きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

“雪玉”溶けて緑の地球に変身 地質調査で裏付け

2010-08-02 22:27:48 | 科学だいすき
“雪玉”溶けて緑の地球に変身 地質調査で裏付け

 約22億年前、地球全体が凍結した時期があった後、急激な温暖化で海の光合成微生物が大繁殖し、大気中の酸素濃度が急上昇したことが、北米で行った地質調査で裏付けられた-。東京大学と海洋研究開発機構が26日発表しました。

米ミシガン州の約22億年前の地層・東大と海洋研究開発機構が岩石を採取・分析し、大気中の酸素濃度が急上昇していたことを確認した(2006年8月撮影、東大提供)


 酸素濃度の急上昇は、現在の動植物を含む真核生物の出現につながった地球史上の大事件。発表した田近英一東大准教授によると、全球凍結と酸素濃度の急上昇を結び付ける証拠が見つかったのは世界初です。
 「スノーボールアース(雪玉地球)」と呼ばれる全球凍結は22億年前のほか、7億年前と6億年前の少なくとも3回あったと考えられています。当時赤道付近にあった地層から氷河の痕跡が見つかっています。
 田近准教授や関根康人助教らは2002年以降、米国とカナダの五大湖周辺に露出した約22億年前の地層から岩石を採取し、炭素同位体の成分比などの分析を進めてきました。
 その結果、海底下にシャーベット状に蓄積されていた非常に強い温室効果を持つメタンが大気中に大量に放出され、地球表面の平均気温が急激に上昇。陸地の化学風化が進み、リンなどが海に流れて光合成微生物が大繁殖し大気中の酸素濃度が急上昇したとみられることが分かったといいます。
 論文は米地球物理連合の専門誌電子版に掲載されました。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2010年7月28日付

地球が誕生して46億年。その歴史の一断面を垣間見ることになるでしょう!


ネットで検索すると、こんなページもりました!
【奇跡の星・地球】
【地球カレンダー・46億年を1年で】

本当に、かけがいのない地球。大切にしたいですね!