kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

安西先生・・・2

2017-10-31 | 陸上競技
わけのわからないことを書いています。まー気にせず。

前任校の時に「グランドでは競技のことだけを考える」という話をしてきました。本当に強くなりたいのであれば練習の一つ一つに対して「どうすればいいか」を考える。与えられたメニューをどれだけやったとしても「明確な目的意識」がなければ大きな伸びにはつながらないと思っています。

初めてインターハイ選手を輩出した。この前の2年間は本当に本当に陸上競技が楽しくて楽しくて。選手自身が「本当に強くなりたい」と思う。こちらが求めることに対して必ずやり遂げようとする。練習中に涙を流しながら取り組むこともあった。泣いたから強くなるとは思いません。そこに対してどれだけの「想い」が存在するか。あの2年間、今でも忘れられない。本当に強くなりたくて・・・。それが見ている側にもわかる。当時は県外の先生方からも「tokushoにインターハイに行ってもらいたい」と言っていただけるレベルでした。それだけ注目されていたのもあったでしょうが。

そこから数年後、リレーでインターハイに出場した。この時は「強い」と思ってました。当時、小さなエースに「先生が前最高だと言っていた時と比べてどちらが強いですか?」と聞かれたことがありました。即答で「今」と答えました。本当に強かった。が、それは全員ではない。数人が強かったと思います。大きなエースと小さなエースが一緒にいる。それは全国的に見ても多くはなかった。12秒14と12秒17。が、それでもリレーでは48秒26かかる。遅すぎる。大きな「温度差」があったと思います。この時、当期練習を終える前に雰囲気的に最悪でした。「自分たちは一生懸命にやっているのに先生は認めてくれない」という雰囲気。その時に小さなエースは「みんな、本気でインターハイに行く気があるんですかね?」と言っていました。こういう感覚なのだと思います。

「強い」という意味ではこの時のほうが圧倒的でした。が、それは「競技力」という部分に関してです。スプリントは間違いなくこの時のほうが上。当時は12秒台で走る選手は一人もいなかったのでは?私自身が技術的な指導がきちんとできたいない部分があったかもしれませんが。それでも取り組みの姿勢に関しては段違いでした。何が何でも強くなる。その想いが練習に対する姿勢にすべて出ていた。小さなエースがいた時はそこまでではない。足りないことの方が多かった。今の私なら当時の選手たちにもっともっと適した練習内容を提供できていたのではないかと思います。選手の「想い」に十分こたえてあげることができなかった。

小さなエースは本当に強かった。3年間でこれだけ成長した選手を見たことはありません。他の場面では足りない部分があったかもしれない。それでもこの子は「リレーでインターハイに行きたい」という想いを誰よりも強く持っていた。だから自分が強くならないといけないと思う。リレーでインターハイ出場を決めた後、「100m出たくないんですけど・・・」というくらいのレベル。個人種目も大切にしていましたが彼女にとっての「リレーでインターハイ」というのは高校生活の大半をかけた「最高の目標」だったのです。普段の様子とは全く違う姿。その姿を保護者に見続けてもらえたのは私個人としては本当にうれしかったですね。

本気でやる。そんな中で「先生に認めてもらいたい」という感覚でやっている間は絶対に強くならない。自分のためにやるのだから。大きなエースは当時まだ精神的に幼かった。レースで小さなエースに負けそうになった時に明らかに力を抜く。「勝ちたい」という気持ちはあったと思いますが、「負ける」ことから逃げていた。そうではない。その後、二人で織田記念に行くために二人きりで何日か練習をしました。取り組みの姿勢を含めて。結果、復活。最後は「自分自身がどうするか」だと改めて感じました。別に私が云々ではない。本人が「勝ちたい」という想いをもって本気になるかどうかです。

安西先生・・・。バスケがしたいです・・・。この言葉には様々な感情が含まていていると思います。私自身、「陸上競技がしたいです」と強く思います。心の底から訴えかけるほど強い「想い」です。それが存在するかどうかによって人生自体は大きく変わってくる。漫画の中の話です。が、これほど他者に訴えかけるものはない。

