kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

計算外

2011-08-31 | 陸上競技
火曜日、2年生は就業体験に行くようになっていますが開始時間が遅い者は朝練に参加してからの出勤となります。「そこまでやらなくても」と思われるかもしれませんが「当たり前」だと思っています。本当に目標に向かうのであればきれい事だけでは絶対に届きません。時間が足りないくらいです。ここに取り組みの全てが現れると思っています。朝練では動きの確認をしました。こちらが求めている動きを理解してもらわないといけません。時間がかかります。

午後は朝練と同じ流れで動きを確認してからミニハードルを使っての切り替えの意識を強調しました。ジャンプ系で動きを確認する時に足首で蹴ったり、膝が曲がってしまう者が見られました。この時点で前には進まないし、変な力を使ってしまうのは間違いありません。基本的な事をやってきたつもりですが身に付いていない部分がかなりあります。私自身深く反省しなければいけません。
また、途中で動きが崩れたり止まってしまってもそのままやっている者もいました。これは大きな問題です。「とりあえずやればいい」という感覚なのかもしれません。基本的な練習というのはやっていたら速くなるわけではありません。何のためにやっているのかを考えないと身に付かないのです。こういう小さな部分の積み重ねが大きな崩れにつながっていくのだと改めて感じました。雑過ぎます。

ミニハードルを使って切り替えなドリルをしましたが、狙いとしていることと違う動きをしている者が数名見受けられました。こちらの工夫が足りていないのもあると思います。全く逆の動きをしていては足が流れてしまいます。練習には流れがあると思っています。前の段階でやった動きが次につながっていかなければ意味がなくなっていきます。なかなか結び付いていかないですね。動きの遅れを何とかしたいと思ってやってきました。少しずつ改善されてきていますがまだまだです。
そのままミニハードルを使って膝の引き出しを強調した動きを。今の課題はこの部分ですから絞めと引き出しを繰り返しました。方向がずれてしまって上方向に抜けてしまいますが、そこをぐっとこらえて前に身体を運ぶ意識を持たせました。直線的に運べないものはやはり開くのが早い。これは冬期の課題となるでしょうね。時間がかかりますから。

少し進む意識を持たせた所で更にトゥトレ。強制的に進ませます。今週中にある程度目処をつけておきたいので少しつめてやりました。きついとは思いますが感覚をつかみ始めている時にしっかりとやっていく必要があります。刺激を入れた後に60mを数本。自分の動きに結びつけていくためです。大半の者が進み始めました。やっとです。

ここからが大幅に計算外になってしまいました。時間が押していたので外補強を減らしてシャフト補強のみとしました。通常30分かからずに終わるので問題ないだろうと思っていました。補強が不足していると思ったのでシャフト補強の距離を少し(?)伸ばしました。ここに大きな誤算が…。この距離のため負荷が飛躍的に増えてしまってなかなか練習が終わりません。この時にかなり大事な電話がかかってきたのでそちらの対応に追われていました。気がつくと30分で終わるはずのメニューが1時間かかっていました…。笑えません。選手はかなりきつかったはずですが声を出しながら何とかやっていました。間違いなく翌日は筋肉痛に襲われることでしょう…。
これをやっている途中に感じたのですが、以前は私がついて徹底的やっていた所がありました。しかし、最近は補強を任せている部分が多くなっていた気がします。やはり妥協してはいけない部分だと思います。きつくてもやらないといけません。計算外の練習負荷になってしまいましたが忘れかけていた「徹底する」という部分を思い出した気がします。戦うためには譲れない部分です。もう一度原点に戻り徹底していきたいと思います。

長い1日でした。
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新学期始まる

2011-08-30 | 陸上競技
月曜日、ついに2学期が始まってしまいました…。あったかどうかすら分からない夏休みでしたから。生徒にとっては夏休みだったかもしれないですが私は…。言っても仕方ない部分なんですが言わずにはいられません(笑)。

担任をしている2年生は翌日から就業体験実習が始まります。このために学校が早く始まったといっても過言ではありません。職業意識を持たせるためにも我々は色々な話をしていかないといけません。お客さんとしてではない形で経験させてあげると全く違ってくると思いますが、現状の教育システムでは難しいですね。愚痴になるので最低限にしておきます(笑)。翌日からの実習についてしつこく言っておきましたからきちんとやってくれるはずです。

