6月4日、一般質問で子どもが犠牲になる第二保育園の民間移管はやめるべきと質しました。担当部長や東村山市長とのやり取りで明らかになった事、第二保育園の保護者の皆さんにぜひお知らせしたいことを中心に報告します。
保護者からの明確な反対はなかった?
市長は保護者へ一方的に民営化を押し付けている。
保護者の反対の意思は考慮されないのか
と訊ねたところ
子ども家庭部長は
児童育成部会で議論を進め、ガイドラインも児童育成部会で作った。
パブリックコメントも実施した。理解を得ながら進めてきた。
3月6日の第二保育園保護者への説明会には多くの保護者が参加した。
4月25日の説明会でも、反対の声は無かった。
と答弁。
しかし
昨年の10月から云々といっても、第二保育園の保護者にとって、
あんた達の保育園を民間に移管するよ
ということは3月6日の説明会で始めて聞いたのであって、
しかも
4月25日の説明会では、
「新しい保育園を作るために保育予算を捻出したいこと」
「公立は私立よりお金がかかること」と
今後の日程
が優先して報告され
保護者にとってはもうすでに決まったことなのだという印象を与えたのである。
だから当日、私たちの意見は聞かないのかという質問が出た。
その後、地域の第二のOBが開いた勉強会に参加した第二保育園の保護者たちは
「反対しても良かったの?」という声を出していたのである。
さらに、
保護者から、事業者選定委員5人を選任することは、保護者間に楔を打ちこむ
「みんなで子育て」の環境を破壊する
第八保育園の選定委員の苦しみから学ばなかったのか?
と質したことに
保護者の意見を聞かずに進めた自治体もある。第八保育園の時より保護者の委員の数を増やした。他の保護者のオブザーバー参加も検討している。
と答弁
また
それなら保護者代表は、選定委員会で、民間化は反対だと言えるのか?
と聞いたことに対しては明確な答弁はありませんでした。
民営化の最大の犠牲者は子ども
6ヵ月の引き継ぎ期間を置き、そのごも旧保育園の職員を派遣することが必要ということは
子どもに問題が起こっているということ
それを想定しての計画を作り、それでも子ども達が守られると思うか
保育士は子ども達にとって母とも父とも思う人
その大切な人から引き離され傷つかない子どもはいない
これが民間移管を絶対にしてはいけない一番の理由である。市長はそうは考えないのか?
と市長に聞くと
回答は
子どもに影響ある。子どもと保護者の受忍できる程度かどうかである。
負担を最小限に軽くするために努力する。
必要に応じ職員を派遣する。
というもの
この件を話しているときに、目の前では副市長が隣の理事者と笑顔で談笑
後ろの議員席からは何やらブツブツ
きっと“大げさな”と腹の中で思っていたのでしょう
でも、保育とはそういうものです。
子どものとっては保育所が日中の家庭ですから
新たな保育園の増設が優先課題だといって
今いる子ども達を犠牲にするなどとんでもない所業ではありませんか?
病児病後児保育は保育園でやるなら公立でこそ
保護者のみなさんが切実に感じている
病児・病後児保育などの多様な保育サービス実施などを飴玉のように振りまくのですが
しかし、病児・病後児保育は
民間の保育園では実施できません
すでに実施している他市の保育園では採算が取れずに苦労しているのです。
保育園でやれるとすれば、公立であってこそです。
保護者の皆さん
子どもを犠牲にする、子ども達の心を傷つける第二保育園の民営化は
絶対に反対
と今言わなければならない時ではないでしょうか