大きなエース、大学に進学して故障をして苦しんでいました。先日、本人から「12秒14が出ました」という報告がありました。高校ベストに並んだのです。苦しい時間を乗り越えてそれでも諦めず努力し続けてきた。昨年話した時には部屋に国体のユニフォームを飾っていると言っていました。もう一度、県代表として走りたいからその気持ちを忘れないようにしたい、と。こういう姿勢で取り組んでいければきっと強くなると思います。怪我をした時には絶望感もあったでしょう。それを乗り越えながらやってきた。だから今がある。

陸上競技がしたい。本当にそう思います。心から・・・。
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安西先生・・・

2017-10-31 | 陸上競技
更新滞りました。そこまでのエネルギーが自分の中に残っていませんでした。「陸上競技と関わる意味」を考えさせられていました。それぞれの人に立場がありモノの見方がある。だからこそ誰が正しくて誰が間違っているというのは言い切れないと思っています。ただ、「自分が何をしたいのか」という話だけなのかなと。

タイトル。まったく意味が分からない人も多くいると思います。ここ最近自分の中にずっとあった言葉。安西先生・・・。スラムダンクに出てくるバスケ部の指導者です。「安西先生・・・、バスケがしたいです・・・」と三井が涙を流しながら安西先生に訴えかける。この場面、色々と感じる部分がります。この場面だけではなくその背景に何があるのか。そこに至るまでの紆余曲折。中学時代のスーパースターが高校に入り怪我をしてしまい挫折する。それによりバスケ自体から距離を置くようになる。
全く違う世界で生きている。そこには「空虚感」を埋めようとしてもがく姿がある。最後に「自分の本当の想い」を口にする。そんな場面です。

心から「何がしたいのか」と考える。色々なことがある。それで何をするのか。ここは大きいと思います。別のことをやるというのも一つの手段。三井は「本当にやりたいこと」から目を背けるために非行行為に走る。一生懸命にバスケをやっている選手たちに対して「まぶしさ」を感じていたのかもしれません。本当は自分もやりたいのにできない。一歩踏み出せばできるのにその一歩が踏み出せない。

私ここ最近、自分自身の中で「陸上競技がしたい」とずっとずっと思っていました。自分が走ることはできない。が、目標に向かって一生懸命になる選手の後押しをしたい。それが「意味」だと考えてこれまで10年以上競技指導に携わってきました。が、本当の意味での「陸上競技がしたい」とは離れた中でやっている自分がいました。その葛藤。本当に「強くなりたい」と願う選手に出会う。これは稀なことなのかもしれません。それでも何人も出会ってきた。ありがたいことだと思います。

陸上競技はシンプルです。しっかりと目標を明確にして練習を積み重ねていくことで結果が出ます。出ないこともありますがそこに至るまでのプロセスの中で「得るモノ」が数えきれないくらいある。もちろん、普通にやっていても記録はそれなりに伸びていきます。運動をしていない者が練習をすれば体力が上がる。そうなれば結果的に記録は出るようになる。それは「本気で取り組む」かどうかではない。体力的に向上するのです。その「伸び幅」がどうなるかは最終的には「取り組み方」だと思っています。

書いていたらあまりにも長くなったので記事をかえます。興味のある方がどれだけいるのか分かりませんが・・・。
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命の危機か・・・

2017-10-26 | 陸上競技
水曜日。授業をしていました。いつものことなのですが。

板書をしていいました。現在、株式会社の利益処分の内容を授業でやっているのですが「繰越利益剰余金」という勘定科目(名前みたいなもの)が出てきます。特別難しい字はありません。

が、板書をすると「越」という漢字が書けません。最初は「ん?」という感じで書き直そうと思ったのですが。それが次に書いても書けません。何度かチャレンジしたのですが右側の部分が書けない。終わっています。笑い話で済めばいいのですが本当に漢字の一部分が思い出せませんでした。

字を忘れたというのは良くあると思います。最近はPCやスマホで書くことが多いので字を書く機会が減っています。普段から字を書く機会が減ったから書けないというのはあり得ると思います。しかし、「越」という字は「次期繰越」や「繰越商品」などを書くときに必ず使うのです。いつも書く漢字が書けない・・・。

生徒は「また~」みたいな感じで笑っていましたがこちらとしてはかなり焦ります。「薔薇」とか「醤油」とかではなく「繰越」が書けないのですから・・・。

よく分かりません。脳梗塞?って漢字が書けなくなるって聞いたことがあるような。別に手のしびれがあるとかはないですし。突然「できていた」ことが「できなくなる」というのはやはり精神的にきつい。老化なのか・・・。単なる老化なら良いのですがそれ以外の問題があるようなら困りものです。

