闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2885~89
ジョージ・キューカー監督の「アダム氏とマダム」
スペンサー・トレーシーの検事補とキャサリン・ヘプバーンの弁護士夫婦が法廷で対決する1949年のドタバタコメデイで笑える。
が
1)エルンスト・ルビッチ監督の「生きるべきか死ぬべきか」
33歳で夭折したキャロル・ロンバード主演の1942年のコメディずら。
ナチ台頭のポーランドを舞台に、敵味方が入り乱れての複雑怪奇なプロットがややこしすぎて映画的興味を殺ぐ。
2)ダニエル・バーバー監督の「ハリー・ブラウン」
マイケル・ケインが元海兵隊の老人を熱演。凶悪犯の悪ガキどもを単身独力で退治する2009年の快作なり。
3)リチャード・ブルックス監督の「デッドラインUSA」
報道の自由と正義にためにテッテ的に闘うハンフリー・ボガートがかッこいい1952年のアメリカ映画。
「カサブランカ」などの駄作で、彼を評価してはならない。
4)ジュエル&イーサン・コーエン監督の「ヘイル、シーザー」
コーエン兄弟のよくある失敗作。こんな映画のどこに取り柄があるというのだろう。
5)ケネス・ロナーガン監督の「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
2016年の暗い映画だが、主人公がニヒルなので、なお暗くなる。
朝ドラもいろいろあれど朝ドラは朝ドラらしきものであればそれでよし 蝶人