一般質問その2 5歳児健診の実施を

2014-06-09 12:32:31 | 子育て
今回の一般質問では
5歳児健診の実施を求め質問しました。

5歳児健診とは
児童の発達障害を早期発見するために
実施する健診です。

4年前に 市民からの請願が当時の議会に提出され
賛成多数で採択されていました。

この間の行政のとりくみを確認しつつ
5歳児健診の実施への考えを聞いたものです。

(1)請願採択より今日までのとりくみについて

母子保健事業における1才6か月検診と3歳児健診などの問診マニュアルを変え
保護者が発達障害への気づきのきっかけとなる項目を入れた。

健診で早期発見に至った人数は2つの健診合わせて
 H22年 14人
 H23年 19人
 H24年 27人
 H25年 26人

教育委員会の就学前健診での取り組みは

東京都教育委員会の指定を受け
発達障害児の早期発見に向けた就学前健診のあり方について研究。
健診を1日1校とし

知的検査だけでなく その行動観察をし実態を把握できるようにしたとのこと
結果として 何らかの支援が必要と判断されたお子さんが
 H22年度 1253人中 27人
 H23年度 1149人中 19人
 H24年度 1302年中 27人
 H25年度 1355人中 25人
だったと答弁がありました。

また、子ども家庭部の請願採択以後
4歳児のいるすべての世帯に
発達障害への気づきのための問診表を送付
相談を受ける体制があるということをお知らせする取り組みがされていました。

その結果
 H23年度 1322人に送付、相談が 3件
 H24年度 1390人に送付、相談が 3件
 H25年度 1360人に送付、相談が 4件
だったそうです。

また幼稚園や保育園からの相談で
幼児相談室の巡回相談も
 H23年度 43回
 H24年度 59回
 H25年度 66回
行われ、早期発見へつなげていることもわかりました。

最後に、5歳児検診の実施についての考えを聞きましたが
法律が早期発見のための手立てを国や自治体に求めているものの
厚生労働省は5歳児検診の法定化をいまだ目指していおらず
乳幼児健診(1.6才、3才)で発見し
その後の支援体制をとることがカギと言っており

当市としては、
5歳児検診とその後の相談体制をパックで
どうしたら早期発見できるかを研究する
また、幼稚園や保育園での巡回相談の中で早期発見に努めたいとの考えを示しました。

引き続き 実現へ向け
調査研究をしなければならないと思っています。