kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

目指すものに向けて

2010-12-30 | 陸上競技
普段から思っている事、意識している事を少し書きます。

私のスタンスは「教育」という部分が強くあります。「そこまでやらなくても…」とか「自分がそこまで出来るのか?」と言われることもあります。実際に私が今の選手に求めていることが出来ていたかと言われると出来ていなかったと思います。甘い部分もありましたし、「指導者がいないから仕方ない」と自分に言い聞かせていたような気もします。高校時代からトレーニング関係や練習方法に関しては多くの本を読んでいたとは思いますが、自分なりの解釈でやっていたのでかなりの遠回りをしてきたと思います。だから今の私があるのだとは思いますが…。
「自分がこんなにきついことが出来るのか?」というのも同様。今、やれといわれたら出来ないと思います。しかし、これは「東大に行く生徒に普通の大学を出た教師は指導ができない」と言っているようなものです。全ては出来ないかもしれませんが専門的な分野であればある程度指導できるはずです。以前がどうであれ「今」何ができるかが重要だと思います。

師事している方から「トップ選手が良い指導ができるかどうかは別」と以前から言われてきました。世の中では「過去の実績」を高く評価する傾向がありますから自然とそうなるのだと思います。「選手を育てた」という指導者がいたとしても毎年継続して選手がいるのかでも違ってきますし、元々強い選手が継続的に入ってくるのかもしれません。単純に「強いかどうか」だけで判断するのは難しい。
師事している方は「入ってきた選手をどうするか」を考えています。大切なのはその部分です。元々強かった選手が同じ力を維持するだけで結果がついてきますが、それではほとんど意味はありません。持っている力をどこまで引き出せるようになるか。ここに「強い」「弱い」は関係ありませんし、指導者の「過去の実績」は意味がありません。「今」何をしようとしているかだと思います。

話が若干逸れてきた気がしますが、「力を引き出す」ためには教育的な取り組みが必要になります。強い選手であっても「出来ていない」事に関してはきちんと指摘していく必要があります。技術的な指導が十分に出来ないとしても「生活指導」や「取り組む姿勢」の指導はできます。本人達がやっている事が分かってくれば見違えるように強くなっていきます。「考え方」を変えていくことが本人の競技力を高めるために必要なのです。ここが変われば自然に目指すものに向かって動き出します。

そこまで行くにはかなりの労力を要します。誰もができるわけではありません。特に力がある選手ほどそこまでやらなくてもある程度の「結果」が付いてきます。だから必要性を感じない。細かい事を意識しなくても問題はない。きちんとできればもっと上を目指せるのにある程度の結果で自分自身を納得させているだけなのです。本当に目指すものに向けてやっていかないといけないことは同じなのです。意欲を引き出す事が大切になります。「力」があっても出来ていない者もいますし、「力」が無くても出来ている者もいる。部活動とは何かをしっかりと考えさせていく必要があります。

「競技さえやればいい」というわけではありません。他にも大切なものがたくさんあります。逆に「勉強さえ出来ればいい」というわけではない。何か1つだけやれば良いのではなく様々なことをきちんとやっていくようにしなければいけません。それは自然に気づくものではなく誰かからきちんと教えられなければ出来ないと考えています。陸上競技を通して目指すものに向けて何をしないといけないかを伝えていく。これが「教育」であり、指導者として大切なことだと思います。ここが出来るようにならない限り意味がなくなってしまう。だから私自身も目指すものに向けて様々なことを学んでいく必要がある。

まとまりがありませんが、最近更にこの想いが強くなってきています。成長していきたいと。まだまだやらなければいけないことがたくさんあります。自分を高めていくために多くを学びたいと強く思います。
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覚悟

2010-12-30 | 陸上競技
中四合宿に参加させてもらいました。この中で大きな「差」を感じる部分がありました。これはうちの選手が云々ではなく全体を見ていて感じた部分ですが。「覚悟」の部分です。参加している選手の中に「覚悟」の差を大きく感じました。

