名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山里の食物連鎖

2009年07月13日 | セカンドルーム

  

毎晩門灯に誘われて、玄関の網戸にはたくさんの蛾が集まってくる。


それを狙って大きなガマガエルが下で待ち構えている。


今は昆虫の繁殖活動が盛んな時期なので、木や野菜の葉には蛾や蝶の幼虫がいっぱい付いている。
青虫とか毛虫、芋虫などと呼ばれる幼虫は、蛾になるのか蝶になるのか分からないが、農作物を食い荒らすので嫌われる。

 
今朝、散歩をしていたら色鮮やかな毛虫が蟻に襲われていた。
のた打ち回って防戦していたが、蟻は次から次と集まってくるので敵わない。


帰りに見たらほとんど食べられていた。
山里では、セキレイのヒナが蛇に襲われたり、蛇をくわえた鷹が飛んでいたり、ミツバチとスズメバチの壮烈な戦いなどをよく見かける。
命の営みの傍らでは、苛酷な生存競争が繰り広げられているが、いずれも子孫を残すため、自然の法則にそった行動だ。
過剰に殺虫剤や除草剤を使えば、微妙に保たれていた食物連鎖が、いずれは崩れてしまうだろう。
天敵のいない人間が、自然の法則に逆らって、目障りなものを大量に駆除することは許されない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする