夕べ降っていた雪も朝方には上がって、青空が見えていた。
それもほんの一瞬で、すぐに灰色の雲に覆われてしまった。
昨日もそうだったが、山国の天気は期待を裏切って、いつも悪い方に変わってしまう。
朝の散歩は雪の浅いところや踏み跡を選んで歩いているが、ユキ(柴犬)は足跡の無いところが好きなようだ。
雪が固まっている時は4本の足跡がくっきりと残るが、今朝のように新雪が積もったときは1本の溝が雪面に刻まれる。
崖を下る時はウサギのように飛び跳ねるので、楕円形の穴が転々と残る。
登る時は頭を突っ込んで、掻き分けながら前進するので雪まみれになってしまう。
昨日は日影平のラッセルで苦労したが、ユキはお腹の浮力を利用してラッセルを楽しんでいる。