kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県総体~雑感~

2017-05-31 | 陸上競技
ちょっと雑感を。

男女リレー。結果としては上手くいきませんでした。男子のタイム的には今のメンバーからすればいい記録だと思っています。県総体に100mで出場する選手が0の中で43秒4まで行きました。が、やはり「力不足」は否めません。最低限でも11秒中盤の選手が4人いなければレースに参加させてもらえない。

タイムが出たとしても結局は中国に進めなかった。やはり「流れ」だと思います。春先から一度もベストメンバーで走ることができていませんでした。走れる選手が多ければそれでも対応できるのかもしれませんがうちのようなチームでは厳しい。レース経験を積んでおくことも必要なのにそれができなかった。敗因はそこにあると思います。

支部大会の前に男子キャプテンがアキレス腱痛で走れない。かなり調子よく来ていただけに本当に残念でした。県選手権では走れるようになっていたのですが今度は棒高跳選手が踵を痛めて練習ができなくなる。メンバーが確定したのは県総体の数日前でした。アンカーを走る選手は1年間足に不安を抱えている。この状況で本当にアンカーとして走れるのか。不確定要素が多い中でバトン練習はほとんどできない状況でした。

43秒3を目標に掲げてやってきました。昨年秋は44秒7くらいだったのでかなり記録は短縮できています。しかし、42秒台を目指して練習をしてこれなかった。私の責任だと思います。もうワンランク上の目標を掲げておかないといけない。足りないのです。

ある選手が「先輩達のことを考えるとこれから自分が新しい目標を掲げて進んでいいのかw分からない」という表現をしていました。これは違うと思います。進むしかないのです。「想い」は託されています。そうであれば余計なことを考えず前だけを見て進むしかない。それができないのであれば上級生から何も引き継ぐことはできないのですから。

女子のリレー。支部大会で49秒15。初戦としてかなり手ごたえを感じていました。まだまだ走れていない中でのこのタイム。最低限でも2秒短縮できるだろうなと考えていました。まずは記録を狙おうと思っていた県選手権でまさかのオーダー提出ミス。情けない限りでした。流れが悪すぎる。

県総体では予選から48秒66のチームベスト。この感じからすれば48秒2は狙えるなという手応え。が、トラブルが発生。急遽一度も練習していない選手にリレーを走ってもらうことに。本来であればこの時点でアウトです。本当に「たまたまバトンが渡った」というだけ。勝ち上がるべくして勝ち上がったとは思えません。準決勝の3人の走りであればかなり行っているのだと思います。アンカーは他校の選手に追いつかれていましたからそこまでの貯金がかなりあったはずです。

実際走れていない、タイムが出せていない。ここは本当に考えないといけない。あと1人が走れていたらタイムが出ていた。「たられば」はあり得ないのです。結局決勝では考えることが出来ずアップがきちんと出来ていない。常に私が付いて指示を出さなければ出来ないというのでは勝負にならない。

トラブルが発生するという時点で弱い。これは明確だと思います。もちろん突然のアクシデントが起きるのは想定内です。不慮の事故だってある。それでも流れが悪すぎる。周りから見れば「順調ですね」と言われるかもしれません。が、決してそんなことはありません。トラブルに上手く対応できたのは「奇跡」です。私が病院から戻ってこれなければ棒高跳選手が3走になり失格していたと思います。奇跡的な間に合ったから何とかなっただけ。

ここは常に意識しておかなければいけないと思います。

レースを重ねる中で本当に課題が浮き彫りになります。実はそれを一つずつ潰していけば良いだけの話なのですが。改善することが多すぎます。技術的な部分、体力的な部分、どちらもきちんと変えていかなければいけない。それだけでかなりの時間を要しますが「考えて動く」というか「流れを感じる」という部分が不足するなと思っています。

一つ失敗してそれをプラスアルファで改善していく。レース自体もその傾向があります。器用ではありません。全ての部分で成長中。その分、伸び代はかなりあると思っています。数週間で大きく変わる可能性がある。本気でそう思っています。

まだまだ弱いチームです。それでも確実に力は付いている。県を代表するチームにはなれていないかもしれませんが全国で活躍するチームにしたい。そう思ってやっていきます。

また別に書きます。
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県総体〜男女200m〜

2017-05-31 | 陸上競技
県総体最終日。嵐のような県総体。精神的にも肉体的にもかなり疲労していました。それは選手も同様だと思います。NとMは初日からずっとレースに出ています。うちは長い距離を走る練習をしていません。「体力」という意味では他のチームには勝てないかもしれません。ショートスプリントを走り続ける基礎体力はある程度あるとは思っています。これはまた時間があれば書きます。

最終日は200m。男子はマイルの僅かな可能性に賭けていたので200mに出場するstrも走ることに。この子はこれから先もっともっと強くなるだろうなと思っています。だからこそタフさを求めたい。女子とは走りのタイプが違います。本当は女子マイルもチャレンジすると良いのでしょうが。疲労が残る部分はあるかなと思いましたがstrにマイルを託しました。結果的に10番目で決勝に届かず。悔しいですが力が足りない。この想いだけは忘れたくないですね。