倒れたら助けてくれと話をしておきましたが。うーん。なかなかです。大丈夫なのか・・・。命の危機かもしれません・・・。
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支えられる

2017-10-26 | 陸上競技
思うことを。

ここ数年、いろいろと思うことがあるとずっと書いてきました。まーこれもなかなか難しい話なのですが。今の自分が何をしようとしていて何を目指しているのか。ここに関して自分でも見失いかけることがあります。競技をやりたい。臨機応変に対応できる生徒を育てたい。物事の本質的な部分を理解してもらいたい。その他もろもろ。多くのことを思いながら進んできました。

その中で色々と「支えられているな」と感じることがあります。私自身、結構打たれ弱い(笑)。何かあったら愚痴を聞いてくれる人が周囲に何人かいます。ほぼ陸上関係なのですが。すでに40歳を超え「不惑」の域に達していなければいけないのですが。常に惑っています(笑)。

親しい指導者が数人います。年齢も近く同じ感覚で進んでいくことができる。もちろん、細かい部分は全く違います。それぞれが考え方を持っていてそれを中心に進んでいる。大切な関係だと思っています。それだけではなく色々な話をしたりする方も。多くの人に支えられているなと痛感しています。

そんな中でいつの間にか「見失っているもの」も多くありました。もともと視野が狭くなりやすいタイプ。指導したいと思っていた原点の部分を見失いつつある。何のために指導しているのか。いつの間にか「勝つこと」だけに執着していなかったか。「勝つ」という部分にだけ注目し続けるとそれ以外の部分が疎かになる。「やるべきことをやる」という部分。

競技指導をしていたらいつの間にか成長している。そういう考え方もあると思います。技術的な指導をしていたら強くなっていくので自然と「もっと学びたい」と思うようになる。それにより日常生活の指導をしなくても自然とできるようになる。派生する。

また、「取り組みの姿勢」について指導を徹底する。その部分ができればいつの間にか競技力が伸びていく。長距離なんかはこの手のパターンが多い気がします。カリスマ指導者がいて「この指導が絶対」という感覚の中でやる。そのパターンにはまればいつの間にか強くなっている。技術指導なんかは必要ないという感じもあります。

どちらが正しくてどちらが間違っているというものでもない。多くの指導者はその中間でやっていたりする。もちろん、「とりあえず練習をする」という指導者もいると思います。これは難しい部分。全員が指導に対して情熱を持っているわけではありませんし、「陸上が好き」という人もいると思います。陸上競技の指導を突き詰めようと思えばやらなければいけないことはたくさんあります。それを全員がやるというのは無理。

自分がどの位置に立っていてどこを目指していくのか。負け犬の遠吠えですが強い選手を育てたからと言って別に偉くなるわけでもなんでもないのです。選手自身も日本一になったからと言って将来の生活が保障されるわけではない。そこに至るまでに「何をするのか」だと思います。私が育てた県で勝ったとしてもそれが何かを生み出すわけではない。そこの部分は大きいと思いますね。

不惑。それどころか自分自身の立ち位置を見極めたいなと強く思う。今回、ある方とやり取りをしていてその「根本的な部分」に気づかされました。こういう部分でも「支えられている」と思います。

常に迷う。それはいいことではないのかもしれない。しかし、生きているというのはきっとそういうことなのではないか。絶対的に正しいもの、絶対的に間違っているもの。それぞれは存在しないのかもしれない。特に人を相手に何かをしようと思えばその部分は当然ながら生まれてくることだと思います。何かの型にはめるのではなくその時その時の感覚は大切にしたい。

何の話?まとまりません。いいんです。好きなことを勝手に書いているだけなので。
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バタバタ・・・

2017-10-25 | 陸上競技
火曜日のことを少しだけ。もう少し書きたいことがあるのですが・・・。

前日自分自身のチェックミスにより大きな失敗をしました。チャンスを活かせない。大問題です。mtm先生には多大なご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ない限りです。

そんなことを考えながらこの日は朝から指定年齢の健康診断。朝一でした。それが終わってから今度は以前から課題となっている「尿管結石」の再検査。時間指定がされていますからそれに間に合うようにいかなければいけません。ギリギリでした。それが1時間程度。1日に2回腹部超音波検査(エコー)をしました。べたべた・・・。

