒とは少し関わり方が変わって来たかなと思っています。何が変わったかは分かりませんが(笑)。全力で物事に取り組んでもらいたいというのは以前からの強い想いですが、今の生徒は私が思っている以上に全力でやってくれました。この子達の成長を一番近くで見る事ができたというのは本当に幸せだと思いますね。この子達と一緒に過ごせるのはあと数ヶ月。実際に学校に来るのは30日を切っています。少しでも多くの時間を共有できたらと思います。

来年、私も大きく成長して色々な場面で勝負ができたらと思います。今のポジションに落ち着くことなくもっと上を目指したい。誰よりも真剣に誰よりも一生懸命になれたらかと思います。

多くの人に支えられ、多くの人から刺激をもらい、多くの人に生かされていると感じることができた一年間でした。心から感謝したいと思います。この一年間に出会った全ての人に感謝します。本当にありがとうございました。

また地道にやって行きます。blogを更新することで原点に帰れる気がしています。応援してもらえることを大切にしながらやっていきます。来年もよろしくお願いします。
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同窓会

2012-12-31 | 陸上競技
土曜日、練習納めでした。かなり長引いて17時半までかかりました。この日は3年前に担任をした生徒が集まって同窓会をすることになっていました。この集合時間が18時15分(笑)。めちゃくちゃギリギリです。急いで帰って次の行動に移りました。

半年くらい前に今のクラスの生徒が就職試験を受ける職場の話を聞こうということで一緒に食事をしました。この時勢いで年末に同窓会をしようという話になって取りまと役を勝手に決めて幹事を任せました。卒業して数年経つので全員に連絡が回るのは難しかったのではないかと思います。

結局10人くらい集まりました。部活の集まりなども同じ日程で行われていたり、仕事の関係で集まることができませんでした。数人は結婚をしていますし、子供がいるところもいます。なかなか集まるというのは簡単ではありません。県外で生活をしている子もいるので10人集まれただけでも良かったなと思います。また、副担任も来てくれました。

久々に再開したのですがすぐに当時の雰囲気に戻りました。21歳になっていますから見た目は大人の女性になっていますが、話をすると高校時代とまったく変わりません。2時間程度の集まりでしたが本当に中身の濃い時間となりました。Facebookにはその様子を載せましたがblogでは避けておきます。私の印象が崩れると困るので(笑)。

来てくれた生徒も本当に楽しそうにしてくれていました。この様子を見るというのがすごく嬉しかったですね。自分自身が楽しいというだけでなくみんなが集まることでその場が楽しくなるというのは本当に良いことだと思います。先日部活の忘年会をやった時に来ていた者も2人いましたが、部活とは全く違う雰囲気で話ができました。八重歯の話で盛り上がりました(笑)。このノリにみんなが乗っかってめちゃくちゃ楽しくなりました。お互いに遠慮がないですから(笑)。

終わってから来れなかった子が顔を見せに来てくれました。「覚えていますか??」と言われましたが忘れるはずがありません(笑)。職場の忘年会と重なっていたようですが最後抜けて会いに来てくれたということでした。幸せですね。

私はひたすらおっさんになっていきますが、この子達と会うと若返る気がします。来年以降も継続的に集まろうという話になりました。いつがみんなが集まりやすいかは分かりませんが毎年近況報告ができると良いですね。本当にみんなが楽しそうにしていました。 もう数年したら多くの生徒が結婚していき母親となり集まりにくくなるかもしれません。可能な限り集まっていけたらと思います。そしてそういう場に呼んでもらえるというのは今の仕事をしていて本当に良かったと改めて思います。幸せです。

卒業生達は更にカラオケに行きましたがおっさんは帰宅。来て欲しいとかなり言われましたが、後はみんなで色々な話をしてもらいたいなと思って退散。私がいても全く気を使うことはないと思いますがやっぱりね(笑)。後でその様子が送られて来ました。楽しそうで私も楽しくなりました。

これで今年の大きなイベントは全て終了。色々と経験させてもらえた事に感謝したいですね。楽しい時間でした。感謝。
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今年最後の練習~午後~

2012-12-31 | 陸上競技
土曜日の午後からはトレーニング。休憩時間を少しとって14時15分から開始としました。本当に食事を取るだけの休憩です。疲れはピークだと思いますがここはしっかりとやらなければいけないと思います。

