ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報156"Орион"

2013-10-18 14:55:11 | 日記
2013年10月18日
サハリン発
[サハリン国境警備局がカンボジアFOC船をコレサコフ港へ連行]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2013年10月16日、アニワ岬(中知床岬)南東ロシア排他的経済水域において、漁業規則違反を犯したカンボジアFOC船"Орион"(オリオン)を拘束、更なる検査のため、コルサコフ港へ連行したと発表した。
"Орион"は、過去にも環境法令違反等で当局に拘束されており、当時の船長は、2012年10月、起訴されている。
事件から一年後、"Орион"は別の船長による活動で再び、当局により拘束されることとなった。
なお、"Орион"の乗組員は16名で、すべてロシア人で構成されていた。
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労働組合が漁獲割当にかかる独占禁止庁の提案に反対する

2013-10-18 04:46:24 | 日記
2013年10月18日
モスクワ発
[労働組合が漁獲割当にかかる独占禁止庁の提案に反対する]
ロシア水産業従事者労働組合は、漁獲割当の配分過程に競争原理を与えるためのオークションを導入すること等を求めるロシア独占禁止庁の提案に懸念を表明した。
同労働組合は、大統領プーチンに対して、既に、このような*オークションは2001年から2003年までに導入されたが、漁業界に甚大な悪影響を与えたと、その要請の中で指摘した。
また、同労働組合は、例えば、プラント機器のサプラヤー選択等、他の産業においてオークションは馴染むかもしれないが、水棲生物資源へのアクセスには、資源管理を含め経験が必要であり、金だけで、誰にでも権利を与えることは、不適切で、陸上加工業を中核とする沿岸地域の壊滅的な状況を招きかねないとしている。
(*報告担当者 原口聖二: 当時、報告担当者も外国人漁業者の立場でオークションに参加し、漁獲枠を応札した。3年間、ロシアの主要魚種のオークションは続いたが、大手資本の漁獲枠買占めのほか、そこに、漁業とは無縁の企業、資金が、投機目的で参加、闇社会が無秩序に天然資源にアクセスする等の問題が発生した。このことから、現在は、ごく一部の限られた漁獲枠のみ対象にオークションが行われている。)
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