碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

企画会議、白熱

2012年05月15日 | 大学

小雨の一日だった。

地下のスタジオで、実習科目「テレビ制作Ⅱ」。

今日は、これから制作する映像作品の企画会議だった。

原作をベースに脚本を練り、ショートフィルムというか、短篇ドラマを作るのだ。

すでに各個人の企画は全体にプレゼンテーションされた。

現在、グループ内で討議を行い、原作を1本に絞り込んでいるところ。

さて、何が出てきますか(笑)。














映画「宇宙兄弟」、堂々の牽引力

2012年05月15日 | 映画・ビデオ・映像

映画「宇宙兄弟」を観た。

原作漫画(面白いそうです)は読んでいないので、いきなり映画で、兄弟と対面。

いいねえ、この兄弟(笑)。

特に子ども時代のやりとりは、時代を超えた懐かしさがあって、よかった。

大きくなってからは、弟役の岡田将生が、とてもいい。

兄貴よりも器が大きい感じで。

そして、キャストもさることながら、ロケットの打ち上げなどの“国産VFX”(偉いぞ、オムニバス・ジャパン)、月面シーンの美術(偉いぞ、都筑雄二美術監督)も頑張っていた。

何より、ロケットも月面も、ちゃちくさくないのが、観ていて有難かったなあ(笑)。

冒頭での宇宙開発ヒストリーの紹介も、後できっちり、その意味が明らかになる(偉いぞ、脚本の大森美香)。

エンドロールが流れる中、1969年7月、月面からの「人類の偉大な一歩」のテレビ中継を、夢中で見つめていた中学3年生の自分を思い出していました。


というわけで、小手先・小技に逃げず、堂々と全体を牽引した森義隆監督には、「楽しませてもらいました、ありがとう」を。

「日本映画、元気じゃん」と思わせてくれる1本でした。



      (スーパームーンの際のワンショット)