トレーニングをする前の段階で少しメニューを追加する事にしました。この日の午前中、kagawa高校のshimizu先生が来校されました。うちの学校のためにわざわざ練習用のBOXを作成して持ってきてくださったのです。かなり大きいものですから今までとは少しめにを変える事ができます。やりたくてもできなかった事ができるようになります。BOXジャンプを2種類追加。女子にとっては負荷が高いかもしれませんがこの手の練習が不足している気はしていたので取り入れていきたいと思います。

先日の記事にも書きましたが、うちはウエイトトレーニングだけをやる事はありません。合宿中にあるパートの指導者が本格的にウエイトをやったら2時間半以上かかると話をされていました。以前うちもかなりウエイトをやっていた時期があります。時間的にこれだけでほとんどの練習ができなくなるという状況でした。様々なトレーニングをしたいという想いがありましたから形を変えました。筋力を上げるだけではなく多くの刺激を入れながら取り組んでいきたいと思っています。先程の指導者が話をしているのを聞いていた時にウエイトをやった後にどのような刺激を入れると良いかということも言われていました。ここも当てはまる部分がありました。方向性としては間違ってないなと感じることができました。

ウエイトで大きな筋肉を鍛えてから後は補強的な練習を。かなり疲労していました。それでも徹底したいなという気持ちが強かったのでしっかりと取り組ませることに。合宿組はシャフト補強の距離を伸ばしてやるのは初めてです。元々疲労があったのも影響してかヘロヘロでしたね(笑)。ここがきちんとできるようにならなければインターハイで戦うというレベルには到達できません。最後は気持ちの部分だと思います。

BOXジャンプを見ていてやはり女子はリバウンド系が弱いですね。これは前からの課題です。どうしても潰れてしまう。瞬発的な力の発揮ができません。ここがきちんとできないと中間以降のスプリントで進むことができないと思っています。一歩一歩潰れた状態で走るのでは疲労感も違います。これから先のことを考えるとこのBOXの導入はかなり良いことだと思います。ハードルジャンプも購入したフレキハードルを使うことで「怖さ」を克服できました。今まで止まっていた所が一つ上の高さでも跳べるようになってきました。止まって跳ぶのではなく反発をもらいながら跳ぶことができればバネを鍛えることができる。軸もきちんと作れるようになると思います。道具を上手く使うことができれば練習効果も高まると思いますね。

かなりヘロヘロでしたがなんとか17時過ぎに終了。これもほとんど休みなしですからかなりのダメージだと思います。この日はトータルで7時間以上やっています。どれだけやるのかって話ですね(笑)。こういう意味では選手は本当によくやっていると思います。私もですが(笑)。

最期に少しだけ話をしました。強い選手はそれ程努力をしなくても強かったりします。実際問題、努力をすれば必ず結果が出るということはないと思います。身体的能力の差があるというのは否定できない現実です。しかし、だからと言って諦めて良いのか?最大限の努力をした普通の選手と努力をしない才能のある選手、どちらが強くなるか?これも断定はできません。うちの選手は努力するしかないと思います。これができて初めて可能性が生まれてくる。ここを肝に命じておかなければいけないのです。

補強、ストレッチ、体重管理は全てやれば必ず結果が伴います。ここはやったけどできなかったという話にはならないのです。競技の結果としては思い通りにいかないこともあります。努力は万能ではないのです。しかし、結果が伴う行為に関してはやれば出来るということを実感できます。これがきちんとできるようにならなければ先には進まないと思っています。練習を見ていてその場限りの努力をしている者が複数います。厳しいようですが明白です。ストレッチはやっていると言うかもしれませんが、柔軟性が増していないのであれば「やっていないのと同じ」なのです。やったということに自己満足しているだけで結果が伴わない。きちんと使う部分を意識して伸ばしているのか、どういう動きをしたら伸びるかを考えずに「やるだけ」だから結果が出ない。競技も同じですよね?!こういう「やれば必ず結果が出る」事をやらない者は練習でも「やるだけ」で終わっているので何も変わりません。当然の結果だと思います。ここを数日間、どれだけ真剣に取り組めるかを見たいと思っています。