ここからは完全に個人戦。予選、Nが25秒85。やっと予選から力を出せるようになってきました。Mは向かい風の中で26秒17。条件を考えたら自己ベスト更新レベルです。悪くない。2人とも疲労困憊だと思います。その中でも力を出せるようになってきたというのは大きい。strは22秒92の自己ベスト更新。中学時代、23秒8がベストですからこの1年間で力を付けてくれているなという感じですね。

予選終了後、女子2人は「足に張りがある」ということでした。ここで怪我をしてもらったら何の意味もないのでこちらで調整をすることに。アクアーリオという水を使って筋肉を緩めるようにしていますがレースを重ねる中で筋肉自体に疲労が蓄積しているのだと思います。ハムストリングの張りを取りながら対応。

この日はレース間隔も短いのでなかなか大変です。準決勝はNが追い風参考ながら25秒58。Mも追い風参考で26秒09。単純に持久力という括りで考えるとMの方があります。それだけではない要素が影響するのだと思います。単純に300mが走れれば200mが走れるというのではないなと改めて感じていました。別の部分での意識をしっかりすることで対応する方が良いのかなと。

strはここが正念場。かなり良い感じで入ってきましたが22秒97。この組は微妙な向かい風となり9番目で決勝に進むことができませんでした。「運」の要素も大きくあると思っています。しかし、「運」に頼らなければ上のラウンドに進めないというのはまだ力が足りないということ。実際は力のある選手が数人棄権していますからもっと高いレベルでやっていかないと本当の勝負にはならないと思います。まだまだやらなければいけないことがありますね。

決勝。かなり力が接近している中のレース。簡単な勝負ではない。先日の県選手権ではなんとか入賞したという感じでした。あの時よりは走れているという感覚はありますがそれがレースでどう出せるか。レースはNが直線に入ってきたときに横一線くらいだったでしょうか。そこからよくスピードに乗れました。Mは少し遅れている。持久力がないNが最後までスピードを保って追い風参考ながら25秒37で優勝。Mは26秒09で5位。なんとか走り切れました。

200mのタイムを公認の風で出せるようになればインターハイの可能性が出てきます。24秒台に入るくらいの力がなければ難しい話なのですが。200mで3人中国大会というのが目標でしたが今年は達成できず。来年に向けての課題が残りました。

特別なことはやっていません。本当に普通のチームです。2年前から比べるとチームとしてはそれなりの形になってきたのではないかと感じています。が、まだまだ。甘さがある。「強い選手が集まっているのだから当然」と言われるかもしれません。それは受け止めていきたいと思います。本当に「強い選手」なのかどうかは別問題。周りから見られる部分と実際のギャップは大きいと思っていますから。

なんとか県総体を終えました。中国大会に向けてもう一度考えていきたいと思います。

もう少し振り返っておきたいなとは思いますが。
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県総体~女子100m~

2017-05-30 | 陸上競技
リレーが終わり今度は個人種目へ。

ここ最近の動きを見ていると「かなり走れるだろうな」と思っていました。結果論ではなくです。男子もかなり走れるようになっていると感じていたのですが県総体への出場権を得ることができていません。この日の100mは女子のみ。県選手権でNは12秒57で走っていました。同じくMは12秒69。これは自己ベストを0.01秒更新するものでした。力的にはもっと上だと思いますが。

その状態よりも明らかに走れている。かなりの自信を持っていました。リレーの予選でバタバタしながらも48秒66を出す。これは全体の力が付いている証拠だと思っていました。NとMがどれだけタイムを出すか。あとはarが12秒台に近づいてくれるかどうか。ここです。

arは1年生の時14秒8くらいかかっていました。予選通過どころではない。ここ最近は走れるようになってきていました。加速段階は他の者についていけるようになってきている。うちが4継でインターハイに行くためにはNとMだけではなく他の者が強くなる必要があるのです。そういう意味でも今回の100の持つ意味は大きい。

予選、Nが12秒43で走りました。これまでスロースタートのタイプでラウンドが進むにつれてタイムが上がっていく走りをしていました。このレースはスタートがイマイチでしたがそこからは本来の姿でした。中学時代に出したベストをやっと更新。高校のスタートラインに立てました。続いてMが12秒43。こちらは追い風参考でしたが走れているのは間違いないなという感じでした。最後にarが13秒28。ベスト更新。結果的に追い風参考の組みがいくつかありプラスに引っかかることができませんでした。arにはもう一本走らせてやりたかった。

これによりリレーの不甲斐ない走りの原因は明確。私が細かく指示が出せなければ出来ないのか?!という話になります。分かりにくい部分があると思いますがリレーの決勝は本当にダメな走りをしていました。これでは中国で戦うことは出来ない。ベスト更新の状況ですがとても褒めるわけにはいきません。毎回毎回少しずつ学習していきます。周りから見れば当たり前かもしれませんがうちの選手には大きなことなのです。「やるべき事をやる」という感覚。成長に繋がると思っています。

準決勝は先にM。今度は公認で12秒51。公認での自己ベスト更新です。まだ出そうな感じがありました。Nはまたも12秒43。こちらは追い風参考。それでも安定して走ります。決勝でどれくらいの走りが出来るのか。ここが大切だという話をしていました。Nは連続で12秒43。力的にはワンランク上がっているのは間違いないですね。

