名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山仕事

2009年01月26日 | セカンドルーム

 

昨夜、何気なく夜空を見上げたら、満天の星が蒼白くきらめいていた。
改まって真冬の夜空を見上げることは無いが、近くに外灯や家の灯りがないので、たまに見る澄み切った寒夜の星は凄愴と輝いている。
今日は天気が一変して、空は灰色の雲に覆われ、時々小雪が舞って風も山の上で唸っていた。
向かいの山からは、「ほだ木」作りの作業が続いているのか、チェンソーやバックホーンのエンジン音が風に乗って聞こえてくる。
チェンソーの音に誘われた訳でもないが、久し振りに外で仕事をすることにした。


軒下まで薪を運ぶのに、いつもはそりを使っていたが、朝のうちは雪が締まっているので一輪車で運ぶことが出来る。
1週間分の薪運びは、子供用のそりを使うと何回も往復しなければならないが、一輪車なら5回で運ぶことが出来た。


去年の秋、裏山の楢を3本ほど伐り倒して葉枯らしをしておいたので、様子を見るため登ってみたところ雪も締まっていて、かんじきを付けないで歩ける状態になっていた。
ここは日陰になる斜面なので雪も深く、木の末の方は浮いているが、元の部分は雪に埋まったままになっていた。


玉切りをするため、3本の木をスコップで掘り出し、枝を少し払ったところで今日の作業を終りにした。
ほんとうは、掘り出した木を玉切りまでしておかないと、雪が降ったら元の木阿弥になってしまうが、足場も悪く力仕事も久し振りなので、向かいの山で仕事をしている人たちほど根気よく出来ない。
向かいの山からはチェンソーの音が切れ目無く聞こえる中を、早々に山を下ってしまった。
少々汗をかいた程度で、正月以来鈍った体が元に戻ることは無いが、寒風の中の力仕事で少しは身が引き締まった気分になれた。

コメント (2)
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