せっかくの正月だから休みたいとい気持ちもあるでしょう。一生の間の数回の正月、ずっとテレビを見ておかなければいけないということはありません。高校時代の二回か三回の正月くらいは自分の目標のために使っても良いと思っています。家族と一緒に過ごす。当然大切な事です。同じ部屋にいてテレビを見るのではなくストレッチをしたり補強をしたりして過ごすことはできるはずです。本人が本気でやろうという気持ちがあるのなら家族も必ず理解してくれます。体重過多の者は家族と散歩すれば良い。一緒に過ごすというのはどのような形でも出来ると思っています。

4日間、練習をフリーにします。この時間の使い方を考えることが出来るかどうかです。身体を動かすのは選手自身。適当に歩いたくらいで身体を動かしたということにはなりません。動きを変えるための時期です。本当に必要なら自分で1時間だけでもやれば良い。一人で走れとはいいません。でもドリルや動きの確認を近くの公園で確認したり、部屋の中で動きを確認することはできると思います。これは私が求め過ぎるのではないと思っています。最低限の話だと。自分が本気で目指すものがあるなら与えられた時間をどう使うかは考えられるはずです。

家族と一緒に過ごす。普段出来ない家の手伝い等をやることも大事です。家族に支えられているから競技も出来る。やりたいことだけをやるのではダメです。勉強も同様。テレビを見る時間を無くしても生きていくことに問題はないと思います。しかし、高校時代の競技を一生懸命やろうという気持ちがあるなら何かしら我慢をしたりしなければいけません。あれもこれも出来るはずはないのです。商業系の選手はこの時期に勉強をしておかなければ練習ができなくなってしまう危険性があります。自覚が必要です。

私がどれだけ話しても感じ取るかどうかは本人次第です。同じ事を言っても感じ取れる者、感じ取れない者の差は大きいと思います。このblogに書いておくことで本人、保護者の目に触れどのように取り組みをしていきたいた考えています。可能なら家庭で目を配ってもらえたらと思っています。

来年は大分でインターハイがあります。ここに向けて全力でやっていきたいと思います。そのためにはやはり選手の自覚が必要です。参加するだけでは無く戦いたい。そちらの方が面白いですから。うちがインターハイで戦うというのは夢のような話だと思われるかもしれません。しかし、私は必ずできると信じています。指導する側が信じないと話にはなりませんからね(笑)。それだけではなく、力があると思っています。あとはそれを選手が感じ取って行動に移してくれるかどうか。信じていきたいと思います。

練習始めは1月3日から。しっかりと休みの間の時間を有効に使ってもらいたいですね。試合前の一日も休みの一日も同じ一日。大切にしてもらいたいですね。一応練習納めだったので100%ジュースをプレゼント(笑)。よく頑張りました。
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今年最後の練習~午前~

2012-12-30 | 陸上競技
土曜日、この日で今年の練習を最後にしていました。もう一日引っ張っても良いかなという気持ちはあったのですがこの一週間はかなり練習強度を上げていましたし、日曜日は休みにするという流れがありますからある程度のところで終わらせたいなと。これに関しては選手を試すという意味合いも含まれるので。これに関してはまた後で別に書きます。

出来るだけやっておきたいと思っていたので練習開始時間を8時半としました。時間の確保ですね(笑)。この日はサーキットから。前日と違って寒くなかったのでサーキットの段階で汗をかいていました。この動きを見ていても前日の股関節の硬さが動きに影響を及ぼしています。ここを何度も指摘しているのです。柔らかければ良いというわけではありませんが最低限の事はやっていかなければいけません。競技力があっても股関節が硬い者もいます。もっと強くなろうという気持ちがあるなら自分でやるしかないのです。中途半端な取り組みは何も生み出しません。

2年生の男子と少し話をしました。股関節に痛みがありそうだったのでどうしたのか聞いてみました。すると、前日に帰宅してからずっと教えたストレッチをやっていたようです。多分ひたすらやっていたのでしょう。最期にバキッと音がしたとの事。やり過ぎかもしれないですね(笑)。しかし、それくらいの意識があるのでしょう。確かにこの冬に入って力が上がってきています。きちんといけば本当に面白くなるだろうなという感じがあります。結局は選手自身が必要だと思って取り組むようにならなければいけないのです。強くなると思います。

サーキット終了後は屋外で動きをじっくりとやりました。私が不在の間にやっていた事の確認です。この2週間の大きな課題を少しでも克服できたらと考えています。少しずつですが意識できている選手、やろうとしている選手は変化が生まれています。これも意識の差が顕著に出ます。同じ事をやっていてもなんとかしようという気持ちが大きいか小さいかですね。それなりの想いはあると思いますが、何とかしようという気持ちが本物にならなければ変わらないのです。

