「点字ディスプレイを単独障害でも給付してほしい」
視覚障害者団体から提出されていた
「日常生活給付事業の規則の改正を求める請願」が
13日の厚生委員会と22日の本会議で
自民、公明だけの反対で不採択となりました。
この請願は、パソコンに取り込んだ文書を点字で表示し、目の見えない方々が本を読むことが出来、また点字で文書を書くこともできる優れた道具
点字ディスプレイ
を視覚と聴覚の重複障害の人だけでなく、
視覚障害単独でも給付できるようにしてほしいと言うものです。
就労に役立つ道具
厚生委員会として、点字図書館を視察し、点字ディスプレイ(ブレイルメモ)の有効性を実際に使っている当事者から聞き取りをしました。
また、私自身、
韓国のテレビアナウンサーが点字ディスプレイを使って、報道の現場で仕事をしていること、
タイで日本人の全盲の女性が、点字ディスプレイでタイの言語を点字に置き換え、子どもたちに絵本の読み聞かせなどのボランティアに従事している姿をテレビで見ました。
点字ディスプレイは、職業選択の自由を拡大することができるツールであると認識しました。
勉学なども不便だった視覚障害者
点字図書館では、多くのボランティアスタッフが、点字訳やCDRへ吹き替えをし、文学書、辞書、カタログ、広報、私的書簡などが視覚障害者へ供されていました。
これらの活動がボランティアで賄われていることに頭の下がる思いがしました。
同時に、点字訳の図書は、ポケットに入る小さな辞書が、持ち運びも困難な大きな十数冊もの本になることも目の当たりにし、これまでこうした大量の点字図書を利用し、仕事や勉学に励んでこられた方々のご不便を実感しました。
便利な道具をいち早く提供することこそ行政の役割
点字ディスプレイは、持ち運びも簡便で、視覚障害者の不便を解消できる有効なツールです。だからこそ日常生活給付事業に位置づけられています。
しかし、その給付要件を、東村山市では視覚と聴覚の二重障害であると規則で定めています。
障がい者がそのあるがままの姿で、日常生活を送ることを阻害しているのです。
所管の資料によれば、日常生活用具は一度給付されれば、壊れるまで使い続けるものです。当然点字ディスプレイも、10年近く利用できます。
障害者の自立を本当に願うならこうした便利な道具をいち早く給付し、その自立を応援することこそ自治体の役割です。
議会は市長に改善を促す役目を負っている
「自治体にお金がないから、給付制限も仕方が無い」との言い訳をしてはなりません。とりわけ議会側がしてはなりません。
議会は、住民の人権を守り、障害があってもそのあるがままの姿で生きられる仕組みを作ることが役割です。
お金はその使い方の優先順位を変えればよいことで、市長にそれを進言することが議会の仕事です。
「気持ちはわかるがお金がないから賛成できない」というのは、本当の意味で人々の人権を守る立場に立っていないということを露呈しています。
私は、どんな障害であっても、特別の支援がなければ日常生活が送れない人が本当に自立するには、徹底した支援が行われるべきと考えます。
請願を不採択にした自民党と公明党の障がい者への支援の姿勢が問われています。
視覚障害者団体から提出されていた
「日常生活給付事業の規則の改正を求める請願」が
13日の厚生委員会と22日の本会議で
自民、公明だけの反対で不採択となりました。
この請願は、パソコンに取り込んだ文書を点字で表示し、目の見えない方々が本を読むことが出来、また点字で文書を書くこともできる優れた道具
点字ディスプレイ
を視覚と聴覚の重複障害の人だけでなく、
視覚障害単独でも給付できるようにしてほしいと言うものです。
就労に役立つ道具
厚生委員会として、点字図書館を視察し、点字ディスプレイ(ブレイルメモ)の有効性を実際に使っている当事者から聞き取りをしました。
また、私自身、
韓国のテレビアナウンサーが点字ディスプレイを使って、報道の現場で仕事をしていること、
タイで日本人の全盲の女性が、点字ディスプレイでタイの言語を点字に置き換え、子どもたちに絵本の読み聞かせなどのボランティアに従事している姿をテレビで見ました。
点字ディスプレイは、職業選択の自由を拡大することができるツールであると認識しました。
勉学なども不便だった視覚障害者
点字図書館では、多くのボランティアスタッフが、点字訳やCDRへ吹き替えをし、文学書、辞書、カタログ、広報、私的書簡などが視覚障害者へ供されていました。
これらの活動がボランティアで賄われていることに頭の下がる思いがしました。
同時に、点字訳の図書は、ポケットに入る小さな辞書が、持ち運びも困難な大きな十数冊もの本になることも目の当たりにし、これまでこうした大量の点字図書を利用し、仕事や勉学に励んでこられた方々のご不便を実感しました。
便利な道具をいち早く提供することこそ行政の役割
点字ディスプレイは、持ち運びも簡便で、視覚障害者の不便を解消できる有効なツールです。だからこそ日常生活給付事業に位置づけられています。
しかし、その給付要件を、東村山市では視覚と聴覚の二重障害であると規則で定めています。
障がい者がそのあるがままの姿で、日常生活を送ることを阻害しているのです。
所管の資料によれば、日常生活用具は一度給付されれば、壊れるまで使い続けるものです。当然点字ディスプレイも、10年近く利用できます。
障害者の自立を本当に願うならこうした便利な道具をいち早く給付し、その自立を応援することこそ自治体の役割です。
議会は市長に改善を促す役目を負っている
「自治体にお金がないから、給付制限も仕方が無い」との言い訳をしてはなりません。とりわけ議会側がしてはなりません。
議会は、住民の人権を守り、障害があってもそのあるがままの姿で生きられる仕組みを作ることが役割です。
お金はその使い方の優先順位を変えればよいことで、市長にそれを進言することが議会の仕事です。
「気持ちはわかるがお金がないから賛成できない」というのは、本当の意味で人々の人権を守る立場に立っていないということを露呈しています。
私は、どんな障害であっても、特別の支援がなければ日常生活が送れない人が本当に自立するには、徹底した支援が行われるべきと考えます。
請願を不採択にした自民党と公明党の障がい者への支援の姿勢が問われています。