合宿の選考基準はよく分りませんが、「参加していることに満足している」という感じの選手を見かけました。常に無駄話をしている、走練習では後ろのほうについて走っているだけ。一人ではなく複数いましたからそれがグループになって適度に走るといった感じでした。せっかくお金を払って合宿に参加するのですから何かを吸収して帰ろうという気持ちを持たないといけないと思っています。今回の機会を生かしてインターハイを狙うためにはどこのレベルまで力を上げないといけないかをしっかりと肌で感じる必要があります。「覚悟」というか目標意識が明確であればそのあたりも分ってくると思います。参加することに意義があるとは思いません。選抜合宿に選ばれるということは「ブロック大会」に参加するのを目標にするのではなく「インターハイ」を目指すレベルの選手だと思います。それなりの「覚悟」でも強い者は強いかもしれません。しかし、それでは面白くない。やるからには「覚悟」を持ってしっかりと取り組んでいく必要があると思います。

「覚悟」が必要になる。「覚悟」があれば行動自体が変わっていきます。自分が目指すモノに向けてやらなければいけない部分があるのです。強制されてやるのではそこに「価値」はない。「欲すれ道開ける」のです。「強くなりたい」という想いがなければそこに意味はなくなってしまうのではないかと感じています。能力が高ければそれなりの結果がついてきます。しかし、「それなり」では見えない世界がある。本気になって全力を尽くして取り組むことで初めて感じるものがある。言い訳ができない状態の中で一生懸命に取り組むことで見えてくる。「強いから正しい」とは思いません。

うちの選手にも「能力」がある選手がいます。他の選手ができないことも短時間でできるようになる。しかし、それなりの「努力」で出来るようになる、走れるようになるので真剣に向き合うことができないことが多い。一生懸命にならなくてもそれなりの結果が付いてくるからです。だから見えないところで努力ができなくなる。そこまでしなくても負けないからです。だから自分のチームの選手にはこの部分をかなりしつこく話します。もちろん、簡単にはできません。それでも私自身も「覚悟」を持って取り組んでいますから諦めません。本人が心から「強くなりたい」と感じ、「強くなるためなら何でもできる」という「覚悟」を持てれば行動すべてが変わってくる。「覚悟」がない間は周りの目を気にします。中学生がロングタイツを履くのを恥ずかしがるのも同じことだと思います。この程度のことを「恥ずかしい」と思うようでは練習ができません。ジャージで走練習をしていても質は上がりません。一番走りやすい服装をしなければ実際の走りには生きてこないのです。
しつこくしつこく言い続けてやっと「食事」に目が向くようになってきました。「我慢する」ことの必要性を感じ始めたのだともいます。私が見ているところだけやっても意味はありません。見ていない時間のほうが長いのです。だからこそ「覚悟」を持って自分自身の「意志」で行動を変えていかなければいけないのです。

前の記事にも書きましたが「化粧」をして練習に参加している選手がいました。社会人選手であれば問題ないと思います。化粧をすることも表現の一つかもしれませんから。しかし、高校生が異性からの目線を気にして「化粧」をして練習に参加するのはどうかと思います。「覚悟」という部分はないと思います。「能力」があれば戦えるレベルでやっているからそこまで一生懸命になる必要はないのかもしれません。うちの選手であれば絶対に許しません。そんなところに「力」を注ぐのであればもっと有効に「力」を使うことができるからです。人間の力は限られている。必要ない部分にエネルギーを使えば本当に必要なところに力を使えないからです。「全てはつながっている」といつも言い続けています。日常生活、学校生活、競技は見えない部分で必ずつながっている。日常生活で適当にやっていて競技場面だけきちんとやるというのは無理です。「考え方」というのは場面場面で変わってくるわけではない。生活の全ての部分で変えていかなければいけないのです。だからこそ「覚悟」を持って生活を変えていく必要がある。学校生活で「化粧」をしている選手が競技場面だけ周りの目を気にせずにがむしゃらに取り組むことは不可能なのです。