一つ一つの動きの確認をしました。どのような意識でどのような動きをやろうとしているのか。この部分を頭で理解させたいと思っています。もちろん、全員が頭で分かるとは思いません。しかし、意識するポイントを明確にしなければ何も変わらないと思います。強制的に動きを作る部分も必要です。様々な事をやりながら走りにつなげていけたらと思いますね。

その後はマークもも上げ。これも意識する所を作りました。これまでのように普通にやるのではなく走りにつなげるために少し大げさな動きをさせました。意識と実際の動きの差があります。世間一般的に良くない動きと言われる事であっても動きを作っていく上では必要になる事があるのではないかと感じています。もも上げ、しっかりと膝を高く上げしました。速い選手は膝が上がらないとバイオメカニクスでは言われています。意識の置き方だと思います。実際のハイスピードの走りとドリルでは見た目の動きは間違いなく違ってきます。まー私がそう思っているだけですから、読み飛ばしてもらっても構いません(笑)

その後はバトン走をやってタイヤを使って負荷をかけました。走るだけではなく前に進むための動きを強調するための練習としました。これだけで1時間以上はやったでしょうか。タイヤ引きとスキップを組み合わせました。タイヤを外して膝の引き出しやスキップをしていく事で何かしら感覚をつかんでくれるのではないかと。合宿に参加していた跳躍選手にお手本をさせました。やはり、こちらが思っている動きに近い動きをしています。上手いですね。膝が出た時にしっかりと移動します。スキップにしても何処で進むかを意識できています。本格的に戦えるレベルになると思っています。

かならやってから最期にまた走りました。ここまでの負荷が高いのでかなり疲れていましたが妥協はしたくないので走らせました。疲労度の割にはよく走れていたと者も多くいました。動きも改善されつつあります。本来であればこのスピードを意識して少し長い距離を走りこみたかったのですが、間違いなく動きが崩れるだろうというのと集中力が続かないだろうと思い午前中はここで終了。ヘロヘロになっていました(笑)。

この時点で13時になっていました。長い(笑)。この間ほとんど休みをいれていませんからさすがに疲労困憊という感じでした。動きの確認と走りを一気にやっていきました。これが本物にになっていけば面白いと思います。走練習はこれで終わり。午後からはトレーニングです。長い(笑)
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基本の繰り返し

2012-12-30 | 陸上競技
金曜日、この日は朝から雨模様でした。しっかりとやっておきたい気持ちはあったのですが午前中は私は不在。キャプテンと何度も何度もメールで確認をしながら内容を決めていきました。グランドはまったく使えない状態。広島も雨でしたから仕方ない部分だと思います。

この天候であれば練習ができる場所が限られます。午前中は軸作りとひざ締め、縦の動きを重点的に行うことに。段階を追って行く必要があると思っています。私は合宿ですから細かい動きは見ることが出来ません。だからこそ最も基本的なことをやらせるのが良いだろうと判断しました。午後からはやりたいことがあったのでその前にきちんとやっておきたいなと。

内容としてはまずは軸作り。その場で片足支持の軸を。このレベルでできなければ話は先に進みませんから。その後はハードルを使っての軸。これは横に進みながらです。基本的な軸を作ってから膝の締めの動きを繰り返していきました。階段とスティックを使うように指示を。階段は足だけの動きになってしまう者がいます。これではなんの意味もありません。以前から何度も繰り返し言い続けていますが動きが変わらない者もいます。難しいことをやっているわけではなく最低レベルの技術を求めているのですが。

午前中はこの部分を確認して体幹補強とストレッチをやるように指示をしました。12時前には終わったようです。この日は合宿で購入した道具の作成をしたかったので私達が戻るまで待機させました。中途半端な練習をさせたくないので。フレキハードルを10台購入しました。これにより練習の幅が広がっていきます。自分達の練習で使うものですから自分で作るというのも大事です。

