日曜日。この日は午前中までがsnd学園女子大学との練習でした。練習場所をセミナーパークに移しての練習。300mトラックですしタータンが硬いので難しい部分です。また、練習道具であるハードルがないので持っていかなければいけません。朝、いったん学校に行って8台くらい持っていくことに。結局それでも足りなかったのですが。
朝運動広場に行くと驚くくらいの水たまりが。運動広場のタータンはもう20年くらい経過していて劣化が著しい。そのため凸凹もあるので水が溜まっています。練習開始までに地味にほうきで掃き続けて練習場所の確保。どうなんでしょうか。そのうち乾くだろうというのもありますがハードルを跳ぶための時間をとっているので選手にやらせるのは勿体ない。微妙。
この日のメニューはその日の朝に慌てて作りました。前日の課題を踏まえてどうするかです。やはり「抜き足」が上手くできない。ここは様々な選手に共通する部分だと思っています。股関節周辺のストレッチなどをやりながら動きとつなげていく。前日にもひたすら股関節周辺に負荷をかけているので筋肉痛になっていたのではないかなと思います。それでも「来てもらったので」という感じで最大限の練習を。ハードルドリルを再びやりました。抜き足がどう動くかも含めてです。地味すぎて飽きてくるかもしれませんがやるしかないなと。
練習時間が2時間くらいと限られていたのである程度やったらショートハードルとヨンパに分かれての練習へ。ショートハードルは一歩ハードルと一歩+三歩の組み合わせを。ヨンパとは違って「リズムアップ」が求められます。どのような形でリズムを上げていくのか。単純にインターバルを短くして行うのではなく「自然に上がるようにする」ことが重要だと思っています。その後は12台ハードル。先日高校生には8本やらせました。かなりきつかったと思います。今回は4本くらいで(笑)。大学生にはしんどいかなというのもあったので。12台でハードルインターバルは8m。これは差が出る部分だと思っています。15秒中盤や後半の選手であれば8mは届かない部分が出てきます。本当は走力に合わせて7.5mを作ってあげる必要があるのかなと思います。ハードル練習会の時には作ります。が、ハードルの数が足りないので1レーンのみ。何人かは後半きつそうでした。さらに何人かは前半で辞めてしまう部分も。難しい練習だと思います。もっと課題を明確にする練習のほうが良かったのかもしれません。とはいえ、「走練習」の代わりに「ハードル持久」を上げるための練習が必要です。
シャトルハードル。私はあまりやりません。人によっては何往復もしています。が、スピードレベルが劇的に落ちた中でハードルを越えることはどれだけの意味があるのか。実践では使えないようなリズムでハードルを越えていく。根性練習というか「走ること」だけが目的になってしまう練習は自分の中で「必要性を感じない」部分があります。もちろん、時として必要だとは思います。しかし、「ハードル持久」を上げるための練習にはならない。私はシャトルハードルをやるのであれば「5歩ハードル」で5台くらいです。それを2~3往復。すぐに折り返していジョグみたいな感じになるのではなくある程度質を保てるだけのRestをとって行います。有酸素系の負荷をかけるためにも動き続ける必要がある。が、質が落ちまくって「ハードルを越えるだけ」になるのは良くない。あくまで私見なので「意味がある」という指導者の方もいらっしゃるとは思いますが。
そうであれば「連続して走り続ける」方が効果的。だから12台ハードルをやります。15台でもいいと思っています。そうなるとカーブからでないといけなくなるのでまた形が変わってくると思いますが。5歩ハードルの8台なども効果的だと思っています。走り続ける中でハードルを越える。動かなくなってきたときにどうやって動きを保って越えていくのか。この辺りを考えながらやりたいですね。
ヨンパは「カーブハードル」を少し。カーブでの一歩ハードル、2歩ハードルを実施。カーブでどのように走るのかのイメージを作りながら。300mトラックなのでカーブがきつく難しい部分もあります。それでも直線レースと曲線を伴うレースの違いを分かってもらいたいなと。そこからは1台目までのアプローチ。中間マークを置いてから足を合わせるという練習です。これまで実施していた内容をコピペして持ってきたつもりですが若干間違っていたようです。修正が必要。
例えば「計算上」でいえば1台目までのアプローチが23歩の場合、スタート地点から26.1mのところが「15歩」になります。この段階で届いていない場合は1台目まで脚が合うはずがありません。さらには34.7m地点が「19歩」になる。ここで足が合えばあとは少しストライドを狭くしても十分に23歩で踏み切れます。ヨンパは「感覚」の部分で対応できるところがあります。しかし、鈍い選手もいる。距離感が上手くつかめない。一番避けなければいけないのが45m走ってきて足が合わないというので跳べないパターン。全く持って非効率です。どこの練習場所で見ていても足が合わずにハードルを避けて横を通り過ぎる。これでは時間効率が良くない。そこで「中間マーク」を置いて「足を合わせる」「感覚を作る」という練習が良いなと思っています。セミナーパークはカーブがきついのでスピードに乗り切れない部分があります。それでもこの状況で合わせることができれば通常の競技場であれば問題なく足合わせができます。
跳べる選手は2台目まで準備して跳ぶようにしました。ショートハードルもヨンパも同じなのですが「ハードルを越えてすぐにやめてしまう」選手がいます。バトン練習でいえばバトンをもらったらスピードを落とす選手。ここは良くない。本当に目指す部分に対してロスになるからです。ここは何度か話をしました。着地時に「前傾」を保ちながら次の走りに繋げていく。きちんと走って終わっておくというのが重要です。
大学生は時間が来たので帰っていきました。高校生は残って練習(笑)。ショートハードルは8本くらいは走らせたでしょうか。ヨンパはずっとやっていました。別にカーブでのハードリングだったり右踏切がカーブでどのようにハードルに入るかという細かい部分も。カーブがきつすぎて着地するときに外側のレーンに行ってしまう選手も出てくるので(笑)。飽きずにやっているので見守っていました。
やはりこうやって専門練習をしっかりとできる機会があるというのは重要ですね。パート別にしっかりとできる時間。毎回こうやって分かれると走練習などが足りなくなります。やはり基本的な走練習はやっていかないといけません。専門練習だと「やっている」という感覚は充実感があるでしょうから。それでもベースになる部分は重要かなと。うちはここまで特化してやることはないですが頻度としては多いと思います。現時点である程度の流れができています。ヨンパに関してはもう「歩数の切り替え」の練習に入ってもいいかなという感じになっています。シーズンを見越した練習です。
まー色々と勉強になったなと思う部分があります。あとで気づいたのですがハードルに参加していたOGはsndに進学して卒業した教え子の同級生でした。もう少しそのあたりの話ができればよかったなと思いながら。勿体ない。とはいえ、いい刺激になりました。自分が何をやりたいのかを考えながら取り組んでいきたいと思います。感謝。
続きを。できるだけ時間を置かずに書いておきたい部分はあります。とはいえ、謎の頭痛に襲われて身動きが取れませんでした。あまりいい状況ではないですね。理由が分からず。
土曜日の午後、ここまでは練習計画を立てていました。初日くらいは計画しておかないと流れができないだろうなと思っていたので。午前中は基本的なことを行ったので午後からは実践的にハードルを跳びたいなと考えていました。午前中の最後に「名前が分からんね」という話をしたら養生テープに名前を書いてきてくれました。残念だったのが「ニックネーム」で書かれていたこと(笑)。ほとんど話をしたことがない大学生をニックネームで呼ぶという難易度の高いことを求められる(笑)。なかなかです。人見知りの私からすればかなり恥ずかしかったですね。
午後はアップは短めにしてしっかりと跳びたいなと思っていました。バランス系をやってからハードル股関節。その場での補強です。必要かなと思ってその前に軸ドリルも行いました。股関節周辺にどれだけ刺激を入れられるかです。軸の入れ替えも意識しながら。ハードル股関節はその場で2人1組。姿勢を大切にすることを話しながら。軸足の膝が曲がれば中臀筋の緊張が弛みます。鍛えたいところを強化できない。本当にやりたいことをどうやってやるかだと思っていまs。ここに関しては徹底的にやりたい。もっと時間があればひたすら言えたのですが。
そこからはハードルドリルver2。時間がないときにはこのパターンがいいかなと思っています。連続抜きも含めて重心移動をさせながら。どうしても連続抜きになると抜き足が寝てしまいます。ここをどうやったら改善できるか。次の日の課題が見つかった気がしました。多分、ハードルを使った練習というのはどこでもやっていると思います。その使い方の問題だと思っています。まだまだ自分も考えないといけないなと思うことが多数。
スパイクを履いて一歩ハードル。そこから一歩ハードル+三歩ハードルを。早いリズムの中から3歩の走りに切り替えていきます。「タタン」というリズム。リードが下りてから抜き足が下りるまでの時間を短縮する。一瞬で動くイメージです。早いリズムの中から3歩へとつなげていく。ここも距離感が重要で最初の3歩は「7m」にしています。7mのインターバルなら余裕で届くと思うので。そこからは7.5mインターバルで2台。最初は7.5mで最初の1台も設定していたのですがここで微妙な間延びをしてしまってやりたい動きができなかった部分がありました。そこで7m設定に変更。これである程度動きのリズムが上がる。走力などにも影響すると思いますがこのリズムを上げるという感覚は重要だと思います。双翼的なものがない時期は6.5mの7mでもいいと思っています。距離設定は競技力や動きを見て変更すればいい。
ここからショートハードルとヨンパに分かれて実施。ショートハードルは2人1組で5歩ハードル。うちの選手にとって大きな刺激になるだろうなというのもあって。ベストが13秒60の選手がいます。一緒に走らせてもらうだけでプラスになると思っています。インターバルは11.3mと少し狭く設定。本当はこのレベル人ると11.5くらいがいいと思っています。しかし、走力差もあるのである程度走りながら越えていける水準に設定したいなというのもあって。14秒後半や15秒台であれば11.5m設定にすると少し遠くなってしまって走りが「間延び」してしまいます。それは面白くない。せっかくなので競り合いながらしっかりと走れればいいなと。リズムアップする感覚を身に付けてもらいたいなと。
選手には動画撮影をしながらやっていくように話をしました。実際に自分の動きを見ながらこちらから課題となる部分のアドバイスをする。自分の走りがどうなっているのかを客観視するほうが良いなと思うので。ショートハードルの選手、ディップをかける部分がありました。勿体ない。上手く上半身で抑えられればいいのですが腰が残って上半身が倒れるだけになってしまう。これでは前方向への推進力になりません。何度も動画を見ながら確認をする。抜き足の課題もありますがやはり「必要のないディップ」が気になりました。「専門練習」だけで2時間近く使えるというのは重要ですね。じっくり時間をかけながら動きを見ることができます。うちの選手ある程度走れていました。修学旅行明けですが。最後の1本の時に13秒台の選手と一緒に走る。あくまで5歩ハードルなので単純に比較できません。それでも半歩遅れくらいでついていけていました。十分。終わりかなと思ったら大学生が2人もう少し走りたいと言ったので「では3人で一緒に」といことで。13秒6と14秒2の選手と並走させてもらいました。ありがたい。1台目までに出遅れましたが徐々に追いついて4台目の時点で14秒2の選手を逆転。そこで終わりでしたが13秒6の選手にそれほど遅れることなく走れていました。ありがたい話です。
3人で走った時の動画を見比べる。14秒2の選手はリード脚が少し前接地になっていました。この局面で13秒台の選手に遅れる。更に抜き足も前接地になるのでここで差が付く。単純に見比べると顕著でした。だから「ドリル」のときや一歩ハードルの時に真下で捉える感覚を作って行く。実際に必要な動きを見ることで選手自身も比べることができる。今後の課題が明確になります。
ヨンパはストライドの確認を。16歩、17歩、18歩で走るための距離設定して「これくらいで走れれば」という目標とする歩数のストライドを確保するための練習。1台目の距離設定も調整しながら。これはヨンパ独自の練習だと思います。そしてこの手の練習をしているところがどれだけあるのか分かりません。私自身はどこかで習ったわけではないのでこれが正しい練習かどうか分からない部分もあります。しかし、45m走って35mのハードルインターバルを確認するというのは負荷的にもかなりきついと思います。1台目までの足が合わなかったらそれで終わり。45mを無駄にすることになります。また、1台目を跳んでから2台目までに「16歩」で走りたいと思っていったのに「届かない」というのでやめてしまうこともある。いや、これは時間と労力の無駄になる。最も嫌いな練習での失敗です。そうであれば「レース感覚」のための練習を行う前段階で「ストライド感覚」を養う必要性があると思っています。実際にどれくらいのストライドで走れば目標とするストライドで走れるのか。ここは「戦略」にも大きく影響する部分だと思っています。