「覚悟」。言葉で書けば簡単なモノですが余程のことがなければ持てません。引退した3年生、「覚悟」を持って取り組めていた者が多かった。他県の先生からも「マイルでインターハイに行ってもらいたかった」と言ってもらえました。それだけの「想い」を持って取り組んでいたのが自然と伝わるのだと思います。嬉しく感じました。だからこそ、後輩たちもそのレベルまで行ってもらいたい。「覚悟」を持って多くのモノを犠牲にして本当に目指すモノが見えてくる。まだまだ甘い部分が多い。少しずつの変化は見られる。前述の「参加することで満足」している選手に比べれば「覚悟」はあるのかもしれません。しかし、本当に目指すのはそこではない。下を見るのではなく常に「本当に必要なモノ」を見ないといけない。インターハイを目指すのは簡単ではない。だからこそ「覚悟」を持って取り組んでいきたいと思っています。本人たちが肌で感じたことを私は繰り返し話してくことで強化する。「覚悟」を持たせたいと思います。

また書きます。
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学校の練習

2010-12-29 | 陸上競技
合宿の期間中、学校の練習は選手任せになっていました。さすがに不安要素もあるので3年生に頼んで練習を手伝ってもらいました。この間体調不良者が出ていたので雰囲気が暗くならないようにして意識的に取り組ませました。

天候的にかなり悪かったようです。選手からは連絡がありませんでしたが火曜日は最悪だったみたいです。合宿期間中は1日練習にしていました。普段できないですから基本的な動きの確認と本練習を組み合わせました。中四合宿では1日練習をしていますから学校でも同じように負荷をかける。加えて自分達でやらないといけない部分があります。本人の意識次第で大きく変わってくる。やらなければいけない練習をきちんとやっていくというのが重要になります。

水曜日は通常の土曜日の走練習の内容にしました。競技場で走り込みたいと思う気持ちもありましたが、中四合宿に参加した者はさすがに休ませないとまずいだろうということで、少人数での走り込みは厳しいと判断して負荷がかけやすい形を選びました。

動きを見ていてバウンディングを急遽入れました。感覚的なものなので上手く説明できませんが膝の引き出しと腰の移動が出来ていないと感じたので。こうい動きをきちんとやっていくことで必ず動きに変化が生まれます。タイヤ引きをやるようにしていたのでバウンディングとタイヤ引きを合わせて短い距離で実施しました。メイン種目につながるような動きをしっかりと意識させるように心掛けました。

合宿中に思っていたことがあります。指導についてや技術的な話を本気で話をするというのは困難だと思います。こういう場所では自分が思っていることを全て出そうとしても本気で話を聞いてもらうのは難しい。多分私の考え方が浮いているからだと思います。もどかしい部分があります。これに関しては触れません。あまり意味があるとは思わないので…。私達が目指しているのは特殊な部分があるのかもしれません。安定して力を出せるチームの指導者になりたい。限られたチームしかそれができない。それが現状です。

走りの動きを見ましたがかなり変化が見られました。あと数ヶ月で膝の引き出しと重心移動を本物にしていきたいと思います。スピードが上がらなければ戦えない。そのために何をするか?やるだけの練習にならないようにきちんと意味を理解させながらやっていく必要があります。このままきちんといけば…という想いがあります。飛躍的に伸びるためには今の取り組みレベルを更に上げていくことが求められます。まだまだ先は長い。

本当ならこの日で練習を終わろうと思ったのですが色々なことがあって30日までやることにしました。身体作りは継続以外に方法がありませんから。選手からやりたいという言葉が出たのでそれに合わせてやっていきたいと思います。意欲が出てくれば全てが変わります。やるだけの練習ではだめ。最後までしっかりとやっていきたいと思います。
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中四合宿4

2010-12-29 | 陸上競技
火曜日、合宿最終日です。練習は午前中のみ。どこのパートもしっかりと走ることになっていました。天候も風は強かったですがここ数日間と違って気温が上がっていて練習しやすい状態でした。