決勝、NとMは隣同士。決勝に残ったメンバーは山防地区が5人。シビアな地区だなと改めて感じました。レースは中間で多少もたつきましたがNが圧勝。しかし、タイムは12秒54。向かい風とはいえ、これでは戦えません。Mは本来の走りが出来ず中間から少し離されて12秒70。同一校でのワンツーフィニッシュでした。

レース終了後、2人には一切の笑顔はありませんでした。勝った喜びというよりはきちんと走れなかったことの方が大きかったのだと思います。私も「おめでとう」という声かけはしませんでした。これが中国大会だったら?向い風で12秒5では戦えない。Mが決勝で力を発揮できないというレースを何度繰り返すのか。ワンツーフィニッシュというのは誇らしいことだと思います。簡単に出来ることではありません。しかし、そのプロセスが評価できない。

向い風で記録が大きく落ち込む理由は明確です。練習でやっていることがきちんとできていないから。きちんとした加速段階の動きが出来ていなくて身体が起きるからです。このようなレースをしていたら次はありません。結局、「やるべき事をやる」という部分ができていない。本人たちもその部分が分かっていた。そういう意味では成長かなと。レースを一つずつ消化する中で自分達に足りないものを感じることができている。

表彰台に乗って降りてからNはうつむいていました。何か思うことがあったのでしょう。

周りからは双子でワンツーフィニッシュという部分が目につくと思います。私はこの子たちに会ってから一度も双子だと感じたことはありません。全く似てない。「個」として向き合っているつもりです。初めて見た時からずっと。今回は「双子でのワンツーフィニッシュ」という珍しさもあると思います。そこに対する価値は全く感じません。同一校におけるワンツーフィニッシュという意味ではそれなりに価値があるのかなと思いますがそれ以上はない。

記録的に微妙なところです。本来であれば「記録」で評価されるべき種目。来年、もう一度注目されるのであれば2人が大会記録を更新したという内容にしなければいけないと思っています。本質的な話です。

繰り返しになりますが双子だと感じる要素は私にはありません。顔も違えば性格も違う。走りのタイプも課題も違う。ライバルが同じ学校にいるだけだと思います。以前はmakinoとkanaの指導で感じていました。あの時は果たせなかったワンツーフィニッシュという部分は達成できました。本当に最低限の部分でしかないと思っています。

このレースにより本人達も感じることはあったはずです。これまでの流れから行くともうワンランク力が上がるかなという予感はあります。そうでなければうちで練習する意味はなくなってしまうから。このレースを見ていたBOSSから翌日の朝、2人きりになったところで「2人ともタフになってきたな」と言ってもらえました。本当にありがたい事です。私にとって10年近く一緒に指導をしてきたBOSSと師匠からの言葉は大きい。客観的に見て感じた評価は本当にありがたい。

やはり、悔しさの方が圧倒的に大きな2日目でした。思う事、感じた事を素直に書いています。勘に触る部分もあるかもしれません。それでも記しておきたい。

また書きます。
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県総体~棒高跳と女子リレー2~

2017-05-30 | 陸上競技
2日目。本来であれば勝負のことだけを考えておきたいのですがそれだけではできませんでした。前日のことがあり急遽アンカーを棒高跳のmmに頼まないといけなくなる。最大の問題は競技時間の重なりです。棒高跳の競技開始は11時。リレー決勝は11時15分。完全に重なっています。この状況でどう対応するのか・・・。更にはバトンのこともありました。

本来であれば朝のアップ時間にバトンを見たいのですが会場準備などのため全く選手に関わることができませんでした・・・。しんどい。どのような状況なのかも把握できないというのは・・・。通常であれば問題ないのかもしれません。今回は・・・。

不安もあって棒高跳のアップ時間からはポールのピットにいました。「専門の指導者」ではありませんからその場に存在していても全く役に立たないのかもしれませんが。練習跳躍、3m20のゴムバーを越えていました。調子としてはかなりいい。3m10くらいは行くだろうなという感じでした。リレーのこともあり相談して最初の高さである「2m」から競技を始めることに。跳躍の前に「低すぎて逆に跳び難い」と言っていました。

実際の試技が始まると2mの1回目をミス。感覚が全く違うようです。更に2回目も・・・。mmに頼るしかないのでリレーに入れました。が、それにより個人の中国がなくなるというのは絶対に許されないことです。3回目に無事に超えてくれましたが本人もいい気分ではなかったと思います。

そこから慌ててリレーへ。本当にギリギリでした。

決勝、1走から2走のパスが最低。手に収まりませんでした。他の区間は変わっていますがここは変わらず。それにより間違いなく加速できませんでした。その後はなんとかつないでいきましたが結果は49秒74。前日の準決勝のことを考えれば今のこのメンバーで48秒台くらいに入れると思っていました。無事に中国大会は決めましたが本当にそれでよかったのか。このことに関しては女子の100mの時に触れようと思います。私がいなくても「やるべきこと」をやらなければいけない。

その後、ポールに戻りました。そこからの試技は落ち着いて対応してくれました。途中表彰があるからという連絡がありましたが断る。競技中ですから。

2m80までは問題なく越えていました。2m92に上げて試技。ここにきて跳躍の形が崩れてしまいました。先ほどの練習では問題なくクリアしていた高さです。間違いなく「4継」がマイナスに出ていました。結果、クリアできずに終了。本人はかなり消化不良の県総体になったと思います。人数が少ないがために頼るしかなかった。しかし、それにより個人の競技に集中できなかったのは明らか。

