自分自身で今後どのような方向性に進むのかは考えていかないといけないと思っています。前回のハードル練習会の失敗を踏まえて今後どのようにやっていくのか。ここは冷静に判断しないといけないと思っています。
今後のことを考えると「練習会」をやるのは一人では無理だなと思っています。競技レベルが違ってくるので「導入段階」の選手と「ある程度の競技力がある」選手が同じ練習をするというのは無意味になってしまいます。ある一方の選手にとってはプラスだとしてもある一方の選手にはマイナスになる。これでは「練習会」をやる意味がなくなってしまいます。もう少し「協力者」を増やしていかないといけないなと考えています。どれだけ手伝ってもらえるのかは分かりませんが。
今度、短距離練習会があります。これもほぼ「単独」でやる感じになると思います。50人近い人数を一人で見るというのは難しいなと思っています。普段どれだけ鍛えられているんか分かりません。「走り込み合宿」にするのであれば問題ないと思いますが。走練習をするだけでいいのなら道具も必要ありませんし、細かいことを求めなくて済む部分があるからです。しかし、「競技力向上」のために練習会をやるのであれば「必要な要素」を教えていく必要があると思っています。冬季練習をする中で必要なことを伝える。それを冬の間にやってもらう。それが競技力の向上につながっていくはず。場当たり的な練習になると継続性がないので強化できないかなと。
こういう部分で自分自身の取り組みについて考えさせられます。本当に私が指導するので良いのか。もともと、「強化したい」と思っている部分があります。どこを対象にするのかも含めてですが。幅広い選手を対象にした練習会は私自身のスタンスに合っていないのかもしれません。本当は中学生なら中学生、高校生なら高校生という感じで「対象」に合わせて計画を立てるほうがいい。より細かい指導が必要になる状況を考えれば当然ながらそのような形が望ましい。しかし、その形になると中学校の指導者にもお願いして回らないといけない。日程的にも実施するのが難しくなる。「やりたい」と思うことが「できない」というのはなかなかのストレスだと思います。
どこを目指すのか。単独チームであれば「方向性」が同じなのでやりやすい。他のチームがいるとそれができにくい。前の記事にも書きましたが「県内」自体が「多様化」しています。「競技会」を目指してやっている選手ばかりではない。いや、正確には「競技会」に出場することを目指しているのかもしれませんが「戦う」ことを求めていないのかもしれません。昔であれば「合宿」に参加して「遊んでいる」「きちんとやらない」選手に対しては「もう帰っていい」という話もしていました。「強くなるため」に合宿に参加するはずだという思い込みがありました。しかし、今の状況を考えると「競技」を本気でやって「戦いたい」と望むほうが少数派なのかもしれません。指導者から強制されないので「自分なり」にやる。そこに対して「足りない」ことを指摘されても「いや、自分はやっているし」という形になる。そうなると合宿などでも「取り組みの姿勢」について触れるのは場違いなのかなと思っています。「技術的なこと」を淡々とやるのか、「走練習」でひたすら走らせるのか。どちらにしても「やり方が難しい」と感じる部分があります。
ほめて伸ばす。今の主流です。できていないところからは目をそらし、「自分でやっている」という感覚の中で先に進んでいく。欠落している部分に関して手当てをしない中で「年齢を重ねる」ことになると思います。本当に相手のことを思えば「必要なこと」は伝えるべきだと思っています。しかし、この社会の中で「伝える」という部分には「リスク」が大きくなっていきます。受け取る側が「パワハラ」だととらえたらそれは「問題行動」となります。自分はそのような意図はないとしても「受け取る側」がそう感じたのだから「パワハラ」です。これまで考えてみると「やっている」人に対してではなく「やらない」人に対して指導する場面が多かった気がします。もともと「求めていない」のに「やらせる」のだからお互いにストレスを感じることになります。「なんとかしたい」と思うからダメなんだなと最近は感じています。「将来」に関して責任を負う必要があると考えていたので「このままではよくない」と思うことに対して指導をしてきた。が、それは「求められない時代」になっているのかなと。
教育現場も含めて様々な場面で「変化」が生まれています。そこに抗うのはもう不可能なんだろうなと。教育に関わる「偉い人」が「日本の未来」のことを考えてやっていることですから。我々のような「一般市民」には縁のない話だと思っています。無意味な施策を打ち出して、気が付いたらやめている。そこに対する「責任」はとらない。目の前で生徒がどのような変化をしているのかうを感じ取るのではなく「机上の空論」で話が進んでいく。これって本当に「意味がある」行為なのか。いまさら何を言っても変わらないと思いますが。
給与を得るという面だけを考えてやっていくのかどうか。ここも考えさせられますね。
競技のことを書いていたつもりですが話が「飛ぶ」感じですかね。「思うこと」を書くと決めて書き始めたので。とりあえず記しておきます。