2024年03月13日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア漁業庁長官 2030年までに水棲生物資源漁獲量600万トンへ]
ロシア漁業庁長官シェスタコフは、同国の水棲生物資源漁獲量が2030年までに600万トンに達するとの予想を示した。
漁船団の更新による漁業効率の向上、イワシ資源の動向、南極オキアミ操業の再開等をその根拠としている。
昨年2023年漁期開始から同年12月末日までのロシア漁業者による水棲生物資源漁獲量は、前年2022年同期を8.7%上回り、530万3,800トンとなった。
主要海域別では、極東で400万1,300トンが生産され、前年同期を14.3%上回った。
この内スケトウダラは、190万3,900トンに達したが、1万8,900トン下回った。
また、このほかニシンが39万6,100トン、マダラ11万4,300トン、そしてカレイ類7万6,700トン等となった。
一方、北部海域は47万4,700トン、バルチック海が7万8,600トン、アゾフ・黒海4万2,700トン、そしてカスピ海9万800トンとなっている。
なお、外国水域は28万1,820トンで21.7%前年同期を下回り、国際協定海域並びに公海部海域は、28万940トンで29.4%上回った。