福島小高町から避難している高野氏の原発反対運動=原発なくそう!東村山の会

2012-06-11 12:30:08 | 原発問題について
昨日10日、市民センターにおいて
原発無くそう!東村山の会 の学習交流集会が開かれた。

タイトルは
福島・フクシマは 今・・・
子どもを守るためには・・・
である。

第1部では 
原発の膝元 小高町(福島県)から
市内のご家族の下へ避難されておられる
草野太(まさる)氏のお話であった。



草野さんは、大震災で避難所にいかれたが具合が悪くなり
病院に入院、娘さんが迎えに行って
東村山市内に避難して今日に至っているそうである。

その草野氏の半生は
原発の建設反対の運動であったことをお話を伺って思った。

原発反対でまとまっていた地域住民が
電力会社の分断で切り崩される
その方法は、

他の地域にある子会社の雇用を目の前にぶら下げて
それを 餌に 反対運動から手を引かせる

また、反対でまとまっているかに見えた町議会も
原発マネーの前に膝を屈し
結局 原発が建設された

と悔しそうに話されました。

そして、今回の事故で
ご自分もいつ自宅に帰り
畑を耕せるかわからない
高齢で 段々体も弱り
今後どうなるかも見通しが立たない

大飯原発の再稼動など
言語道断だと 語気を強く話されました。

野田首相は
大飯原発の安全は確認された
経済活動を崩壊させるわけには行かない
地元の人の犠牲の上に
日本人の生活が成り立っている
地元の経済を破壊していいのか
と、言わんばかりの

恫喝まがいの説明で
原発再稼動を決めると公言した。

安全神話で日本全国に原発をばら撒き
起こるはずの無かった事故で
大勢の国民が故郷を負われ
未だに 変える見通しももてない
これを解決する手段ももたない
政府が
何を根拠に原発再稼動を決定するのか
全く 許せない言動である。