今回は血尿もなくエコーで確認しても尿管に石は見つからないとのこと。何とか・・・。これからも定期的に確認のために検査を受けてくださいと言われました。一安心。

そこからはきららドームへ。駅伝の準備。初めてですがとりあえず手伝いに行きました。これが午後から。結局一日中あれこれやって終わってしまいまいた。本当は進学用に推薦書を書いたりしないといけないのですがそこまでの時間がありません。10月はとにかく外に出ることが多い。生徒には迷惑をかけられませんからできる限りの時間を作って対応しなければいけません。

きちんとやっていると思うのですがなかなかできていない・・・。結局この日は練習も見ていません。まー午後は本当に軽くやるように伝えていますから問題はないともうのですが。

余裕がありません。こういう時には大体ろくなことがないのですが・・・。乗り切りたい・・・。
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刺激

2017-10-25 | 陸上競技
ばたばた。とにかくバタバタ。遊んでいるわけではないのですが気が付けば時間が過ぎています。blogにもある程度書いていますがほぼ休みなくやっています。日曜日は販売実習でした。雨の中。生徒が頑張ってくれるのでなんとかやっていけていますが、通行人はほぼいない。その中での実習。きついものがありました。寒くて生徒も風邪をひくのではないか…という感じですね。

月曜日は天候が持ち直しました。この中でどうするか。グランド的には厳しい。更にこの日は7時間授業。この状況で競技場に行っても間違いなく練習になりません。6時前後には暗くなってしまいますから。学校であれば照明があるので問題なく練習できるのですが競技場ではできない。そのため大変ご迷惑をおかけしながら他校にお願いして少しだけ走らせてもらうことに。5時半から7時までの1時間半。このなかでできることを最大限にやるという感じでしょうか。

アップに関しては「試合を意識したもの」としました。一律にやっても効果はないでしょうから。ある程度のところまで来ているので「最終的な部分は自分たちで判断する」という話をしました。全員が同じアップではない。ある選手はスキップ系を増やした方が感覚が良くなるかもしれない。ある者は膝締めをやるほうが良いかもしれない。その状況を「自分自身で体と向き合う」ということができるかどうか。任せました。私は一人で砂場を耕す。結構な重労働。

メニュー的には試合と同じなのでチューブ5歩をやって10バトン、25並走の流れ。先週かなり追い込んでいますがきちんとできている者はかなり回復してきていてスピードレベルが上がっていました。ここでも感覚の差が出るのですが「防寒対策」がきちんとできているか。半袖で練習していたら体が冷えます。その部分をどれだけ意識してできるか。言われたから準備するというのではなく自分から考えて準備できるといいなとは思いますね。

少し暗くなっていましたが合わせ。男子に関しては故障者が出たため出場が危ぶまれる。走順を変更して出場するとのことなので対応。女子はメンバー変更を視野に入れていましたがもう一人がこの日足が痛いということなので結局変更せず。チャンスは与えていきたいと思っています。それを活かせるかどうか。同じ場所で足踏みをしていると進まないのだけは確かです。

合わせからスタブロ。それぞれが確認しました。ある選手が「構えた時に前にかかりすぎる」と言ってきました。こういう部分はすごく大切だと思います。とにかく「どうするべきか」をきちんと自らの口で話す。どうしたいのかを話す。そういう姿勢が身につくかどうか。こちらは労力は惜しみません。そういう感覚になれば「もっと速く走るためには何が必要か」を考えるようになります。それにより自分自身に目を向けるようになる。

短長は最後に300m。直線的に入りたいと思っていたのでその話をしてスタートさせました。追い越しの形でやろうと思っていたら1レーンではなく4レーン位を走り続けました。直線的入った方がいいだろうという意味が伝わらなかったようです。考えさせられました。こちらは「分かっているだろう」と思うことであっても実際は違う。ここは大きいともいます。結局後ろから追う選手も集中が途切れ前半乗り切れませんでした。こういう部分は私自身の反省だと思います。もっと正確に情報を伝えなければいけない。

短短は120-60で。最大スピードの追い越しです。金曜日に上手く乗れなかったと言っていた選手もよく走れていました。中間以降の「タイミングの合わせ方」を意識したようです。走るだけではなくそうやって自分自身で「工夫」をすることで大きく変わっていくと思います。後半の失速を気にかけていた者も問題なく。こうやって走れれば自信にもなります。さらには「もっとやりたい」と思うようになるでしょう。こういう部分をもっともっと増やしていかなければいけないなと感じました。