もしも2mを3回失敗していたら・・・。リレーを走らずにポールに集中していたら・・・。そう考えると申し訳ない気持ちでした。だったらリレーを捨てればよかったではないかという人もいるでしょう。「個」を無視した「チーム」はあってはならない。本当に難しいところだと思います。

様々な経験をしてきたつもりです。しかし、まだまだ自分自身が未熟だなと感じています。指導者の力量がないからこのようなトラブルが多発するのかもしれません。何か起きたとしても「交代要員」がいてくれればこのようなことにはならないのかも。入部してくれている1年生をもっと早い段階で仕上げておけば・・・ということもあるかもしれない。しかし、それはできなかったと思います。

2年生の女子、昨年は1種目しかエントリーしませんでした。大切なのは1年生で活躍することではない。先のことを見据えてやっていこうと考えていたからです。2種目エントリーしたらひょっとして中国に行っていたかもしれません。しかし、そこに意味を感じなかった。1年生を交代要員として育てきれないでいた私の「甘さ」も影響しているのかもしれない。しかし、本当はこれからなのです。そこの部分だけは譲りたくない。

なんとか体裁だけは整えた感じでしょうか。リレーはmmのおかげで中国に進めます。勝負できる可能性がある舞台に立つことができるのです。感謝しかない。

mmに申し訳ないので急遽、試合を探しました。翌週、周南で大会が実施されることを知りお願いしてみました。オープン参加でいいので競技会に参加させてもらえないかと。女子のポールが実施される大会というのは多くありません。可能であれば跳びたい。自信にもなるはずです。各方面に調整していただき参加できることになりました。本当に感謝。

なぜ、毎回毎回トラブルが起きるのか?これは競技に限ってのことではないのですが・・・。精神的にかなりきついですね・・・。
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県総体~棒高跳と女子リレー~

2017-05-30 | 陸上競技
県総体1日目。本当に気の休まる時がありませんでした。過去最高に精神的に疲れたかもしれません。

女子の4継。かなりの自信を持っていました。数日前からのblogにも書いていたのですが練習の様子を見ていて「強いな」と感じていたからです。心配事はバトンのみ。ここにきて不安定さが出ていました。流れることが多くなってきている。これでは勝負できない。その部分だけ。

予選。1走から2走へのパス、「待て」がかかりました。3走から4走に至ってはあわやオーバーゾーンになるほどの距離感。何をやっているのか・・・。普段とは風の状況が違うとはいえこれでは話になりません。が、結果は「48秒66」。チームベストです。この記録は前任校でインターハイに行った時のチームが県総体の決勝で出したタイム「48秒68」よりも上。うーん。どうなんでしょうか。本当に47秒台の可能性が出てきたなと感じていました。

準決勝までの間に男子の棒高跳。春先から怪我が続き思うような跳躍ができない。県選手権の直前にもアクシデントにより故障。それにより1週間前から跳躍練習を始めたところでした。なんとか中国大会に進みたい。そうすれば対応できると思っていました。

最初の高さ3m20を1回目で無事クリア。一安心。そう思った時です。ポールのマットの周りに人が集まっていきます。何か起きたなと感じて走って行ってみると血まみれになっていました。落下した後に自分の膝が額に当たり切れたようです。とても競技を続けることができません。担架で医務室へ。止血してもらいましたがなかなか止まらない。結局、救急搬送してもらうことになりました。幸い傷が深いわけではないので大丈夫だろうということでしたが・・・。

私も付き添いで病院へ。こういう状況の時には「負の連鎖」が起きてしまう可能性があります。いったんリレーメンバーを集めて「いつも通りやるように」という指示だけを出しました。病院に行くことでレースを見ることもできません。全く対応できない状況になる。そのことを理解させておかなければいけないなと。

病院に行ってすぐに処置をしてもらいました。良かった・・・。が、そのタイミングで電話が。女子のリレー、1人がアップ中に足を痛めて全く走れないとのこと。どうしたらいいか?と。一瞬頭が真っ白になりました。こちらも状況が分かりません。だからといって全てを諦めて「棄権」というのはできない。予選で48秒66を出しているのだから中国で戦える可能性が十分ある。が、その舞台に立たなければその可能性さえない。

電話で棒高跳選手に走らせるように指示をしました。通常あり得ません。アップさえしていない状況。呼び出して召集所に来させたそうです。何のことかわからない状況で呼ばれていきなりリレーを走ることに。本当に申し訳ない状況でした。

ナンバーカードもないので他校の選手から使わないナンバーをもらって裏側に書く。ユニフォームもないので借りる。スパイクは控所に置いてあるので走れなくなった選手のスパイクを借りて走る。危機的な状況でした。

もっと危険だったのは「一度もバトン練習をしたことがない」ということです。他校のように選手層が厚ければスプリント選手の交代要員がいるかもしれません。しかし、うちは走れる選手は4人のみ。代わりがいない中でやってきました。アンカーMを3走にして前半である程度の勝負ができるようにしました。バトンは全く分からないので「手を出しておけ」くらいの指示。

