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日本共産党兵庫県委員会で働いています。

映画「百年と希望」を見る 共産党の“いま”と変革の兆し

2022-06-20 07:22:33 | 参議院選挙(2022年)
映画「百年と希望」を見る 共産党の“いま”と変革の兆し
平沢清一

2022年の創設100年を目前とした日本共産党に、昨年約1年間カメラを向けた西原孝至監督のドキュメンタリー映画「百年と希望」が完成した。



6月18日から東京・渋谷ユーロスペース(TEL:03・3461・0211)で公開、順次全国で

第三者の視点
15年5月に安倍政権が戦争法案を閣議決定した際、カメラを構えて首相官邸前にいた西原監督は、同法に反対する学生たちと出会う。監督は、一回り年下の彼らと連帯する必要性を直感。同年秋にかけて国会前で戦争法反対を訴え、共感を集めた彼らの活動の記録映画「わたしの自由について~SEALDs2015~」を製作する。
監督にとって、この体験が政治に自覚的に関わる契機となる。国会前に通う中で共産党職員の知己も得て本作は企画された。
コロナ禍のミニシアター支援を国に要請した経験からも、監督は共産党へ興味と期待を寄せる。党員ではない自分ならではの第三者的視点で、若い世代を中心に共産党の現在を捉えようと試みる。
中心的に焦点を当てるのは、選挙を闘う池内沙織元衆院議員と池川友一東京都議。母親を人間扱いしない男尊女卑の家庭に育った入党の原点を語る池内氏。それを母には理解されない苦悩も吐露する。4人の子をもつ池川氏は、家族の食事作りも担い、子連れで街頭演説する。微笑ましくも苦労がしのばれる。2人の人間性や素顔に迫り、身近さを感じさせる。
髪型にかんする理不尽な校則を議会で告発した池川氏を応援するために駅前でマイクを握る美容師は「初めて政治を近くに感じた」と熱弁する。赤旗編集局も取材対象に。編集現場の熱気や冶侍が伝わり興味深い。



雪の中、宣伝をする宮城県の党員のシーン ©ML9

困難に向かって
さらに、長年「赤旗」読者拡大を進める茨城の党歴60年の農家の男性、雪の中ひとり沿道で宣伝する宮城の青年、コロナ禍に新宿で青年・学生への食糧支援へ取り組む女性など、地域で地道に活動する党員へも注目する。市民の声に真剣に耳を傾け、ともに困難に立ち向かう.奮闘を通じて、政治と社会の矛盾や問題点が浮き彫りとなる。
有権者により魅力的に映る党への脱皮や、世代交代の必要性など、党への意見も率直に語られる。共産党の真価が伝わり、新たな変化を作り出す希望が見える映画だ。
(ひらさわ・せいいち 映画ライター)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2022年6月17日付掲載


コロナ禍のミニシアター支援を国に要請した経験からも、監督は共産党へ興味と期待を寄せる。党員ではない自分ならではの第三者的視点で、若い世代を中心に共産党の現在を捉えようと試みる。
中心的に焦点を当てるのは、選挙を闘う池内沙織元衆院議員と池川友一東京都議。
ジェンダー平等を訴える池内さおり。以外にも、親を人間扱いしない男尊女卑の家庭に育ったという。
ツーブロックなど髪型にかんする理不尽な校則を議会で告発した池川友一。家族の食事作りも担うという。
兵庫県では、元町映画館で7月2日から上映される。



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