昨夜は、高山観光に訪れた旧友とホテルで落ち合い一泊した。
部屋からは茜色に染まる北アルプスの山々が一望できたし、雪は少なかったが高山市街地の夜景も楽しむことが出来た。
温泉や食事を楽しみ、旧交を温めながら遅くまで歓談し、久し振りに賑やかな一夜を過ごした。
今日はリクエストが多かった世界遺産白川郷と五箇山・菅沼集落へ行ってきた。
菅沼集落は、山あいの僅かな平地に9戸の合掌民家が、ひっそりと寄り添うよなたたずまいが印象的だった。
民俗館と塩硝の館を見物したが、貧しかった頃の秘境の暮らしぶりが、道具の一つ一つから伝わってきて見ごたえがあった。
白川郷は、見晴台から集落全体を見渡したが、もやに煙った合掌集落は墨絵のように静かで風情があった。
東海北陸道が全通して便利になり、いつもは混雑する人気スポットも、今の時期はどちらも静かでゆっくり楽しめる。
天気予報は真冬の飛騨には珍しく雨降りと報じていたが、幸い降られることも無く、暖かい2日間を過ごすことが出来た。