完全に時代遅れの話になっています。大学生と一緒に練習をしてからすでに1週間が経過しています。修学旅行から戻ってきてそのまま合宿に参加して舎監でした。書き記しておきたいと思っていたのですが、体調がめちゃくちゃ悪くなって起きておくのさえしんどいなという感じがありました。もう記憶があやふやになっていますが。思い出せる範囲で記録しておきます。
この冬、週に3回程度女子を別メニューで指導させてもらいました。これが本当に良かったのかどうかは分かりません。ある程度選手が集まっている状態で「結果」を出さないといけないと思っています。何のために今の学校を選んだのかという話もしました。全員が大きく変わるとは思いません。でも、変わらなければ何も進まない。そのキッカケを与えられたら良いなと。それを選手がどう感じているのかは分かりませんが。
ある程度の手応えを感じながらこの時期を迎えていました。ほぼ全員が怪我なく練習を積んできました。技術的な変化、筋力的な変化はある程度感じられます。ウエイトコントロールや体調管理に関してはこちらももっと厳しく言わないといけないところがあります。あくまでチームの指導を手伝っているという感覚でいます。前の記事にも書きましたかまだ「どこで指導しても良い」と思っています。最後、選手が結果を出せない部分に関して「自己責任」として捉えてもらう必要もあるかなと。何人かは大化けすると思っています。変化しない選手に関しては戦えない。それだけのことです。
前置きが長くなりすぎましたが。日曜日に前日に引き続き大学生と一緒にハードル練習をしました。持ちタイムはかなり速い選手ばかり。高校生にとっては大きな刺激になると思います。何人かはこの冬で毎日朝練でハードル練習をしてきました。そこの中で股関節周りの強化とハードル基礎技術の向上が見られます。それがどれだけ生かせるかを見たいなと思っていました。
前日の夜にハードルパートはハードル練習をするという話を聞いたので調整しながらになりました。ある程度走っておかないといけないとも思います。やりたいことを聞きながらメニューを組み立てることに。練習開始時に大学生に聞いてみると股関節周りがバキバキだと言っていました。ハードルドリルなどを徹底的にやると明らかに股関節回りにきます。強制的にトレーニングをすることになりますから。それでもやることにしました。せっかくなので。
ある程度ドリル的な動きをやって動きの確認。ショートハードルは12台ハードルをやりたいということでした。ヨンパは前半の流れ。大学生はシーズンインが早いですしそれも必要なのかなと。高校生はそれができていません。ここが導入の一番最初になると思います。
様子を見ながらですが、ショートハードルは1台目までのアプローチを。12台ハードルをやりたいと言っていたのですが、5歩ハードルをやらないかと提案。私的にハイスピードでハードルを越えていく練習の方があっているかなと感じたので。ハードリングはそれなりですが走りとマッチングするためにどうするかという部分です。ハイスピードでハードルを越えていく。そのスピードに慣れないといけないと思います。技術的なことだけではなくそれが走りと噛み合わないといけない。ショートスプリントがそれほど速くなくてもある程度戦えると思っています。そのためにはスピードとハードルの組み合わせが必要かなと。5歩ハードルと3歩ハードルの組み合わせなどをしながらかなり走りました。この手の練習をしっかりやってくれると良いなという話をしました。
普段見ている選手も1人ショートハードルへ。昨年はほとんど試合に出ていません。本人がハードルに出てみたいという話をしてきたのでこの冬にどれだけできるかという形で見てきました。元々スプリントがある選手でしたが昨シーズンは全く走れませんでした。細かいことを教え込むよりも「走りの中で動きを作る」方が合うタイプだと思っています。実際にやってみて大学生と戦えそうな雰囲気は出ていました。スプリントもかなり上がってきています。このままスムーズにシーズンインができれば14秒中盤くらいまではいくかなと。そのレベルでは足りないので13秒台を狙わせたいのですが。あとは経験かなと思います。ある意味伸びしろしかないですから。
ヨンパは1台目までのアプローチがメイン。今回は基本的に大学生優先で関わりました。せっかく来てもらっているので。その辺りのことも含めて。1台目までのアプローチをする。いきなり走っても合わないので工夫をしながら。15m地点、25m地点にマークを置きます。そこまでの歩数を確認しながら。その段階でズレていたらその後も合わないので。お互いに歩数の確認をしながら。1台目まで合わせる云々の前段階。ここをやっておくとスムーズに練習ができるようになると思います。
大学生に関しては歩数をどうするかという話もしながら。61秒の選手達です。24歩17歩で押しても良いと思います。が、ストライドタイプの選手達だったので前半の17歩が詰まると言っていました。この辺りは実際の走りを見ながら修正する方が良いのだと思います。23歩へのチャレンジもありだと思っています。その辺りの練習も含めてやっていきました。何とかしようという意欲があるので指導させてもらって面白いですね。やはりやりたいことはこういうことだなと思います。またチャンスがあれば是非とも指導に関わらせてもらいたいですね。
高校生。2年生は修学旅行から帰ってきたばかりなので走りが重い。かなり食事も良かったようなのでウエイトコントロールが必要になるかもしれません。それでも24歩では行っていました。ハードルに関してはかなり上手い。何度も書いていますがきちんと走れば間違いなく一番強いと思います。
しかし、全く安泰という訳ではありません。1年生はかなり走れるようになっています。去年62秒で400を走った選手は60秒は切るだろうなというところまできています。ハードルロスが14秒くらいでしたがこれを3秒程度にできればかなりの確率でインターハイが見えます。これまで完全に止まっていたのがスムーズになってきました。
同時にこの冬から将来のことを考えてヨンパをやるようにしている選手。スプリントはそれなりにあります。冬の間に練習が積めない時期がありましたが、やっと少し動けるようになってきたかなと。昨年はマイルのラップで57くらいで走っています。その走力を生かしてのヨンパ。1台目まで23歩で入る予定です。この日は無事に達成。可能性はあると思います。
もう一人はリハビリ中。無理をさせないようにしながら。焦らせたくないですが4人いるので3人以内に入れないと試合に出れません。何とかしたい。
そして最大の課題は1台目以降。上手く調整できるかどうか。スプリントだけではなく上手くハードルインターバルが走れるかどうか。減速なくやっていく必要がある。これをシーズンに向けてどう取り入れるかだと思いますね。
全体の練習が終わってから1年生だけはスプリント練習を。不足分を補いました。やはり走れるようになっているなと感じています。冬の取り組みが実りつつあります。今シーズン、私が関わるかどうかよく分かりませんが(笑)私自身の気持ちがどこまで持つかだと思っています。
大学生に感謝。本当に貴重な機会を与えてもらいました。