高山市岩井町と朝日町の境界にある牛首山(1.408m)に登ってきた。
乗鞍岳から西に延びる尾根には丸黒山、松枯山、日陰平山、牛首山、松が洞山など分水嶺の山々が高山盆地まで連なっている。
牛首山だけは、まだ登っていなかったので、干支にちなんで今年の登り初め?をしてきた。
林道岩井~青屋線は積雪のため閉鎖されているので、ゲートの近くに車を駐車して林道をしばらく歩くと、正面になだらかな山容の牛首山が見えてくる。
名前の由来は牛の首に似ていることから名付けられたと言われるが、くびれた部分が首の付け根で山頂あたりが牛の頭になるのだろうか。
ヤブ山で登山道も登り口の標識も無いので、地図を見ながら緩斜面を選んで取り付いた。
林道は雪が締まっていたので、つぼ足で歩けたが、ここからはスノーシューを付けて登ることにした。
しばらく登って行くと広い尾根に出たので、そこから外れないように樹林帯を登っていくと、木の間から笠が岳や、槍・穂高、乗鞍岳、白山などが見え隠れする。
頂上直下は傾斜が急で、ジグザグに登ってもずり落ちたが、木の枝を支えに体を引っ張り上げながら登って行くと、やや広い山頂に着く。
木の幹には「牛首山、平成21年元旦」と記した、新しい標識が吊るしてあった。
山頂から見た笠が岳
山頂は疎林に囲まれて眺望は余り良くないが、先ほどの山に加えて御岳も見ることが出来た。
帰りは安全を期して、同じ道をたどって林道まで下った。
正月で鈍った体に、スノーシューは足かせのように重かったが、久し振りに雪山を楽しむことが出来た。