レース中私は一切見ていません。足を痛めた選手に手を当てることに。結果はどうなるかわかりませんが1秒でも早く対処する方がいいだろうと。レースは49秒26。まわりの先生方は何が起きているのかわかっていなかったようです。いつもとアンカーが違う。それくらいの感覚だと思います。3走が代わっていることもなかなかわからないと思います。

タイムだけ見れば予選から記録を落としています。が、この状況から考えると「決勝の舞台に進めた」という事自体、奇跡に近いと思っています。突然のトラブル。それも顧問不在で自分たちで対処しなければいけない。唯一の3年生arが落ち着いて対応してくれたようです。スプリントとしては2年生には勝てません。しかし、この子がいてくれるおかげで個性の強い2年生がうまくまとまっているのだと思っています。

なんとか1日目を終えました。本当にしんどかった。楽な大会がないのは分かっています。しかし、ここまで突然のトラブルが多発したことはなかったと思います。そして2日目に・・・。

また別に書きます。
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県総体~男子リレー~

2017-05-30 | 陸上競技
県総体でした。想うことはかなりあります。これが上手く表現できるかどうか分かりません。言葉足らずの部分が出てくる。それも含めてこのblogだと思っています。感じるままに書いておきたいと思っています。

男子のリレー。中国大会出場を最大目標にやってきました。実際、今シーズンに入ってベストメンバでー組めるレースが皆無。自分たちの力がどれくらいなのか把握できないままここまで来ました。選手の入院もありました。正直、簡単なことではない。そんなことは最初から分かっている。それでも中国を目指したい。

県選手権で1人メンバーを代えた状態で44秒35。しかし、このレースで多くのチームが41秒台を出しました。実質記録だけでいえば8~9番目。それも6番のボーダーが43秒1くらいになる感じがありました。今のうちの最大目標が「43秒3」でした。この記録もかなり大きな目標。それでもそこに届かななければ目標達成はできないのです。

県総体1週間前、この段階でリレーメンバーが確定できませんでした。アンカーで走らせたいなと思っていた選手が「自信がないから代えて欲しい」と申し出てくる。さらに「足が痛い」という部分もあり練習も積めない。棒高跳選手に頼ろうかと考えていた時期もあったのですが練習中のアクシデントにより3週間程度練習が積めない。この時点でメンバーからは外しておきました。

1走を走る選手、中学時代は12秒5がベストでした。それが少しずつ積み重ねてきて11秒5くらいまで走れるようになる。この選手がいてくれたから男子はここまでこれたと思っています。だからこそ何とかして中国大会へ進みたいなと強く思っていた。メンバー確定できませんでした。男子キャプテンである1走の選手とかなり話を詰めていき最終判断へ。怖い部分もありますがやるしかない。

予選、風の条件が異なる部分がありましたが何とか対応してくれて43秒48の大幅チームベスト。組のトップ。この時点では6番目でした。準決勝では43秒75と記録を落として4着。プラスの2番目でラウンドを進むことができました。中国大会進出ラインの6位のタイムが43秒04。かなり高い。

選手には「まずはうちがベストを出す」というのが最低条件だと伝えました。うちのチーム状況で42秒台が出せる確率は低い。それでもそこを目指すしかない。到達できるかどうかは別にしてそこを目指すしかニア。決勝はインレーン、アンカーに渡った時点で8位でした。結果は43秒83。6位が43秒27。遠かった・・・。

簡単ではない。分かってはいました。それでもチームで共有して進んできた。赴任してきたときには「リレーで中国大会」というのは夢のまた夢。県総体に出場する部分が大きな目標でした。闘うというのは遠かった。去年は準決勝。今年は決勝。確実に進んではいます。が、何とかして中国大会に進みたかった。選手たちはよくやってくれていたと思います。私の力不足。その一言です。申し訳ない気持ちです。

厳しいことを言われながらも少しずつ進んできました。「遊び」でやっているわけではありませんからかなりきつい練習もします。それが少しずつ実を結び確実に力がついてきた。でも「結果」に繋げてあげることができなかったのは私の責任だと思います。42秒台が必要であればそこまでの力を付けていけばいい。それができなかったのは私の力不足です。

男子の800m選手が自己ベストを更新しながらもラウンドが進めませんでした。それもあって僅かな希望にかけてマイルへ出場。うちの練習スタイルからしたらマイルは走れません。それでもやるしかないなと。1・2走である程度の位置にいてそこから我慢のレースをしようと。アンカーまでは上位チームと競り合い3分32秒で準決勝へ。少しだけの希望がありました。

準決勝では走順変更をして臨みました。3分31秒74。決して「速い」とはいえません。それでも今できる限りのレースだったと思います。組の5着となりましたが結果的にプラスで引っかかることはなく準決勝敗退。これで完全に中国への「夢」は絶たれました。

悔しい。そう思います。3年生には申し訳ないなと。それでもここでは止まれない。この子たちが0から作ってきてくれたチーム。「入ってきた1年生が卒業しないとチームはできない」と言われてきましたが3年生になった時に「良いチーム」になったなと思います。競技経験がほぼない状況からここまで来たというのは本当に選手の頑張りだと思います。この子たちの存在は誇りです。どこに出しても恥ずかしくないなと思っています。