実際に16歩で走りたいというOG選手がいました。昨シーズンは故障が多くて思い通りのレースができなかったと。走りの調子が上がってこない。その中で16歩で走ろうと思っても届きません。この日は17歩中心で練習をしていました。これが重要だと思います。その日の状態によって何ができるのかを判断する。16歩で行けると理想。しかし、今は難しいというのが分かります。将来的に15歩で走りたいという話をしていましたが、現状では難しいと思います。それをこの手の練習で行うことで判断ができるようになります。16歩の選手は「6歩」、17歩の選手は「7歩」、18歩の選手ア「8歩」で調整しています。この練習で15歩へのチャレンジの足がかかりを作ることができると思っています。
余談になりますが。ショートハードルとヨンパでは「インターバル設定」が大きく異なってくると思います。必要な「ストライドパターン」が違うからです。ショートハードルは「8.5mを3歩」という制約があります。だからみんな同じインターバルで練習ができる。というか、できないといけない。走力がない選手は自分のストライドを広げないといけないでしょうし、13秒台の選手は「刻む」という感覚を作って行かないといけません。中学校の指導で「刻む」という言葉を使っているのを聞いたことがありますが、残念ながら大半の選手は「届かない」のです。それなのに「トップ選手の動き」や「感覚」の話を持ってきて「刻む」というのはどうなのか。届かないなら「どうやって走るか」を考えていく必要があります。多少ジャンプになっても空中で距離を稼ぐとか、抜き足を前まで持って来るとか。
ヨンパは歩数が異なるというのが種目特性です。だから「距離設定」にこだわる必要があると思います。歩数が違うのに同じ距離で「5歩ハードル」や「7歩ハードル」をやるのは無意味だと思っています。同じ7歩でも「16歩」で走る選手と「18歩」で走る選手では明らかに距離が異なるからです。ある選手にとっては「ちょうどいい」距離であっても他の選手にとっては「遠い」となる。一方の選手にとってはプラスになりますがもう一方の選手にとっては「オーバーストライド」となりマイナスの練習になる。何も考えずに「45m+35m」で走って「合う」「合わない」というほうがまだましかもしれません。スプリント種目では歩数制限はない。でも「自分の必要なストライドとピッチ」があります。これは書きながら感じたことなのでそのあたりの話も大学生にできればよかったなと。
スプリント系は全く見れていません。300mを走っていたのは見ました。本人たちの話によるとショートスプリントはそれなりについていけたようでした。距離が長くなってきたときに「足の遅れ」が目立ちました。普段走らない距離というのもあったと思います。完全に遅れていて前に進まない。ここは大きな課題だと思います。これから先戦っていくためにはこれまでやってきた取り組みの水準を上げないといけないなと。一瞬で切り替える感覚が弱い気がします。ここが克服できるかどうか。
長くなりました。タータンでの練習をかなりやりました。疲労度もあると思います。やるべきことをやる。ここに尽きます。大学生にとってこの指導がプラスになるのかどうかは分かりません。とはいえ、普段とは異なるカテゴリーの選手を見れるというのはありがたいなと思っています。貴重な経験です。
また書きます。
日曜日。この日は検定の試験監督。監督の時間以外はある程度の時間の確保ができます。翌日から2年生の体育コースが修学旅行に行くということもあって変則的に日曜日に練習をしようと。ずっと付きっ切りで練習を見ることはできませんが、ある程度のことはできると思っています。
比較的早い時間帯から開始。本当はT走をやりたかったのですが前日の雨のためグランドは全く使えない状況。タータンでの練習としました。この日に関しては前日に雨予報だったので2パターンの計画を立てていました。こういう部分は手間がかかりますが事前に対応しておかないと時間だけがかかってしまいます。特に自分たちでやることになる場合、「どうしよう」ということで進まなくなると時間だけが経過してしまいます。それは避けたい。
