kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

総体前日

2008-05-31 | 陸上競技
総体前日、軽目に刺激を入れました。少し早目に始める事ができたので問題なくできましたね。

トータルで1時間半程度でしたが、よく集中して取り組めていたと思います。調整練習で少し疲労抜きをしていたので、きちんとスピード刺激を入れなければ動きません。ひたすら休んだわけではありませんが、ある程度考えて刺激を入れなければいけません。
感じとしては悪くないと思います。スピード刺激を入れておいたので動くようになるはずです。バトンも問題なく渡りました。集中力が上がれば効果も上がります。声もよく出ていましたし、良い感じです。

声を出してきちんと練習しているチーム、思った以上に少ないですね。競技場内に試合前とは思えないダラダラ感が漂っていました。周りを見て動いている感じがあまりなかったので、うちは早目終わって正解だったと思います。走っていてぶつかったりしたら損ですからね。

いよいよ総体です。きちんと準備はしてきました。しっかり自分の力を発揮する事が大切です。慌てず焦らず、自分のやってきたことをやる。それしかありません。悔いのない3日間にして欲しいですね。
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総体に向けて…

2008-05-29 | 陸上競技
今日も暑かったですね。昨日の雨がひどくて、ムシムシした空気でしたね。身体がダルイ感じだったかもしれません。

練習は軽目に。動きの確認をしました。これまでやってきたことを大会前にきちんと意識させました。本当に軽目に。明日試合前のポイント刺激を入れて総体を迎えます。

大会に向けてミーティングをしました。「リレーに対する想い」と「3年生のために」という話を中心に。取り組み方や考え方を今さらどうこう言っても上手く伝わらない気がしたので、私の「想い」を中心に話しました。何か感じてくれるでしょうか?

高校時代、私にとってリレーはそれほど大きなウエイトを占めるものではありませんでした。そういう指導はありませんでした。4継に関しては3年生になって初めて出場した気がします。マイルも1走以外は走ったことはありません。そのレベルの意識でした。チームとしてどうこうではなく、「個人」でどうするかという部分しかありませんでした。今考えると情けない話です。
大学に入り初めてマイルの2走を走り、4年生の先輩から「kaneko君の走りに感動した。最後の大会でみんなでマイル決勝を応援出来て良かった。ありがとう。」と言われました。自分が学校の代表として走り、その走りが周りに「感動」を与え、「心」を動かす。それを感じた時、リレーに対する想いが大きく感じました。高校時代は本当に「個人」でやっていた気がします。学生になり「チーム」としての取り組みを知り、やっと「陸上競技」の本質に触れた気がします。「個人種目」だからこそ「集団」の力が問われるのです。
特にうちのように「普通のチーム」が戦うためには「心」が一つにならなければいけません。「商工の○○は強いからリレーが強い」と言われるチームではありません。もちろん、うちの選手達にも力があるとは思いますが、「絶対的な力」で戦うチームではありません。「○○が強い」のではなく「チームとして」の強さを目指してきました。リレーを走る4人だけでなく、みんなの「想い」があるから走れるのです。だから、「心」について話をしてきました。同じ方向を向いて、想いを背負って走る選手でいて欲しいと願っています。

あとは3年生に対して…です。本当に色々な事がありました。笑えないレベルの内容がたくさんありました(笑)。我ながらよくここまできたなという感じです。
この3年生が入学してくる前に女子は3人しか走れる選手がいなくて、それでも「中国を目指す」といって冬期を越えました。様々なトラブルを乗り越え、本当に初めて中国への切符を手に入れました。この時、男子の4継は決勝で「30センチのオーバーゾーン」で失格。みんなの想いを背負って走ったから届いた中国でした。
この時からうちの本当の取り組みはスタートしたと言っても過言ではありません。辛い事のほうが多かったですが。なかなかチームとして成熟せず、上級生は逃げていきました。苦しい部分や私の言っていること、求めている事を理解できない日々が続きました。1年生が入って来てなんとかリレーを組めるようになりましたが、極度の貧血で全く走れない。総体前は競技に取り組む意識が高まらない最上級生の行動でチーム状態はボロボロ。そんな状態なので総体中に熱中症になりマイルのラップで67秒…。替わりの選手は1人もいませんでした。決勝では点滴をうち走り切って65秒…。走れただけでも十分でした。それでも奇跡的に4継とマイルで中国へ。頑張って来た他校の3年生の分まで走ろうと誓って走りました。

