名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

黒部五郎岳を目前に、三俣蓮華岳でコース変更

2009年09月14日 | セカンドルーム

 三俣蓮華岳山頂から黒部五郎岳を望む

今回の山行は、飛騨山脈最奥部の秘境の山「黒部五郎岳」への縦走であった。
鏡平に1泊して、双六岳から丸山を越え、三俣蓮華岳までは予定通りに行くことが出来た。
そこから黒部五郎岳に登り、麓の五郎小屋までは5時間ほど掛かるが、夕暮れ前に着ける行程であった。
前線が接近中で、明日の飛騨地方は天気が崩れるとの情報を得ていたし、上空をすじ雲が西の方から勢いよく流れ始めていた。
眼前に聳える目的の山を断念するのに迷いはあったが、無理をして事故でも起こしてはと、コースを変えて双六小屋へ向かうことにした。
翌日は猛烈な雨の中を新穂高へ向かって下山したが、完全な雨対策でも体が濡れるほどの降りようであった。
もし黒部五郎岳まで行っていたら、広い尾根やカールでは風雨や雷の避けようが無いし、長丁場の辛い下山になっていたことだろう。
天気予報の正確さと、素人の観天望気も満更ではないと思いながら、雨の中をひたすら麓を目指して歩いた。
ゆとりのコースを選んだ結果、氷雨に凍えた体を奥飛騨温泉郷の湯でゆっくり温めることが出来た。

コメント (2)
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