武道場でアップをしてからピロティでDM∞などをやる。ハードルドリルも。そこから加速段階練習。こればっかりやっているんじゃないかという話もありますが(笑)。他の人がどの局面に力を入れて指導されるのかは分かりません。大半は走練習を中心とした「中間疾走」がメインになると思います。昔は私もそうでした。「中間」の走りのほうが長いですし、一般的な練習をすることで対応することができるので。私が面白いなと思うのは「技術的な部分」です。加速段階は「正確にやる」ことで間違いなく動きが変わります。瞬発力などの問題もあるので簡単にはいかないのですが、ある程度きちんとやれば動きが変わってスムーズになります。これをどうやって作る。そしてスムーズな加速からトップスピードに繋げていって中間でどのように維持するか。やはり最初の局面は重要だと思っています。ハードル陣はこの練習の時間の確保が難しかったりします。他の専門練習が入ってくるので。それでもこういう時にはやっておくといいと思っています。ここは時間をかけて動きを見たい。丁寧に。
終わってから10バトン25並走。ここから選手任せになりました。遠くから見守ることに。走練習に関しては本当はT走をしようと思っていたのですが難しいので短短120m×3、短長150m×3で。やはり少ないのかもしれませんね。補強をはさんでもう1サイクル走る。走り自体はかなり良くなってきているなというのがあります。体調不良から体力低下していたKuさんもある程度の復活を見せていました。2週間かかった・・・。やはり継続的に練習できるかどうかは大きいと思っています。これくらいの回復度合いであればなんとかなるかなと。まずまず。
私が再びグランドに戻った時には「往復走」をしていました。短短が終わったところ。ハードル陣はタータンでハードル往復走。久々のタータンなのでそれなりに動いていました。数か月前はヘロヘロになっていましたが今ではそれなりに保てるようになっています。こういう部分を見ると練習は偉大だなと思いますね。めちゃくちゃ有酸素系の練習を入れているわけではありません。それでも継続していくことで対応できる部分が出てくる。面白いですね。
結局、この冬季練習の中で最大の距離は150mです。それ以上の距離は一度も走っていません。それでヨンパなどに対応できるのかどうかという気はしていますが。往復走などを見ていると大丈夫なんじゃないかなと思っています。根拠はありません(笑)。インターバル的な練習もしていない。ショートスプリント対応の練習に近いのかもしれません。長い距離を何本も何本も走るという練習が良いのか悪いのか正確なものはありません。「これまでやってきたから」という経験則でやっている場合が多いのではないかなと。比較対象がなくて「過去の練習」と比べるだけになる。種目特性を考えるともっと増やしておくほうが良いのかもしれない。分かりません。少なくとも今の私はそこには目を向けていないのだけは確かです。
選手が結果を残した場合はその練習が注目されます。その練習が正しいと。だから他の人もその練習に飛びつく。そうなるとそれまで自分がやっていた練習はどうだったのか。練習を変えることに抵抗がある人は多いと思います。これまでの自分自身の取り組みが否定されてしまう部分が出てくるからです。逆に「新しいこと」があるとすぐにそれに飛びついてしまう人もいる。ここのバランスは難しいと思っています。根拠がある練習であればどれも「正しい」と考えています。今の自分がやっていることに対して自分自身が理解しているかどうか。分からないまま「〇〇高校がやっているから」という理由では意味がなくなる。
何となくこだわりは持ってやっていきたいと思っています。まとまりませんが。
まー全く書く気にならない(笑)。疲れているのか他にやりたいことがあるのか分かりませんが。どうすればいいのかな。気持ちをコントロールしなければいけません。
金曜日が持久走大会でした。そのため練習は休み。補強位したほうが良いのかなという気はしていましたが、まーいいかと。ケアの予約を入れた選手もいるので。観戦に来ていた選手の保護者と少しだけ話をしました。今シーズンどうするか。この辺りのことも知ってもらう必要があるかなと。別に保護者会を開いてこちらの決意表明をするという気はありません。本当はもっと密に連絡を取りながらやっていくほうが良いのかもしれません。色々な意見を聞きながらやるほうが今の時代に合っているのかなという気もします。今のところ保護者は協力的だと思っています。が、それが何かあったら大きく変わるかもしれないという危機感は持っています。それはどこの集団でも同じことだと思っています。勝てば官軍負ければ賊軍。
土曜日、天気が微妙だなと思っていましたが途中「ひょう」が降ってきたりとよくわからない天候でした。それでもグランドで走ることはできる。翌週から2年生が修学旅行に行くのでこの土日でしっかりとやっておかないといけません。これまでは2月にガッツリ練習をするというのが流れでしたが、今の状況ではそれは達成できません。ここ最近は「できない」ことを考えるのではなく「できること」を真剣に考えるようにしています。どうせできないのだから。できるときに何をするかです。
