ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア経済相 ベトナムとの水産分野の協力拡大希望を表明 ポスト中国水産加工能力  リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2025-01-17 13:40:51 | 日記

 

2025年01月17日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア経済相 ベトナムとの水産分野の協力拡大希望を表明 ポスト中国水産加工能力]

ロシア経済発展大臣マキシム・レシェトニコフは、ベトナムとの水産分野の協力拡大について希望を表明、ロシア産漁獲物原料製品の再高次加工のセグメントにおいて、ポスト中国の役割の担い手としての立場に期待すると語った。

ロシア首相ミハイル・ミシュスチン率いるロシア代表団がベトナムを公式訪問、2025年1月14日、両国首相会談、経済界代表らとの会合が行われ、貿易額を150億ドルに増加させること含む、2030年までのロシアとベトナムの包括的な協力計画が承認された。

レシェトニコフは、ベトナムの水産加工業者との協力の拡大に期待していると述べ、ベトナムがフィレ等の加工生産能力が高く、昨年2024年、当該製品の輸出において中国とほぼ同等となっていることを指摘、中国が世界的な水産加工場としての地位を失いつつある一方で、ベトナムが逆にその可能性を高めていると加えた。

現在、白身魚のフィレ加工向けとしてベトナムでは、自国産の養殖原料であるパンガシウスやティラピアが使用されているが、天然のタラ類には味などの面で劣っており、ロシア業界は年間1万5,000トンのベトナムへの潜在的原料供給量を見積もっている。

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2024年ロシア漁業者スケトウダラ操業 クリール海域で増加 オ海安定 ベ海不漁 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2025-01-17 11:54:33 | 日記

2025年01月17日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[2024年ロシア漁業者スケトウダラ操業 クリール海域で増加 オ海安定 ベ海不漁]

先に、昨年2024年漁期のロシア漁業者によるスケトウダラの漁獲量について、ロシアスケトウダラ漁業者協会は業界とりまとめが199万8,300トンに達し、前年2023年比で2%、3万8,000トン上回ったと発表した。

同協会は、クリール海域の漁獲量の増加、オホーツク海域の安定、そしてベーリング海域の不漁を特に指摘している。

ロシアのスケトウダラ漁獲量の約半分を占めるオホーツク海では、104万1,000トンが生産され、前年2023年比で8%増加した。

クリール海域では25万8,000トンが生産され21%増となったが、ベーリング海域は不漁により48万6,200トンでTACの開発率が70%未満にとどまった。

同協会は、同じくベーリング海域の米国漁業の漁獲量の低下も加えて指摘している。

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