だからこそ結果に繋げてあげたかった・・・。
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感謝の気持ち&軽く動かす

2017-05-26 | 陸上競技
木曜日。県総体2日前。この日は軽く体を動かす程度で終了にすることにしていました。金曜日に前日練習をするのでそのための準備という感じでしょうか。ここにきて焦っても仕方ない。やるべきことはやっていますから落ち着いて進めていきたいと思います。

朝練の段階ではバトンウォークのみ。1年生はDM投げを実施。本当に軽くで。

午後からは試合のアップを行って終わりの計画にしていました。このタイミングでグランドに砂が運ばれていました。グランドがへこんでいて水たまりができる部分があります。その部分に砂を入れて対応する為です。

今回はうちの選手にも整備をさせました。通常であれば試合があるのでごくごく軽くやって少しでも早く帰らせたいところです。が、自分たちがいつも使っているグランド。使いやすいように砂を準備してもらえたのであれば「整備する」のは当然のことだと思っています。

自分たちがいないときには野球部が率先してグランドの整備をしてくれています。しかし、本来であれば自分たちでやるべきなのです。この日は野球部がグランドを使用しないで別場所で練習になっていました。そうであれば我々がやる。今後練習をするときに少しでも良い状況で走れるようにしていく。

正直、うちのグランドは他校と比べて圧倒的に狭い。このグランドでスプリント系の強化ができるのか??と言われる可能性があるくらいの狭さです。それでも「グランドがある」というだけでありがたいことなのです。「ないものねだり」ではなく「あることに感謝」をしなければいけない。疲労云々ではなく「競技者」としての「心構え」として整備をさせました。

結局、40分以上かかりました。かなりの重労働だったと思います。他のことではなく「自分たちが使うグランドのため」です。全員で取り組ませました。こういう部分は「勝負師」とはいえないのかもしれません。しかし、高校生です。優先事項や心構えの部分はしっかりと理解させたい。「やってもらって当たり前」ではない。使えること、走れることに感謝しなければいけないと思っています。

そこからは本当に軽めに。自分たちでやらせました。アップをして10バトンまで。この段階でパスの確認のみ。少し気になる部分がありました。私が指摘すると他の選手も「私も言おうと思っていた」「いつもより高いよね」という感じで反応。こういう部分です。

自分たちがやるべきこと。そこだけに集中です。いつもと違うことをしても結局上手くいきません。やるべきは「いつも通り」です。「やるべきこと」だけを頭の中においてそれをやるだけ。他の選手は関係ないのです。自分たちがこれまでやってきたことをやり通す。それが結果につながっていくと考えています。良くコミュニケーションをとっていたのではないかと。

特別なことはしません。「平常心」です。私は私にできることをやる。過剰にかかわることはしません。これまでもある程度「選手に任せる」という感じでやってきました。私自身も「いつも通り」で行きたいと思います。今更何もできないし(笑)。

感じ的にはかなりいいと思っています。指標はありません。私の感覚です(笑)。

1年生はそこから別メニュー。10~60mを使っての練習。DMスキップ→DM走→バー走→スプリント。ひたすら走りました。この練習の意味を考えながらできている選手がどれだけいたでしょうか。「単純に走ればよい」という練習ではありません。こちらは「意図」がある。その部分が分かるかどうかは大きいかなと。

結局、19時前まで練習をしました(笑)。総体組は早々に帰らせましたが、上級生も何人か残ってくれていました。ありがたいことです。こうやって後輩のことを気にかけてくれる。それだけで大きい。総体に出る選手だけが選手ではありません。それぞれに「役割」がある。それを自覚して行動してくれるというのは感謝したいですね。

やるべきことをやる。それのみ。
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調整練習

2017-05-25 | 陸上競技
水曜日、この日はほぼ休息。筋肉自体に刺激を入れておきたいというのはあったので朝練の段階でDM投げを。前任校ではウエイトをやっていたので自分自身の現役時代の流れの中でスピードウエイトをしていました。軽くして速く動かす。確証はなかったのですが師匠に話を聞いたときに同じような内容をされていたのでそのまま継続していました。

ここ数年はウエイトをやらなくなっているので刺激としてこの日だけウエイトを入れるのも違うかなと思っていました。その流れの中でDM投げ。筋肉に刺激を入れる程度の内容です。私は前日上手く跳躍ができずに苦戦していたポールに付き合うことに。まー私がポールを見てもよくわからないというのはあるのですが。

前日の流れの中で「最後で止まる」というのがありました。見ていて顕著に分かる。その部分はtkg先生に押してもらうとかなりの高さが出ます。自称「県No.2」ですから私も少しは(本当に少し)分かります。よく考えるとtkg先生が入ってきたので「県No.3」に格下げされている気はします。残念(笑)。

感覚的に踏切のところでシザースのような動きを入れました。朝練でです。gt先生に相談したところ「調整は基本の確認&徹底」と言われたのでその言葉を信じて朝練でやることに。踏切局面で前方向に進ませたいのであればシザースが良いかなと。根拠は全くありません(笑)。バーを使って手を出すタイミングだけは確認しながら。ポールのことを書くとgt先生に怒られるかもしれないので。「間違っている」と(笑)。まー分からないなりにやるしかないので。