この日は意図的に「各自でのアップ」を入れました。いつもはメニューをがっちり決めて行います。が、時間があるというのもあったので「今の自分の課題」をどうすればアップの中で克服できるかを考えさせるようにしていました。計画自体は普段よりも早めに提示しているので考えさせていました。「自主性」というスタンスはそれほどとっていません。しかし、時にはこういう時間も必要だと思っています。自分自身に対して理解することができなければ試合時にも困りますし。フリーアップ30分というざっくりとしたメニューになっていました。私は気になることがあれば話をするという感じで。
どうしても「切り替え」が遅れてしまう。身長が高い選手ほどある話です。これまでは「前に前に」という意識でやっていました。これからもやっていきます。しかし、ある程度の水準まで来たら「動きの先取り」がある程度できないといけないと思っています。この子たちの感覚的に「前に」は接地してから「前に」という意識なのではないかなと。が、「手を上げて」という指示をして反応があるまでに当然ながらタイムラグがあります。言われてからそれを聞く、聞いてから行動に移すという微妙な時間。これって当たり前の話です。しかし、走るときに「接地」してから「前に」という意識でやっていたら間違いなく遅れます。当然すぎてわざわざそこに触れる必要があるのかというレベルですが。それでも「空中のため」と「動きの先取り」に関しては意識する必要があると思っています。「空中でのタメ」があるから「動きの先取り」のイメージができるのです。個人的にはこの手の話はあまり選手にはしません。難しい話ですから。感覚の部分になると上手く伝わらないこともあるので。しかし、「遅れ」を改善するためにはある程度の「情報」を与える必要があると思っています。筋力が足りないというのもありますが「意識」の部分で大きく変わっていくと思っています。
少しトレーニングをしてから専門練習に。これもこの日は60分程度とりました。しっかりと時間をかけたい。前任校ではほとんど行わなかったことです。ハードル選手には基本走らせていましたし(笑)。今シーズンは跳躍の子もいるのである程度の時間の確保はしたいと思っています。ハードルに関しても年間を通じて練習をしています。スプリント系はこの時期だからこそ「加速段階」の動きを徹底する。シーズンが始まってからいきなり「技術的なこと」をやるというのは好きではありません。ハードルもこれまで以上に徹底的に動きのことをやったり「踏切」のことをやっています。明らかに変化はある。シーズンに入るからハードル練習をしようという選手もいると思いますが。それはそれ。私は私といことで。
スプリント系は「加速段階練習」を徹底。この子たちは2日に1回くらいやっている感じがあります。それでいいと思っています。走練習で走りまくるというのは今の私の感覚ではないので。DMを使った重心移動、タイヤを使った足運び。そこからタイヤ引きにしてバウンディングなどを行う。少しずつ走りに繋げていってからSD練習。これは動画を撮りながら。もう少し一歩目でガツンと出れるようになりたいのですが。間違いなく今までと比べると改善できていますがもっと欲しいなと。
ハードル系は冬季練習でやっていることの組み合わせ。一歩ハードルと三歩ハードルの組み合わせ。ここまではショートもヨンパも一緒で。ショートはここから刻みの5歩ハードル、1台目のアプローチへの流れ。ヨンパはストライド調整のための練習。17歩、18歩の練習はスムーズ。が16歩は全くできません。本人と確認をしながら。やはり「スピード」が足りない感じです。本人のトップスピードというわけではなく「16歩のストライド」を出すためのスピードが1台目までに出せない。距離を短く設定しているので難しい。器用ではないので。距離を詰めるほうが良いのかなという感じがあります。
ヨンパに関してはそのままタータンで3台目までの入りをしようかなと。この時期にやるのかという話ですが。1台目までの流れができるともっと見えてくるものがあると思っています。この冬で圧倒的に力をつけて来ているSさんは24歩17歩で余裕。昨年は調子の良し悪しでずいぶん差がありましたが今は余裕があります。ハードリングも改善されてきている。かなり面白いと思います。Kuさんは23歩の16歩。こちらにきたらスムーズにいきます。まじか。まだまだ踏切が近いのと逆足のブレが大きい。これを改善できるかどうかですが、少し前よりは明らかに動けるようになってきているので一安心。Aさんは24歩で行こうと思うとおーばストライドになるので25歩の18歩で行くことに。シーズンになってどうなるかですが安定した走りの中で余力を持って最後まで押し切れるほうが良いかなという気はしています。