多くの衝突もあり、こちらの求めるモノが伝わらず足踏みをしてきた。それでもうちのチームがあるのは今の3年生2人がいるからです。この2人がいなければ今の状態はありませんでした。それだけの大きな存在です。

下級生は今の状態が「当たり前」かもしれませんが、今の3年生が積み上げて崩してを繰り返してきたからある「今」なのです。総体の先の事はまた考えればいい。今は3年生のために「出来ること全て」をやる。万が一67秒かかったら他の者が60~61秒で走ればいい。ラスト50で失速して止まる事があってもそれを補うくらい他の者が走ればいい。足が止まりそうになったら、走っていない者が声を枯らして力を与えればいい。そうやって恩返しをしていけばいい。

そんな話をしました。その後はキャプテンからの申し出で、選手だけのミーティングを実施。どんな話をしたかは分かりませんが、「想い」をきちんと口にしてくれればと思います。言葉が足らなくてもチームに与える影響はあるはずです。それを感じられないチーム状態ではないはずです。何を想ったか…。うちの「戦い方」ができればと思います。

総体まであと数日。大切な時間を過ごせたと信じます。
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過去のコラム①「本気になる」

2008-05-29 | 陸上競技
本気になる!

 今、何かに一生懸命になってますか?限られた時間の中で「一生懸命」になれるものに出会えた人は幸せだと思う。1日は24時間しかない。その中でだらだら過ごすのか、目的を持って過ごすのかでは人生の充実度が変わってくるんじゃないかな。今の自分自身を見つめ直してみて、どう思う?本当に一生懸命に物事に取り組んでいるかな?多くの人が「今」には気がつかない。一生懸命に取り組んでいる気がしているだけで、数年後に考えてみると「もっと頑張っておけば良かったな~」って思うことが多い。自分で自分のことを考える時間もないという人もいる。でもね、自分の事について考える時間ってすごく大切だと思う。そこから色んな事が始まる。

  一生懸命に取り組むって事は「本気」になれるかどうかなんじゃないかな。人は生活する中で様々な行動をする。このサイトはトレーニングについての事を中心にしているのでトレーニングをしているということを前提に話をしていきますね。日本にはスポーツをやっている人は何百万人っている。健康作りのためにやっている人もいるし、競技力向上のために、勝つためになど目的はたくさんある。それはそれで良いと思う。自分の体調管理を目的にしている人は時間を見つけて定期的に身体を動かすようにしなければいけない。ここでは特に「競技者」として競技をしている人の「本気」について考えてみたい。

  「競技者」として大会に参加している選手の数は数え切れない。でも「本気」で競技をしていて、自分の可能性にチャレンジしている人はそのうちどれくらいいるだろう。陸上競技ではトレーニングをしなくても大会に参加できる。もともとの能力だけで速く走れる人もいる。kaneko自身そんな人たちをたくさん見てきた。そんな選手がいることを批判するわけではない。それはそれで楽しいだろうし、「勝つ」ことの喜びは体験できる。指導する立場になって「勝つこと」だけを求めて競技に参加して欲しくないと強く思うようになった。自分の能力を試すために「本気」になって欲しいって思う。今、時間があれば自分自身についてちょっと考えて欲しい。練習中や試合で「本気」になってますか?

  実際に競技場面で「一生懸命」やっていない人ってほとんどいないと思う。普通勝負がかかれば「一生懸命」やるし、負けたくないって思うのが普通だと思う。(レクレーションではなく競技という前提)。でも、その「一生懸命」と「本気」は本質的に違う部分があるんじゃないかな。「本気」になるっていうのは、その場だけでなくそれまでにも最大限の努力をしておく必要がある。競技場面に立ったときにだけ「記録を出すぞ!」って思うのは、その場だけを「一生懸命」やっているだけでその場面に到達するまでに「本気」になれていない部分がある気がする。そういうのってものすごくもったいない気がする。1日24時間しかなくて、その時間を配分して練習している。その時間の積み重ねで試合に出場する。たった数10秒のためにものすごく時間を費やしてきている。だったらその練習時間をものすごく大切にしていく必要があるんじゃないかな?適当に練習しても1時間、本気で課題に取り組んでも1時間、どちらの1時間が効果が高くなるかは明確なはず。どうせ時間を使うなら有効に使って欲しい。