練習開始は3時前になったでしょうか。少し遅くなった部分はありますがしっかりとやっておきたいと考えていました。そのためサーキットから開始。じっくりと取り組んでいきます。午前中はしっかりと膝を締める動きを徹底しておきました。午後からはその流れを受けての練習です。
ハードルを使った練習を行いました。が、見ているとこちらがやろうとしている動きが出来ない者が多い。この理由は明確でした。股関節が硬すぎます。膝を上げる振りをしていますが本当はほとんど上がっていない。股関節がきちんと曲がっていないのです。この部分の表現は非常に難しいところです。これまで何度もストレッチに関して指示を出して来ました。しかし、やった感じはありません。この日の午後、見ていて情けなくなりました。目標を掲げる。自分達はやります、と宣言だけしてそのために必要な努力をしていない。それで結果が出ないといって嘆く。当然の結果だと思います。悪いのは自分ではないという感覚があるのでしょうか。この辺りの温度差は如何ともし難いところかもしれません。

補強や柔軟性、特に体重に関しては自己責任だと思っています。競技力が高い低いは関係ありません。「自分はやっている」というのをどれだけアピールしても結果的に体幹が強くなっていなかったり、柔軟性が上がらない、体重が増えるというのはやっていないのと同じなのです。努力をしたけど結果が伴わないというのとは違います。この部分はきちんとやれば必ず結果が出るのです。見ていてイラっとするくらい硬さがありました。このレベルで高い目標を掲げるのはどうなのか?

仕方ないので股関節のストレッチを教えました。見ていて感じた部分の話もしながらです。しっかりと曲げるというと意識を持たないといけません。股関節が曲がらないというのはお尻からハムストリングにかけての筋肉が硬いからです。この部分が使えないから下半身が痩せないというのもあります。どのような意識で取り組んでいかなければいけないのかが分かりません。やらない者に手を差し伸べる必要はないと思っています。厳しいでしょうか?私も暇ではありません。強くなりたいという気持ちが強い者、その想いが本物である選手と一緒にやりたい。間違ってはいないと思います。教育活動の一環というところもありますから完全に見捨てたりは出来ませんが、これからはきちんと区別をしていかなければいけないのではないかと思っています。

話が少し逸れましたが、その後はハードルを使って着地の形を作りました。これは少し前から取り組んでいます。その動きを実際の走りの中で意識していけたらと思っています。ハードルを使っての練習が終わってからスティック。少しずつ足長を伸ばしていきました。これで動きを中間のものに近づけていく。ひたすらやりました。気が付けば6時前、かなりの時間となりましたが練習に集中できている者はかなりの動きの変化が見られました。

来年戦っていくためにはかなりの覚悟が必要だと思っています。そのためには意識を変えなけれいけない。悪気がなくて変わらないという者がいたとしてもそれは許されるものではない。今の段階でアウトだと思います。余程の事が無ければ変わらない気がしています。難しいですね。

久々に練習をみましたが、変わりつつある者、変わらない者がはっきりとしてきた感じがあります。何とか変わってもらいたいのですが。
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トレーニングをメインに

2012-12-30 | 陸上競技
木曜日、学校の練習はトレーニングメインとしました。火曜日と水曜日は一日練習にしていました。かなりのダメージが残っていると思います。だからといってここで練習量を落とす意味はないと考えているのでひたすらやることにしました。とはいっても筋肉痛からの回復が全くできないというのも少し問題かなと優しさ(甘さ?)があったので午前中だけの練習としました。

これまでシャフト補強を30mくらいで行っていました。先日から色々と話を聞いていく中でもう少し距離を伸ばした方が効果が高いだろうと感じました。練習を見ていて追い込み切らない部分があったからです。火曜日の午後、私が見ている時に距離を伸ばしました。気持ちの部分もあるとは思いますがかなりキツそうでした。2週間前から重りを増やしている部分もあります。このダメージが水曜日に残っていたとのこと。身体作りとしては必要不可欠な部分です。

追い込むという練習をいれていかなければいけないと思っています。ウエイトだけではなく動きを入れながらのトレーニングは実際の走りに生かされていきます。以前からウエイトと補強をおりまぜながらやっていますがこの部分も残しながらやっています。まだまだ工夫できることがあるかなと感じているのでしっかりと取り組んでいきたいと思います。

練習量を自体は3時間半くらいで終わったようです。ひたすら動き続ける3時間半はかなりキツイと思います。休みは全くありませんから。距離が伸びて更にしんどいはず。全体での練習はこれまで。キャプテンにこれからの指示を出していました。これをきちんと伝えることが出来ていれば行動も変わってくるはずです。ここに関しては思うことがあるのですが後でまとめて書きます。

