名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

寝込みを襲われた

2009年09月07日 | セカンドルーム

 

飛騨の山里は、遅い夏景色中で早い秋が彩を添えている。

 
睡蓮や蓮の花が咲き誇る傍らで、蒲の穂や薄が風に揺れている。


寒さに弱い蓮の実は、熟さないまま枯れてしまうことだろう。
蒲の穂も弾けて風に舞い始め、薄も花をつけて舞う準備をしている。
赤とんぼや蜂たちも、子孫を残すため慌しく飛び回っている。
見慣れた季節の変わり目は、何となく気が急かされる。

昨夜、布団の中でゴソゴソと動き回るのがいたので、寝ぼけ眼で払いのけたら手の甲に激痛が走った。
「いてててっ!」 と思った瞬間に、数時間前のスズメバチのことを思い出した。
天井を飛び回っている蜂を見つけたので、狙いすませて蝿叩きで思い切りはたいた。
手ごたえは十分で、蜂は本箱の裏へ墜落して行ったのを見届け、安心して寝てしまった。
先日も部屋でスズメバチを見つけたので、防護ネットに長袖、手袋の完全装備をして虫網で捕らえた。
夜更けに物置まで虫網を取りに行くのが面倒だったことと、蜂の死骸を確認しなかったことが刺された原因だった。
まさか叩き落した蜂が寝込みを襲って仇討ちに来るとは思わないし、コオロギやカメムシはよく布団の中へ入ってくるので、その都度手で払いのけていた習性も災いした。


蜂は枕で押さえ込んで捕らえたが、叩いた蜂かその仲間なのかは分からない。
軒下で蜂が飛び回っているのは知っていたが、いつものことであまり気にもしていなかった。


今朝調べてみたら、軒下の壁の隙間から盛んに出入りしていた。
2階に上がって調べてみたが痕跡はないので、居間の押入れの天井裏に巣をかけているのだろう。
去年は台所の通路に巣をかけられ、今年は居間の押入れへと少しずつ接近してきた。
床下や天井裏の同居人が、夜中に人目を忍ばず寝屋に入ってこられてはたまらない。
パンパンに腫れ上がった手を眺めながら、夕べの騒動を思い出している。

 

コメント (4)
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