学校が終わる時間帯が非常に微妙だったので食事を取る前に練習を開始することにしました。夕方は少し用事があったので早めに始めておきたかったので。練習は少し考えることがあったのでサーキットの後にドリルをする際、いつもとは異なる練習パターンで動きを確認することにしました。走っているときに前に進めない。これには様々な要因があると思いますが、これを1つ1つ改善していく必要があると思います。
今までは脚運びにかなりの時間を使っていましたが、もっと根本的な部分を身に付けさせないと進めないと改めて感じました。ひたすら練習を見ていて今のままでは戦えないと感じたため支部大会以後は色々と考えて動きを見てきました。「見る」という作業の大切さを改めて感じました。

少し感覚が良くなってきたかなという感じは受けました。そのためカーブから直線に入る部分の練習で上に浮く走りを抑え込むようにさせました。推進力が生まれずに方向が上に抜けてしまうと走れません。ここは走りながら身に付けさせたいと思う部分です。あれこれ言うのではなく身体で覚えさせたい。簡単な事ではありませんがしっかりと繰り返していけば動きは変わるはずです。

終了後はスティックを使って中間の走りを意識させました。普段は「刻む」意識で行うのですが、進まない部分を改善するために意図的に大きな動きをさせました。速く動かすだけでは前には進みません。タイミングや動きの部分が合わなければ推進力は生まれません。私自身かなり考えさせられています。今までやってきた形では走れないというのは明らかです。感覚的な部分を磨かなければ走れません。多少動きを崩してでも前に進む事を覚えさせないといけません。型にはめるだけではなかなか上手くいかないことがあることを痛感しています(笑)。

ある程度進むようになったと感じたので最後に120mを数本走りました。今まで中間で進まなかった者が走れ始めました。ここは大きな事だと思います。まだまだ本物にはなっていないと思いますが、疲労も抜けて感覚を磨くことが出来れば十分戦えるレベルになってくる可能性はあります。少し量は抑え目にしました。

その後治療に連れていく約束をしていたので練習を終わらせてそちらへ。移動に多少時間がかかりましたが、かなり見てもらえたので良かったかなと思います。バタバタしましたが、何となく学校が始まったんだなと感じました。この2学期はこれまでになく忙しくなりそうです。負けずにやっていきたいと思います。
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110mH、決勝での進路妨害?

2011-08-30 | 陸上競技
世界陸上、110mHの決勝は大激戦でした。優勝候補のロブレスと劉翔が隣のレーンで全く同じリズムでハードルを越えていく。前半少し遅れていた劉翔が中盤で追いつき8台目はほぼ同時か劉翔がほんの少しリード。9台目で劉翔がバランスを崩し10台目で更に・・・。これで勝負あり。ロブレスが向かい風の中で勝利。

が、角度を変えて映像を見てみると9台目で劉翔とロブレスが接触しています。それにより劉翔がバランスを崩し、10台目で着地が崩れます。結局最後のランでは走りを保つのが精一杯となり3位でフィニッシュすることになりました。後にロブレスの進路妨害となり、優勝したロブレスが失格、劉翔は繰り上がりで2位となりました。9台目でバランスを崩さなければ劉翔は優勝していたかもしれません。こう考えると少し離れたレーンで走っていたリチャードソンが一番ラッキーだったということになります。

この失格についてはちょっと疑問に思うことがあります。110mHではよくある出来事だと考えています。ちょっと専門的な話になるかもしれませんが。400mHと違って110mHでは直線にハードルが並びます。それを同時に越えていくのですから隣のレーンの選手とアームが接触することは良くあることです。110mHを走る選手は比較的長身で手足が長いので空中で接触することはあり得ます。特にこのように競っている場合はお互いの選手に近づいていくことは多々あります。これは100mでも同様。そのため手の接触する確率は断然高くなります。不慮の事故といってもおかしくないのではないかと考えています。
今回はロブレス、劉翔共に左リードです。こうなると右腕はリードアームとなるため空中で前側に出てきます。左リード足が伸びているのですから、右リードアームは伸びます。当然の結果です。伸びた腕を後に持って行こうとするとどうしても大きな円運動になる。意図的に大きく動かそうとするのではなく物理的にそうなってしまうのだと思います。今回はロブレスが左側のレーンを走っています。ロブレスの右アームは隣のレーンの選手に接触する確率が高い。この時劉翔が右側のレーンを走っています。劉翔は抜き足を前に持ってくるために左腕を後から前に運びます。これは走るのと同じですから問題はありません。今回の接触はこの場面で起きています。

