映画「宇宙兄弟」を観た。
原作漫画(面白いそうです)は読んでいないので、いきなり映画で、兄弟と対面。
いいねえ、この兄弟(笑)。
特に子ども時代のやりとりは、時代を超えた懐かしさがあって、よかった。
大きくなってからは、弟役の岡田将生が、とてもいい。
兄貴よりも器が大きい感じで。
そして、キャストもさることながら、ロケットの打ち上げなどの“国産VFX”(偉いぞ、オムニバス・ジャパン)、月面シーンの美術(偉いぞ、都筑雄二美術監督)も頑張っていた。
何より、ロケットも月面も、ちゃちくさくないのが、観ていて有難かったなあ(笑)。
冒頭での宇宙開発ヒストリーの紹介も、後できっちり、その意味が明らかになる(偉いぞ、脚本の大森美香)。
エンドロールが流れる中、1969年7月、月面からの「人類の偉大な一歩」のテレビ中継を、夢中で見つめていた中学3年生の自分を思い出していました。
というわけで、小手先・小技に逃げず、堂々と全体を牽引した森義隆監督には、「楽しませてもらいました、ありがとう」を。
「日本映画、元気じゃん」と思わせてくれる1本でした。
(スーパームーンの際のワンショット)