 先日、働きながら競技を続けている人の話を聞いた。やっぱり、時間を確保するのが難しいみたい。でも、その中で時間を作って短時間で集中して練習している。それが競技力の向上につながっている。「本気で練習したら記録が落ちてしまう」と言っていたけど(もちろん謙遜)、短い時間に自分の課題を修正するために集中してトレーニングに臨んでいる。その積み重ねだから競技会では、目標とする記録に近づける。100%の人が記録を更新できるわけではないし、実際にいつもより練習量が増えたときに記録が低迷するときだってある。kaneko自身はベスト記録が更新できるだけでなく「そのプロセス」が非常に大事だと思う。競技会に来るまでにどのような意識で練習をしてきたのか、どれほど強い思いを持って競技会の場に来れたか、この辺ってすごく大事だと思うわけですよ。

 実はここが「本気になる!」ってことだと思ってます。色んな想いを積み重ねて、自分が目標とする記録を出すために色々考え、色んな事に取り組み、その中で競技会で記録を出す。自己ベストでも、ベストでなくても、それまで「本気」になって取り組んできた「プロセス」があるから、その記録は意味を持つんだと思う。能力のある人(練習をしなくても記録が出てしまう人)っていうのは陸上競技の楽しみの10分の1も分かっていないんじゃないかな。こういう選手は記録が出なかったり勝てなかったりしたら「楽しくない」ので飽きてしまって辞めてしまう。「本気」で取り組んできた人は「いつも記録が出るものではない」ってことを理解しているし、練習の中でその難しさも体験しているので継続していける。やっぱ、こういう力が必要になってくると思う。kanekoも現役時代辛い時期を何度も体験しました。死ぬほど練習して、全国で戦いたいって思って、今までないくらい頑張って、それでも昨年の記録に1秒以上も届かないことが何度もありました。意識が弱かったのかもしれませんが、そのときのベストは尽くせていたと思います。でも、記録は出ない。陸上競技ってそんなもんなんですよ。こっちが求めている全てのことを返してくれるわけではありません。この辺の難しさがあるから続けていけるんだと思う。やった分だけ返ってくれば「本気」にならなくても記録はでるし、悩むこともない。この辺が陸上競技の楽しさ&本質なんだと思います。

  記録を出していくためになにをすればいいか?それは人それぞれだと思います。でも、共通して言えることは「時間を有効に使う」「本気になる」の2つ。この2つが欠けてしまうとどれだけやっても競技力は向上していきません。陸上競技の楽しさを理解できないまま終わってしまうことになると思います。競技面で壁にぶつかってもそれで終わって欲しくない。やはり、その壁を越えていけるだけの強さが欲しい。高校生は伸び盛りです。肉体的にも改善の余地がたくさんあって少しだけ練習すれば確実に記録は伸びます。でも、その伸び率を高くするか低くするかは「本気」になれているかどうかで決まってくる。せっかく時間を使って練習するんだからその効率を高めるために「本気」になって欲しい。各人で「本気」は違ってくる。それぞれのレベルでの「本気」で良い。だけど、「本気」になって自分のやるべき事をしっかりと考えて欲しい。目的意識も持たず適当に練習していては力はつきません。練習中に集中できず、走りながら話しているようでは効果は上がりません。昔、ウインドスプリントをしながら話をしている選手がいましたが、結局その選手は「本気」になりきれずに競技を終えてしまいました。

一人でも多くの選手の自己記録を更新する場面を見たい。そのためにkanekoはkanekoにできることを、選手は選手にできることをやっていくことが必要です。これから先、何人の選手の喜ぶ姿、悔しがる姿を見るかはわかりません。悔しいと思うことはそれだけ「本気」になって取り組んできたから。次につながります。目標が達成できたら「うれしい」、満足する走りができなかったら「悔しい」と素直に思える選手を育てていきたい。そういう選手に関わっていきたい。「何をすべきか?」それを絶えず考えながら生きていきたい。そう思う、夏の終わりでした。
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ふと思う

2008-05-29 | 陸上競技
以前、Webサイトを作っていました。サーバーの都合により今は見ることができません。

ふと、過去に書いたコラムを見直してみました。いやー数年前から変わっていない(笑)。不定期に乗っけていきます。
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意識の問題