ロブレスは右リードアームを前から後に持って行く、劉翔は左腕を後から前に持って行く。同じリズムで走っているのですから相反する局面で接触しているのです。考えたら分かりますが劉翔は前に行こうとする動きをロブレスに抑えられる格好になります。スピードは上がりませんし、バランスが崩れやすくなります。それを9台目・10台目で2度起きるとなかなから思うようには走れません。その結果ロブレスがスピードに乗ってトップでフィニッシュしたわけです。

これを進路妨害として捉えるのか?非常に難しいところだと思います。疑問に思ったので知り合いの13秒台の選手にどう思うか質問してみました。110mHでは良くあること、あのスピードでわざと掴めたらすごい話です(笑)という返信でした。脚を横に寝かす特殊種目だから上半身の動きも不規則な動きをする、その上2m近い選手同士だから接触は仕方ないことだという見解でした。同じです。この選手は「こういう接触もこの種目の特性だと思う」と言っていました。間違いない事実ですね。

映像で見ると「引っ張っているように見える」のは確かです。しかし、あれだけのハイスピードの中で隣のレーンを走っている選手の腕を掴めたらそれはすごい話だと思います。アームの動きが前から後に引く動きだったからこそそのような動きに見えたのだと思います。結局それで「進路妨害」とされ失格になったのですが・・・。

ボルトのスタートの件もですが世界大会で実施されているからこそ「これはおかしいのでは」という声が上がります。不正スタートの1発失格なんかは現場では「おかしい」と言い続けていますがそれはどこにも届きません。今回のロブレスの失格も少し違う気がします。もしも劉翔とロブレスのレーンが逆だったらどうなっていたでしょうか?陸上競技は実力もさることながら「運」も影響します。リチャードソンは自分のリズムで走って関係なく繰り上がりで金メダルですから。しかし、競技特性上仕方ない部分もあるのではないかと思います。難しい部分ですが。

ちょっと真面目な記事になりました。すみません(笑)
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夏休み最後・・・

2011-08-30 | 陸上競技
土曜日、練習終了後子ども達と実家に帰ることにしました。夏休みといっても外出することが多くほとんど子ども達と一緒に過ごすことがありませんでした。せめて最後くらいはという気持ちがあったので・・・。

実家に帰り、世界陸上を見ていました(笑)。結局どこにいても同じではないかという気がします・・・。さすがにそれでは申し訳ないので暗くなってから一緒に花火をすることに。よく考えてみると一番下は花火をしたことがありません。ということは上の子達も4年くらいはやっていないということ。ここ数年夏休みとはいえ陸上生活が大部分を占めていましたから家でゆっくりということがありません。うーん、そう考えるとかなり可哀想な気がします。大きい花火ではなく手に持ってやる花火でしたが子ども達は大喜び。せめて一夏に1回くらいは花火くらいはしたいなと思いました。数カ所蚊に刺されていたので、次回は虫除けスプレー持参で。

翌日は子ども達が以前から行きたがっていた山口の博物館で開かれている恐竜展へ。なかなかタイミングがなくて行けませんでした。というか基本的に土日は合宿が入っていたので無理。この日は何もなかったので山口まで足を伸ばしました。最終日だったこともあり博物館は多くの人でごった返していました。駐車場もほとんどなく図書館の駐車場から歩くことに。たまにはこうやって歩くのも良いですね。とはいっても400m位しかないんですけど。
恐竜展は・・・。こんなものでしょう(笑)。子ども達も想像していたのとは違ったのか若干冷めていました。一番興奮していたのは恐竜の「塗り絵」(笑)。30分くらい博物館の中で色塗りをしていました。それはそれでありかなと。動いている恐竜と一緒に写真を撮りましたが、子ども達の顔が引きつっていました。周りの雰囲気でしょうか。怖いという感じではなかったのですが。

最後の日くらいは家族サービス。間違いなく補えていませんが(笑)。あっという間の夏休みでした。全く休んでいないので「夏」ですね。これから反動が来ないか心配・・・。ぐったりしないようにしなければ・・・。
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不正スタートについて思う

