少しずつ更新。地道にやります。
月曜日は休みとしました。私は午後のLHRなどの時間を使って2時間分面接練習。トータルで6人しかできませんでした。それでも面接内容で気になった部分の話をしてそこから修正。前も書きましたがGoogleドキュメントを使って「志望動機」などを入力しておきそれに対して私が時間があるときに赤で添削。付きっきりでやるのは不可能なのでお互いに時間のある時にやる。仕事の効率化です。どうすれば時間を有効に使えるのかをこちらも考えます。疲労感はかなり。毎回のことですが。
火曜日。翌日からテスト週間に入ることが判明。この日はしっかりと走ろうということに。朝練で「動きの確認」をある程度やる。午後はそういう部分を殆どやらずに走らせたいと思っていました。これまでは「ドリル」「補強」で更に走るという感じだったので「走練習」が明らかに不足する状況になっていました。ある程度のところで「割り切る」というのが必要だと改めて感じました。「技術」的なことをやるのは楽しい。変化が生まれやすいからです。しかし、実際に走りに落とし込まなければ意味がなくなります。そういう部分でもっと「削ぎ落とす」という作業を必要とします。あれもこれもやれない。「バランスよくやる」というエッセンスは残しながら「やるべきことをやる」というメニューにしていきたい。移行できるかどうかは選手の「考え方」次第なのですが。
こういう日に限って「大掃除」が入っていました。30分間の掃除です。練習開始自体が遅れました。16時半くらいからのスタート。ここも見越して最初の練習はかなり絞っていました。バランス系をやってからDM∞。チューブもも上げとハードルドリル。そこからすぐにスパイクを履いてスイッチング&スキップ。走るための準備はここまでです。身体を温めてそこから刺激を入れて走る。ある程度の時間の確保をしなければ「走練習」に割く時間が足りなくなります。もちろん、毎日毎日この手の形にする気はありません。この日は「しっかりと走る」と決めていたのでそれに合わせて組んだだけ。こういう部分もこれまでとは変えたい。「走る」というのを嫌がる者が多かった。それに合わせて劇的に減っていましたが今回はこちらも「走らせる」と決めています。「走りたくない」という者もでるでしょう。それはもう「やらないほうがいい」と思います。スプリント種目ですから「走らない」という選択肢はない。単純に走りまくるという無謀な練習を課しているわけではありませんから。
「合わない」といわれたらそれまで。スプリントを速くするために「走りたくない」と言われたら私にはどうにもできない。ここ最近、それでも「なんとかできないか」と模索していました。しかし、よく考えてみれば「走りたくない」と思っている者に「速く走るために何をするか」を考えさせても意味がなくなります。ある程度走りながら作っていく部分は必須だと思います。「どこに合わせるのか」という部分。私自身が見失ってはいけないなと思っています。
チューブ5歩、二次加速スティック、スイッチングスプリント。これを3本ずつ。道具を極力使わない中で練習を進めていきたいなと。練習時間が2時間半あるかないかの状況。何かを削らなければ時間の確保はできません。そういう部分も含めてこちらも考えていかなければいけません。「しっかり走る」といってもあほほど走るつもりはありません。必要最低限の走り。この部分をどうやって行くか。
選手もかなり急ぎ足でやっていました。補習があって参加できない者が数名、走らない者が1名。この中でどうやって準備を進めるか。1年生女子は戻るときに走って戻っていました。そこまで慌てなくてもいいと思いますが。それでも「この日は絶対にやり遂げる」という意思の現れだと思います。こういう部分は評価していきたいですね。予想していたよりも早い流れの中で練習が進んでいきました。
走練習としては60mT走を3本、60mスプリントを2本。これを2サイクルです。合間には補強。座って休むというのではなく「身体を動かしながら待つ」という感じでしょうか。この部分も重要。私は長距離選手の治療をしながらだったのですべての動きを見ていたわけではありません。それでもかなり動くようになってきているなと感じる者も。今は走る中で覚えていくことを重視したい。そうであれば今何をするのか。走るたびに感覚がよくなればいいなと感じています。そのためにはある程度の本数も必要かなと。
少し休んで120mを中心とした走練習。要望があったので直線を長めにすることにしました。うちは自分でレーンを作るので毎回若干ずれます。レーンはないのでぶつかったりすることもあります。それでも走るというは重要だと思います。今回は2人ずつの「同時スタート」です。アウトから走る選手は圧倒的に不利ですがそれでも「競争する」ことに意味があるなと思っていました。距離を少しずつ変えながら3セット。それほど多くないと思います。
疲労を表に出す選手もいましたが、大半の選手がすべてのメニューを走り終えました。これだけで大きな評価になります。途中で抜けていく選手が大半を占めている状況だったのが「最後まで練習をやる」という状況に成長しました。十分かどうかはわかりませんが成長の跡は見られます。特に女子は「競争する」というのがやっとできるようになってきました。これはこちらが工夫をしていくことで何とでもなると思います。
基本「走りたくない」という気持ちがあるかもしれません。何度も書いていますが「走らないで速くなる」というのが理想ですが、「一般的な選手」であればそれは困難だと思います。ある程度の「練習量」が必要になります。一時期、ある程度の力がある選手が増えていたというのもあるので「量」が激減していきました。が、うちのように強い選手が入ってこないチームにとっては「状況に応じての変化」は必要になります。どうしても「慣れ」が出てしまうので方向性がずれます。危ない話です。
まー2時間半でやり終えました。やっと・・・という感じです。走らせることにもエネルギーが必要になります。だらだら走るのではない、かといって量を追い求めるのも違う。そういう状況の中で何をするのか。私自身が考えないといけないと思います。
走れるようになってきました。焦らず。少しずつ。