2008-05-28 | 陸上競技
ここ数日間の日誌をみると少しずつ確実に意識が高まっている感じを受けます。大会前なので当たり前なんですが、集中と意欲の部分が変わってきていると感じます。

ずっとミーティングをしてきました。かなり話をしています。取り組む姿勢の話であったり、チーム内での競争の部分だったり、「本気になる」という話だったりと様々な角度から「強くなるため」の方法を伝えます。どこまでわかってもらえているかわかりませんが、きちんと理解させる事が「人間的な成長」につながります。一時的な満足のための指導ではありません。何度衝突した事でしょうか…。労力もかなりのものです。それでも大切な場面で誰も後悔して欲しくないので、出来る限りの事はしようと思って取り組んでいます。

日誌に「技術的な事」だけを書く選手はそれほど大きな「成長」をしません。苦しさや嬉しさ、悔しさや前向きな言葉など「心」の動きを書ける選手が大きな伸びを示します。部分的なものではなく、「取り組む姿勢」が変わっていく事で競技力が伸びていきます。「何とか強くなりたい」という気持ちが日誌の「言葉」に現れます。

苦しい練習に向かい合う中で何を思うか??楽をしようと思えばいくらでもできます。しかし、きちんと取り組んでいけば必ず成長します。競技力では現れない部分の成長も含めて様々な部分が変わってきます。

確実に意識の変化が見られます。後はそれが「本物」になるかどうか??それが全てです。力を出してくれると信じたいですね。
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刺激と休息について考える

2008-05-27 | 陸上競技
計画的に刺激と休息を入れながら総体に向けて準備をしています。昨日から回復の兆しを見せていて、今日はある程度走れるはずだというのがありました。人間の体調ですから「完璧」という事はありません。これまでの少ない経験から「ある程度の確証」はあるのですが、選手によっても違ってくるだろうし…。本当に難しい部分です。

テスト終了がいつもより1週間早かった。ここは特別な部分です。それに合わせていつもより強めの刺激を入れる事ができました。普段とはかなり違います。いつもはテストが終わって次の週には総体です。あまり強めにはできません。今回は計画的に3日間の強度の強い練習を前半に入れました。この刺激、思っていた以上に負荷が強く(私はそこまでとは思いませんでしたが…)、ダメージが数日残りました。水曜から金曜にかけてかなり身体が重いと言っていました。「体調の底」を意図的に作りましたが、さすがに酷かったですね。ここまで動かないのかって感じでしたから…。選手達も不安があったと思います。それが集中力の低下につながっていたのかもしれません…。

昨日、まずまずの動きに戻ってきました。まだ回復段階という感じでしたが、兆しは感じられる動きでした。ちょっと安心(笑)。
今日はポイント刺激。予定では今日あたりにかなり回復して身体が動くはずです。超回復の波の上がってきている部分の刺激ですから。
普段なら時間が取れないので「小さな波」しか作れません。ほぼ安定して走れるレベルの波です。短期の波と少し長めの波の違いです。感覚的な部分ですから間違っているのかもしれませんが、メカニズム的にある程度の方向は合っていると思います。だから昨日は我慢しました。「あと1本」で負荷が変わってしまう気がしたので。多分変わらないのでしょうが、私自身のトレーニングの意味もありました。走れるようになってきているのを確認して自分自身の「安心」と「満足」を得るために走らせる。結構多かったですから(笑)。

今日走って、かなり手応えを感じました。私だけでなく選手もだと思います。1週間前はかなりバックストレートが追っていたので力以上のものが出ていたと思います。タイムはまずまず。今日は無風。動きも良かったですし、タイムもかなり。計算ができるレベルになりました。あえて総体に向けて小さな波を作るようにしました。少し強めの刺激です。きちんと負荷をかけてあとは疲労抜きに専念します。

人間の身体、わからない部分も多いですがきちんと今日走れた事で選手も安心できたはずです。スピードも出て気持ち良かったのではないかと思います。普段とは少し違う部分です。選手の発言もかなり前向きに意欲的になってきています。選手が力を発揮するために、出来ることは全てやっていきたいですね。

書きたいことはまだあるのでまた書きます。明日になるかもしれませんが…。
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スピード刺激を