2011-08-29 | 陸上競技
注目を浴びていたテグ世界選手権の男子100m決勝、あっけない形で終わってしまった。世界中の期待を背負ってのボルトのレース。誰もが「勝って当たり前」だと思っていたことでしょう。本人もきっと・・・。が、今大会から導入されたフライングによる1発失格の対象となりボルトが失格。思わず「わぁ・・・」という言葉が漏れてしまった。ある意味平等ではあるがこの舞台に立つまでにどれだけの努力と想いでやって来たかを考えるとやりきれない部分がある。

数年前、「意図的にフライングをして他の選手にプレッシャーを掛ける」選手が多かったため、1回目は仕方ないが2回目のフライングは誰が行っても失格というルールに変更された。結局これでも意図的にフライングする選手はいるので大して変わらないように思われるが、走る選手にとっては大きな違いがある。フライング1回で失格になるとやはりかなりナーバスになる。高校生の大会でフライング1回でインターハイ路線の大会を失格になると思うとちょっと厳しすぎる感じがある。力を発揮する前に終わってしまうのだから、やり場のない感情が残ってしまう。国際大会であれば今後の人生がかかっているといっても過言ではないからかなりの精神的なダメージだろう。

以前、県内でも特定の学校の選手が意図的だと思われるようなフライングを繰り返していて、指導者の間で話題になったことがある。強い選手が更に他の者にプレッシャーを掛けるというのが見え見えであった。教育的な問題である。普段からそういう手法を用いることがないように細かく指導をしていけば絶対にそういうことは起きないはずである。「勝てばいい」というのではない。特に高校生なので「正々堂々」という意識は持たないといけないと思う。ルール上は問題ないがやはり気持ちの良い物ではない。そこがコントロールできないから結局は1発失格にしようという話が出るのだが・・・。

もっと大きな問題は「放映時間の問題」。最初のルールでは「1人が2回フライングしたら失格」というものであっった。この形でレースをすると決められた放送時間内にメインとなる種目が行われなくなる。どうしてもスポンサーの関係でテレビ放送が中心となる。これは他のスポーツも同様。バスケットボールは休息時間にCMを入れる関係でクォーター制になり1試合が4ピリオドに分けられた。合間合間にCMができるのでこちらの方がスポンサーが集まりやすいから。このような「企業の理論」で多くのスポーツのルールが変えられている。選手の「想い」は置き去りにされてである。本当にこれで良いのか?大きな疑問を持つが我々のレベルではどうにもならない。大きな流れにのまれている・・・。

今回のボルトのフライング、世界中の陸上ファンが大きな落胆をしただろう。しかし、それはどうにもならないのである。今回のことが陸上界に「本当に大切なもの」を投げかけるものになればいいと思う。高校でも近いうちに不正スタートの1発失格が導入される。この時に自分の所の選手が失格になったらと思う・・・。意図的かどうかの判断は誰もできない。仕方のないことです。しかし、大きなダメージが残る結果になったことは間違いありません。

「感動」を与えることができる舞台でパフォーマンスを発揮する前に終わってしまう。本当に大切なもの、皆が見たがっているものを示せない。本当に意味がないことです。やりきれないですね。
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夏休み最後の練習

2011-08-28 | 陸上競技
土曜日、この日は夏休み最後の練習となりました。今年は国体の関係でいつもよりも早く学校が始まります。火曜日から2年生は就業体験が始まります。バタバタします。それも踏まえて最後はしっかりと走っておこうと考えていました。

前日に中間の走りを意識させて強制的にオーバースピードトレーニングを入れました。この日は他の動きをしながら身体を前に進める意識をさせました。ハードルを使ったありふれたトレーニングですがきちんと意識すれば効果は高いと思います。股関節が使えない、硬い選手が多いのは大問題だと思います。これはどれだけ指導する側が話をしてもやる本人が普段から柔軟性を高める努力をしてくれなければ改善されません。今の大きな課題だと思っています。「本気になる」ことができれば自分でやることは見えてくるのですが…。

そのままの流れでドリルは最小限にして加速ドリルに入りました。中間だけを意識してもその前の段階がきちんと作れないと間違いなく走れません。この段階で多少トラブルが発生したためそちらの対応に追われました。なかなか上手くいかない事が多いですね。こちらの計画通りにいかないですね。難しいところです。出来ることは最大限にやっていきたいと思います。