冬休みをどう使うかで今後の結果は大きく変わってくると思います。しっかりと取り組んでもらいたいですね。
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短い距離を走る

2012-12-29 | 陸上競技
26日、うちの練習は全て選手任せでした。何かあったらもう一人の顧問の先生が対応してくださいますが練習に関しては私が支持を出した内容を選手がやるようになります。自分達で目的意識を持って取り組んでいくしかありません。

午前中は前日やった練習をひたすらやるように指示をしていました。膝締めに関してはかなり言い続けていますがなかなかできません。これができないと距離が伸びた時に対応できなくなります。朝の段階でグランド状態が良くないという話だったので基本的な動きを廊下で、スティックをグランドの乾いた場所を見つけて行うようにさせました。あまり硬い場所でやって故障するのは嫌ですからね。見ている状況なら様子をみながら指示が出せますが不在の状況ではそれができません。真面目にやるでしょうから痛い云々で辞めたりしません。怖い部分がありますからね。

ドリルを繰り返し行ってショートを。グランドは使えなかったようなので下のグランドで行わせました。この日の午前中のまとめですね。ドリルだけで終わってしまうのは避けたいと思っています。天候等で走れない時は仕方ないかもしれませんが、ドリルを上手くするために練習をしているわけではありません。あくまで走るためのドリルでなければいけないのです。午前中のスプリントの状態を確認してから午後の練習の指示を出しました。短い距離の感覚としては良いということだったので午後も短い距離を中心に行うことにしました。

午後はいきなり走っても良かったのですが不安が多々あったのでもう一度ドリルをやってから走らせることに。サーキットで身体を温めてそれから午前中と同じドリル。意識して練習できている選手は前日の練習、午前午後のドリルで動きに変化が見られるはずです。かなり地味ですから本人の強くなりたいという気持ちが顕著に現れると思います。

その後は短い距離を集中的に。かなりの本数走らせました。詰め込みというと聞こえは良くないですが狙いとする部分を繰り返し行うことで身につくことがあります。これを狙っています。かなり疲労はあると思いますが妥協することはできません。

最後に少し長めの距離を多めに走らせました。短いスピードをスプリントに活かしていきたいなという感じでしょうか。実際は見ていないですがきちんと走れたはずです。前日の補強のダメージが残っていて筋肉痛になっていたとということですがまー関係ないですね(笑)。今はきちんとした動きを身につけながら鍛える時期です。ここで妥協したくはありません。

まずまずの雰囲気でできたとのことでした。継続してもらいたいですね。
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中国合宿最終日

2012-12-29 | 陸上競技
28日、中国合宿最終日。この日は朝から雨・・・。屋外で練習するのは厳しいなと感じる部分があるくらいの雨でした。が、競技場についてみると雪が・・・。雨どころか雪が積もっていました。確かに寒かったですからね。選手は雪にも雨にも負けず練習をしていました。



私は自分のところの選手がどこで練習をしているのか探す作業をしていましたが結局見つけれられず。残念でした。前日、選手の中にノロウイルスに感染した選手がでたというのがあったので全体的に警戒と予防をするように投げかけられていました。このこともあって自分のところの選手が大丈夫かを確認しておきたかったのですが。後で聞くと非常に元気だということだったので良かったなーと思いますが、競技場が広いので練習を見つけるのも大変です。

私は練習の合間に今回の合宿で購入した備品を車に積み込む作業をしました。かなりの量があってこれだけで20分程度は使ったでしょうか。車のスペースは限られているので無理やり積むという感じでした。それでもなんとか乗ったので一安心。他の先生方に迷惑をかけずに自分だけで処理することができました。これも大変。

今回の合宿、見ている時間よりも他の指導者と話をしている時間が長かったような気がします。無駄な話ではなく競技に関する内容がほとんど。こういう合宿だからこそできることかもしれません。もっともっと勉強しないといけないなと強く感じています。貴重な時間でした。

うちの練習に関してもまた書きます。これも書いておかないと忘れてしますので。現在、12月29日14時10分、今年最後の練習の午後の部を始めてきます(笑)。では。
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中国合宿3日目

2012-12-29 | 陸上競技
中国合宿3日目、この日は多くのパートを見ることができました。

うちの幅跳び選手の練習も見ていました。見ているとやはり最後のほうでピッチアップができないですね。同じリズムでずっと動いてしまう。跳躍力などは比較的あるほうなのかなと思ってみていましたが、こういうリズムを変えるとか同じ動きをするというのが少し苦手ですね。今後戦っていくためにはこういう部分の改善が必要となります。