110mHはハードル間を狭くして3歩で刻みながら走る練習。この動きをするとかなりの差を感じます。インターバルを速く刻むというのが苦手です。コーチの指示を私が聞いたわけではありませんが、課題は間違いなくハードルインターバルの動きにおかれています。動き自体がかなり大きく膝が前に出てこない走りですから脚先だけでごまかしてしまう感じがしました。ここがこの子の大きな課題です。これまでスピードを上げていくための取り組みをかなりしてきました。100mが12秒台では15秒前半は不可能です。スピードを上がってきていますが動きの「速さ」が不足しています。ここで差がつくのだと考えています。リード脚の降り下ろしもスピードが不足しています。動きの「速さ」を求めていかないとこれから先戦っていけません。冬の間に克服しないといけない課題がいくつもあります。その分、伸びる要素がたくさんあるということです。未完成だからこそやることがある。本人に自覚してもらいたいですね。

短短は200mのエンドレスリレー。1人10本だったようです。mihoは本数を追うような練習がかなり苦手です。本人はかなりの苦手意識を持っています。だからこそ克服していかないといけないと考えています。スピード的には高いですからそれを維持していくための動きを身に付けていかないといけません。殻を破らない限り目指す所には届かないと思っています。県で何番を目指すというつもりはありません。どこまで上を狙えるか。来年12秒2~3、25秒4を出すためには生半可な覚悟と意識では無理です。そのためにも逃げずにチャレンジすることが必要です。
走りを見ていましたがこちらもまだまだ未完成です。ロスが大きいですし、後半身体が保てません。ここがきちんとできるようになると目標にかなり近づけると考えています。あとは前を走っている選手を「絶対に抜いてやる」という気迫です。これが出てくると間違いなく強くなります。「何がなんでも」というがむしゃらさが必要になってきます。

400mHは50秒―40秒―30秒間走を3セット。レストは60秒ですからかなりの負荷です。こういう練習で先を考えて力をセーブするというのは好きではありません。怖がらずにきちんと1本目から走ることが大切です。この練習には中国地区トップは参加していませんでしたが四国のトップと400m57秒台の選手がいました。この22人が目安になると思っていました。ここでどれだけ競り合いながら力を出せるか。
全てとはいいませんがsakiはほぼトップで走り続けました。ライバルとなる県内の選手には1本も負けませんでした。やっている方向性に自信が持てます。400mH61秒前半の選手と互角以上に戦っていました。単純にこの選手達が全てを使っているのかは分かりません。抜いている部分もあるかもしれません。しかし、競り合いの中でスピードをゆるめるような選手であれば強くなっているはずはないと思います。ある程度力を出してこの走りだと判断しました。sakiも他の者と同じようにいくつも克服しなければいけない課題があります。意識が高まれば可能だと思います。今は戦える可能性があるというだけ。もっと徹底した取り組みが求められますが希望が見えてきたと思います。

ふと見たときに他の学校の選手が化粧をしていました。高校生の競技者です。良いことではないと思います。来年、絶対に勝たせてはいけないと強く思いました。強い選手は周りから注目される。だからこそきちんとした取り組みが出来なければいけないと思います。練習中におしゃれや異性を意識しているようでは本当に強くはなれません。負けたくないと心から思いました。

合宿を通じて選手は多くのことを感じてくれたのではないかと思います。これが今後の意欲につながっていくことを期待したい。まだまだやらないといけないことがたくさんあります。しっかりと取り組んでいきたいですね。
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中四合宿3

2010-12-28 | 陸上競技
月曜日、この日も朝からかなり寒い1日でした。前日ほどどはありませんでしたがやはり寒さは厳しかったですね。

110mHは1歩ハードルを繰り返していました。かなりの量のハードルを越えていました。うちの選手は身長がかなりあるので比較的楽に越えていましたがやはり体幹が弱い印象を受けました。。手足が長いのでそれをコントロールするための基礎筋力が不足しています。そのため上半身が暴れてしまいます。ここを克服しない限りはハイスピードの走りに耐えることができないと思います。簡単なことではありませんが長いスパンで考えていかないといけないと思います。身体作りが間に合うかどうかです。

短短は150m×5本と300m1本。合宿前からシンスプリントの痛みがあったのでそこがすが走れるということだったので走らせました。インターハイ優勝選手がいたのですが脚の痛みのため離脱。うちの選手は1組目に入って走ることになりました。
中国地区の選手と一緒に走っていましたが良い勝負をしていました。これもどれくらい力を使っているのかは分かりませんでしたが、まずまずのスピードで走れていました。少しバランスが悪いような気もしますが今回はしっかりと力を把握することが狙いですから妥協せずに走らせました。同じ地区の選手と競り合いながら走ることができたのは大きいですね。少し光が見えてきました。