加速段階の確認をした後はタイヤ引きにしました。この日は競技場が使えないため学校での練習でした。幸いグランドでは野球部の居残り組が練習をしているだけでしたから使いたい放題(笑)。少し長い距離を使って負荷をかけましあ。単に引っ張るだけではなく狙いとする部分を意識させて走らせました。追い込みというよりは技術走のような感じです。そのため1本1本の休息を普段よりも長めに取りました。ヘロヘロになった中でしか分からないものもありますが、今は走りの感覚を少しでも身に付けさせたい、感覚を磨きたいという気持ちがありました。効率のよい走りを身に付けなければこれから先戦っていくことは出来ませんからね。これを数セット繰り返しました。最後に60m位の距離で実際の走りにつなげていく作業をしました。少し進み始めたかなという感じがあります。

終了後、少し補食を取らせて休息。そのまま外補強を。ここ最近身体作りが不足しています。しつこくしつこく補強を家でやるように話してきましたが「腹筋30回」程度しかやっていなかったりするのが現状です。ここの意識の差が競技成績に顕著に現れています。これは私の指導が不十分なのだと/-pf。「心」を動かすような指導ができていないからこの段階で止まってしまっているのだと思います。まだまだ力不足を感じます。
とはいえ、全体でしっかりとやっていかないと先には進みません。外補強をしっかりとやっていくことで目標に近づいていくと考えています。最近、ベンチやスクワットをほとんどやらなくなっています。これは考えていかないといけない部分なのかなと思っています。外補強だけでは補えないのかもしれないと。まだまだ勉強不足かもしれません。目の前の選手の動きを見ながら判断ができるようにならないといけないですね。

残された時間を有効に使いたいと思います。大きな花を咲かせるために「心」を動かせる指導をしていきたいと思います。長いようであっという間の夏でした。
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中間での進み

2011-08-27 | 陸上競技
金曜日、2日間練習を落としてからの再開としました。追い込みをしたあとの回復が遅いのが気になります。せっかく合宿で追い込んだのですが回復させるために数日間を要します。まだ疲れがある者もいる様子。また、足の皮が剥けていたり、爪が死んでしまったりという感じでなかなか万全の状態にはなりません。

この日はここ最近の課題を克服するための練習を中心にやろうと計画をしていました。加速段階も改善しないといけないのは間違いないのですが、スピードに乗るところで重心移動が生まれません。力が上方向に逃げてしまったり、膝の引き出しが出来ずに進まないという動きが目立ちました。これでは絶対に戦えません。なかなか感覚がつかめないので強制的に進めないといけないなと考えていました。

そこでトゥトレを導入。進まない中間を無理矢理に進めてその感覚を覚えさせようと考えました。多少動きが崩れても大切なのは前に進む事です。今は細かいことを意識しすぎているのか一番大切な部分が弱くなってしまっています。2人1組でしっかりとスピード刺激を入れました。休息を取りながら数セット。オーバースピードで速い動き、前に進む感覚を身に付けさせたいと。身体にかかる負担は大きいと思います。できるだけフレッシュな状態でやるほうが効果が高いと思ったので元気なこの日にしっかりとやりました。

感覚が鋭ければ何本かで見違えるほど感覚が良くなりますが、今はなかなか変わりません。そのため負荷をかけてでも繰り返していく必要があると思います。戦うためには今のままでは不十分ですからね。負荷をかけた後に60mを何本か自分で走らせました。まずまずの動きができるようになったかなという感じです。テーマを決めてしっかりと取り組んでいきたいと思います。

走練習が終わってから今度は学校で走らずに重心移動を意識させるためにスキップ走を。色々な形で感覚を身に付けさせたいと思っています。疲労するまでスキップをさせました。疲れてくるとやはり癖がでます。前に進まない者、上に抜ける者が出てきます。体幹が弱くぶれてしまうので全く前に進まない感じがありましたあります。かなり時間をかけて取り組んでいるつもりでしたがこちらが計画していた所までは進んでいない気がします。なかなか難しいですね。
この1週間明らかに不足していた股関節の補強もやっておきたかったので武道場に入ってBOX補強とハードルを使っての補強を実施。足りないところはきちんと補っておかないといけません。会議が入っていたので最後は任せましたが、各自が必要性を感じで取り入れなければいけないと思います。

