3・4・10号線素案説明会②=市民が使う道路市民が反対するのになぜ作る??

2011-05-22 11:00:19 | 東村山市の政治、議会

5月21日に行われた3・4・10号線の素案説明会での質疑の内容を簡略にして報告します。長いのですが、分割すると流れがわからないのでこのまま掲載します。

計画案の説明理解できない。中止を求める。S37年に計画されたと言うが当時と今では土地の状況も生活も違う。今さら何で。それより身近な歩道の整備をしてほしい。
 答 色々な機会に知らせてきた。
H12年都市計画マスタープランで優先整備を決めた。H18年には都が多摩地区の優先整備路線に指定した。
都市計画道路はネットワーク化が必要なところからやっている。

鉄道立体化と3・4・10号線の整備順序は?3427号線と接続するはずだが用地買収に入っていると聞いているが開通する保障ない。つまり3・4・10号線は分団道路の可能性がある。バラバラの計画になるのではと危惧する。
 答 立体化は
H25年から12年かかる。
3・4・27号線は45%の用地を取得。H27年供用開始予定で進めている。
3・4・10はH27年着工で進めたいと考えている。

都市計画道路はS37年に、住民に関係なく決められた。この道路計画も立ち退きを迫られる人が内容を知らない。「40年も住んでいるのに何で急にこんな話になるの」「移る気はない」など怒りと不信が広がっている。
西口の時も最終段階まで説明されず、同じことを繰り返している。市民が納得できる議論を徹底的にするべき。都道は危険で歩けない。こうしたところこそ何とかしてほしい。

 答 良くわからないところで決まったと言うが、
H12年に東村山市の都市計画マスタープランが市民の参加で作られ、一部の区域を整備すると決まっている。また、H18年都で優先整備区域に選定された。
事業化について、区域など決まったら住民にしっかりと説明する。

市長はタウンミーティングをしている。そこで要望したことがどう生かされているか不信感を持っている。ミニバスの要望もお金が無いからできないという。しかし、要求もない3.4.10号線のような道路には相当のお金をかけて実行する。税金は大事に使ってほしい。
 答 様々なニーズがある。バランスを見て予算を作っている。住みやすいまちにしようと思っている。都市計画道路は災害時の避難路にもなる。火災の延焼を防ぐ、救援物資を運ぶ道になる。 

今日の説明では、道路の起点が変わる、幅員が変わる、H12年に優先整備が決まっているしかわからない。連続立体化のついでにやるとしか思えない。3.4.10号線はなければ不便か?総事業費は? 関係する住民は何人? 具体的に提示してほしい。この計画地周辺は学校、保育園、認証保育所もある。通学に相当影響ある。老人施設も含めこうした施設にも説明が必要。今日の説明会をアリバイ作りにしないでほしい。 
 答 都計道には3.5mの歩道が付く。バリアフリーで歩車分離する。周辺の交通の安全は事業化に当たって警察と協力する。

計画のお金の流れはどこで説明がされるのか?市民負担が増えるのでは?
 答 事業化の際の国や東京都の動向は不明だが、今の時点では補助金が2分の1から75%あると考えている。それを受けて進める。

 この計画をなくすのはどうすればいい?無くても誰も困らない。
 答 都計道はネットワークなので東村山市だけで変えることはできない。

*東村山市だけで変えることはできない?そんなことはない。なぜなら日本は民主主義の国であって、住民の意見が通らない仕組みにはなっていないはずだから。(福田のつぶやき)

私は住所が神奈川県であった時代から住んでいる。屋敷の真ん中を都計道が通るなどとんでもない。踏切が立体化で上がれば渋滞は無くなる、道路はいらない。
 答 住み慣れているみなさんには本当に申し訳ない。心苦しい。事業化が決まれば個別にしっかりと話し合いたい。

立体化が進めば渋滞が無くなるのは当然。しかし立体化だけではだめ。都計道は都市防災に必要。緑のネットワークも作る。

素案の説明と聞いてきたが、殆ど決定で、ガス抜きに感じる。アンケート取ったと言うが、市民が使う道路、市民が反対しているのになぜ作る!?
 答 素案説明後、都市計画案を作り説明する。住民からの意見書は都市計画審議会に付して判断してもらう。

以上、どう読んでも市民の声は 反対! これに尽きるのではないでしょうか。住民の皆さんとともに考え、運動を作っていきたいと思います。