2025年02月21日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[2025年ロシア春季抱卵スケトウダラ(日本EEZまたがり資源)操業 ニシン豊漁とのバランス]
ロシア科学研究機関は、今年2025年のロシア春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業の遅れについて、同海域におけるニシンの豊漁を一因として指摘している。
今年2025年漁期開始から同年2月16日までの主要3海域、カムチャツカ・クリール海域、西カムチャツカ海域、北部オホーツク海域に、東サハリン(日本EEZまたがり資源)海域と沿岸漁業を加えたスケトウダラの漁獲量は29万3,500トン、TAC開発率25.4%で、前年2024年同期を3万9,300トン下回った進捗となっている。
一方、同時展開されているオホーツク海ニシン操業の生産量は、同年2月16日までに12万トンとなり、前年2024年同期を1万6,400トン上回っている。
更に、科学研究機関は、スケトウダラ操業の遅れについて時化の多さ、氷の縮小による魚群の分散も指摘している。
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