女子のショートスプリントは午後から坂を走っていました。うちの選手は足が痛いというのがあったようです。前日の練習、3人一組で走っていて2番目を保っていました。なんで先頭を走れないのか?!と若干イライラしながら(笑)見ていたら先頭を走っているのは国体チャンピオンでした・・・これだけ動きが崩れない選手というのも珍しいですね。完全に力負けです。この日の坂道もコテンパンにやられていました。この事実をどのように受け止めるか?本当に戦うためにはこういう選手たちとも勝負できるようにならなければいけないのです。今の力では到底届きません。「勝ちたい」と言っていました。これもすごいことです(笑)。現在の力の差を埋めるためには余程覚悟をもって練習に取り組まなければいけないと思います。できるかどうかは本人次第ですね。

この日も色々な指導者と話をしました。もっと多くの先生方と話をしたいなと思いながらも時間が足りないという感じでした。一生懸命に協議に取り組んでいる指導者は本当に陸上競技が大好きなんだなと改めて感じました。「ちょっと時間があったからまとめてみた」と言われている先生がいらっしゃいましたが、そのデータをまとめるのは並大抵の労力ではありません。「ちょっと」という感じでさらっと言われるあたりがすごいですね。緻密な指導をされる方ですが、こういう部分でも大いに見習う必要があるなと感じています。

技術論を交わすのも面白いですが指導観についての話を聞くのも非常に面白い。こういう貴重な時間を自分の財産にできたらいいなと思いますね。もっともっと細かい話を聞いていきたいと思います。中には「blog見てますよ」と言われる方もいました。恐縮です。私のような「普通」の指導者のblogを他の指導者が見るというのはなんだか恥ずかしいですね(笑)。大した内容は書けていませんし、ここ最近はまとめ書きのようになっているので良いことではないのですが・・・。もっとしっかり続けていかないといけないですね。

簡単にまとめています。今度見たときに思い出せるように(笑)
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中四合宿2日目

2012-12-29 | 陸上競技
25日の火曜日から28日まで地区の選抜合宿が行われました。私は25日は夕方に広島に移動となったので練習は見ていません。そのため25日に様子は全く分からず。選手も会うことはありませんでした。これは仕方ない部分ですね。

25日の夜は親し先生方と一緒に食事をしました。これがめちゃくちゃ面白い。先日の神戸の食事会もですが基本的に話の内容は「陸上の指導」についてです。普段はなかなかできない会話でもこのような場だと次から次へと出てきます。一般的な話をするのも悪くないと思うのですがこういうディープな会話ができるというのは大きいですね。他の学校の練習を見るというのも大きな刺激になりますが、こういう場面での会話の中で大きなヒントがつかめるというのもあります。充実した時間でした。

26日合宿2日目。朝から練習見学ができるなと思っていましたが、色々とバタバタしました。詳しい内容は割愛しますが新年の合宿の食事に関して色々と大変な事がありました。現地を離れているのですぐに対応するのが難しい。約束していた部分がきちんと守ってもらえないというのはちょっと・・・。合宿における食事はかなり大きな要素です。練習内容もですが栄養面も考えないといけません。これまでの問題点を指摘して変更してもらえる手筈を整えたのですがいきなり・・・です。こちらも少し強い口調で話しました。結局、他の方法を取らなければいけなくなりました。これの対応により午前中の練習はほとんど見ることができませんでした。うーん。

午後は色々なパートを見学。今回の合宿には3年生のトップ選手も参加していました。ハードルは2人参加していたのでこの選手の動きの違いを見ていました。非常に面白いですね。全くタイプが違います。ハードルの指導に関心を持っている指導者がいたので一緒に見ていました。私は気になったことや関心があることをハードルパートの指導者に直接伺いながら見ていました。自分が考えている事と他の指導者が考えていることを刷り合わせていく作業というのは面白いものです。ずっと見ていました。また、うちの選手が参加しているパートも。こちらも勉強になります。今自分自身が抱えている課題の解決策を見出すためにも必要な時間ですね。

ボーっと見ているだけでなく色々なことを考えながら聞きながら進めていくことは大事だと改めて感じました。貴重な時間です。
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