2008-05-26 | 陸上競技
今日は暑かった…。暑すぎる位の天気でしたね。数日前とは全く違います。このようにいきなり暑くなるとダメージがでかい。練習はできるかぎり日陰でやるようにしました。練習の組み立てを変えましたが、同時にhirayama先生から私が考えていた事と同じアドバイスを頂いたので安心して変更しました。基本的な部分を理解していたらわかりますね。正しい選択だったと思います。

スピード刺激を入れました。きちんと水曜日まで走れていた者はまずまず。水曜日体調不良だった者は今日の練習が刺激になると思います。全体的に身体が目覚めて来たという感じですね。
何故かarimaが調子が良いですね。最近走る量を減らしているのも影響しているのかもしれません。otaniに100mで勝ちたいと言ってましたからね(笑)。きちんと自分の役割を果たしてくれたら十分なんですが、やはり「欲」が出ます。ケガさえしなければ全く問題はありません。

オーバースピードで神経系の刺激を少し入れました。感覚的なものに刺激を入れておきたかったので。その後の走りはそれなりのスピード感がありました。きちんと集中して練習に取り組めば効果が出ます。やっと雰囲気が出来てきました。会話の中身も大会に向けての内容になってきました。ピリピリした感じをきちんと出していって「チーム」として競争ができれば量が減っても質が高まります。普段からこれくらいの集中が出来れば全く違うのですが…。まー集中できないよりはこの1週間だけでもきちんとした意識で取り組めるようにしなければいけません。今後の大きな課題ですね。

感覚作りが少しは生きて来ているでしょうか。バタバタ感が少なくなってきています。同じ事をやるにしても伝え方、感じ方を変えてやりもっと感覚をつかみやすい状態を作り出さなければいけません。明日はポイント練習で最後の強めの刺激を入れます。それに合わせて今日は「もう1本」を止めました。いつもここで「走るぞ」って感じで刺激を入れすぎてしまいます。指導者の「自己満足」にならないようにしなければいけません。もしここでビューンと走ったら指導者は「いいぞ」と安心します。しかし、そこが勝負の場面ではありませんから選手にとっては「思った以上の負荷」になります。選手も一時的には満足するかもしれませんが、勝負するのは大会ですから。

明日は走ります。しっかりと集中して取り組んで欲しいですね。
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疲労抜き

2008-05-26 | 陸上競技
不安定な天気ということもあり、なかなか体調管理がうまくいきません。今回はテストが早く終わり、総体までに2週間空きました。普段は1週間です。余裕が違うので強めの練習を入れました。2.5回のポイント練習です。そのダメージが週末にかなり来ました。予想以上のダメージで朝からぐったりしている者もいました。水曜は貧血傾向の者は最悪。今回は意図的に練習量を落として感覚を磨く時間を作りたかったので少し疲労抜きをしました。通常の調整とは少し違います。「きちんと刺激を入れていない」と思うか、「しっかりと疲れを抜く」と思うかで気持ちも変わってきます。

たいした事はないかもしれませんし、かなり大きな事かもしれません。今までは思い切って…というのがなかなかできませんでした。性格的なモノもあると思いますね。やっておかないといけないんじゃないかと感じる部分もありますが、まーそれなりにやってきているのでなんとかなるんじゃないかと思います。先週の火曜日、かなり走れていました。その負荷を継続して波を作りました。ずいぶん疲れていたと思います。

今週、きちんと合わせていきたいと思います。
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エネルギーを使う

2008-05-24 | 陸上競技
昨日は所用により最後の集合をしないで解散しました。7時から「県総体決起会」があったので、6時35分位まで練習を見てそれから急いで帰り、走って行きました。ギリギリ間に合いました(汗)。

朝書き込んだ内容にもあるのですが、総体前という気迫がありません。普段の練習の延長でした。練習量を落とすのでそれに合わせて集中力まで下がる感じでしょうか。意識が明確になりません。これではいけないと激怒。よくありません。時期が時期です。士気を高めていくべきなのにこれでは…。その後、ある程度集中してできましたかまた数名集中が切れる。1年生だからといって許される話ではありません。練習をやる必要がないと叱責しました。