全体に少しだけ話をしました。ある選手が県総体で絶対に負けられない相手に負けてしまった。それがきっかけでどれだけやっても身に付かなかった技術が1週間で身に付いて記録が飛躍的に伸び、インターハイの切符を手にした。これは実際にあった話です。人は危機感を持って「絶対にやってやる」と思った時、信じられないような力を発揮します。それまで「本気でやっている」と思っていたのが嘘のように自分の限界を越えて力が出せるようになっていくのです。最後は「覚悟」と「決意」だと思います。これがあるかどうかで結果は大きく変わってくると思います。残された時間を最大限に使ってもらいたいと思います。
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脅威的な効果

2011-08-26 | 陸上競技
金曜日の夕方、自宅のベランダに蜂の巣が出来ていることが判明。この夏休みはほとんど陸上競技中心の生活で半分は家にいませんでした。冷静に考えるとすごい話です。自宅にいないことが当たり前のようになっています(笑)。普通の仕事ではあまり考えられないですね。

見てみるとかなり大きな蜂の巣が…。1ヶ月くらいは頑張って作った感じがありました。私がバタバタしている間にせっせと大きくしていたのでしょう。さすがにこのまま放置しておくわけにはいきません。小さな子供もいますから万が一に備えて早めに対応しないと危険です。

小さい頃は遊び半分で蜂の巣を落として逃げていましたが、さすがにそういうわけにはいきません。子供たちが被害に合ってしまう危険性があるからです。近くの薬局で蜂用の殺虫剤を購入することにしました。近づいて退治するのは危ないのでジェットタイプの殺虫剤にしました。

使用してみると一瞬で全ての蜂がバタバタと地面に落ちていきました。予想以上の効果です。ここまで強い殺虫効果があるとは…。夕方から夜間にかけては虫が寝るようなので飛び回ることはない。それもあったと思うのですが、本当にあっけない感じがありました。

とにかく無事に退治することができました。本当に脅威的な効果がありました。商品として販売しているから当然だとは思いますが(笑)。無理して落とさなくてよかったです。安全第一(笑)。
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課題を決めて取り組ませる

2011-08-26 | 陸上競技
木曜日、この日まで少し回復に充てようと考えていました。前日に疲れているという感じが強く出ていたので。もう一頑張りさせたいところでしたがこの状態で走ってもあまり意味はないだろうなという気がしたので。

最初の段階で指示を出しておきました。何人かのグループに分かれて支部新人の反省点、課題を話してそれを克服するための基本練習をするようにしました。男女分かれてやるのではなく課題が近い者同士で一緒に動きを見ながらやっていこうと。今気になっているのがこのグループごとのミーティングが上手く機能しているのかどうかということ。数年前はかなり上手くいっていましたが今はほとんど私がその場にいません。もう少し近づいていって見ておかないといけないかなという感じがあります。任せっぱなしでは怖いですからね。

最初の段階から工夫をしてやっていました。中間で身体が進まないグループができていましたが、前に進むために何をしないといけないかを考えながらやっていました。結局重心移動の感覚が弱いから進まない。引き出しと重心移動は同調しないといけないのですが動きのタイミングが合わないので進みません。ここ最近、ここで立ち止まることはありませんでしたからこちらも色々と工夫をしていかなければいけないなと改めて感じました。

故障から回復段階の者は完全に別メニュー。合宿等では全くといって良いほど走れませんでしたが繰り返し治療に行った効果か、ある程度動きが崩れずに走れるようになってきました。とはいっても本数を重ねると痛みが出るようで休息を長めに取りながら最初の段階の動きの意識です。走り始めた時にはバタバタして身体が進みませんでしたが、何本かやっているうちにスムーズに進み始めました。たまたま本人が家からハンディカムを持ってきていたので、中国大会の走りを見ながら自分の動きをイメージさせました。
自分だけでやると完璧な動きを目指すのでタイミングが合わなくなります。痛みがあるので接地が長くなるのは当然です。そこで切り替えを意識すると身体が進まない脚だけの動きになってしまう。私は最初の動きだけを意識させました。最初が上手くいかないとその次の段階も上手くいきません。ある程度やった所で終わらせました。最後にランジを。出来ることはしっかりとやらせていかないといけませんから。

