あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

F.W.ムルナウ監督の「吸血鬼ノスフェラトゥ」を見て

2012-09-07 07:52:59 | Weblog


闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.307


ドイツ表現主義だかなんだか知らないが、ムルナウの映像は端正で美しく、無声映画ではあるが音楽の支援など必要としない。いやすべての無声映画の映像は、音声の支援をあてにしていなかったから、すべからく端正で力強く、それゆえに美しかったのだ。

吸血鬼ドラキュラ物の元祖となった1922年製作の古典的作品であるが、ドラキュラを扱ったすべての映像、ドラマを圧して面白く、芸術的な完成度が高い名作である。



朝っぱらから小説を読んでいる極道映画を見ている横着者 蝶人
コメント
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