400mHは200mHを10本。タイム順に別けられたようですが運良く(?)同じ地区の選手と走れることに。相手は63秒台の選手ですから力を比べるにはかなり良い条件です。もちろんこれだけで400mHの力が分かるわけではありませんが、比べることは出来ると思います。ハードルの高さは小学生用でしたから単純比較にはなりませんが、この冬はハードル技術の向上をテーマの1つに掲げています。少しは見れるようになってきたかなと(笑)。
前半は全く同じか少し勝っている感じでした。ハードルインターバルの調整が難しいというのもありますがそれでもよく走れていたと思います。トータルでみても少し勝っているような感じでした。繰り返しになりますがあくまで参考です。これだけで63秒が出るというつもりはありません。しかし、これからの目安にはなると思います。


万全の状態ではありませんが合宿の中でそれなりに存在感を示せているのではないかと思います。「持ちタイム」だけでいうとたいしたことはありませんが、この1ヶ月でそれなりに力が上がってきているのかなと思います。「自分は強くなっている」と感じることができれば更なる意欲につながります。合宿に参加した者だけではなく一緒に練習している者の自信にもなります。大きなことです。

寒いですがきちんと練習が出来たと思います。前日はあまり走っていなかったのでどうしようかと思いましたが一安心です(笑)。
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中四合宿2

2010-12-28 | 陸上競技
日曜日、朝からかなり寒い。競技場に近づくと山肌が白くなっていて雪が積もっていました…。かなり厚着をしていましたがそれでも我慢できないレベルでした。せっかくここまで来たのだからしっかりと練習してもらいたいという気持ちがありました。グランドは雪かきをしてもらっていたので何とか走れる状態になっていました。

短短女子は200mをシューズで5本。設定タイムが33秒くらいでした。寒いのもありますがさすがにペースが遅すぎる気がします。脚作りという意味合いが強いのかもしれません。普段うちではやらない練習形態です。2本目くらいで他校の選手が少しペースを上げてくれたのでそれに合わせてうちの選手も上げました。それ以後3本は29秒程度で走っていたのでまずまずかなと。スパイクで27秒程度でしっかりとスピードを上げてもらえると良かったと思いますが仕方ないですね。

400mHはスキップ&ラン等をやっていたのでほとんど見ませんでした。技術的な部分で何かを意識させていたと思いますがそれは選手が分かっていたら良いだろうということで(笑)。バウンディングも織り交ぜてやっていたようです。とにかく脚が流れ気味になるのが非常に気になるので後でメールだけしておきました。動きが崩れると意味がなくなりますから。

110mHはどこでやっているのか把握するのが難しい状態でした。探したけど分かりません。諦めかけていたらグランドに戻ってきました。体育館の中でやっていたようです。その後ハードルの基本のような動きを始めました。基本的な動きの確認をしておくと非常に助かります。

午後から短短が坂道を走っていたので見ていると明らかに負けています。タイム順に分けられていたようですがなんとか2組目の4人に入っていたので速い者もいるのかなと。同じ組に12秒4位の選手がいましたがその子よりは全て前を走っていました。もちろんどれくらい力を使っているのかはわかりませんがひとつの目安にはなりますね。それよりも前を走っているこの子は何なんだろうと思ってあれこれ聞いてみるとなんと11秒台の選手だったようです。速いはずです。最初の段階は差がないのですが中間から一気に引き離される感じがありました。まだまだ力の差は大きいですね…。

こうやって力を測れるというのが合宿のメリットです。この冬のモチベーションを高めるためにも必要な事かもしれません。ライバルになる選手達が目の前にいます。絶対に勝ってやろうという気持ちが持てるかどうか。そのためには高い意識を持って行動を変えられるか。大切な部分です。