なんとか7時前に終了。こうやって競技場を使わせてもらえるのは「当たり前」ではない。感謝しないといけないと思います。選手には伝わらないかもしれませんが、お願いをして準備をして何とか使える。それさえも「当たり前」ではない。感謝の気持ちというのは気が付けば「やってもらって当たり前」「使えるのが当たり前」に変わっていきます。そこの部分はもっともっと考えさせなければいけないかなと思います。

走り的にはまずまず。私の体力的にはほぼ限界・・・。やるしかないですが・・・。
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トレーニングと走練習

2017-10-23 | 陸上競技
土曜日の練習について。

ある程度は予定通りに身体づくりメインとしました。とにかく筋力がない。前任校の時のことを考えるともっともっと「徹底してやる」という感覚がありました。走る練習のほうが楽しいですしそれなりに刺激があります。それがいつの間にか増えてきていて「根本的な部分」がおろそかになっていた気がします。

半年以上トレーニングをやっていたはずですが「筋力が上がっていないのでは??」と感じる部分が多々ありました。この感覚はなかなか分かりにくいかもしれません。普通の選手と比べればある程度の筋力はあるのかもしれない。が、自分の体重を自分自身で支え切れていないところを見たときに「なにをやっていたんだ?」と強く感じました。トレーニングはやっています。が、その取り組みなどに大きな「差」があったのだと思います。与えられたメニューをやればいいという感覚。意識するポイントを逃してやるだけであれば本当に「メニュー提示で終わり」というのと同じことです。

アップでDMをやりました。投げる種目に加えてキック。更には片足支持などでのDMキャッチ。意識するポイントを腕ではなく「身体の中心部分」に置きました。更には久しぶりにプレーと補強を。これも体幹を使って行う。どうしても「手」で実施してしまうので。その都度「何故やるのか」を伝えました。これも「受け取る側」によって違ってくると思います。「ポイント」を明確にしたときにそこを意識してやる者もいれば「とりあえずやる」者もいる。ここに対して「もっと意識してやらないといけないのでは?」と諭すことは「強くなりたい」という「想い」を強要することになるのではないか。意識しようとするようにならなければ強くはならないのです。投げかけはしますがそこを強要しても意味がない気がします。

そこからは「前まわしドリル」の一部を。普段よりも距離を長くして重心の移動と身体の前で足を動かす感覚を。ある程度やってから今度はミニハードルを使っての「スイッチング」です。これもかなり距離を長くしました。走りの中にミニハードルがある。その感覚で行う。シザースのようになる部分もあります。トレーニングするだけではなく「走りに生かす」という部分でやっていきました。

グランド状況がそれほど良くなかったので折り返し走のような形に切り替えました。行きは「前半マーク」で帰りは「中間マーク」で。休みなく往復することでどちらも意識しやすくなるかなという感じで。正解かどうかは分かりません。が、こちらに明らかな意図があって実施する練習であればそれを理解してやる者にとっては意味があると思います。「やりたいこと」があってそれを実施する。その「やりたいこと」を理解してやる。それだけでずいぶん違うと思いますね。2往復2セット。1セット目はグダグダしている部分もありましたが2セット目では何人かは明らかに動きが変わっていました。待ち時間にそれなりに考えたのだと思います。

「動かないからやらない」ではなく「動かないなりに何をするのか」です。物事の考え方だと思います。

最後にシャフト補強を。種目を絞って距離を長くしました。本当はバック系の動きをやるといいのでしょうがさすがにきついだろうなと。それでも50mの距離で実施したのでかなりきつかったと思います。徹底した身体作りと基礎基本をやりたい。県体がありますがそこも視野に入れがら見るべきはもっと先。

筋力が弱い者に個別指名して練習終了後にシャフト補強をさせました。あーだこーだ言っている場合ではありません。とにかく強化できなければこれから先はない。1年生女子に関しては「やっと練習ができる」状況になりました。スタートラインに立つちょっと手前かなと。この状況であれば「県体で速く走る」という部分よりも前に「根本的な部分からの作り直し」が必要になると思います。目の前のことだけ考えてやっていると最終的な目標値には届きませんから。かなりきつかったと思います。そおれでもやるしかない。