他の者も走りに近い動きをやりながら進めていくようにしました。なかなか進みませんが少しずつですが感覚がつかめているような感じがあります。前に進むためには軸というか体幹がぶれていたら効率が悪くなります。やはり基礎的な練習が必要になります。技術的な事をやる前に筋力がなければやろうとしていることはできないですからね。

あと3週間でどこまでできるか。それにかかっています。覚悟と決意だと思います。見ていきたいですね。
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自分自身を見つめる

2011-08-26 | 陸上競技
水曜日、基本的に練習は休みとしました。家でゆっくりするというのも必要なことかもしれませんが、ここ最近身体のケアに対する意識・取り組みが甘い気がしていたので学校で選手同士のマッサージをさせることにしました。この日は2年生の登校日ということもあり、10時集合とゆっくりした日程で行うことに。この時間の使い方というのが非常に大事になってくると考えています。与えられた時間をどう使うか。これは本人の意識次第だと思います。

マッサージ等が終わった後にここ最近の試合のビデオを見て自分自身の走りの課題を見つけさせようと考えていました。自分がイメージしている動きと実際の動きが異なる場合はそれを自覚して埋めていく作業が必要になってくると思います。自分では「できている」と思っていても実際は全く違う動きをしているというのは良くあることです。学校にある大きなPCを使ってビデオを見ようと準備をさせると、録画用のハンディーカムの液晶に亀裂が入っていました。自分達の物ではなく借り物です。その亀裂により液晶のタッチパネルがうまく反応しません。大きな問題です。
「自分の物ではないから」という感覚があるのかもしれません。決して安いものではありません。話を聞くとかなり前から亀裂が入っていて反応が悪かったということ。もしも誰かが誤って落として亀裂が入ったのであればその時点で報告する必要があります。持ち運び時に亀裂が入るとは考えにくい。全体に問いただしましたが「気がついたら割れていた」との返答。そんなことがあるのか分かりません・・・。もしも、それ以外の時に亀裂が入ったのであっても一番最初に気がつく者がいたはずです。それを報告もしないでずっと使っているというのは大きな問題だと思います。私がPCのHDにデータを移そうと思って液晶を押すとその亀裂から一気にひびが入り使用不可能な状態になりました。修理に出さなければいけません。その負担は誰がするのか?考えさせられる部分だと思います。その話をしに男子の部室に行くとかなり汚い。ゴミが散乱していました。こういう姿勢が改善されない限り次の段階には進まない気がします。「誰かがやるだろう」という部分が日常生活から出ている。だから練習でも「人に付いていく」だけで終わっているのだと思います。早速掃除をさせました。

その間に女子と個別に話を。色々と改めないといけないことがあります。自分自身の内面と向き合うきっかけを与えないといけないと思います。かなりの時間を使って話をしました。基本的に「甘さ」が目立ちます。自分は一生懸命やっているという勘違いが大きい。自分のやっている努力が一番だと思っている感じがありました。本当は全くできていないのにもかかわらず、それ以上の改善をしない。結果が伴うはずがありません。それなのに「評価」を求める。今の自分達の取り組みの甘さを自覚しない限りはいつまで経っても同じ事の繰り返しになると思います。入学当初はほとんど同じくらいの走力でした。県記録会では14秒9くらいだったでしょうか。そこから一人は13秒台に持ってきました。これは途中でかなり厳しい指導をした結果意識の変化があったのだと思います。

このあたりから「差」が生まれています。みんな同じだと思ってやっていたかもしれませんが、大きな「差」がついているのです。結果、記録に表れる。一方は記録が出る、一方は記録が出ない。これを「才能」として捉えるのは大きな間違いです。「努力」だと思います。この部分の「差」が大きい。そこを一つ一つ振り返って説明していきました。夏休みに入ってからの時間の使い方に大きな違いがある。詳しくは書きませんが補強やそれ以外の取り組みで大きな「差」がついているのが現実です。やっている者でさえ私から擦れば「不足」だと感じていますから、やっていない者は全くです。ここを理解しないと「注意を受けた」ということだけで終わってしまいます。これは当然自己管理にもつながっていく部分です。全てがここに現れていきます。

時間をかけて話をしました。どこまで自分の考え方を変えていけるかだと思います。これまでにない大きなエネルギーを使っている感じがあります。それでも何とかしていかないといけない。それが私の役目ですから。できることを全てやっていきます。
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