とにかく寒かった…。
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中四合宿

2010-12-28 | 陸上競技
土曜日から愛媛県で中四合宿が開催されています。今年は私が見ている選手が3人選ばれたので参加させてもらいました。場所的に遠いので一長一短ありますが、他見の選手と一緒にやることで更に上を目指そうという気持ちになってくれたらいいなという部分がありました。補強できない部分は不足しますし練習量としても少なくなります。何かをとれば何かを諦めないといけません。

先日関西のほうに練習を見学に行きましたが、いつもと違う練習スタイルでやることも刺激になるのではないかという印象を受けました自分がやっていることが正しいと思い込んで視野を広げないのは良くないなと、勉強させていただくチャンスをもらっと思ってます。

とにかく移動に時間がかかります。今回は車での移動。他校の先生と一緒に行ったのですが優秀なカーナビのおかげで道に迷いました(笑)。なかなかやってくれます。予定していた時間よりも1時間近く遅れて到着。間に合えば問題ないので全く気にしません。山口を出るときからかなり天候が悪かったですが愛媛も曇り空でいつ雪が降ってもおかしくない状態でした。練習を見学するのが寒くて耐えられない…。かなり厚着をしていたのですがそれでも我慢できなかったですね。

初日ですから基本的な練習の繰り返しでした。細かい部分まで見れていませんが比較的前の方で練習に取り組めていたと思います。こういう合宿で後ろの方に付いているだけでは何も学べません。指導者に覚えてもらうこともできません。意欲的に前に入って行く必要があります。このことは事前に話していましたが図々しいくらいでないと(笑)。顧問が謙虚ですから選手くらい図々しくないといけませんね。

夜は寒さのためか若干テンションが下がっていました。学期末あまりにも疲れていたので少なからず反動が出たのかもしれません。

3泊4日の合宿、選手が多くのことを感じてくれると良いですね。
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バタバタ

2010-12-26 | 陸上競技
金曜日、冬休みに入っているので午前中に練習をすることが出来ました。朝から風が強く寒かったですね。これから更に寒くなることを考えたら気が重い…。前日からの悪い流れがあったので私はそちらの対応に追われました。何をやっているか分からないような状態です。
あまりにも納得できない部分があったので上の者に抗議しに行きました。これにかなりの時間を要しました。前に進むためにきちんとやっていかないといけません。

練習自体は通常の金曜日のメニューとしました。加速段階の動きとショート。バトンにしました。ほとんど走りは見れていません。寒いので動きはいまいち。もう少し動いていてもいいかなと…。疲れもあるかもしれませんがやはり寒さが厳しいですね。

1人、動きが完全に崩れている者がいました。ここは合宿の前なのでなんとかしないといけません。動きのバランスが良くない感じを受けたので別メニューとして個別に動きを見ました。腰が進まない感じがしたので強制的に進めるようにしました。数本繰り返しただけであっという間に復活。何だったのかわかりません。水曜日には全く走れなくて一番前からスタートしていたようです。まー進んでいませんから仕方ないと思います。

合宿組は練習を半分に抑えておきました。さすがに連続でやるのはしんどいでしょうからね。別に調整するつもりはありませんから落とさなくても良かったのですが。

練習が終わってから色々とバタバタしました。夜はウルトラマンの映画を見に行きました。その後は家の仕事をいくつかやって終了。疲労困憊。
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身体に目を向ける

2010-12-25 | 陸上競技
木曜日、栄養学について講義をしてから通常の練習としました。火曜日、木曜日、土曜日は基本的にトレーニングを中心とした練習にします。土曜日は走ったあとに休息をしてトレーニングですからハードです。とにかくかなりの時間を身体作りに割いています。それだけ重要な要素だと思っています。今年は身体が出来るまでに時間がかかっている気がしています。トレーニング量が減っているわけではありませんし、大きくメニューを変えているわけではありませんからそれ以外の部分に原因があります。上のレベルを目指すためにも取り組むための意識水準を求めていきたいと思います。

