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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

楽しく自転車 ヘルメットでご安全に

2023-06-15 07:09:48 | 赤旗記事特集
楽しく自転車 ヘルメットでご安全に
自転車に乗るとき、おとなも子どももヘルメットをかぶることが今年4月から努力義務として求められるようになりました。神奈川県逗子市の市民団体「歩行者と自転車のまちを考える会」のメンバー、川島直子さん(49)と、自転車の安全な乗り方について考えます。日恵野香記者

歩行者と自転車のまちを考える会 川島直子さん



4月から着用が努力義務に
―自転車に乗るとき、ヘルメットをかぶらないといけなくなったのですか?
自転車を運転する人と、同乗する人は、ヘルメットの着用に努めるよう道路交通法が改正されました。
努力義務なので、かぶらなくても罰則はありませんが、命を守るという点ではぜひ着用してほしいです。自転車に乗用中に転倒すると、約2メートルの高さから頭が地面にたたきつけられます。ヘルメットを着用していないと、事故時の死亡率が約2・6倍にもなります。
―ヘルメットはどこで購入できますか?
自転車店やスポーツ用品店、ホームセンターなどで購入できます。インターネットでも販売しています。


自転車用ヘルメットの安全なかぶり方
①ヘルメットの先端が眉毛のすぐ上で、水平になるように左右均等に、前からかぶる。
②ヘルメットを上から軽く押さえ、頭の周りを固定するダイヤルやひもを締める。
③あごひものバックル(留め具)はしっかり締める。あごとあごひもの間に人差し指1~2本が入るくらいの余裕をもたせる。
※頭に痛みや違和感がないか、頭を前後左右に振ってずれないか確認する。


ヘルメットは水平にしっかりかぶります

2、3年で買い替えを
―ヘルメット選びのポイントは?
製品によって、深さや前後・左右の幅が異なります。できる限り、実際に試着して自分の頭の形に合うものを探しましょう。
ヘルメットの素材は経年劣化します。また、ぶつけたり落としたりすると形状が変化し、十分な安全性を確保できなくなることもあります。ヘルメットに強い衝撃を受けた場合や、購入後2~3年たった場合は、買い替えを検討してください。
―外出先でのヘルメットの保管方法は?
ヘルメットを収納できる外ポケットのついたバックパックや、バッグに外付けできるネットなどがあります。ヘルメットのひもと自転車をチェーンロックでつないで鍵をかけるのも一つの方法です。


13~69歳は車道が原則
―歩行者がいなければ、自転車で歩道を走つてもいい?
自転車は原則車道通行です。軽車両なので、道路の左側を走行します。歩行者は右側通行です。「自転車歩道通行可」の標識があるとき、13歳未満の子どもと70歳以上の高齢者、体の不自由な人、安全のためにやむを得ないときなどは歩道通行が認められています。
自転車の飲酒運転は法律で禁止されています。飲酒後は手で押して移動しましょう。
―スマートフォン・イヤホンの使用は?
道路交通規則で禁じている自治体もあります。法的に禁じられていなくても、スマホやイヤホンを使用しながら走行すると、ほかの車やバイクの音や歩行者に気づきにくくなり、事故の要因になります。自分もほかの人も守るため、「ながら運転」はやめましょう。



交通ルールを守って安全に自転車を楽しみましょう

縦一列で前が子ども
―おとな一人と子どもで自転車に乗って出かける時の注意点は。
子どもを前、おとなは後ろに、縦一列に並んで走ります。交差点や横断歩道の手前で子どもはいったん停止して、おとなが来るのを待ちます。おとなが道路の安全を確認してから、運転を再開します。外出前に、子どもとよく話しておきましょう。
―自転車の魅力は。
歩くよりも早く、遠くの場所へ手軽に行けることです。車では気づけない街の景色に出合えて、発見があります。環境に負荷をかけず、身一つで行きたい場所に行けます。安全に配慮しながら自転車を楽しんでください。

「しんぶん赤旗」日曜版 2023年6月18日付掲載


努力義務なので、かぶらなくても罰則はありませんが、命を守るという点ではぜひ着用してほしい。自転車に乗用中に転倒すると、約2メートルの高さから頭が地面にたたきつけられます。ヘルメットを着用していないと、事故時の死亡率が約2・6倍にも。

自転車用ヘルメットの安全なかぶり方
ヘルメットは水平にしっかりかぶります
製品によって、深さや前後・左右の幅が異なります。できる限り、実際に試着して自分の頭の形に合うものを探しましょう。
自転車は原則車道通行です。「自転車歩道通行可」の標識があるとき、13歳未満の子どもと70歳以上の高齢者、体の不自由な人、安全のためにやむを得ないときなどは歩道通行が認められている。
子どもと一緒に走るときは子どもを前に。決して並んで走ってはいけません。
歩くよりも早く、遠くの場所へ手軽に行けることです。車では気づけない街の景色に出合えて、発見があります。環境に負荷をかけず、身一つで行きたい場所に行けます。安全に配慮しながら自転車を楽しんで。


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