これまで浜辺でよく見ていた花である。
ニガナやジシバリに似ている。
が、それらの花ではないことはわかっていた。
けど、これまで あまり気に留めていなかった。
が、オキナワギクやイソノギク を見分けるのに
図鑑を繰っていて
ニガナではないなら何だと気になり、調べることにした。
奄美の植物を集めた図鑑や山渓の図鑑を繰って
似た花を探す。
同じようなものが多くて中々探せない。
奄美の図鑑でほぼ特定し、合わせて山渓の図鑑で確認。
ホソバワダン であるらしいことが分かった。
キク科 アゼトウナ属 ホソバワダンである。
山渓のハンディ図鑑によれば
西日本の海岸の岩場や礫地に生えているという。
まさに
ホノホシ海岸の岩場、礫地に生えていた。
秋から冬の掛けて咲くらしい。
一面に群生するわけではないが
一群れ(?)に咲く花数と黄色という花色で
結構賑やかというか華やかに見える。
細葉 というからには細葉でないワダンもある。
似たような野草を細かく観察し、違いを見つける作業の後に
足元の草花の一つ一つに名前が付けられている。
先達の仕事に思いを馳せる。