なんとか雨は降らずにすみました。かなりの疲労度だと思います。それでもやる。
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自分のために

2017-10-23 | 陸上競技
土曜日。雨予報だったので急遽練習計画を変更。前日確認をすると午前中は大雨だったので金曜日に走練習を行って土曜日は学内に引きこもろうかと。前日も2時間あるかないかの練習。土曜日はそれなりかなと思っていました。タータンの上での練習を計画していましたが実施できず。これはこれで仕方ないかなと。

が、朝から曇り。雨は降りませんでした。グランドでは他の部が試合をしていたので可能な限り屋外でやることに。ハンドコートを使っての練習としました。この時に微妙な感じがありました。ここ最近「取り組みの姿勢」についてはできる限り言わないようにしようと思っていました。すべては自分のことなので言う必要はないかなと。が、日傘がハードルの下に置き去りにされ破れかけていたり、荷物を運ぶのに軽いモノだけしか持っていなかったり・・・。どうなのかな、と。

ずっと思っていました。自分自身が「やりたくないな」と思うことをひたすらやるのは「苦痛」でしかない。その感覚。誰のためにやるのか。しかし、「基本的なこと」を度外視してまでやるのは明らかに違う。意味がありません。練習開始時に少しだけ話をしました。上級生がひたすら荷物を運ぶのは違うと思います。自ら動くというのも不足する。こういう状況で私が我慢しながらやればいいのか。違うと思います。私自身が「練習を見るのが楽しい」と思えなければやる意味はない。義務として強要されるものではないから。

こういう話をすると意気消沈して雰囲気が悪くなります。「あの時にこんな言い方をされた」とかいう批判合戦になる。周りを見て自分よりもきちんとできていない者を見つけて「やっていない」と批判するようになる。結局そこからは何も生み出さないのに。集団であればその手のことも生じるのだと思います。

が、本当に大切なのはなにか。自分自身が強くなることです。他者批判をしていて自分がよくなるわけではない。自分のほうがきちんとやっているという部分をアピールしてもそれは「本質的な意味」にはならないのです。ここは大きいと思います。本当にやりたいのは誰なのか?やっていない者を批判し続けても自分が強くなるわけではない。「自分のために」という感覚が欠落していたら成長はないと思います。

勧誘の時期です。うちの練習が云々というのはほとんど知られていないと思います。閉鎖的な県ですから「権威」や「伝統」に弱い。実際に勧誘に行って他校の批判はしないと決めています。正確な情報を提供するという意味では必要なのかもしれません。中学生にはその情報を得る手段がないからです。どのような指導を受けていて入学した選手がどのように成長しているのか。これはなかなか分かりにくい。もっといえば「そんな情報は必要ない」と思う保護者もいるのかもしれません。そんな時に「他校批判」をしても意味がないかなと。

私にできることは「自分自身のところをよりよくする」ということだけです。他者批判をして自分の指導力が上がるわけではない。他校批判をしてうちの選手が強くなるわけではない。他校がどのようなスタイルで指導をしていてもそれは自分自身の「指導力」には一切影響しないのです。メニューを与えて自主的に考えながらやる。そのスタイルでもいいという人はいるでしょう。私は現場で選手の動きを見ながら改善していくスタイル。メニューだけ与えてやっていてそのうち強くなるというのでは「時間の浪費」です。私自身の考え方としては「指導できないのであれば勧誘するべきではない」と思っています。責任を持ってやるしかないから。

チーム内で「できていない」部分を陰で指摘してもそれで自分自身の競技力が上がるわけではない。もちろん、指摘する必要はあると思いますが「末端の話」をしている時間があればもっと「強くなるためにどうするか」を考える必要があると思います。親しい指導者と話をしたときに「競技に対して興味を持っているか」という内容がありました。興味がないものは「とりあえずやる」というスタンスになる。これは仕方ないのかなと。こちらは競技に意識を向ける努力をする必要があるのか?実際はこちらが何をやっても関係ないのかもしれない。スイッチが入って「何が何でも」という気持ちにならなければ進まないから。

練習の中で「全力でやる者」がいる。「適度にやる者」もいる。それが集団なのかもしれません。その時に「全力でやる者」が「適度にやる者」を「もっと真剣にやれよ」と諭してもきっと何も伝わらない。別に求められていないのだから。価値観が異なれば「共通の感覚」ではないので全く先には進まないと思います。互いにイライラするだけ。

