格差が見えるまちでいいだろうか

2006-09-23 00:02:42 | Weblog
 議会の議員控え室(5階)、6階の委員会室からは本町都営住宅跡地がよく見えます。テラスハウスで、庭からお隣さんと行き来し、コミュニティを作ってきた本町都営住宅でした。
 その建て替えが実施され、14階建ての高層住宅になって、それでも多くの住宅に困っているお年寄りなどには朗報だと思っていました。しかし、東村山の細渕市長とその与党は、「都営住宅ばかり増えるのでは税金は増えない」とばかりに、自民党が都営住宅の建設中止を要求。東京都の政策ともあいまって、第3期計画が、変更になり、都営住宅の建設中止。70年の定期借地権付き住宅の販売を民間企業に任せることになりました。
 今、町の半分は所得の低い人が入居する都営住宅、後の半分は戸建住宅を買うことの出来る人の50坪の瀟洒な住宅地と、はっきりと区分けされた町が出現することになってしまいました。
 5階、6階から町を眺めるたびにこれでいいのだろうかという思いをつよくするこの頃です。
 皆同じとは行かないことは判っていても、せめて本当に働いたことが報われる世の中にしたい。それが政治に携わる私たちの仕事だ!と思うのですが、与党の皆さんは、あくまで、個人のせいにするのでしょうか。
 とてもやりきれないな~と溜息をついています。