午後は本当に調整。総体組は練習をやらずにケアと調整の時間としました。3月からお世話になっているkmn先生に来ていただいてケア用品を使ってのマッサージなどを行ってもらうことにしていました。さらには私が気功で骨盤調整。以前はmtz先生のところまで全員を連れていっていましたが今回は自分である程度やることに。拇指球にしっかりと体重がかかるようにするだけでずいぶん違うと思います。バランスなども確認しながら。

これだけで2時間近くかかりました。kmn先生の協力で選手に少しでも良いコンディションで競技ができるようにしてもらいました。多くの人の支えの中で競技をしているというのを感じることができました。大切なことだと思います。

1年生はトレーニング。上級生中心に指導させました。シャフト補強とシャフトトレーニングをやってあとは色々と。1年生はこれから先のことがあります。上級生に合わせて調整する必要性はない。まずはしっかりと基礎体力作りから。長い目で見ていきたいと思います。女子に関していえば秋以降戦っていくことを考えると走れるようになってもらわないと困ります。インターハイを狙い続けるチームになるためにはこの部分は必須だと思っています。

放課後の練習に上述のtkg先生が来てくれました。ポールの指導のためです。火曜日も無理を言ってきてもらっています。私にできない部分を補ってもらう。若い指導者に指導経験を積んでもらうというのも狙いの一つです。多くの選手に関わってもらうことでこれから先の指導者の成長につながると思っています。本当であれば「県No.2」を死守したいところなのですが諦めます(笑)。

県総体が近づいてきています。ワクワクします。
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ポイント練習

2017-05-24 | 陸上競技
火曜日。この日は県総体のためのポイント練習としていました。午後は競技場で練習を行うため朝練の段階で「動きの確認」を。実際の試合の時には道具を使ってのアップはできません。それでも「道具を使ったほうが意識しやすい」のは間違いないと思っています。使えるときには使う。普段のアップと同じ流れをスティックやハードルなどを使って実施しました。

午後は競技場へ。少しでも早く練習を始めるように話していました。ポールの練習もやります。準備は1年生男子に率先してやってもらいました。本当であれば全員でやる必要があるのですが。それぞれができることを最大限にやるという感覚。上級生はそれが当たり前ではないという自覚を持つ必要があります。

試合のアップと同じで進めていきました。ここは任せる。最近はウインドスプリントを少し入れています。この中で移動感覚やタイミングをつかんでもらえるといいのかなと。「全て全力」というスタンスでやっていましたが選手の動きを見ていて感じる部分は取り入れます。既成概念の中だけでやっていくのは成長がありません。「意味のある練習」になればと思ってやっています。

10バトンをやってからカーブ直線の並走。これは「3本」としました。1-2走&3-4走、1-4走&2-3走でそれぞれやる本数を決めさせました。どちらかが2本になる。ここは本人たちの感覚に任せたいなと。すべてをこちらがコントロールするのは試合場面で上手くいきません。ある程度の判断は自分たちでさせる。完全に「自分たちでやれ」というスタイルではありません。放任するのは違うと思うので。

そこから合わせ。これは各区間1本ずつとしました。上手くいってもいかなくても「1本のみ」です。実際のレースでは「もう一度やればうまくいくのに」と言っても叶いません。そうであれば目の前の1本に集中する必要があります。上手くいかなかったのであればその理由を明確にする。

女子の3-4走がバトンが1度で入りませんでした。大きなミスではありませんが試合でもそうなる危険性があります。その理由を分かっていないと次も同じようなことをする。何度も何度も確認作業をしました。実際に走るのではなくそういう部分に時間を割くほうがいい。安定させるという意味合いでもロスがないようにしていきたいと思いますね。

終了後、スタートの確認。直線系とカーブ系に分けて実施。本数を限定しての練習としました。感じ的にはかなりいいなと思っています。この段階でこれくらい走れれば大きな失敗はないと思います。

最後に120m。男女ごとに実施しました。最初に女子が。カーブを抜けて直線に入っても位置関係が変わりません。外側が前にいて内側が後ろ。途中までは斜めに一線。通常であれば直線に入るときに並ぶ感じになります。それがしばらくは斜め。最後に60m位でNやMが外側を抜きましたがなかなか詰まりません。ん?男子も同様。内側に力のある選手がいたのですが追いつきません。

おかしいなと思ってスタート地点を見に行ってみるとマークの置いてある位置がおかしい。普段よりも倍くらいの差が付いていました。これで内側の選手が追いつけない理由が判明(笑)。120mしかないのに一つ外の選手と1mハンデ。外側のほうに追いつくのであれば大きな走力差がなければ難しい。動き的には良いなと感じていたので原因が判明して納得。

走り終わった後、一番内側で走っていた選手が「やばいですよね!?」と言ってきました。感覚的に外側に置いて行かれたのが気になったのでしょう。実質はそれほど離れていません。県選手権前と比べるとかなり走れるようになっています。ほぼ復活かなという感じです。他校の先生も「かなり走れるようになってきているね」と声をかけてくださいました。順調かなと。