今日朝からミーティングをしました。ここ最近の「姿勢」について考えさせられる事があったので。水曜日の練習、身体が全く動かない者が上級生に数名いました。体調不良なのか疲労困憊なのかはっきりとわからなかったのですが、明らかに動きが悪かった。それなのに「走る」と言って走り、途中で「やっぱり無理だ…」といって中止しました。きちんと考えなければいけません。無理をして引っ張ってしまったら次の日以降に悪い影響を与えます。色々な意味で。

昨日、ある部の顧問が選手に「練習が終わったらメールをしてくるように」と指示を出したのに全く連絡がなかったそうです。10時前にメールをしたら「忘れていました」と返事があったそうです。基本的な事が欠落していますし、このレベルの事を「忘れる」なら他の事ができるはずはありません。
また、他の部でなかなかチームが成熟しない、伝えている事が伝わらないと顧問が嘆いていました…。キャプテンを呼び出して状況を話し、「どうすればいいかわかるか?」と聞いたら「分かりません」との返事。考えようとしないのです。上級生が「絶対にやってやる」「負けてたまるか」と思って『本気』になって行動で示せばチームは変わります。誰かがやるだろうという意識で動くからそのような軽い考え方になるのです。

共通する部分があると感じました。何故なんでしょうか??どこも「試合モード」になりきれていないのです。顧問の話をきちんと聞いて、やるべきことを考えて行動をしないから同じような事になるのではないかと。だから上級生が示していかなければいけないのです。「賭ける想い」があれば分かるはずなのですが、「集中の仕方」が分からないのかな…と思う部分があるので気持ちを引き上げるために私が話をしなければいけないと考えます。かなりのエネルギーを使います。

いくつか話をしました。かなり様々な話をしたのでどこがポイントか分からなくなるかもしれません。本質は「自分のために全力を尽くしなさい」です。細かいところまで気を配り、一つ一つを大切にしていかなければいけません。「本気」になればやるべき事は見えてくるはずです。結局本気になれない選手は最後の詰めが甘い。大会で安心してみることができません。ミスが発生する確率はそういう選手に非常に高くなります。「上手く行かない」というのが分かっていてこちらがエネルギーを注ぐ必要はないと思いますし、そのことも選手には話しました。周りから信頼されるには「姿勢」と「態度」で示していくしかないのです。

ドリルなどでもきちんと考えれば動きのつながりも理解できるはずです。「本気」とはそういうものです。高校生活の多くの時間を競技に使います。そのために多くの犠牲がありますし、様々な方に負担をかけます。競技ができるのは保護者が支援して下さるから。時間をかけて取り組む分、金銭的な負担や時間的な負担をかけています。だから、やるならきちんと本気になって取り組んでいかなければいけないなです。「結果」がどうなるかはわかりませんが、それを保護者に報告して自分達の取り組みを理解してもらうようにしないといけません。恩返しです。感謝をきちんと取り組み姿勢で示していかなければいけません。

「本気」になる。ここが強くなるための最大の要素です。きちんと理解して欲しいと強く願います…。
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ぴりっとしない

2008-05-24 | 陸上競技
いまいちピリッとしません。こちらが求めているモノの意味がなかなか理解できないのでしょうか。そこそこのレベルを目指すのであれば問題はありません。うまく伝わらないのでしょうか・・・。

自分達は一生懸命やっていると思うのでしょうが、総体の1週間前にもう少し試合モードに入っても良さそうなものです。それなりに走る感じはありますがそれ以上はありません。疲労の蓄積という部分もあると思います。「身体が重い」と訴える選手も数人います。テスト終了後から少し負荷をかけたので疲れもあると思います。体育でシャトルランがあって追い込んだ部分も影響しているのかもしれません。質を上げればそれなりにダメージもあります。本数はそれほどやっていませんが1本1本の負荷が高いとは思います。見えない部分での疲労もあるのでしょう。

しかし、本当にそれだけでしょうか?ここまで動かないならオーバートレーニング状態という判断もしなければいけません。もっと根本的な部分が抜け落ちている気がします。私の気のせいでしょうか?何度も同じ事を言わなければいけない現状。なんなんでしょうか?理解ができません。

「集中できないものは帰れ」ときつく言いました。それでも伝わらない者がいます。それが許される状況なのか?頭に来るというより「残念でした」という感じですね。ピリッとしません。総体に賭ける情熱というのはそのレベルなのでしょうか・・・。
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