こうなるとやはりKuさんの6歩ハードルの設定の仕方を考えないといけません。これは色々と示唆に富んだ内容だと思っています。勉強になります。目の前の選手の状況を見ながら判断をする。練習の内容、距離設定の変更をしていく。積み上げだと思っています。こういう部分を大事にしていく。陸上競技の楽しさ。
まとまりませんが。一応記録しておきたいなと。また書きたいとは思います。多分。
全く書けていなかったので練習のことを。時間的&体力的に余力がなかったので。
火曜日は走練習にしていました。天気予報が雨だったので火曜日に走っておきたいなと。火曜日は寮の最後の晩餐になっていました。3年生が翌日が卒寮式だったので最低でも18時半に終わってやって帰らせる必要がありました。3年生は練習には来ませんでしたが。
短時間で練習をする。アップをかなり端折りました。その後、短い距離のT走を実施。60mT×2-60mスプリント1本。それほどの負荷ではないですが動きの確認という感じですね。そこからグループを分けて実施。G2は150mT-150mT-150mを。初めて150mTを実施しました。ずっとやりたかったのですが。時間的にできなくて。というか負荷もあるので準備をし続けてやっとたどり着いたかなという感じです。単純に150mを走るだけではなく最後までタイヤに負けずに引っ張り続ける。動きを維持する。ここは重要かなと。往復するのは無理なので帰りはG1が120mT-120mT-120mで。体重が軽い選手はこの手の練習が苦手ですね。仕方ない。パワー系の練習をするわけではないので。タイヤを外してからのスプリントが重要。
補強をしてから再び走練習。G2は150m-150m-150m。G1が120m-120m-120m。G2が走っているところにG1が合流する形です。人数が多くないのでどうにかして刺激を与え続けたいと考えています。2年生の400選手のSさんがかなり強くなっているなという印象。他の選手も力がついているなと思いますが、Sさんは一番力が上がっているだろうなと。体調不良から復帰気味のKuさんはまだ微妙。完全に力負けしていました。やはり練習の継続は大事。
最後に往復走。G1が短短、G2がショートハードル、G3がヨンパ。G1とG2は2往復、G3は3往復。G2とG3はハードル付きです。ある程度の負荷をかけながらやっていきます。これも最初に比べるとスピードの維持ができるようになってきました。まずまず。
水曜日は補強メイン。ずっと雨でした。自宅生と寮生は別々の練習。卒寮式があったの寮生は1時間遅れ。この部分は仕方ないかなと。走れないのであればひたすら補強。基本は自重でやるようにしています。動きながらの補強メイン。後半は屋外で加速段階練習を。DM投げと一歩目の重心移動、タイヤ押しとマーク5歩。これを2サイクルずつ実施しました。それで終わり。やれることをやるという感じですね。
木曜日。持久走大会の予定でした。が、雨天順延。予定がかなり変わってしまいます。私は体調が絶不調だったので帰ることに。練習計画だけ作りました。久々にミーティング。昨年度は毎週木曜日に「ミーティング」の時間が設定されていました。見ていると表面的な話だけしている感じがありました。これはよくないなと。話をしている時には下を向いている。形式的な話だと意味がないなと思って辞めていました。が、様子を見ると2年生と1年生の距離感もあるし熱量の差もある気がしていました。その部分を話ができるといいなと。2年生中心のチーム。1年生は人数が少ない。だから成り立つのかもしれませんが、これから先のことを考えるとそれでは駄目だなと。目標の共有なども含めてやっていく必要性がある。
あとは補強をして動き、加速段階、10バトン25並走、合流走まで。翌日に備えて最小限で。前日に走練習をしているので負荷をかけているので連続して負荷をかけてしまうと故障の要因になるかなと。翌日のロードレースのこともあるので。大きな負荷をかけ続けることも必要だとは思いますが、結局練習がどれだけ継続できるかだと思っています。良い練習が1回出来たとしてもやらない期間が2週間続くと意味がなくなる。過ぎたるは及ばざるが如し。年齢を重ねてきたからわかることなのか。もっと若いときから分かっておかないといけないのかもしれませんが。
水曜日と木曜日は午後からひたすら寝ていました。最悪・・・。