最後に少しだけ話をしました。「自分自身の力を発揮する」ことに関して。相手を気にしていても何も始まりません。他の選手や他のチームがどのような状況であれうちには直接関係ないことだと思っています。まずは自分たちが「やるべきことをやる」のです。最大限の力を発揮して負けたのであればどうにもできません。力を出し切れるかどうかというのは大きな問題です。

そうであれば「自分がどうするか」だけに集中していいのではないか。他の人の調子がどうこうというのは関係ない。「自分自身の力を発揮する」ことだけで十分。それ以外に余計なエネルギーを使う必要はないと思っています。自分のやるべきことをやり、体のコンディションを整える。それだけです。

この時点で力が出せていればレースは大丈夫かなと考えています。だからといって油断する&慢心することはしない。できることを最大限にやる。そのスタンスでいきたいと思っています。

良い練習になったかなと感じています。県総体が近づいています。心を整えながら取り組みたいと思いますね。
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刺激を入れる

2017-05-23 | 陸上競技
月曜日。週末は県総体です。あっという間にこの時期が来ました。1年間で最も重視する試合。インターハイ路線。まずは力を出すことだけに専念したいと思っています。それ以外のことにストレスを感じていましたがなんとか一段落付きそうなので。

この日の私は朝から疲れ気味。週初めというのになんなんだこれは?!さらに授業が連続であります。月曜日と木曜日は物理的にしんどい(笑)。5時間授業というのは結構なダメージが残ります。更にこの日は7時間授業なので終了も遅い。本当にヘロヘロでした。

練習に関しては動きの確認とスピード刺激。早くても17時からしか練習ができません。競技場に行く時間がもったいない。学校での練習としました。比較的グランドが使える状態だったので練習としてはやりやすいかなと。

グループでのDM投げをやって二人一組のDM投げ。バックフロントですね。この間、私はひたすら探し物を。なんとしても見つけなければいけない。必死に探す。「先生に渡した気がする」と言われたのでさらに広範囲で探す。自分を一番信用していないですからね。結局は私の関係ないところで発見。渡されていなかった(笑)。どうなんだ。とにかくこれが見つかるだけで全然気分が違います。「上げ足を取る」という形にならないようにこちらも防御策を打たなければいけないのではないかと思います。

軽くアップをしてからハードルドリル、壁抜き、連続抜きの順で実施。試合の時のアップを意識しています。実際に競技場では道具をもっていきませんからなかなかできません。使えるときにしっかりと意識させながら取り組みたいなと思っています。集中力が高まってきているなと感じています。動きの精度が上がってきています。まーもっと早い段階でできるのではないかという気もしていますが。

そこから1年生男子はトレーニングへ。まだほとんど専門的な練習をしていません。まずは身体づくり。ここがきちんとできるかどうかです。まだまだ「お客さん」というか考えて動くことができません。上級生が付いていないとかなり効率が悪い練習をします。もっと流れを重視してもらいたいのですが。、シャフト補強とシャフトトレーニング。さらには体幹補強。時間の許す限りトレーニングです。

総体に出場する選手はスピード刺激。ウインドスプリントを2本ほどやってから10バトン。確認の意味も込めて2本ずつ。バトンワークの練習です。タイミングを見ながら実施。少し休憩をはさんで25並走。これも2本ずつとしました。先週に比べると女子のバトンが安定してきた気がします。高いスピードの中で受け渡しができる。ここは年間を通じて実施しています。男子は安定しません。大きな課題が・・・。

もう少し走っておきたいなというのがあったので「中間マーク」を。タータンの上だとスティックの色が目立つのですが土の上では分かりにくい。それでもマークを置くと踏んでしまうという恐怖感があるようなので上手く走れません。この日はスティックで。3本のみと限定しました。やりたいことをもう一度説明してから自分たちのペースで実施。見ている感じとしてはかなりの手ごたえがあります。進まなかった部分がスムーズに前に行くようになった。各自が「何とかしよう」と思って練習に取り組む姿は見ていて面白いですね。

最後に各自で60mを2本で終了。量的には少ないかもしれませんが翌日に競技場での練習を考えていますからこれくらいにしておくほうが良いかなと。中間で進む感覚がありました。加速段階はマークを置いていませんがそれぞれが意識しています。こういう流れになると走るほうは上手くいく気がしています。

男子、あちこち痛みが出ています。ここが気がかり。大切な場面で力を発揮しようと思えばこの時期の練習の意味を感じ取る必要があります。ここで出来なければ自分自身が不安になる。

これから総体までの時間で「めちゃめちゃ力が上がる」ということは皆無だと思っています。逆に「めちゃめちゃ弱くなる」ことはある。慢心していたり大体で練習をしていたら動きが崩れることもあります。さらには怪我をしてしまう危険性も。そう考えるとここからの時期は「心」の持ちようですべてが変わってくると思っています。

そうであれば「今」自分がやるべきことは何か。これを考えられるようにならなければいけない。自分のことに集中して「その時にできることをやる」のです。それが「結果」につながる。余計なことをする必要はない。ただ「やるべきこと」に力を注げばいい。

そんな話をして終了。1時間30分程度だったでしょうか。疲れを残したくないので。

手ごたえを感じる部分がかなりあります。昨年とは違う感じです。大きな目標に近づいている感覚がある。油断も慢心もしません。細かいところに目を向けてやっていこうと思います。
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