明け方まで激しく降っていた雨も、朝はいったん小止みになったが、その後は降ったり止んだりの連続で、時にはバケツをひっくり返したような土砂降りもあった。
田んぼへ行くときに渡る大八賀川は、相変わらずの濁った水が河原を覆ったままだ。
湧き水も樋を溢れるほどに水がほとばしり、犬も尻込みをして近づかない。
田の水源を点検に行ったが、ここも水路から溢れていたが、崩れたり塞がったりしている所はなかった。
手掘りの水路はU字溝やコンクリートを使ってないが、岩や小石で固めた構造は意外に頑丈で、昔の人たちの技にはいつも感心する。
雨の合い間に、昨日の続きの田の草取りを少しやったところで雨が降り、またまた水を差されてしまった。
短時間であるが尋常でない降り方は、もし会話をする相手がいたとしても、雨音でかき消されてしまう程だ。
午後は作業場に入って、仕掛かり中の小引出しの側板や天板の加工と引き出しの部材を作った。
今日も雨の中でなんとなく鬱々とした一日が暮れ、夕方には飛騨北部に大雨警報が出た。