勧誘の話しであれば「集めてくること」に主眼を置く場合と「来た選手を育てる」ことに主眼多く場合、どれだけ議論しても平行線のままだともいます。「価値観」が違うのだから。

「自分のためにやる」という感覚。他者がどうであれ関係ない。本当に自分自身が強くなりたいと願うのであれば「まずは自分がやること」が必要だと思います。その感覚が生まれてくれば選手は勝手に強くなる。その時に指導者としてサポートできるかどうかだと。

こんな記事ばかりで面白くないですね。思うことがある。これだけは確かです。練習に関して「悪い」とは思いません。良い練習ができているのかなという感覚はある。が、それだけではない。現実社会で生きることはblogに文字を書くことやPC環境の中で起きている事実とは大きく異なるのです。

とりあえず記しておきます。
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学び続ける事の意味

2017-10-21 | 陸上競技
思う事を。←最近のほとんどがこのパターン。

先日のことを。中国新人があった時に色々な流れがあって県外の先生方と色々と話をする機会がありました。それなりに県外の先生方にも私の存在は知ってもらえているのかなーと。地味で目立たないと思っていますが。

たまたま他県の先生と夜に合流することになりました。我が師匠の関係で。これまでも様々な所でお会いして挨拶をさせて頂いていました。その方は指導実績もすごい方です。日本一の選手を何人も育てらています。ヨンパの高校記録を持っている&世界選手権のメダリストを育てられた指導者と一緒に話をする機会を得ました。本当に貴重な経験でした。

その中でなんと私の存在を認識してもらえていました。ここは本当に感激しました。地味に生きている私の事をhsg先生に知ってもらえていたとは。前任校からの部分もあるので。無名な私が知ってもらえるというのは貴重。

一番刺激を受けたのはhsg先生の「学ぼうとする意識」です。話を伺うと既に再任用を終え、非常勤として働いていらっしゃるとのこと。そんな中で「あんた、国体の時にやっていた練習、何を意識しているんだ?」と聞かれました。え??先生、国体の場面で私がやろうとしていた練習見てたんですか?!って話です。

さらには「練習見に行きたい」とまで。いやいや、私が見に行きたいんですよーって話をしました。私のような無名な指導者の指導に目を向けてもらえたこと、本当に嬉しく思いました。普通なら興味関心さえ持ってもらえないと思います。実績もない。地方の高校で目立たずやっているだけです。国体などでは様々な指導者が指導されています。同じ地区というのもあって気にかけてもらえたというのはあると思いますが。

やはり「学ぶ」という視点は絶対に持ち続けないといけないと思います。65歳を超えて指導実績がある大御所の先生が私みたいな中途半端な指導者からでも何かを学ぼうとするというのは考えられない。少しでも選手にプラスになるならという感覚でアンテナを張り巡らしているのだと思います。本当に頭が下がります。まー師匠からは「全然だめだから他の指導者の方が良いですよ」と何度も言われていましたが。事実だと思います。

あんた、頑張りなよ。それだけの言葉でしたが本当にありがたいなと思います。こうやって気にかけてもらえるというだけでありがたい。自分の力が足りないというのを痛感しながら。多少なりと周囲から期待されているのだと思います。自意識過剰かもしれませんが。

競技のことをもっと勉強したいと心から感じた瞬間でした。様々な方の期待に応えたいなと思いました。実際はそれだけではないのですが。それでも私のやりたいことはここにあるんだと感じました、どうでもいい話にエネルギーを使っている場合ではない。強くなりたい、指導を受けたいと心から願う選手に対して何をするかなのだと。

こんな私でも認めてくれる先輩方がいる。必要としてくれる選手がいる。感謝しないといけないと思います。指導を受けたくないという人もいると思いますが、私を選んでくれて細かい指導を必要とする選手がいる。それだけでも貴重なことだと思います。そこに応えられるように私も勉強したいなと思っています。可能なら来月は大阪と京都に行きたいなと考えています。今回は細かいところまで突っ込んで話を聞いていきたい。それが最終的にはうちの選手のためになるから。

あー本当はもっと細かく書きたかったの。また元気なら書きます。尊敬すべき多くの指導者から学びたい。全ての人はお手本です。心からそう思います。

分かりにくい内容ですが記録として。
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スピード練習

2017-10-21 | 陸上競技
金曜日、この日は競技場へ。この時期には基本的には競技場へ行かないようにしています。19時までしか使えないというのもありますが、暗くて練習にならないからです。今は18時くらいには暗くなります。この状態では危険。怪我をさせないようにしなければいけませんから。

練習。色々と思うことがありました。私自身、1人の人間です。感情もありますし、考えることもあります。全ての感情を捨て去って生きていければ良いのでしょうが私にはそれはできません。かなりストレスを感じることもあります。そんなことは周囲からすれば大した話ではないのでしょうが。「競技と向き合う」ことがしたいなと強く思っています。生きている時間をどのように使うか。ここに関しては本当に考えさせられます。

練習はスピード重視で。といっても時間が限られています。最大で2時間と決めて練習をしました。暗くなることも含めてです。アップは試合用のアップにして手早く。そのままスパイクを履いてウインドスプリントとスピードスキップ。10バトンと25並走を。見ていると動きにキレがある者とそうでない者の二極化していました。かなり疲労度があるのだと思います。火曜日以降かなり負荷をかけてやっています。今週はしっかりとやりたいと考えていました。このあたりのことは前の記事にも書いたかもしれませんが。2回シャフト補強をやっています。その中で動きをどう作っていくか。

ほぼ休まずにチューブ5歩と前半マーク。ここは外せないなと思っています。練習の中でポイントになる部分かなと。ここがきちんとできるようになると更に走れるようになっていくと思います。練習の中で「何故これをやるのか」という話はしました。正直、他校の練習についてはよく把握ていません。与えられたメニューを消化するというパターンも多くあると思います。そのメニューは何故その配置になっているのかもきちんと説明できるのか?きちんとした指導というのがどの形なのか分かりませんが。

話が逸れますが昨年、どこかのタイミングでkbi先生と話をしたことがあります。何かのタイミングで師匠と周南で飲んでいるとのことで呼び出し(笑)。私は防府で合同練をしていたような。急いで戻って色々と話を聞くことに。その時に前年末の中四国合宿の指導についての話になりました。「やっている練習の意味を説明できるか?」という話でした。kbi先生は全ての練習に意味がある、と。その組み立てにしても本数にしても意味がある。それが説明できない練習をしているようではダメだ、と。

基本的には思いつきでやることが多いですが、その時その時にきちんと「何故やるのか」を考えながらやるようにしています。その都度、何故やるのかを説明しています。それを理解してもらえるかどうかは大きいと思いますが。チューブ5歩と前半マークの組み合わせ。動きの流れの中で必要だと思っています。ある程度流れを作ってから今度はマークなして走ることに。レースの流れを作っていく。意図的にレースを作っていくことをしたい。適当に走っていてそれがたまたま結果に繋がるのではなくきちんとした組み立てをやってから結果につなげていきたい。どの段階でトップスピードを出すのか。思い切り走ってたまたまではない。

外側から見ていると本人達がどのような意識をして走っているかは分かりません。だからこそ「強くなりたいという想い」と比例すると思います。何も指標がなくひたすら走るというのも練習だと思います。メニューだけ与えられてそれに従って走るというのではそういう感覚は身につかないと思います。感覚が鋭ければそれが自然にできるのかもしれませんが。私の指導スタイルはきちんと理解させたいなという部分が大きい。だからこそ「本人がどうなりたいか?」に比例すると思います。

まー話が逸れました。最後にスプリント練習。短長は250m。短短は150-120-90。120-90-60。量としてはそれほどではないかもしませんが。暗くて走る様子はほぼ見れず。それでも良いかなと感じました。本人達がきちんとした課題をもって走っているなら自然と強くなると思います。叱咤激励しなくても強くなりたいのであればきちんと走るだろうし。走れーって言って満足するのは私だけなんだろうなと感じています。今更かという話ですが。

色々と考えるようになりました。前も書きましたが親しい毒舌指導者がいます。飲んでいる時に「先生、指導力はあるけど知識がないわ」とバッサリ切り捨てられました。技術指導がきちんとできていないって指摘なんだと思います。手厳しい。まー事実なんだと思います。だからこそきちんと考えて力をつけていかないといけないなと思いますね。更にはもっと勉強しないといけないなと思います。ここに関しては元気が残っていたらもう少し書きたいなと思っています。

とりあえず記録として。
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