最近色々なことがあるので練習中もそれに対応しなければいけませんでした。そのため室内でのウエイトとBOX補強に関しては全く見れませんでした。仕方ない部分ですが最近はこの状態が続いています。あれこれやって外補強には何とか間に合いました。細かい動きが漠然としてしまっていると感じました。やっているうちに動きがアヤフヤになってしまうのだと思います。かなり身体は疲れていると思いますがきちんとした負荷をかけていく必要があります。前日は走り込みをしていますから疲れているとは思います。考査終了後から練習量は増えています。肉体的にも精神的にもかなりキツくなる時期だと思います。ここを乗り越えられるかどうかだと思います。

一緒に動きを見ていたesaki先生と外補強について話をしました。何気ない会話ですがこの中から「これは」と思うことがいくつかあります。これから先の取り組みや方向性について考えさせられました。こういう機会を与えられるというのはありがたいですね。

最後はロープ登りをして終わり。いくつか話をしました。が、今は眠すぎて思考が止まりかけています(笑)。また書きます。多分…。
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栄養学について

2010-12-24 | 陸上競技
23日木曜日、この日は休日でした。2年生が修学旅行から帰ってきてから選手には「栄養学の必要性」について繰り返し話してきました。うちは練習量も多く練習負荷も高い。それに見合う休養と栄養が取れなければ思うように身体が出来ていきません。またウエイトコントロールもかなり必要になるのでここに関してもしっかりと考えないとこの冬で一気に「普通の選手」に戻ってしまいます。選手だけではなく保護者にも理解を頂かないと難しい部分がありますから、急遽1週間前に連絡をさせてもらって保護者対象の栄養学の講義をすることにしました。もちろん難しい部分は出来るだけ割愛して本当に必要な部分だけ話すように心掛けました。

資料作成もほぼ1から。以前作成したモノがあるのですがこれはあまりにもマニアックすぎて一般人には受け入れられません。多分指導をしている方も読もうと思わない内容です(笑)。今回に関してはモチベーションが上がらない部分と本当に時間が無くてどうにもならない部分がありましたが、眠れずに5時に目が覚めるので早起きして資料作成をしていました。かなりしんどい部分がありましたがそれでも何とかしたいという気持ちがありました。

講義には多くの保護者が参加してくださいました。感謝。基本的な部分を中心に「炭水化物」「タンパク質」の摂取と注意点を繰り返し話しました。またウエイトコントロールのための調理方法の工夫、食材の選択方法など細かい部分まで話をしました。「そこまで言われる必要はない」という部分があるのかもしれませんが、ご家庭の協力がなければ上手くいかないのは間違いありません。本人と保護者、指導者が協力して初めて目標に近づけると思っています。1時間程度の話でしたが小難しい話におつきあいいただき本当に感謝したいと思います。

大切なのは講義をすること、話を聞くことではなくこれからどう実践するかだと思います。選手は「分かっている」と思っているかもしれませんが実際は分かっていない事が多い。周りがどれだけ一生懸命になっても本人が「強くなりたい」と思わない限りは何も変わりません。
「プロテインを飲む」というと知らない人は「プロテインを飲めば筋肉がつく」と思っています。ドーピングも同じ。ドーピングをしたら「強くなる」と思っている人も多いのではないかと思います。何か身体に入れただけで単純に「強くなる」わけではありません。きちんとしたトレーニングを積んでその効果を最大限に高めるためにサプリメントや栄養があるのです。体重管理にしても同じ。「3食の食事に気をつける」というだけでコントロールできるわけではありません。何もしないでコントロールできるのであればもうすでに出来ています。食事にも気を配り、基礎代謝を上げていき運動量を増やす。少しのことでも良いので身体を動かす習慣をつける。これができて初めて意味があるのです。楽をして効果があるというのは非常に危険なモノだと思います。

「プロテインダイエット」や「炭水化物ダイエット」というものがありますが、これはスポーツ選手にはふさわしくないと思います。必要な栄養素を摂取せずに痩せる。それは大きな問題があります。運動するエネルギーを摂取せずに身体ができるはずがありません。「飲むだけで効く」というサプリメントは何かしらの弊害があると。基本は食事。ここを意識的に変えていかなければ身体ができない。今後は新入生が入ってきた時点で保護者と本人達に「栄養学」の基礎知識を伝えていきたいと思います。それがもっと効率よく競技に取り組むことにつながっていくと思うので。
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